フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相

フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相






Chap.4. イーサ応用: 人工降雨装置クラウドバスター

1. ライヒによる人工降雨装置クラウドバスターの発明

2. 水接地のクラウドバスター・アンテナ by デミオ
 2.1 USAにおけるデミオのフィールド実験
 2.2 イスラエルとナミビアにおけるデミオのフィールド実験
 2.3 エリトリアにおけるデミオのフィールド実験:5年プロジェクト

3. オラヌールおよびDORとは?
 3.1. ウイキペディアによる説明
 
3.2. R.ウィルコックスによる説明
 
3.3. シモニアンのオラヌール実験の説明

4. サカヒョーが語るクラウド・バステイングの危険性
5. クラウド・バスターによるケムトレイルの消滅
6. K.H.ウェルツによるDOR発生器・変換器

7. オーゴン・オーストラリアのクラウド・バスター
8. クラウド・バスター・エンジニアリングにおける心得, by ライヒ
9. まとめと考察







Chap.4. イーサ応用: 人工降雨装置クラウドバスター



 フリーエネルギーのエネルギー源は、空間に遍く存在するイーサ・エナジーであると言われている。ライヒの研究したオーゴン・エナジーもイーサ・エナジーの範疇にあるものと言われている。ライヒはオーゴン・エナジーを操作するクラウドバスターを発明した。

 クラウドバスターには、現在科学では未知のエネルギーが流れている可能性がある。したがって、クラウドバスターについて調べてみることは、FE開発のヒントを得るために重要と思われる。ここでは、クラウドバスターの発端、検証、効果、危険性などについて取り扱う。

 文献によれば、クラウド・バスターの製作・使用は、様々な危険性があり、なかには亡くなった人もあるという。従って、読者に製作・使用を勧めたいとは思わない。それでも敢えて取り組むなら、そのリスクは自己責任である。

 筆者が、このようなリスクを伴うクラウドバスターを製作して実験して吟味したわけではない。ここでは、公表されている文献をまとめて、読者の判断に委ねることを目的としている。

 

1 ライヒによる人工降雨装置クラウドバスターの発明



 下記は、文献[1]の抜粋・概訳である。

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ライヒとクラウド・
バスターの一つ[1]

 1951年に、ライヒは、DOR(Deadly Orgon Radiation,致死的オーゴン放射)と彼が呼ぶ他のエネルギーを発見したと言った。DORの蓄積は砂漠化の役割を演ずる。

 彼はクラウド・バスターを設計した。それは、可動台上に長さ15フィートのアルミパイプを幾つか並べて束ねたものを取り付け、それからケーブルを出して水の中に挿入してあった。

 彼は、その装置は大気中のオーゴン・エナジーの遮断を取り除き、雨を降らせると信じた。ターナーは、それを、“内部と外部をひっくり返したオーゴンボックス”のもののようだと言っていた。

 彼は、クラウド・バスターの実験を何十回もおこなったが、この研究を“宇宙オーゴン工学”と呼んでいた。1953年の干ばつの間、マリン州の農家の二人がブルーベリーの収穫が得られるように雨を降らせることができれば、お金を払うと言ってきた。

 ライヒは、7月6日の朝クラウドバスタを操作した。バンゴー市のデイリーニューズによれば、名前不明の目撃者(たぶんピータ・ライヒだろう)の説明によれば、その夜、雨が降り始めたという。ブルーベリーの収穫は得られ、農家の人達は満足したと表明した。ライヒは料金を受け取った。

文献

[1]Wilhelm Reich:https://en.wikipedia.org/wiki/Wilhelm_Reichまたは、Cosmic Orgone Engineering





2. 水接地のクラウドバスター・アンテナ by デミオ




  ライヒ没後、相当な数のクラウドバスターが製作され検討されている。たとえば ここを参照。 下記は、文献[1]の抜粋・概訳である。なお、 http://www.orgonelab.org/AIBC.htm も参照されたい。

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 ライヒの特殊型-水接地-天候アンテナ(Specialized water-grounded weather-antenna)、すなわち、クラウドバスター装置は、ライヒにより1952年に初めて発表された(Reich 1952)。それに引き続き、上に詳しく述べたように、このテーマの論文がいくつか発表された。

 装置の構造はシンプルである。どんな種類の電気的あるいは電磁気的な入力もないし、薬品も使用しない。それは全く受動的なものである。

 それは、大きな体積の、きれいな流れの流動している生命を支える水にアースされているということを除いては、避雷針に似ている。

 これは、高密度のチャージで青白く光るものに示唆されるようなあるものに似ている。

 ライヒがオーゴンと呼んだ大気中のチャージ密度は、高密度のチャージを有している水に接地されたアンテナにより影響され得るのである。

 Maglione(2007)は、この分野で最もわかりやすい単一の外観を提供しているが、その考察のなかには、ライヒの初期の研究論文、Baker, Blasband, DeMeo, Eden, および Kellyの主な発見が含まれている。

 これらの全ての科学者は、新しい方法を評価するためにかなりな量の野外実験を行い、装置は実際に作動するというライヒの主張を支持する重要な実験結果を得ている。下記は、私自身の主な野外実験の考察のみに限定されたものである。

 (訳注:デミオ博士が実験に使ったクラウドバスタの写真は文献[1]に載っている。かなり大きく立派な装置でアースラインも太いように見受けられる。製作コストが、かなりかかったのではないだろうか。)



2.1 USAにおけるデミオのフィールド実験


 私自身のクラウドバスター実験結果を評価してみると、ライヒの主張に対し大いに肯定的であった。

 カンザス大学(米国中部にある)の卒業研究として、1979年に行ったクラウドバスターの研究では、有意な天候変化が見られた。公的な国立天候サービス(NWS)の降雨データを用いた分析で、カンザス州全体にかかる雲と降雨の%が増加した(DeMeo 1979a)。

 文献[1]のなかのFig.12は、カンザスの野外試験(複数)で使ったクラウドバスターを示している。Fig.13は、その研究で得られた主なグラフの一つを描いたものである。クラウドバスター・アンテナが動作し始めてから、すぐの約1時間後に、雲の成長と降雨が始まっていることが示されている。

  
Fig.13 カンザス州の天候に対するコラウドバスター効果(12回の試行)。by DeMEO[1]

上部および下部のグラフは、カンザスの6観測点から得られた雲の%および時間降雨を示
している。挿入グラフはカンザスの278観測点からの日ごとの降雨である。(DeMeo 1979a)



 1986年に、私は、チームを率いて、二つのクラウドバスターをアメリカの南西、ジョージアおよび南カロナイナに運び込んだ。とくに、二年続く干ばつを約一週間の作業で終わらせた(DeMeo and Morris 1987a, 1987b)。


 雨は、南西部全体に広がり、雨と乾燥が各数日間続く循環サイクル、すなわち、 大気の脈動および自己調整 へ向かって戻っていくこと(ライヒの初期の観測による)を反映する現象が、明らかな持続的効果となって現れた。

