フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相

フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相






Chap.3a. イーサ応用: イーサ・モータ、その他

1. ライヒによるオーゴン・モータの発明 by R.ブラスバンド(アメリカ)
 1.1 モータ駆動力としてのオーゴン・エナジー
 1.2 バイオンおよび大気からのオーゴン・エナジー
 1.3 オーゴン・エナジー・モータの起源

2. コリアによるイーサ・モータ
 2.1 コリアによるオーゴン・モータの再現/再発明(書籍)
 2.2 カナダのフリーエナジー発電のブレイクスルー(プレスリリース)
 2.3 PAGD, イーサ・モータ、およびフリーエネルギー by アーサ・アクセルラド教授
 2.4 コリアによるオーバー・ユニティのパテント

3. テスラのフリーエネルギー・レシーバー






Chap.3a. イーサ応用: イーサ・モータ、他



 本章では、イーサ・エナジーをモータ、その他に応用した例を取り扱う。

 

1 ライヒによるオーゴン・モータの発明
      by R. ブラスバンド(アメリカ)



 ライヒがオーゴンと呼んだものは、イーサであると言われている。したがってオーゴン・モータはイーサ・モータである。下記は、文献[1]の抜粋・概訳である。

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1.1 モータ駆動力としてのオーゴン・エナジー

 1940年に、感情の性質の研究過程で、精神分析学者ヴィルヘルム・ライヒは、生命エネルギーのように生物学的システムのなかで機能する今まであまり知られていなかった宇宙エネルギーを発見した。

 それから7年間この研究を続けて、このエネルギー、“オーゴン・エナジー”は空気中から捕集できて、入れ物の中に蓄積でき、モータを駆動させることができることを見出した。

 1937年に、ひとの感情は、本質的に生体電気として表れると信じて、ライヒは、被検者のいろんな感情表現時における皮膚電位の変化を調べた(1)。この研究から、感情の状態により身体機関の中で“何かが動いた”という客観的理論的な考えに確信が得られた。

 しかし、この“何か”は、電気的に測定できても、本質的には電気ではない。何故なら、本研究における被験者により感じられた、あるいは表現された大量のフィーリングは、皮膚表面に現れた数十の電圧(ミリボルト)によって説明できないからである。それに、体に電気を印加することは、常に異物で邪魔なものとして知覚されるのである。

 “何か”をもっとよく描き出すために、ライヒは、顕微鏡を用いて、生物学的エネルギー源の食物を研究した。彼は、全ての食物は、その性質に関わらず、ゆでると、小胞に破壊されて、動き回り、内的脈動を示し、その透明な液状内容物の中に青みがかったちらちらする光を発することを発見した。

 ライヒは、この小胞を“バイオン”と名付けた(2)。そして、ライヒは、土、鉄、カーボン、砂のような無機材料も、圧熱減菌器で処理したり蛍光灯に晒すと、有機材料で観測されたことに類似の小胞に破壊されバイオンになることを発見した。さらに、栄養物のなかに置くと、カーボンと砂バイオンは培養できた。

 バイオンは、幾つかの驚くべき性質を示した。その性質の中には、皮膚に近いところに置くと強い炎症性反応を発生して、バクテリアを動かなくするか破壊する能力、ゴムに冷光を発生させ、帯電させる能力があった。(訳注:原文のruminateはluminateの誤記かと思う、検討を要する。以下同様)

 オスロのライヒの研究所の空気は常に“重かった”: すなわち、金属的装置は、自然に磁化した。写真乾板は、自然に霞がかかった。ライヒは、冬でさえ、日焼けし、並外れて強く十分よく感じた。ただし、目の炎症を除いてのことである。目の炎症は明らかに顕微鏡でバイオンを観測していたことに関係していた。



1.2 バイオンおよび大気からのオーゴン・エナジー

 しかしながら、ライヒは、培養物は放射能を持っていないかと心配した。そこで、放射線の専門家に相談したが、それはないという結果であった。引き続いて数か月間研究を続け、バイオン培養物からの放射は既知の通常のエネルギー形態によっては説明がつかないことを確信した。

