フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相

フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相






Chap.9. ドン・スミス & カパナーツェ・インバータ再現実験


1. 再現実験の報告の特徴と有効利用
2. ドイツのノー・ドロー・バック・カパナーツェ回路
3. ノーダンによるキャパジン再現実験
4. ドン・スミス再現実験
5. ドン・スミスが語ったこと
6 FE分野における奇妙なコイル
7 パリテイ対称性





1. 再現実験の報告の特徴と有効利用





(1) 再現実験報告

 カパナーツェ (キャパナーゼ) は、彼の装置の秘密を公表していない。また、ドン・スミス も、その技術の全てを公表したのではないといわれている。

 一方、第三者による再現実験でη>>1になった場合は、ノウハウも含めたその詳細がなかなか公開報告されないのではないかと思う。公開された再現実験報告は、その殆どがOverunity(η>1)にはなっていないという点では、ある意味、失敗報告と呼べるかもしれない。

 失敗報告というより、成功に至る途中過程といったほうがよいかもしれない。したがって、失敗報告の中に潜んでいるものを見抜くか、その情報に含まれる可能性のある伏線をヒントにして有効活用していくことが重要であると思われる。

 たとえば、林檎の落下現象からヒントを得て、万有引力の法則を得たと言われているが、ヒントとはヒントであるかどうか気が付きにくいところに潜んでいるものと思う。ここで紹介する再現実験の情報から何かを汲み取ればよい。失敗実験はヒントの山である。

 他人の失敗を嘲笑するか、けなして終わるか、失望するか、ヒンティングしている行間を敏感に読んで発展するか。





(2)自分の成功した実験の再現実験

 上手くいったときに、改良しようと思って、全てほどいてしまうことがある。後日、再現しようとする。ところが、どうしても再現できない。二度と再現しなくなってしまうのである。そういう経験はないであろうか。

 この世界では、そういうことが良く起こる。例えば、モレイ の場合もそうであった。彼の装置が何者かに滅茶苦茶に破壊されたあと、モレイは再現しようとしたがどうしても不可能であった。彼も気づいていないポイントがあったためであろう。

 だから、成功した場合のデバイスは、崩さずにそのまま大事に取って置くのがよい。大事に保存しておく。未知・未解明の現象を研究しているのだから、何が原因で成功しているのか自分でも把握していないことがあるからである。改良版は改良版として新たに作製する方が良い。





2. ドイツのノードローバック・カパナーツェ回路



 以下は、OverUnity.comに掲載された投稿文[1]である。以下、その抜粋・概訳を示す。

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 やあ、こんにちは

 ここに、友人nodrawbackが試みた二つの図と回路図がある。 (訳註:友人は匿名希望であるので、ノードローバック、nodrawback、というハンドルネイムで呼ぶ。)

 彼は、これらのコイルの間に負荷を用いていないので、DCの電流は出力負荷に流れていない。共振電流だけである。

 このビデオは、
https://www.youtube.com/watch?v=j3b7jVnQYKU
にあるが、さらに続く。

 よろしく。Stefan.

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文献[1]より。画面クリックで拡大・縮小






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文献[1]より。画面クリックで拡大・縮小


友人nodrawbackのコメント:

 銅の棒とフェライトがなくても(空芯、高周波)、同様な効果が起こります。
私のこの装置では、効率が約80%でした。しかし、このデバイス/回路は良い出発点だと思う。私は、初めは、このようなタイプのコイル配置で暖かくすることを目的に製作しました。

 私は、負荷を取り付けたときに障害が起こらないようにするためには、L2, L3, L4, L6は必要ないんじゃないかと思います。私にとっては、これは、コイル比を変えて実験するための共通的コイルでした。まだ、他のバージョンを作ってはありませんが、この配置は、私にとっては、依然としてベストの結果が得られています。

 どうぞ、NoDrawBack@gmail.comへあなたの結果あるいは提案を送ってください。私が結果を公表した主な理由は、あなた方から意見や他のアイデアなどを聞かせて欲しいからです。いま困っているからです。