 1989年に、もっと野心的で意義深い砂漠-緑化のフィールド・テストを、乾ききったアメリカの南西部で、事前宣言して、それぞれ独立の五つのフィールド・テストとして行った。各テストは、数日間続いた。5月から9月の間の各月1回のテストである。結果の評価は、常に、公的なNWSデータソースを用いて行った。

 Fig.14に示した1989年に行った五つの各実験の降雨を分析した結果は、作動させてから48時間以内に降雨が始まり、1週間のあいだ全て、平均的に降雨量が2倍になる効果を示した。これは、ライヒを支持する驚くべき肯定的な結果であった。しかし、“公的な”反応としては、不信感と悲しくも邪魔者扱いであった。

  
Fig.13 カンザス州の天候に対するクラウドバスター効果(12回の試行)。by DeMeo[1]
 1989年に行った5回のアメリカ南西部クラウドバスタ実験を統合した場合に対する 1日の平均降雨パーセント。クラウドバスタの運転開始後、すぐの約48時間後に有意な降雨が始まり、それから約1週間続いた。降雨倍増効果が見られる(DeMeo 1979a)。




2.2 イスラエルとナミビアにおけるデミオのフィールド実験


 アリゾナ実験は、私の口演と出版により知られるところとなり、だんだん、砂漠や乾燥した環境に住んでいる海外の私的な団体や、現実の結果が気象学理論より大事だという人達が興味を持つようになってきた。

 それで、私の仕事に、イスラエル(izrael, イズリアル)の私的財団と政府がスポンサーになった。1991-92年のことであった。3年間続く干ばつで彼らの貯水池がほとんどからになり乾いてしまっている状態を終わりにする、という目的であった。

 クラウドバスター・アンテナ10日間の運転が、大気の脈動と降雨の復活のトリガーを引いた(天気予報官の説明では、“ストームのドア”が開いた)。それは、雨期の全期間を通じて持続した。そして、全ての降雨記録史を打ち破るものであった。

 それから1年後、ナミビア政府がクラウドバスター・フィールド作戦のスポンサーとなり、12年間続く干ばつを終わらせることになった。それは、南アフリカ全域にわたる水源と野生生物の劇的な枯渇となったのであるが、最後の3年間は最悪となったのであった。

 2週間に渡り、私が率いたチームは、クラウドバスターを動作させた。一つの大型クラウドバスター・アンテナを用いた。すると状況が変わった。多量の降雨を連続的にアフリカの南部全域にもたらした。しかも何か月も続いた。(DeMeo 1993c)

 イスラエルとナミビアのどちらの場合も、動作させた後、すぐに干ばつが数か月間無くなったばかりではなく、それに続く雨期は素晴らしかった。約3年間は干ばつになることはなかった。これらの結果は、クラウドバスターの効果ばかりではなく、その装置が大気の脈動を復活させる、という点でもライヒを支持している。



2.3 エリトリアにおけるデミオのフィールド実験:5年プロジェクト


 あまり名も知られていないジャーナル内で公表しただけだし、また学術学会において発表したに過ぎないのに、イスラエルとナミビアの実験で良い結果が得られたという話が広がった。

 アフリカの角(つの=アフリカ大陸東端のソマリア全域 とエチオピアの一部などを占める半島)の中にあるエリトリア政府が、このことを知り、彼らが見舞われている長期旱魃を終わらせるために、この方法を使うことに興味を示した。

 約30年間、隣のエチオピアとの戦争の苦しみとともに、降雨量が平年を下回る状態が続き苦しんでいた。貯水量は極端に少なく、土地は、干ばつと動乱により荒れていた。私は、1994年の夏に開始する5年間テスト・プロジェクトを提案し、彼らはそれに同意したのであった(DeMeo 2002c)。

 5年間、私の国際的献身的技術者チームは、旱魃には戻らないことと降雨量を増やすことをゴールにおいて、エリトリアの各夏に赴いて数週間クラウドバスターを動作させた。

 Fig.16に見られるように、エリトリア市民航空局の公式天候データは、クラウドバスターを動作させる前の15日間に比べて、動作後の15日間は約50%の増加が、全観測点を通して、統計的有意(p<0.0042)に認められた。唯一の例外は、1996年の動作をしなかった時で、我々が仕事をした他の年に比べて降雨は少なかった。

 我々が仕事をした初めての年である1994年には、砂漠周縁部の草原地帯の近隣の地域に渡って、約30年間において初めて、平年以上の降雨を引き起こすという非常に大きな地域的な成果が現れた。1995、1997、1998および1999年の降雨量は素晴らしかった。そして、3個別々に離れているクラウドバスター・アンテナが協調動作に入ったとき、1998年、特別に大きな降雨量の増加が見られた。

 その期間の天気予報では、1998年にピークに達するエルニーニョ現象が強くなりつつあり、特に乾燥した天候になるということであった。しかし、我々が動作させたどの年も素晴らしい降雨が展開した。食料の輸入は激減した。

 サハラ砂漠の近隣の荒涼とした状態が与えられたのに、 この結果は、エリトエリアのみならずエチオピアとスーダンの大部分に影響を与えたのであるが、 1989年のアメリカの南西部バスター実験で見られた降雨倍増効果よりももっと驚異的であった。

 後でおこなった分析でわかったことだが、3台のクラウドバスター・アンテナを動作させたときの1998年の最も強力な動作期間は、殆どのナイル川流域で降雨量が大きく増大した時期であった。

 これは、ナイル川の流水量を劇的に増加させ、アスワンダムの背後にあるナセル湖を満たした。それは1968年に建設して以来はじめてのことであった。そればかりか、ナセル湖は、オーバーフロー状態になり、とてつもない量の水が放水路からサハラ砂漠に流れ込んだのである。(以下略)

  
Fig.16 エリトリア実験 by DeMeo[1]
 エリトリアにおいてクラウドバスターを作動させた6回の異なる時期の15日間の前後に対する降雨量%/dayを6回分を統合して示してある。作動前後の比較で、統計的有意(p<0.0042)に約50%の増加を示した。(DeMeo 2002c)。


 (訳注:デミオは、クラウドバスターの誤用による危険性について警告を発している。それは文献[2]に詳細が書かれているが、人命にも関わる深刻な被害を及ぼすことがある。しかし、この文献[2]はかなり長文であるため、危険性については、下記の「サカヒョーが語るクラウド・バステイングの危険性」という節のところに簡単に記した。)



文献

[1]デミオ:異常外的環境因子に対する共鳴媒質としての水
[2]それでも、あなたはクラウド・バスターを作りたい?


原文の文献

・Reich W (1952). DOR Removal and Cloud-Busting. Orgone Energy Bull IV(4):171-182; partially reprinted in Reich 1960.

・DeMeo J (1979a): Preliminary Analysis of Changes in Kansas Weather Coincidental to Experimental Operations with a Reich Cloudbuster. Geography-Meteorology Department, University of Kansas, Thesis; republished by Orgone Biophysical Research Lab, Ashland, Oregon, 2010.

・DeMeo J, Morris RD (1987a): Preliminary Report on a Cloudbusting Experiment in the Southeastern Drought Zone, August 186. Southeastern Drought Symposium Proceedings March 4-5, South Carolina State Climatology Office Publication G-30, Columbia, SC.

