フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相

フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相


Chap.9b. カパナーツェ・インバータ再現実験


1. カパナーツェ・インバータ再現に関する幾つかの実験
2. MITによるカパジンの再現と研究
3. スレッド「自走5kWカパナーゼ」
4. スレッド「カパジンが動く回路」
5.


1.カパナーツェ・インバータ再現に関する幾つかの実験



 以下は JNL Labs に掲載された情報である。その中には15件の再現実験報告があるが,その中の若干数を取り上げて,以下、その抜粋・概訳を示す。なお,カパジンという語が使われているが,これは,カパナーツェ・インバータ(カパナーツェ・ジェネレータ)の別称である。また,再現に成功したと主張しているが,真偽のほどは不明である。

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(1) dragonによるカパジン再現実験(June 9, 2010)

 私(dragon)は,異なるコイル(複数)でいくつかの試みを行った。ここに示すものはそのうちの良好なものである。回路図をみてお分かりのとおり全体的にテスラの技術に基礎をおいているものである。写真では,約7ワットの入力で40ワットの小型電球を灯している。バリアックは50ボルト付近にセットしてある。NSTは,120V入力で,6500V, 0.02Aの出力である。アースは二つ用いているが,二つ目は取り去っても光の強度は変わらないし入力電力も変化しない。一つは必要である。…(以下略)

Fig.1 dragonによる実験実験

Fig.2 dragonによる実験

Fig.3 dragonによる実験

(訳注:電球の光り具合を目視しただけで出力を評価しているのだろうか?電球は,特に周波数が高いときは,低いパワーレベルで明るく輝くといわれているので,輝き具合だけで判断するのは危険である。
入出力の効率の測定方法と,その結果については何も述べていない)




(2) romeroukによる成功したカパジン再現実験V.1.0 (June 9, 2010)

 私(romerouk)のシステムでは,260W入力で少なくとも500W出ている。電球は十分以上に輝いている。実験中に,そのうち2個の電球を焼き切ってしまった。あしたもっと沢山買って来なくてはならない。そして,どのくらいの数つなげられるか調べなくてはならない。…(以下略)
Fig.1 romeroukによる実験

(訳注:電球の光り具合を目視しただけで出力を評価しているのだろうか?電球は,特に周波数が高いときは,低いパワーレベルで明るく輝くといわれているので,輝き具合だけで判断するのは危険である。
入出力の効率の測定方法と,その結果については何も述べていない)




(3) romeroukによるカパジン再現実験V.1.1 (June 10, 2010)

  romerouk: ひとつ気づいたことがあるが,二つのアースを10m離して設ける必要があるということである。私の庭では10m以上離すことができないのでそれはやってない。一つは水道管につなぎ,もう一つは,それから10m離したところの地中に銅パイプを埋めた。そうすると,約900W負荷で1.6Aが得られた。…
   …家の中では実験することは勧められない。電子機器に干渉するからである。テレビは壊してしまうところだった。デバイスからは大量のラジオノイズが発生する。いまのところこれが問題になっている。家の中の電子機器はすべてoffにしてから実験されたい。…以下略
 本人は成功したと主張している。詳しくはJNL Labs を参照されたい。
Fig.1 romeroukによる実験

(訳注:電球の光り具合を目視しただけで出力を評価しているのだろうか?電球は,特に周波数が高いときは,低いパワーレベルで明るく輝くといわれているので,輝き具合だけで判断するのは危険である。
入出力の効率の測定方法と,その結果については何も述べていない)




(4) callananによるカパジン再現実験 (June 11, 2010)

 私は,二つのアースを用いている。ハウスグラウンド(訳注:室内のアース配線のことか)は用いていない。
Fig.1 callananによる実験

Fig.2 callananによる実験

Fig.3 callananによる実験

Fig.4 callananによる実験

(訳注:電球の光り具合を目視しただけで出力を評価しているのだろうか?電球は,特に周波数が高いときは,低いパワーレベルで明るく輝くといわれているので,輝き具合だけで判断するのは危険である。
入出力の効率の測定方法と,その結果については何も述べていない)