 私の装置を公表してくださったステファン・ハートマン(Overunty com)に感謝します。

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(訳註:上記の公表と呼びかけに、彼の期待通り多くのレスポンスが得られた。それらの幾つかの例を抜粋・概訳し以下紹介する。不明な点は原著[1]を克明に読まれよ。

 これはupload されて1年もしないうちに11,545回のアクセスを受けている人気サイトでもあり、外国における関心と熱意の高さが感じられる。ひるがえって日本ではどうだろうか。)

 
 ♦ Vortex1: Re: KapaNoDrawBack circuit from a German friend ≪ Reply #1 on: May 13, 2014, 05:20:29 AM ≫

 ステファンとその友人に感謝します。特に綿密に描いた図面と写真とデータに深謝します。正確な再現を可能にするのはこうした仕事なのです。

 よろしく。Vortex1.

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 ♦ Collapsingfield: Re: KapaNoDrawBack circuit from a German friend ≪ Reply #3 on: May 13, 2014, 10:44:56 AM ≫

 ハロー! 私は、そのビデオをみて、テストしてみました。確かに、銅棒がなくても同じように作動します。一端に、ワイヤか負荷で接続した二つの異なる層(コイル)を使うことも可能です。回路は、二つのコイルの間のキャパシタンスによりクローズされるでしょう。同様に共振周波数はコイルの内部キャパシタンスに高度に依存しています。それは、テスラコイルの共鳴のようにLC共振です。見ることは出来ないが、共鳴は存在しエネルギーを使っています。負荷を使って、そのエネルギーから得ることが出来ます。しかし、 ”ソースへのフィードバック”は実質的に存在しません。フィードバックは、存在しますが、それはチューニングに依存します。例えば、ワイヤか小さな負荷で回路をクローズし、正しくチューニングすれば、入力側の減少を達成できます。
よろしく。Collapsingfield.
≪ Last Edit: May 13, 2014, 01:58:19 PM by Collapsingfield ≫

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 ♦ Hoppy: Re: KapaNoDrawBack circuit from a German friend ≪ Reply #4 on: May 13, 2014, 10:55:28 AM ≫

 Vortex1 さんがコメントしているのと同様に、すばらしい文書です。また、これを投稿されたStefanに感謝します。
 Hoppy

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 ♦ Free.Energy: Re: KapaNoDrawBack circuit from a German friend ≪ Reply #5 on: May 13, 2014, 04:19:25 PM ≫

 次のことを試してみてください。

  1. 少なくとも15Vの電源から、DCをコイルL3に印加する(電圧と電流を変化させ、出力に何か変化が現われるかを見る)。


  2. 上記とは別のテスト: 他のコイル(複数)から銅棒への接続を切り離す。少なくとも15Vを銅棒に印加するが、フェライトが有るときと無いときを試し、出力に何か変化が現われないか見る(電圧と電流を変化させ、出力に何か変化が現われるかを見る)。


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 ♦ NoDrawBack: Re: KapaNoDrawBack circuit from a German friend ≪ Reply #6 on: May 13, 2014, 05:40:43 PM ≫

 DCをコイルL3に印加するという提案をやってみようと思いますが、しかし、
 少なくとも15VのDCを銅棒に印加すると約2,400Aにもなってしまいます(私は、そのような電源は所有していません)
 どういう意味ですか。

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 ♦ Free.Energy: ;Re: KapaNoDrawBack circuit from a German friend ≪ Reply #7 on: May 13, 2014, 06:41:59 PM ≫

 ごめんなさい。電流は1A位に制限してください。理想的には、変化が出る電流値に調整されると良いです。



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 ♦ NoDrawBack: Re: KapaNoDrawBack circuit from a German friend ≪ Reply #8 on: May 14, 2014, 09:18:40 AM ≫

  1. コイルL3にDC印加の結果:
    DC電流を増加していくと、出力は低下していき、3Aにおいてゼロになります。
    周波数を変化させて見ると、高い出力では他の有用な共鳴ポイントが見つかりませんでした。
    入力コイルの抵抗は非常に増加します(電源の電流が0.5Aから3.0Aまで上昇)。