・DeMeo J, Morris RD (1987b): CORE Progress Report #15: Breaking the 1986 Drought in the Eastern U.S., Phase 3: A Cloudbusting Expedition Into the Southeastern Drought Zone. J Orgonomy 21(1):27-41.

・DeMeo J (1993c). Research Reports and Observations: OROP Namibia 1992-1993. Pulse of the Planet 4:114-116.

・DeMeo J (2002c). Green Sea Eritrea: A 5-Year Desert Greening CORE Project in the SE African Sahel. Pulse of the Planet 5:183-211.




 

3. オラヌール および DOR とは?



3.1. ウイキペディアによる説明

OranurおよびDORについて:

これは、文献[1]からの引用である。
 1951年、ライヒはラジウムの放射能を中和できるものと期待して実験したところ失敗した。検体は死に、研究員は吐き気や頭痛で研究所を退去した。このとき発生したものをOrgone Anti-Nuclear Radiation(反放射性オルゴン)、略称Oranur(オラナー、オラヌール)とライヒは名づけた。

 オラナーはひとに不快感を催させるため、研究所には人が入れなくなった。そこでライヒは、まず水酸化ナトリウムである程度状況を改善させて、そのほかに試した結果、塩化ナトリウムにより状況は改善されたという。

 このとき、1ヵ月黒い雲が研究所の上空にあり続けた。ライヒは、オラナーがDeadly Orgone(デッドリーオルゴン、死のオルゴン、略称DOR)になったと考えた。

 そこでライヒは、オルゴンを集中的に放射する投射機(構造は下部を曲げて流水にアースさせてある中空のチューブを並べたもの)を作成し、これを使い上空の黒雲を消したという。彼はこの機器をクラウドバスターと呼んだ。

 クラウドバスターを雲に向けて引き金を引くと、放射されたオルゴンによって上空の雲を消去することができ、数度の実験に成功したという(Wikipedia)。


3.2. R.ウィルコックスによる説明

 これは文献[2]からの引用である。

 DORとは、Deadly ORgone(致命的オーゴン)の意味である。ライヒのDOR仮説は、彼のOranur実験で発見したと主張する効果から来ている。ライヒは、“良い”オーゴンエナジーは、放射線源に暴露したとき、反対のもの、すなわち“悪い”DORになる、という理論を提案したのである。

 ライヒは、のちに、放射線に加えて、他の良くないものとして、X線装置、テレビのブラウン管、蛍光灯、汚染空気、それに神経症の人物の情緒的筋肉の鎧(よろい:§3.2参照)でさえ含めて、これらも悪いDORに変換すると信じるようになった。

筋肉の鎧(よろい)

 身体に感じるすべてのブロック、緊張や圧力などは、基本的にはタブーとされた衝動や感情を筋肉で押さえ込んだために起きている。
                     ケン・ウィルバー
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 筋肉の鎧とは、ストレスやトラウマを生むような経験の際に、自分の感情を抑えこむために生まれるコリを指す言葉。自分自身を守るがごとく、筋肉の硬いコリを身にまとうから「鎧」と言う。プレッシャーと戦うときは、常に首をこわばらせ、胸を固めて呼吸は浅くなる、など。

 東洋医学的には、身体のなかの気の流れが滞った部位は未病部位であり、筋肉のこわばりや内臓の非活性状態が現れる。



 オーゴン的機能主義、それは弁証法的唯物主義から導き出されたものであるが、その点におけるライヒの信念は、しばしば、同じコインの表裏のように異なる外見的に“反対側”の実体を見ることを導入させた。良いバイオンと邪悪なT病原菌(T-bacilli)である。

 良い発展的な作用と邪悪な収縮的作用である。そして、オーゴンエナジーは、“良い”もので、宇宙の全ての生命と物質の源であり、健康な精神と健康なオルガスム、etc.と思われるので、ライヒは、結局、その邪悪な双子であるDORの存在を仮定したかったのはほとんど必然的であった。



 ・黒色

 オーゴンエナジーはブルーで、DORはブラックであると思われる。死のようにブラック。



 ―まだ書かれなかった部分―

 ・オーゴン集積器の汚染

 私の「オラヌールに関する批評」に述べたように、ライヒは、オーゴン集積器はDORにより汚染され得ると信じていた。長期間、ひどいDOR環境に曝しておくと、例えばライヒのオラヌール実験期間のライヒの実験室のように、有益なオーゴン集積器であったものが、ライヒが言うように、DORの邪悪なエンジンに永久的に変わってしまう。

 そのような集積器は、もはや、その中に良いオーゴンを集積することはできない。反対に、DORだけになってしまう。そのなかに座ることは危険であり、廃棄する必要がある。

 こうした“DOR汚染”原理は、現代オーゴン主義者によって、オーゴン集積器がライヒのいうようには作動しないときはいつでも言い訳として使われる。集積器でライヒの結果を再現するのにFDAは失敗したが、その失敗は、オーゴン主義者が主張するように、FDAは集積器をX線装置の近くに置いたからであった。

 大都市に住んでいる人が、オーゴンボックスを自作し、ライヒのいうような得られるべき有益な結果が得られなかった人は誰でも、言い訳はしない。何故なら、汚染された都市空気の中の全スモッグが彼らの集積器を“疑いもなく”DORで汚染するからである。

 都市汚染と蛍光灯から離れた田舎で集積器を作るという苦労をした人が、その集積器で実験して否定的な結果になったという人は誰でも、それを問題にはしない。何故なら、集積器を作る前に木綿とスチール・ウールが、弱い集積器として働き、大都市の倉庫の中に寝かされている間にDORにより汚染された可能性があるからである。

 あるいは、恐らく、政府か秘密裏に数100マイル離れたところで地下核実験を行なったかもしれない。集積器で得られたどんな否定的な結果も、DOR汚染のせいだと言い逃れすることができる。

 オーゴン主義者が宣伝する証拠の一つは、DOR汚染された集積器に頭部を当てると、誰でも、即座に効果が現れ、病気になり数秒内に頭痛が起こるというものである。もしオラヌールが単にオゾンであったとする、つまり、彼のあいまいな総称“DOR”と称するものの中にオゾンが生成されるなら、彼の結果は、全く驚くに足らない。

 オゾンで満たされた部屋の中に置かれた有機体・金属ボックスは、だんだんオゾンでいっぱいになっていく。そして、もし、そのような部屋からオゾンを排気したら、ボックスは閉空間なので、ある程度のオゾンは、ボックスの中に残るであろう。すると、オゾンは、確かにライヒの言う“オラヌール病”あるいは、“DOR病”を惹き起こすだろう。



 ・DORクラウド

 ライヒは、丁度、水がオーゴンエナージーを吸収し蓄積したように、DORを吸収し蓄積すると信じていた。ある形と配置の雲は、ライヒの心中では、雲がDORでいっぱいになっていることを意味していた。残念ながら、ライヒは、普通の非DOR雲の多様性の中からDOR雲を見分ける方法について、その詳細を数多くは記述していない。(以下略)