(10) Robertによる成功したカパジン再現実験 (June 21, 2010)

 入力の電力計は800Wを示しているのに,MOTは冷たいままであり,1800Wの出力がある。これはOver-unityの本当のサインだと思う。150Wハロゲンランプ2個,100W電球18個,すべて直列接続で,フルに目いっぱいに輝いて点灯している。電球をもっと増やしてもフルにかがやくと思われる。…以下略
Fig.1 Robertによる実験

Fig.2 Robertによる実験

(訳注:電球の光り具合を目視しただけで出力を評価しているのだろうか?電球は,特に周波数が高いときは,低いパワーレベルで明るく輝くといわれているので,輝き具合だけで判断するのは危険である。
入出力の効率の測定方法と,その結果については何も述べていない)




(11) Jujuによる成功したカパジン再現実験 (June 23, 2010)

 これは,ビデオKAPAGEN REPLICA,(https://www.youtube.com/watch?v=CMwyBUmCRPM&t=30s) に掲載されている。
Fig.1 Jujuによる実験

(訳注:入出力の効率の測定方法と,その結果については何も述べていない)




(12) TomB-455による成功したカパジン再現実験 (June 23, 2010)

 ノーダン様
 私(TomB-455)は,あなたのコイルの再現実験をしました。作動しますあなたの設計と殆ど同じです。DCモードでm.o.tは800W,150Wハロゲンランプ10個がフルに輝きます!! …以下略
Fig.1 TomB-445による実験

(訳注:入出力の効率の測定方法と,その結果については何も述べていない)




2.MITによるカパジンの再現と研究


 この文献(下に示す)は,インドのMIT(Madanapalle Institute of Technology & Science)大学の教授らによる研究報告である。

これは,上のダウンロードボタンをクリックしてもダウンロードできるし,あるいは https://www.researchgate.net/publication/287608668_Replication_And_Study_Of_Kapagene_Generator からもダウンロードできる。

 (結論)パラメータを少なくしてカパジンの再現実験を行った。単線による電力伝送に成功した。カパジン回路における電流は冷たくもなく,熱すぎることもなかった。カパジン回路における電球光の強度は普通の回路におけるよりも高かった。幾つかの試みを行ってみたが,Over-unityは起こらなかった。つまり効率は1より小さい。(詳しくは原著を見られたい。)
Fig.1 MITが用いた回路(不鮮明)

Fig2. 単線による電力伝送実験





3. (スレッド)自走5kWカパナーゼ


 overunity.com に,「自走5kWカパナーゼ(Selfrunning Free Energy devices up to 5 KW from Tariel」 というテーマのスレッドが立てられた(2023年11月時のアクセス数 15,960,617回)。
 下図は,その中に投稿されていた回路図である。この図は,https://www.next.gr/power-supplies/Free-Energy-Circuits/ からもダウンロードできる。
 投稿者は,ロシアのwebsite (freeenergylt dot narod2 dot ru/Aidas)でこの回路図を見つけたといっている。
 自走5kWカパナーゼについてのスレッド,Over-unity com/ の議論を参考にされたい。
Fig.1 自走5kWカパナーゼ1の回路





4. スレッド「カパジンが動く回路」


 overunity.com に,カパジンが動く回路( Working Kapanadze Generator Circuit!) というテーマのスレッドが立てられた(2023年11月時のアクセス数 33,555回)。下記の回路図はoverunity.comの会員(worldcup)がどこかで入手したものを投稿したものである。これについて,およびカパジンが動く回路について様々な議論がなされている。
 なお,この図は,https://overunity.com/19309/working-kapanadze-generator-circuit/ からも同一のものがダウンロードできる。
Fig.1 カパナーゼジェネレータの回路
Fig.1 カパナーゼジェネレータの回路

 ・これに対する会員NikZさんからのレスポンス:
 回路図は全部捨ててしまえ。我々が必要としているものは原理を理解することだ。そういった回路図はすべてエネルギーがアースからやってくるということを教えているだけだ。それがすべてだ。

 その他,数多くの討論がなされている。必要に応じ上記のサイトにジャンプされたい。






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