  2. 別のテスト: 
    銅棒の他のコイルへの接続を切断する実験
    少なくとも1Aを銅棒に流す。

    その結果:何の変化も現われません。DC電流に対する影響はありません。
 ご提案ありがとうございました。

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 ♦ Vortex1: Re: KapaNoDrawBack circuit from a German friend ≪ Reply #9 on: May 14, 2014, 01:41:15 PM ≫

 親愛なる Nodrawback様

 あなたの素晴らしい研究に感謝します。

 細いコイルL1, L2集合体を銅パイプと置き換えてみることを提案します。そうしても依然として作動するか見るためです。

 銅パイプは、その長さ方向に細長い隙間を設けるべきです。あるいは、銅のフォイルを用いて筒状に作るなら、その端部で完全に接触しないようにする。接触すると1ターンの短絡巻きのように働きエネルギーを全て吸収してしまうからです。端部で数ミリ離してください。

 そうしたら、重い方のコルは普通に作動させながら、銅棒と細隙付きパイプの間の電圧を測ります。もし、同じように作動しないなら、おそらく多数回巻きにより誘導された高電圧が、銅棒と細いコイルL1, L2の間の小さな容量性カプリングを通る閉路を形成しているということでしょう。

 両方の電球が見えるようにしたビデオがみられると良いのですが、あるいは、第1電球は取り外し、第2電球だけ作動させ、その間電流を観測し、エネルギーの再バランシング作用が起こらないかみる(あたかもバルーンの一端をギュッと締め付けるように)。

 細いコイルL1,L2の高調波エネルギー(リンギング)からのRF放射損失が、環境に放射される代わりに第2電球にシフトしているということはあり得ないでしょうか?リンギングエネルギーの周波数はどのくらいですか?

 第2電球に触ったとき、オシロの波形あるいは電源電流に何か変化は見られますか。

 私のリクエストに対する実験、感謝します。

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 ♦ NoDrawBack: Re: KapaNoDrawBack circuit from a German friend ≪ Reply #10 on: May 14, 2014, 03:06:25 PM ≫

 あなたから、細いコイルL1, L2集合体を銅パイプと置き換えてみることを提案されましたが、私はすでに準備してあります。しかしコイルをほどいたり、取り付けたりの作業が必要です。時間がありません。明日、連絡します(今、旅行中)

 ところで、昨日からの結果ですが、下図のとおりです。

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文献[1]より。画面クリックで拡大・縮小


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 ♦ NickZ: Re: KapaNoDrawBack circuit from a German friend ≪ Reply #11 on: May 14, 2014, 03:57:51 PM ≫

 この回路は、私が思うところ、メインのコイルがひどく非効率ではないかということ、だから7ワットの小電球を充分明るく点灯することはできないと思います。銅のパイプを付け加えると、電球をもっと明るく点灯可能とするようなインダクタンスが出来、もっと大きな電流を引き起こすことができると思います。

 しかし、私には、この装置から特別なことは何もみえてきません。自立運転はおろか、エネルギー源からの引き出しも。メータは何が本当に起こっているかを正確に指示しますし、余分な電流が無いということもです。

 電球を明るくすると、電流がさらに大きくなりますが、バッテリーは早く消耗するでしょう。テストとしては、銅棒があるときと無いときで、どれだけ長くバッテリーから引き出せるかをみるということです。バッテリーは、銅棒があると、メータに示されているものとは異なって、ずっと早く消耗していくのではないかと思います。

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 ♦ Vortex1: Re: KapaNoDrawBack circuit from a German friend ≪ Reply #12 on: May 14, 2014, 04:54:13 PM ≫

 「あなたから、細いコイルL1, L2集合体を銅パイプと置き換えてみることを提案されましたが、私はすでに準備してあります。しかしコイルをほどいたり、取り付けたりの作業が必要です。時間がありません。明日、連絡します(今、旅行中)
 ところで、昨日からの結果ですが、下図のとおりです。」