 ・感情的鎧から発生するDOR

 ライヒが、丁度、神経症の人達のやり方では感情的鎧(よろい)が身体の中でオーゴンエナジーの流れをブロックしたように、ライヒは、筋肉の鎧の中の凍っているオーゴンエナジーがDORに変換するということを信じ始めていた。このことが、彼の医療用DORバスターの基礎となった。そして、その批評においては、いっそう徹底的に取り扱われたのであった。


3.3. シモニアンのオラヌール実験の説明

 これは文献[3]からの引用である。

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文献[3]に載っている写真(写真説明なし)


 1952年4月3日、ヴィルヘルム・ライヒ博士は、メイン州のオーゴノンの学生実験室で、約10分のスピーチを行った。

 このスピーチは、ライヒが、Oranur実験と呼んだ実験期間が終わった後になされた。

 ライヒ博士は、この実験の過程と、結果として得られた結論を報告した。

 この実験は、核エネルギー(Nuclear energy=NR)からオーゴンエナジー(orgone energy=OR)への接近(approximation)を必要とするものであった。

 ライヒ博士は、オーゴンエナジーが核エネルギーに直面あるいは接近したとき何が起こるのかを知ろうとしていたのである。

 その結果と結論には、高度な重要性がある。ライヒ博士は、この実験と効果の観察、さらに実験マウスへの効果とガイガー計数管による測定によって、核エネルギーに接近させると、オーゴンエナジーは、高度に励起し、“ビザーク”(興奮または劇的状態)になる、と結論した。

 それは、激しく扇動するような動きをし、その過程でオーゴンは致命的オーゴンエナジー(DOR)に変化する。しかしながら、うまくコントロールすれば、そのような反応は、身体の中の免疫性をかき立てる免疫活性化に類似の医学的利点を現すことができる。

 ライヒ博士は、それぞれ1/2インチの鉛の容器に収められた2個のラジウム1mgユニットを得ることができた。それらは、1951年1月5日にオーゴノンに届いた。これにより実験を開始した。予測しない状況と反応で、オーゴノンの研究者たちは、病気を発症した。そして、オーゴノンと研究室から立ち退かなければならなくなった。

 そのような研究の続行がスタッフ、学生、および研究者たちにもたらすことの困難と緊張、と同時に反応を封じ込めることの困難さを考慮して、ライヒ博士は、実験を中止した。そして、ラジウム・ユニットを彼らの研究所と居住領域から遠く離れた地域に埋めた。

 この実験は、その日より、彼の学生や他の科学者たちによって、再実験されたり、さらに探求されることはなかった。

 下記は、この実験と記録に関係することを、ライヒ博士が、学生実験室で1952年4月3日に行ったスピーチである。このスピーチは、多くの重要な局面を含んでいる。その中には、学生の性格学的制限および 科学と医学に開かれているかも知れない可能性を考慮した道筋につなぐべく科学者たちに対する勇気づけが埋め込まれている。(以下略)



文献

[1]Wikipedia
[2]DOR仮説:R.Wilcox
[3]Stephan Simonian:The Oranur Experiment “Alone”






 

4. サカヒョーが語るクラウド・バステイングの危険性



 下記は、文献[1]の抜粋・概訳である。この文献によれば、クラウド・バステイングは、かなり致命的な危険性がある。クラウドバスターを安易に製作することを戒めている。

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文献[1]より


クラウドバスターとは何か?


 クラウドバスターは、もともとヴィルヘルム・ライヒにより発明されたデバイスです。その名前は、雲に穴をあけるという意味から来ています。しかし、クラウドバスターの通常の用途は雨を降らせることで、 ケムトレイルを除去することではありません。

 えっ、何ですって?

 そう、雨を作ることです。クラウドバスターは、数個の銅パイプから構成されていて、通常、一端は水平線に向かって指さしていて、他端は、流水に接続されています。ドン・クロフト(Don Croft)は、後に別のタイプのクラウドバスターを導入しましたが、それは、パイプのベースにあたる流水の代わりに金属・樹脂・クリスタルを合わせたものを使っています。これは、垂直方向に向けます。

 クラウドバスターについて知っている人たちは、通常、旱魃を解決する唯一のものと考えるでしょうが、逆に、危険な側面が現れた時は、かなり危険なのです。

 では、見ていきましょう。

オペレータの安全性


 クラウドバスター装置を操作することに関する健康および環境的リスクがあるかもしれません。実際、特に操作者(オペレータ)が、精神的・肉体的に完全に健康でないならば、非常に深刻な場合があるでしょう。

 どうかクラウドバスター・ユニットを作ろうとする前に、必要な注意事項を読んで実行してください。

 ライヒは、作動しているクラウドバスターはオペレータにマイナスの生物学的効果を及ぼすということを観測しています。ヴィルヘルム・ライヒの宇宙オーゴン工学(Cosmic Orgon Engineering=CORE)。

  1. ライヒの助手の数人が、ORANUR(Orgone Against Nuclear Radiation)実験の間に、実験室を取り囲むフィールド効果により動けなくなり、ひどく気持ち悪くなった。のちに、同じような反応が、クラウドバスターを操作している環境、とくに砂漠と旱魃に対する操作でも起こった。

  2. カリフォルニア砂漠でクラウドバスターを操作していた男が、裸の手でパイプに触れた。そのとき半身がマヒしてしまった。麻痺は、その後完全には回復することはなかった。

  3. ある人が、旱魃の期間中にクラウドバスターを操作した後に、ある日、クルミ大の腫瘍が発生していた。この腫瘍は、治療、集積器、DORバスター、および解毒技術を含むオーゴン応急手当により、最終的には消滅した。

  4. ドイツの医師が患者にDOR(Deadly Orgon)バスターを長年使っていたが、その装置は、クラウドバスターのミニチュアで、同じように機能した。ところが、彼が装置を操作するのに使っていた腕に麻痺が発生した。これは、後に、肩や顔面の半分に広がった。その後、医師は亡くなった。

  5. 旱魃の状況で長年クラウドバスターを手動で動かしていた男が、注意深く扱ったのだが、完全に病気になった。かれは、だんだん、皮膚硬化症と癌になっていき、これにより亡くなった。

  6. 高血圧と脳卒中の病歴のある男が、3日間に15分以内という時間限定でクラウドバスターのオペレーションを私的に手伝ったが、その数日後に、弱体化脳卒中になった。あらゆる通常の事前予防措置が講じられていたのではあるが。

  7. 他のクラウドバスター・オペレータたちは、装置にあまりにも近い位置に立っていたので、ひどい病気になった。

     オーバーチャージ(オーゴンの人体への過充電)およびライヒがDOR病と呼んだものの生体影響は、高熱、 筋肉のけいれん、吐き気、下痢である。ひどい発疹、じんましん、および流感症状も見られる。ライヒは、クラウドバスターの周囲の毒性フィールドの影響は、ひとの弱点を攻撃して、健康上の問題点を燃え上がらせる傾向がある。

   (訳注:上記症状は、東洋医学の瞑眩反応に似ているところもありそうである。)



水の汚染


 オペレータには、幾つかの深刻な健康リスクがあることが考慮されるべきである。

 もし、クラウドバスターが病気をもたらすのならば、“水はクラウドバスターの作動に必要であるが、水にどんな影響を与えるのか。”という疑問が起こる。また、作動しているクラウドバスターの近くに住む人々に何が起こるだろうか。

 下記の事柄は、私とジョエル・カーリンスキーとのやりとりを記したものである。彼は、オーゴン科学(オーゴンエネルギーの研究とクラウドバスターの背後にある理論)の先輩である。


 ・私(=サカヒョー)の疑問:

 あなたの悲観論から判断すると、あなたはDORを防ぐ方法を知らないと、私は思っています。クラウドバステイングのやりすぎの後、雨を止める方法、あるいは、オーゴンのオーバー・チャージング(過充電)を戻す方法です。また、空からのDORを吸収する唯一の方法は、流水を用いることしかないのはどうしてか、ということです。

 あなたの前投稿から判断して、クラウドバステイングを行うことは、水をDORで汚染することと理解しています。オーゴノミーにおいては、クラウド・バステイングの再使用のために、水を清浄にする方法について、誰も述べていません。

 誰だって、水を遠くへ追いやり、DORを清浄化するのに自然に任せると、推測するでしょう。それは無責任です。



 ・ジョエル・カーリンスキーの答え:

 あなたのおっしゃる通りです。DORバスターで接地された水と接地されなかった水で水生植物の生育試験を行いました。するとDORバスターで接地された水による生育は悪かったのです。

 それに、あなたがおっしゃる通り、使用後の水を不注意に捨てるのは環境的に責任があります。アルジェリアで、井戸に設置するクラウドバステイング・プロジェクトがあります。それは砂漠のオアシスです。

 そこには800人の人が住んでいますが、他に水はないのです。ハイレベルのDORである砂漠地域において、もしクラウドバスターが設置された井戸からの水を飲まなければならないとしたら、住むのに安全な場所ではありません。その村で健康調査の統計を取ってみるのは、−−興味深いでしょうね。



 ジョエル・カーリンスキーは、彼のblogで、さらに説明を続けている:

 ・災害の原因か?

 もう一つの問題は、クラウドバステイングは容易にやりすきてしまい災害を引き起こすということです。

 旱魃軽減と砂漠緑化のための新しい方法に関する研究の要約とインタビュー

“エリトリアにおいて、我々は、既に乾燥した地域において30年間の乾燥と平年値以下の降雨量を経験しています。そこでは、サハラ砂漠は、その期間中、ゆっくりと南に向かって拡大しつつあります。

 そうではあっても、我々の初めのクラウドバスター・オペレーションの直後、十分満足な降雨がやってきました。そのあとのオペレーションごとに大きな降雨がありました。そうして、エリトリアの降雨は、広域に広がり、水につかり、夕方まで続きました。これは、年配の住民たちは子供のとき以来見たことがないと言っていました。”



 ・OROP イスラエル 1991-1992:クラウドバステイング実験

 “雨は、イスラエルに11月27日に降り始めた。ストームが海岸に到達し、雨は次週に続いた。また豪雨がレバノン、キプロスおよびトルコに波及して降り、12月7日あたりに終わった。イスラエルでは、50年間の降雨記録を打ち破った。これは、11月21日のイタリヤ付近の地中海天候前線として以前観測されたものと全く同じストームであったことに注目することは重要である。

 イスラエル、ユルダン川西岸地区、および北西ヨルダンは、この降雨の大部分の雨を得たが平年の200から400%の量であった。12月7日までに、イスラエルとヨルダン地域のある部分は平年値の約90%の降雨を得た。トルコ、キプロスおよびシリアとレバノンの山々は、予想もしない降雪があった。そして、キプロスの山々のいくつかの川では、その年初めての水が流れた。

 12月15日までに、キナレット湖の水位はレッドライン(危険線)を60cm超えた! 降雨は、また、トルコ、キプロス、レバノン、シリア、ヨルダン、イスラエルおよびエジプトに進みつつあった。新しいストームが、12月31日後に豪雪を伴って、その地域にやってきていた。イエルサレムは、16インチの降雪記録となった。ヨルダンのアンマンでは24インチであった。新聞記事と2月下旬の私の観測から言って、いたるところで、洪水になった農場が見られた。”



 ・OROP アリゾナ 1989: クラウドバステイング実験

 “クラウドバスターを一日運転後、我々の場所の西側に激しい雷雨がいくつも発生した。リヒター・スケールでマグニチュード5.2の“マイルドな”地震、および高度に異常な“地震気象”が、サンフランシスコ湾地域の西側に発生した。

 アリゾナ州ユマは、一週間で2年分の降雨があった。そして他のアリゾナ州地区および南カリフォルニアの観測点では、同様に豪雨に見舞われ、低地の砂漠地域では、水があふれたと報告されている。

 グレイト・ベイスン(米国西部のネバダ他5州にまたがる大盆地)全域に、さらに雨が降り、1か月も続いた。8月の終わりまでに、クラウドバステイング・サイト付近の地域は、通常の夏の降雨量の500%に達した。”



 ・それでも、あなたはクラウドバスターを作りたいですか?

 下記の参考例は、クラウドバスターの誤使用の多くの例である。

 “ある一つの点で、彼は彼の乾燥地域に雨をもたらしたと自慢したのであるが、熱帯のアフリカの近くの領域は、大きな暴風雨と洪水に見舞われ、数千人の住民が移住し、数百人もの人が亡くなった”

 “彼のクラウドバスター・オペレーション(クラウドバスター操作)は、単に、乾燥したサハラの空気を北西に追い払っただけなのだが、東地中海を汚染し、ギリシャに旱魃と大量の野火をもたらした。そこでは、数万人の人が逃げなくてはならなかったし、数100人が死んだ。”

 “これは予測されたことだが、強烈な電気的ストーム(電気嵐)発生の引金となり、6人が雷により亡くなった。”

 “彼のクラウドバスター操作は、地中海において大量のストーム・システムのトリガーとなり、彼の地域が攻撃され大量の洪水となり、10人が亡くなった。”



 ・もっと広い領域についてはどうなのだろうか?

 クラウドバスターは、数100マイルも遠方の気象に影響する!

 それでも、あなたはクラウドバスターを作りたいですか?
“だから、長期間の砂漠緑化プロジェクトは、長距離と長期間のネガテイブ効果のリスクがあることを心に留めておくことが大切です。”

 “この線に沿った大災害が、既に、シアトルで不適切な訓練しか受けていない個人達によって行きあたりばったりのオペレーションが行われたことにより目撃されている。

 彼らは、単に、彼らの付近地域の気温を低下させたいだけであった。それに、彼らのオペレーションが他の地域にどんな影響を与えるかの知識を持っていなかったのである。”



 ・ライヒのクラウドバスター

 “オーゴン・エナジーのエンベロプ(袋)―気象の子宮―は、クラウドバスターから刺激される広範囲で弾性的なスケールに、高度に敏感で連続的で反応しやすい。このエナジー・エンベロプの連続性が原因で、そのような刺激は何百万平方マイルにも広がり得る。数10億トンの大気と大気中水蒸気は影響されて、密度、分布および振る舞いが変わる。”



 ・有効か?