 とのことですが、私は、あなたに L1, L2をほどいてまた巻き直したりすることを提案しているのではないのです。 どちらかといえば、L1, L2を収容しているパイプ全部を取り除いて、細隙のあいた銅の筒で置き換えるということです。

 あなたの新結果について考えましょう。

 旅行を楽しんでください。急ぐことはありません。

 よろしく。Vortex1

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 ♦ Free.Energy: Re: KapaNoDrawBack circuit from a German friend ≪ Reply #13 on: May 14, 2014, 08:03:50 PM ≫

  1. コイルL3にDC印加の結果:
    DC電流を増加していくと、出力は低下していき、3Aにおいてゼロになります。
    周波数を変化させて見ると、高い出力では他の有用な共鳴ポイントが見つかりませんでした。
    入力コイルの抵抗は非常に増加します(電源の電流が0.5Aから3.0Aまで上昇)。


  2. 別のテスト: 
    銅棒の他のコイルへの接続を切断する実験
    少なくとも1Aを銅棒に流す。

    その結果:何の変化も現われません。DC電流に対する影響はありません。
 とのこと、あなたの実験に感謝します。

 L3へのDCの極性に関係なく、出力はゼロに降下するのですか。

 ありがとうございます。

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 ♦ magpwr: Re: KapaNoDrawBack circuit from a German friend ≪ Reply #14 on: May 15, 2014, 12:27:20 AM ≫

NickZ on May 14, 2014, 03:57:51 PMからの引用:
 「この回路は、私が思うところ、メインのコイルがひどく非効率ではないかということ、だから7ワットの小電球を充分明るく点灯することはできないと思います。銅のパイプを付け加えると、電球をもっと明るく点灯可能とするようなインダクタンスが出来、もっと大きな電流を引き起こすことができると思います。

 しかし、私には、この装置から特別なことは何もみえてきません。自立運転はおろか、エネルギー源からの引き出しも。メータは何が本当に起こっているかを正確に指示しますし、余分な電流が無いということもです。

 電球を明るくすると、電流がさらに大きくなりますが、バッテリーは早く消耗するでしょう。テストとしては、銅棒があるときと無いときで、どれだけ長くバッテリーから引き出せるかをみるということです。バッテリーは、銅棒があると、メータに示されているものとは異なって、ずっと早く消耗していくのではないかと思います。」

 やあ、 NickZさん:
 メータに現われない電流スパイクの高電流の疑いですが、これは回路の入力端で1,000μF...4,700μFくらいの大きなキャパシタを用いて鎮めることができます。わたしは、以前、ユーチューブに"HV to current convertor 2.0" という題で投稿してありますが、5ターンのコイル巻きで電流サージは起きませんでした。入力端に1,000μFのキャパシターを使っても電流サージは起こりません。

 このトピックに対する上記の実験は有効です。"E-stress" デバイスに酷似している概念です。

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 ♦ NoDrawBack: Re: KapaNoDrawBack circuit from a German friend ≪ Reply #16 on: May 15, 2014, 08:44:00 AM ≫

ハーイ
 「メータに現われない電流スパイクの高電流の疑いですが、これは回路の入力端で1,000μF...4,700μFくらいの大きなキャパシタを用いて鎮めることができます。」

 とのことですが、

 私は、実際、そのような大きいキャパシター(1,000μF)を回路と電源の間に入れてあります。複雑にしないために、図面には描かなかったし、ビデオにも示しませんでした。

 キャパシターは、二つのダイオード(フィードバック可能)とオシロで電流観測するための50ワット、0.1Ωのシャント抵抗によって、電源につないであります。オシロで、DC電圧/電流上に非常に小さなリプル(< 100mV) が観測されます。

 私は、HF測定を20年間やっているし、自分をごまかすことはありません....。
それはともかくとして、ご指摘ありがとうございました。私はいつか何か見おとすかもしれませんので。