 クラウドバスター・オペレーションは、自然界の健康状態を回復するといわれている。しかしながら、クラウドバスチングがなされているアメリカのアリゾナが、いまだ乾いていると聞いている。何故だろう?

 クラウドバスター・マシーンは、実際、洪水を招待するのに有効な道具であるが、旱魃を防ぐのに有効な道具ではないということは、証拠が示すところである。…



 ・デミオ博士の警告

 J.デミオ博士ですら、クラウドバスターのオペレーション(操作)は、その資質(資格)のある人のみ許されるものであるとして、厳しく警告している。

 “クラウドバステイングは、単に、“望んだ”とか、“参加することになった”とか、“雨を降らせる”とか、単に幾つかのパイプの集合体をつくり、空中に振らせるというメカニクス屋の能力以上のものが、それに携わる人には要求される。

 安全で効果的なオペレーションのためには、オペレータは、まず第1に本人が個人的に高度の健康であること、第2に、行っていることが何なのか、また何故かを正確に知らなければならない。彼らは、過去35年間以上行ってきたクラウドバステイング技術と方法の良い作業知識を持っていなければならない。

 クラウド・バスター・オペレータは、基本的気候学と大気力学の教育を受けていなければならない。さらに、最も重要だが、クラウド・バスター・オペレータは、重大なレベルの生物物理的および感情的よろい(鎧)を持っていてはならない。

 彼らは、自然環境に完全に生体エネルギー的コンタクトをする資質をもった感情的流体でなければならない。彼らは、生き物の非言語的言語を知覚的に理解する資質を持っていなければならない。それは、大気圏や風景のなかにエネルギー的に表現されるのである。

 これは、クラウドバステイングの結果(誤りの反応結果あるいはダメージ的天候となる反応結果)に対してだけでなく、生物物理的よろいがクラウド・バスター・オペレータの健康に大きなリスクを与えるという点で重要である。

 常に心しておくべきことは、クラウド・バスターは、大気が自律調整機能の状態を回復するためのツールであるということである。それは、クラウドの種まき(cloud seeding)のような“天候変更”装置なのではない。“天候変更”装置では、大気があれこれ指図され、あるいは通常はそうはならない方向に“押し込まれる”のである。

 したがって、クラウド・バスターを操作したい人は誰でも、大気の自律調整機能の概念を直観的に、また心の奥底から把握しなければならない。”

 (訳注:上記内容の多くは、デメオ博士の論文[2]から引用しているように推測される。[2]には、もっと詳しく書かれているので参照されたい。)


文献

[1]クラウド・バステイングの危険性
[2]それでも、あなたはクラウド・バスターを作りたい?







5. クラウド・バスターによるケムトレイルの消滅




 これは、ケムトレイルをクラウド・バスターで消滅させるという主張である。下記は、その文献[1-2]の抜粋・概訳である。

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ケムトレイル, by Wikipedia


編集ノート

 2001年の終わりころ、この件について初めて書かれたのであるが、それ以来、草の根ネットワークの数千人の人達が、我々が被(こうむ)っているネガテイブ・エナジーをポジテイブ・エナジーに変換するいくつかの方法について、強力な技術を用いたり開発したりしているのである。

 発明者であるドン・クロフト(Don Croft)に大いに感謝する。


オーガナイト(Organite)

 オーガナイトは、ドン・クロフトが作った新語である。オーガナイトは、金属のやすり屑(非有機材料)と樹脂(有機物質)と水晶を混合したものである。

 それはネガテイブなオーゴン・エナジーをポジテイブなオーゴン・エナジーに変換する。ある期間にわたって効果的であるために、それが捕集するネガテイブ・エナジーを清浄化するためのアースまたは流水が必要である。

 
文献[1]より

 このクラウド・バスター(CB)は、アフリカのナミビアのゲート・ボーサ(Gert Botha)により製作されたもので、廃材を用いている。したがって、結果は、説明書きと少々異なっている。このクラウド・バスターは、アフリカのナミビア砂漠で、12年続いた旱魃(かんばつ)の後に用いられ、数日間連続する激しい雷雨をもたらした。


飛行機雲の定義

 飛行機雲は、飛行機が約30,000フィートかそれ以上の高度で飛ぶとき、ジェットエンジンあるいは空気を押す翼の端により空気を圧縮して水蒸気か氷の結晶にするときに起こる。この雲は、それが水であるので、蒸発によって1分そこそこで消滅する。


ケムトレイルの定義

 “ケムトレイル”という専門用語は、比較的新しい言葉である。これは、ケムトレイルの出現によりここ数年の間に現れた新語である。

 ケムトレイルは飛行機雲とは、非常に異なるものである。初めは、ケムトレイルは、ちょっと飛行機雲のように見えるかもしれない。しかし、飛行機雲のように消滅するのではなく、ケムトレイルは広がり続けて霞がかかった雲のもやを形成する。

 この雲のもやは、空全体を横断し、約5-8時間も滞空し続ける。それらは、もともと青い空だったものを灰色のもやもや状態に変えてしまうことが知られている。(注意:2001年の時点で、既に、七つの国で数10台のクラウド・バスターがある。したがって、あなたが、こんなに長時間、滞空しないケムトレイルを見たならば、その地域にはクラウド・バスターが既に存在しているかもしれない。)

 ケムトレイルは、少なくとも、その1部分は、居住地域の上空でジェット・エンジンから実際に飛散した油性物質からなる内容不明な物により構成されていると信じられている。

 また、何か不明な生物学的成分を含むケムトレイルもあることが見つかっている。さらに、ケムトレイルが存在する地域において、病気、特に肺疾患、が増加しつつあるという多くの報告がある。

 ケムトレイルは、しばしば、マークのない白い飛行機によりスプレイされていることが見られる。時々、あなた方は、これらの飛行機が飛行機雲を何も放出していないのを見るだろうが、そのすぐ後に、同地域に同じ種類の飛行機が濃いケムトレイルを放ち始めるであろう。


ケムトレイルの衛星写真

 http://www.rense.com/general4/chmgb.htm
 http://www.rense.com/general3/massive.htm


クラウド・バスターの歴史


 ヴィルヘルム・ライヒのクラウド・バスター(CB)は、雨を降らせる能力があることで良く知られている。しかし、連続して使うとき問題がある。それが吸収したDOR(致命的オーゴン・エナジー)を、正しく廃出してないと、オペレータが実際に害を受けるという点である。

 DORの廃出は、
  1. クラウド・バスターを流水の母体に接続する(困難)。
  2. クラウド・バスターの出力部をオーゴン蓄積器に接続する。

により、達成された。しかしながら、オーゴン蓄積器は、すぐにDORで飽和してしまい、これが、結局オペレータに対し、さらに問題を引き起こす。そのため、クラウド・バスターは、優れた技術なのだが、例えば、コンスタブル(Trevor James Constable)のようなプロの天候技術師によってのみ使われるだけで、長年、眠ったままであった。