 ところで、昨日、私は、出力L1とL2にキャパシターをつけてみました。“定常波”からDCを得るためです。 ―短絡する方法 ―期待したDCは現われませんでした。そのあとになって、これは明白なことでした.....。

 しかし、出力L1にキャパシター(10μF)をつないだとき、入力は500mAから1mAに低下したのです。効率は80%から99%に上がりました。回路は、数秒間ですが1000μFのキャパシタで動いていました。キャパシタにはまだフィードバックがありません(FETの前にダイオードを使っていることを思い出してください)。どうやってパワーがフィードバックされるのか知りません。

 面白い!このことを詳しく調べなくてはと思う。昨日は、雑で汚い実験で、時間がなくなってしまいました。週末が近づいています。

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 ♦ gyulasun: Re: KapaNoDrawBack circuit from a German friend ≪ Reply #17 on: May 15, 2014, 12:30:42 PM ≫

やあ、ノードローバックさん
 「しかし、出力L1にキャパシター(10μF)をつないだとき、入力は500mAから1mAに低下したのです。効率は80%から99%に上がりました。回路は、数秒間ですが1000μFのキャパシタで動いていました。」とのことですが、10μFをどこにつないだのか、詳しく教えてくれませんか。

 Stefanが、このスレッドの最初、第1頁に図を示していますが、バイファイラーのL1が示されています。端にI, C, J, Bと記してあります。



(このあと、とても長く続く。以下略)







文献:

[1]KapaNoDrawBack circuit from a German friend









3. ノーダンによるキャパジン再現実験



 キャパジンとは、Kapanadze generator(カパナーツェ発電機)をつづめて言った言葉、Kapagenであろう。以下は文献[1]の概訳である。

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文献[1]より


キャパジン、カパナーツェ発電機


JLN(J.L.ノーダン)研

(初出:2010年5月28日、 最近の更新:2010年7月5日)


 全ての情報と図はフリーウェアであるが、私的な利用と非営利的利用を目的としたものである。




 本実験シリーズの目的は、デモンストレーション・ビデオに現われたタリエル・カパナーツェ(キャパナーゼ)発電機の動作原理を解明する試みをすることである。また、同時にこのウェブペイジを通じて私の発見した結果を分かち合うためでもある。

文献[1]より


 私の最近のカパナーツエ発電機V.3.2は、単に、ニコラ・テスラの無燃料発電機に基づいたタリエルのオリジナルの装置の再現の試みである。

警告!!!警告!!!
文献[1]より


 高電圧が発生することと、キャパジンの出力が高出力であるので、本書の読者は、何か実験しようとするとき非常に注意深くあるべきで、高電圧技術の経験を有するべきである。リスクは全てあなたの責任である。どんなことが起こっても私には責任はない。



 私の拙論では、タリエル・カパナーツエ発電機の動作原理は、アースから自由電子を吸い上げることだと思う。アースは巨大なキャパシタであり、自由電荷を沢山もっている。二つのアース点で電位差があれば、アースから余分な電子を吸引でき、この2点に結んだワイヤに電流を発生させることが出来る。

 ニコラ・テスラは、コロラド・スプリングスにおける初期の研究において、TMTプロジェクト(1899年からのコロラドスプリングス・ノート参照)で、パラメトリック共鳴を用いて、アースとイオン層の間のアース・キャパシタからフリーエネルギーを捕集しようとしていた。

 後に、テスラは、また、地中を流れる地電流により発生するアース間の電位差の自然発生的不均衡を用いるだけで、同様なプロセスが可能であることも発見した。そして、変位電流の不均衡を使ってこれはなしうることを発見した。(中略)



 今日、私のキャパジンv3.2は、まだ研究プロジェクトの始まりにすぎないので、上述の原理に完全に沿っているかどうか分からないが、これが私の主目的である。私は何か興味深いことを発見するために研究を続行しつづける限りこの道を進むことになる。私のサイトにチューニングし続けてください。

 地電流による地表面の電位差の不均衡を見つけるために、私は一種の表面地電流計(低インピーダンス電子メータ)を作って使用している。下図は、その装置の写真および回路図である。


表面地電流計[1]


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文献[1]より。画面クリックで拡大・縮小


文献[1]より

文献[1]より


文献[1]より

全てのハロゲンランプは サージアレスタEPCOS 230V で保護されている。
これはタングステン・フィラメントが燃えるのを防ぐ [1]。



文献[1]より。



私は、強力タングステン・フィラメントを有するハロゲンランプを用いた。
パルス電力は非常に強いので、通常の白熱電球(タングステン電球)
を使うよりハロゲンランプを使った方がよい[1]。


文献[1]より

正しく動作するためには、キャパジンは、互いに10m離した点に二つのアースを必要としている。
獲得される電力は、天候の状態と地電流に依存している。



キャパジンのスパークギャプ(0.9 mm to 1.2 mm gap)
文献[1]より



文献[1]より

キャパジンV.3.3ではスパークギャプが改良され微調整された。



文献[1]より

スパークギャプは、タングステン棒を用いた前バージョンより非常に静かである。



文献[1]より

ギャップの間にプラズマ・クラウドが形成されている。スパーク放電で可聴音は放出されない。



文献[1]より


文献[1]より


文献[1]より




キャパジンv.3.3の電力の入出力の測定を見る



文献:

[1]KAPAGEN, the Tariel Kapanadze's generator 











4. ドン・スミス再現実験





 これは、デイビッド・ファイン氏により収集されたドン・スミス再現に関するフォーラム資料[1]である。あまりに膨大であるが、中身は濃くない。図・写真があるところから、抜粋・概訳して紹介する。こうした資料は学術論文ではないし個人的思い付きを主観的に述べたひとりよがりのもが多い。

 何度となく言っているが、ヒントを得るための単なる断片素材として取り扱えばよいのである。過信は禁物。

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  1. Zilano (Jan.1,2012)

    決定的に重要なこと:

     


    文献[1]より。


    (訳註)

     この資料は、上図のみで、説明文は全くない。ぶっきらぼうな投稿である。そこで、説明を加えてみる。

     時計回りCWと反時計回りCCWのコイルが、中間でつながれていることに注意。写真をよく観察すると中間点で折り返していることがわかるでしょう。磁場と磁場を対抗・反発させている構造である。このことが決定的に重要であると投稿者Zilanoは主張しているのである。主流の電気・電子工学からしたら奇妙に思うことではある。

     なお、反発磁場に関しては第VII章5節でも取り扱っているので参照されたい。


  2. Zilano (Dec. 9, 2011)

    ラジアント現象!

     ラジアント現象とは何か?

     ラジアント現象については、誰でも一般的には、ラジアント光を放出する何かを思い浮かべたり、スパークを思い浮かべるのだろうが、それはラジアント現象ではない。

     テスラコイルのラジアント現象とは、LMD(longitudinal MagnetoDielectric)あるいはスカラー波なのであって、これは電球につないだ銅板を用いて電球を点灯する。

     テスラコイルのラジアント現象には、二つのタイプがある。一つはスカラーであり、もう一つはヘルツ波である。通常のテスラコイルは両方とも放出する。スカラーが、我々が超効率Overunityを必要とするときの唯一のものである。そして、スカラーはキャパシターである(訳註:投稿者Zilanoは、キャパシターだと言っている。キャパシターに蓄積されるという意味で言っているのかもしれない)。


    写真のラジアント現象あるいはスカラーポテンシャルは、電球を灯しているが、その一端は銅板につながれ、もう一端はアースしてあるか、自由にたらしてある。文献[1]。




     
    上図は、テスラの冷電気モードあるいはスカラーモードである。文献[1]


    文献[1]より



    文献[1]より
     
    ここで、リレーは自励発振モードである。


    ラジアント現象は、バッテリーを充電する。どうやって充電するのか?
    セルフ充電のバッテリーに何が必要かというと、バッテリーターミナルに銅板をつなぐだけである。