2001クラウド・バスターの再発見


 憂国の士・代替科学者・研究者・発明家・自由の戦士であるドン・クロフトが、我が国を破壊し、その市民を奴隷化しようとして現在進められているケムトレイル計画に対し、最初の一撃を加えるのに成功した。

 ドン・クロフトは、ヴィルヘルム・ライヒの研究を利用し、彼のパートナーのキャロルの助力と全能の神に助けられて、常にケムトレイルを破壊し大気を癒す、安価で製作しやすいデバイスを創造した。ライヒ-クロフト“ケムバスター”は、闇の力による攻撃に対する回答である。

 元々のクラウド・バスターとは違って、ケムバスターは、DORを良いオーゴン・エナジーに実際に変換する。それに、飽和することはなく、オペレータに危険がおよぶことはない。


ケムバスターの作り方


 下記は、ドン・クロフトにより書かれたものである。彼は放浪生活をしている。

    http://www.worldwithoutparasites.org


 ドン・クロフトは、オーゴン・エナジーを使っているが、オーゴン・エナジーは、気、イーサ、ライフ・フォース、etc.に対して与えられた名前である。彼は、これをライヒのライフワークと犠牲に対する尊敬と感謝で成し遂げたのである。

 
文献[1]より


 
文献[1]より


 
文献[1]より


 
文献[1]より
バケツは、底面:直径9インチ、深さ9インチ。プラステイック製。




(訳注:作り方の詳細は、文献[2]の図面と説明を見られたい。オーゴナイトや注意点・警告などについても同様。生兵法は怪我の基。)



警告(文献[2])

 もし、強力な不安定オーゴンあるいはDORを引き込んでいるときのパイプに触れると、あなたは、頭痛になるかもしれず、それは翌日になっても続く。我々の友人に最近そのようなことが起こった。



文献

[1]checktheevidence
[2]metatech







6. K.H.ウェルツによるDOR発生器・変換器



 下記は、文献[1]の抜粋・概訳である。この装置の構造は不明である。文献[1]は、そのあいまいな説明に過ぎないが、開発のヒントの材料にはなる可能性があるので、紹介しておく。

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 ヴィルヘルム・ライヒはDOR(deadly orgone)と呼ぶものを発見したとはいえ、それは、宇宙のオーゴン・フィールドの脈動の結果として、常に健康なオーゴン(healthy orgone)に戻っていることには、彼は気づいていなかった。

 もしそうでなかったら、この惑星のあらゆる生命はDORの中で、とっくの昔に死に絶えていただろう。実際、ライヒは大気の中にDORの存在および不在に関する真の先駆的観測を行ったのであるが、彼は、大気からDORを除去するのに、それを水にアースしたのである。

 オーゴン・エナジーの惑星の脈動が、新しいDORの発生に追いつかないときは、ライヒの有名なオラヌール(oranur)実験の場合のように、深刻なDOR問題は、いつでも起こる。こうした問題は、大量の“電子的スモッグ(electrosmog)”あるいは、電磁的汚染および大量の放射能が存在するところではどこでも起こる。たとえば、ライヒは、オラヌール実験で、強力なオーゴン蓄積器のなかに放射性元素を入れたのである。

 私は、オーゴン脈動の増加は、いやなDORを無効にするばかりでなく、健康なオーゴン(healthy orgone)に確かに変換することに気づいた。

 そこで、私は、いつでもon, offできるDOR発生器を発明した。ヴィルヘルム・ライヒは、20層のオーゴン蓄積器を作り、その中に放射性元素を入れ、オーゴンエナジーをDORに大量に変換することをもくろんだ。

 彼は、DORを中和する手段や、DORを変換して健康なオーゴンエナジーに戻す知識ももっていなかったので、このオーゴン集積器とDOR発生源に近い部分を分解しなければならなかった。

 私のDOR発生器は、スイッチ on, offで切り替えられる。それは、実際にDORを発生するが、その上さらに、存在しているオーゴンエナジーをDORに変換する。このデバイスのスイッチをonにすると、そばにいる殆どの人が、1分以内にリンパ腺に痛みを経験する。

 私が、DOR発生器のそばにオーゴンエナジー発生器R(パルスのオーゴンを発生している)をもっていくと、DORの出力は健康なオーゴンに変換され、そばにいる人は、すぐに気持ちよくなる。この場合は、当然、デバイスの分解は必要でなくなる。

 また、オーゴン発生器Rは、例えば大量の蛍光灯の光を浴びる領域において、電磁気的汚染により発生したDORを中和するのに非常に効果的であることが証明されている。

 実際、この点から見ると、コイル付きの蛍光灯は、最近はとても普及し快適であるとはいえ、“エネルギーお利口さん”であると同時に“癌おばかさん”であるかもしれない。

 私は、この惑星で次のことを初めて行ったと言って差支えないだろう。

  1. 惑星的規模で、DORを健康なオーゴンに変換されるということを認識した。

  2. オーゴンエナジー発生器Rによって、実際に、DORを健康なオーゴンに変換することに成功した。
(以下略)



文献

[1](Karl Hans Welz)

(現在このsiteは、閉じられているようでアクセスできない。Karl Hans Welzで検索すれば、沢山のsiteが見つかる。しかし、残念ながら技術的な詳細は記されていない。)





7. オーゴン・オーストラリアのクラウド・バスター




 下記は、文献[1]の抜粋・概訳である。この装置は、危険が伴うかもしれないので環境破壊や人命問題には十分注意すべきである。危険性については、4節. サカヒョーが語るクラウド・バステイングの危険性、を参照されたい。

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オーゴン・オーストラリアの
クラウド・バスター[1]
 ・クラウド・バスターとは何か?

 クラウド・バスターは、強力なオーゴン発生器である。これは、あなたの地域の大気のバランスをとり調和させるのを助ける安全な方法である。

 6個の銅パイプが共鳴の極大値に対しチューニングされていて、それぞれの底の部分に、選び抜いた透明水晶が配設してある。これらのパイプは、ポリエステル樹脂、金属粒子とパイライトの混合物からできたオーゴナイトの中に植えられている。

 ・どんな効果が期待されるか?

 この装置は、オーゴン・エナジーを上空に向かって撃ち、数kmに広がる地域に影響を与えことができ、雲の高さまで到達させることが可能である。もっと上空に到達するためには、パイプは、長さ6フィート追加してやることもできる。

 それは、ケムトレイル、濃霧、および汚染を分解するのを助けるであろう。

 ・私は、もう販売用のクラウド・バスターは作っていない。

 しかし、私は、喜んで助力はしている。私は、pdfファイルで有用なヒントと説明を、いくつかまとめた。以下のとおりである。さらに追加予定である。

  1. Cloud Buster Templates
  2. Testing your crystals
  3. Construction instructions
(訳注:彼らの装置の詳細は、上記1-3のpdfファイルに記載されている。また下記文献の参考文献を孫引きすれば多くの情報が得られる。)

文献

[1]Orgon Australia







8. クラウド・バスター・エンジニアリングにおける心得, by ライヒ




 下記は、文献[1]の抜粋・概訳である。

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クラウド・バスター・エンジニアリングにおける心得


by Wilhelm Reich published by Orgone Institute
in "CORE" July 1954 Vol. VI Nos. 1-4; appendix A"



  1. あらゆる野心(抱負・大望・功名心など)を捨てること。

  2. 雨を降らせることあるいはクラウドバステイングに耽(ふけ)ってはいけない。

     大気からエネルギーを“引っ張る”間、あなたが取り組むOR空間の範囲は、大きなパワーのエネルギー連続体である。

     あなたは、竜巻を発生させるかもしれない。森林火災をいけない方向に扇動するかもしれない。あなたが意図しない他のダメージを引き起こすかもしれない。やらなければならないこと以外は決してやってはならない。

  3. もし実験するなら、すぐに結果を達成しようとして、何を、どうしてやっているのかよく観察し理解することが重要である。じっくりと塾考すれば、安全な結果となる。

  4. クラウド・エンジニアリングでは、あなたは“雨を創造”するのではない。あなたは“雲を破壊”するのでもない。あなたは神のようなふるまいをするのでもない。あなたが為すことは、単に、自然界の道筋における自然を助けるだけである。

  5. あなたの装置、トラック等、特にすべての金属部分は、十分に水、できれば流水、にアースする。これをしないと、あなたの身体組織を危険にさらすこととなる。

  6. 作業者の顔が青色か紫色になったり、目眩(めまい)がしたりしたら、それ以上長く、ORエナジー引き込み作業をやらせてはいけない。作業者を交代させ、彼らを十分遠くに離して休ませ、彼らの顔と腕を新鮮な水でぬらし続ける。

  7. あなたがORを引き込んでいる間は、パイプや他の金属部分に触ってはいけない。引き込み作業の間は、装置を動かすのに、常に絶縁プラステイックか木製ハンドルをつかうこと。

  8. 何か兆候があれば、ORチャージにより誰も危害を受けないように注意すること。クラウドバステイング装置のそばに人を立たせてはいけない(訳注:装置を取り巻く近傍空間にオーゴンエナジーの場が形成されているので、その中に入るのは危険ということ)。

     身体が悪い人が装置のそばに立っていると健康上何らかの危険が及ぶ(訳注:健康な人は影響を受けにくいということ)。

  9. あなたが長期間の降雨を引き寄せたいのでなければ、決してあなたの真上の上空に“ドリル穴”をあけてはいけない。

  10. あなたのオペレーションにより微風や風が発生したと感じ、風向きが強くなりすぎたり、竜巻が現れたりしたら、引き込み作業をストップすること。

  11. もし、あなたがDOR雲を除けたいのであれば、OR包含空間(envelope)の流れの方向に引っ張ること。

  12. もし、あなたが雲を破壊したかったり降雨を止めたいなら、濃い雲の中心に向けること。

  13. もし、あなたが雲を濃く成長させたいなら、小さい方の雲の近傍から引っ張ってくる。濃い雲の邪魔をしてはいけない。

  14. もし、空に雲がなくが雲を作りたいときは、あなたの周りのOR包含空間の不動あるいは平衡状態を乱すこと。主にOR包含空間の流れに対抗して引っ張ること。雲を作るためには、ORエナジーのポテンシャルの差を作らなければならない。

  15. (PORE=Public Orgonomic Research Exchangeによる)オペレーションの間は、クラウド・バスターの近くに電線・電気装置・放射性物質がないようにする。さもないと深刻な健康問題が発生する。


文献

[1]Cloudbusting Information





9. まとめと考察





・まとめ

以上のことを、簡単にまとめると以下のとおりである。
  1. ライヒはクラウド・バスターと呼ぶ雨を降らせる装置を発明した。それは、可動台上に長さ15フィートのアルミパイプを幾つか並べて束ねたものを取り付け、パイプ下部からケーブルを出して水の中に挿入してあった。彼は、その装置は大気中のオーゴン・エナジーの遮断を取り除き、雨を降らせると信じた(1952)。

  2. 彼は、クラウド・バスターの実験を何十回もおこなったが、この研究を“宇宙オーゴン工学”と呼んでいた。1953年の干ばつの間、マリン州の農家の二人がブルーベリーの収穫が得られるように雨を降らせることができれば、お金を払うと言ってきた。 ライヒは降雨に成功しお金を受け取った。

  3. 1979年から、デミオがクラウド・バスターの再現実験を行った。USAのカンザス、イスラエルのナミビア、アフリカのエリトリアの旱魃地域における降雨実験に成功した。デミオ以外の人達による再現実験も成功している。

  4. クラウドバスター装置を操作することに関する健康および環境的リスクがあるらしい。特に操作者(オペレータ)が、精神的・肉体的に完全に健康でないならば、非常に深刻な場合、すなわち致命的な場合があるらしい。クラウドバスター・ユニットを作ろうとする前に、必要な注意事項を読んで実行する必要がある。

  5. ライヒのクラウド・バスターのさまざまな変形バスターが提案されている。なお、ライヒ オリジナルの設計図は見当たらない。95年代にライヒはメイン州ポートランドのサウスワース・マシーン・カンパニーに数台作らせた。この会社は設計図を持っていたが、その後、この会社は廃業してしまっている。


・考察

(1)クラウド・バスターは、自然界の調和自律気象をもたらすことはできるのか?

 クラウド・バスターについて、さまざまな疑問がある。
 以上の点は、未解決問題であろう。今後の研究をまたざるを得ない。



(2)クラウド・バスターはオーゴン・エナジーに対する同調回路か?

 上記の話が真実とすれば、クラウド・バスターには、空間からアースに向かって、あるいはアースから空間に向かって、巨大な未知エネルギー(オーゴン・エナジー?)が流れていることになる。

 たとえば、前記のようにカリフォルニア砂漠でクラウドバスターを操作していた男が、素手でパイプに触れたとき半身がマヒしてしまい、麻痺は、その後完全には回復することはなかった、というようなことからも、そう思えるのである。

 ライヒのクラウド・バスターを現在使われている電子記号で無理にも表すとすれば、下図のようにしか書き表せないだろう。もちろん、このほかにも考えられる。
 
クラウド・バスター(Ether particle receiver)

 このような電子記号は、Chap.8a "デンマークの開発者によるテスラの特許の実用的応用"のFigs.4.5-4.6に見られる。また類似のもの(同一ではない)がテスラの回路図(Chap.8aのFig1.5.2)にも表れている。

 このことから推測できることは、一般にFE電子回路は、現在の通用電子回路の読み方をしていては、駄目であるということであろう。


(3)クラウド・バスター同調回路で発電できないか?

 以上のように、クラウド・バスター回路にエネルギーが流れるのであれば、これを利用して発電できないか、検討すべきであろう。ここで、もちろん、クラウド・バスターそのものをアンテナにすればよいと断言しているのではない。

 そのエネルギーと共鳴してエネルギーを捕獲する工夫が必要である。ちなみに、テスラは、上図のアンテナの先端に何か取り付け、回路にLとCを入れて発電していた。彼はその電気をラジアント電気と言っていたのである。

 テスラはアンテナの先端は高いところに設置することを注意していた。これは、高いところほどイーサ・エナジーの流れが大きくなるためかもしれない。将来の研究を要する。





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