  3. Zilano (Nov. 30, 2011)

    ヒント:
    1. 冷電気は負荷によって影響されない。
    2. 何が冷電気を作るのか? 答えはキャパシターである。

     もう一つ、カパナーツェは二次コイルにカデューシャスコイル(caduceus coil)を使っていたということ。一次コイルはテスラの基本で単純なコイル。彼はそれを収穫コイル(カデューシャスコイル)として用いたのです。

     (訳註)Zilanoの収穫コイルは下図の中に緑色で示されている。なお、Zilanoは、後に、“ドン・スミスは、カデューサスコイルあるいはテンサーコイル(テンソルコイル)を使っていない。テスラはこれを使ったとはいえ、ドンは使っていない”と述べている。どうも一貫性の面で問題がありそうである。

  4. 文献[1]より


    文献

    [1] Don Smith Replication, assembled by David Fine.







    5. ドン・スミスが語ったこと



     Vidbid(ハンドルネーム) が下記のように述べている[1]。

     私、Vidbidは、ドン・スミスによるビデオ(1996 Tesla Symposium, Part 1, at 6:30 in the video track)を見たことを思い出しているが、その中で、彼はコイルの巻き方で電流が如何にして取り出し得るかを話していた。

     ドン・スミスは、

    “コイルの巻き方には、いろんなやり方がある。電圧だけを得る巻き方、非常に微小な電流を得る巻き方、あるいは電流100%でほんのわずかの電圧を得る巻き方が可能である。巻き方によって何が得られるかが決まる。

     例えば始めに厳密な電圧を要求するといったこととは関係はないのであって、あるタイプのコイルシステムを通してやると現われてくるのである。このセンター・アースの方法では、電流が得られることは保証される。”

    といっている。

     のちに、他のビデオで(どのビデオだったか失念してしまったが)、彼は電流を得るテスラの方法を示して、テスラのパテントについて語った。

    文献[1]より


     点xで巻き線方向が逆になっていることに注意。スミスによれば、これが電流を得る方法である。

     スミスによれば、この方法で高い電圧と高電流を得ることが出来る。ここで、彼は、出力を整流しているが、パテントのHをダオードで置き換えDCを得ている。

    文献[1]より


     実際に高電流を得たいのならば、この巻き方を選ぶこと。

     私、Vidbidは、下図は有益であると思う。ドン・スミスは、テスラに基づいて、どのようにコイル巻いたらどのように電圧と電流が得られるかを明かしたのである。

    クリックで拡大
    文献{2}より。画面クリックで拡大。


    (訳註)上図の詳細な説明がなされていないのが残念だが、とりあえず図だけ載せておく。


     文献

    [1]  Energetic Forum; my smith kanapadz replication
    [2] Page 40 of Don L. Smith's Resonance Energy Methods and Donald L. Smith 1996 Tesla Symposium, Part 11, track 1:10/9:08.





    6 FE分野における奇妙なコイル






     下図Fig.1-Fig.3bは、FE分野で提案されているコイルの例である。このほかにも多くのコイルが提案されている。Fig.1は、NIC(non-induction coil)で、オーソドックス科学において従来からよく知られている特性以外の性質をFE分野では持たせてある。Fig.2も、NICに類するものである。これは、例えば、Ide インバータに応用されている(7章5節、Fig.5.1参照)。

     Fig.2のコイルは、ドン・スミスが発電機に使用しているといわれている。またこれを、十字形にしたNICは、大橋によって利用されている[1]。彼は、地震前兆現象としてスカラー波(彼はこれを物質波と呼んだ)が放出されるが、これは十字形NICで検出可能であると主張した。そして、これにより地震予知に挑んでいた(物故)。




    Fig.1 無誘導コイル
    Fig.2 テスラ
    Fig.3a カデューシャスコイル(空芯)
    Fig.3b カデューシャスコイル(磁芯)


     Figs.3a-3bは、カデューシャスコイル(スミスコイル、テンソルコイルともいう)と呼ばれる巻き方である。これはNICではないが、右螺旋と左螺旋が合わさっている点に、特徴がある。FE分野では、螺旋が 重要な働きをすると推測される。



    文献

    [1]大橋正雄:波動性科学入門、たま出版、(1993).









    7 パリテイ対称性



     右ねじ(下図)を、そのねじが締まる方向にまわすことを、右回り(時計回り)にまわすという。そして、右ねじに刻まれている山と谷の螺旋は右螺旋と呼ばれる。

     このねじを鏡に写したときの鏡像をみると左螺旋が刻まれた左ねじに見える。これは鏡像反転と呼ばれている。

    Fig.1a 右螺旋
    Fig.1b 左螺旋

    Fig.1aを鏡に写してみるとFig1bが見える。鏡像反転。


     鏡像反転では、1軸だけを反転するものであるが、3次元空間における空間反転とは3軸全てを反転するものである。パリティ対称性は、空間反転におけるパリティの保存について、言及しているが、どちらで考えても差はないといわれている。

     パリテイ対称性の破れは、P対称性の破れ、あるいは、パリティ非保存とも言われている。これは、空間反転したときに物理法則が同じにならないことをいう。

     物体に働く力(相互作用)は重力相互作用、電磁相互作用、強い相互作用、弱い相互作用の四つの相互作用に分けられる。これらの中で、パリティ対称性の破れがみられるのは、弱い相互作用の関係する物理現象のみであり、他の三つの相互作用ではパリティ対称性が保存されている、と考えられている。

     例えば、Fig.2(a)は右螺旋のコイルであり、Fig.2(b)は、その鏡像反転コイルで、左螺旋である。いま、Fig.2(a)でL1に交番電流を流し、L2に負荷をつないでおけば誘導電流が流れる。この現象は鏡像反転したFig.2(b)でも同じである。物理法則は変わらない。

    Fig.2 




     左螺旋コイルと右螺旋コイルを、同一規格のコアあるいは空芯コアに、同じ銅線、同じ半径、同じ巻き数で、可能な限り同じになるように作る。左か右かだけ違うようにする。そうして、アナライザーで調べてみると、電気的特性は、実験の誤差の範囲内で、全く同じである(馬鹿げていると思うだろうが、私は若いころ実際に確かめて見た)。

     ところが、イーサ(気、オーゴンetc)の基礎研究(注意:応用研究ではない)に入ったころ、右螺旋コイルと左螺旋コイルを、イーサの面から調べてみると、その差が歴然としているのに驚愕したものである。もう数十年以上もまえのことであった。

     しかし、このことを発表する学術的な場はなかった。科学の主流では、イーサ(エーテル)は、その存在が否定されていたことが主原因であった。(イーサといっても、種類があるのだが、そのこともいつか述べようと思う)

     細かな話は、ともかくとして、筆者は、イーサエナジーが関与する物理現象では、パリティ対称性の破れがみられるのではないかと考えている。右螺旋のコイルと左螺旋のコイルでは、通常の電磁気学では何ら差が見られないが、イーサエナジーが関与する物理現象では、異なってくると思われるのである。

     コイルは螺旋である。螺旋は、媒介変数θを使って次式のように表すことができる。 ab>0では右手回りを表す。

    x = a cosθ   (1)
    y = a sin θ   (2)
    z = bθ      (3)


    円筒座標では、

      r = a    (4)
      z = bθ   (5)


    となる。

     螺旋を特徴づけるパラメータは、aとbの値である。

     Fig.2で、とくに螺旋の坂道を登坂することを考えてみよう。このとき坂道の傾きが大切であろうと思う。他章に述べたカデューシャスコイルの研究を行うときは、この値がパラメータになる。半径を一定にしたときのbの値が、追求すべきパラメータになる。

     上式の(3),(5)において、bの値があまり小さいと差は出ないであろう。差が最も大きくなるbの値を実験によって求めていけばよいのである。

     なお、カデューシャスコイルは鏡像反転しても、反転しないという特徴がある。テスラのコイル(前節のFig.2)についても同様のことがいえる。





     

    南部陽一郎、ノーベル賞










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