 彼は、西洋科学では、今まで知られていない自然力(natural force)を、自分は研究していると結論せざるを得なかった。彼は、それを“オーゴン・エナジー”と名付けた。その理由は、有機材料により吸収される能力、それと彼の研究は、ひとの器官の機能の医学的研究からスタートしたという事実にあった。

 オーゴン・エナジーは、“紫色の霧”および細かい稲光のような白みがかったスパークの形で発光した。この発光をもっとよく見えるようにするために、ライヒは、バイオン培養皿を金属の裏張りをした木箱の中に置いた。これは、金属は、放射を箱の内部に向かって反射し、木は放射が逃げるのを防ぐであろうから、もっとよく見えると考えたのであった。

 木箱の1側面に取り付けたガラスの覗き窓から、実際、発光がよく見えるようになった。ところが、彼が驚いたことは、光る効果が、培養物を取り除いても、残っていることであった。それは、箱内を完全に空気で吹き飛ばしても、洗浄しても残っていたのである。

 ライヒは、オーゴン・エナジーはどこにでもあるということと、なんらかの方法で、箱の構造が大気からのエネルギーを濃縮するのを可能としているということを、悟った。

 彼は、さらに研究を進めて、オーゴン・エナジーは、金属に引っ張られ、金属から反射し、非金属材料により吸収されることを発見した。したがって、金属を一番内側にして、金属と非金属を交互にした層からなる箱は、大気から箱内部に向かってエネルギー勾配を作り出す。

 最も具合の良い組み合わせ材料は、セロテックス、岩綿、スチールウール、および亜鉛メッキ鋼板であった。しかし、プラステイック、ファイバーグラス、他の金属を使うことができる(Fig.1)。

 
Fig.1 ライヒのオーゴン集積器の基本的設計の断面図[1]
To=集積器の上の温度、Ti=内部温度、T=コントロール(室温)、EL=箔検電器。
→=放射の方向、サイズ:1立方フート。


 アルミニウムは、厳密に実験を行うのには使うことができるだろうが、生体器官に対しては毒である。後に、ライヒは、6層からなるボックスは、環境のオーゴン・エナジーを6倍に強くするということを、事実に基づく測定から発見した。

 ライヒが入れ物と呼んだ“オーゴン・エナジー集積器”の内部は、暖かくひりひり(ちくちく)と感じた。しかし金属は冷たかった。この主観的な感じは、集積器の内部温度を測定することによって確信した。それは、箱の外の周囲温度あるいはコントロール(対照)ボックスの内部温度よりも、0.1℃の数倍から最大で2℃高かった(3)。

 ライヒは、この発見には、とてつもない重要性があることを知っていた。それは、熱力学第2法則の破れであった。熱力学第2法則は、古典物理学では破ることのできない神聖なものと考えられていたのである。集積器は何も仕事することなしに、それ自身の温度を上げることはできない。

 ライヒによるさまざまな比較対照実験、および最近行われたライヒの学生の実験で、この現象が確認されている(4,5,6)。

 
Fig.2 約1,000Vにおける“宇宙線バックグラウンド”[1]


 異常エネルギー・フォースの存在を客観的に見えるようにしたもう一つの方法は、箱の中の静電気箔検電器の振舞である。静電気を帯電した箔検電器からのいわゆる“自然漏洩”は、集積器の中では、有意に遅れる(7)。この現象は、既知の古典的電気プロセスでは説明できない。

 ライヒは、静電気はオーゴン・エナジーのよく見かける現れであることを理解するに至った。集積器内の箔検電器からの自然漏洩が遅くなるのは、箱外のオーゴン濃度よりも高い濃度の中への放電だからである。

 箔検電器の放電率が遅くなることと、箱内の温度上昇(集積器内部温度から外部空気温度を引いた値、To-T)は、互いに平行している。両者ともに、外部エネルギー因子、最も大きくは天候に依存する。このことからやって来つつある先の天候変化を予測するのに使うことができる。



1.3 オーゴン・エナジー・モータの起源

 1947年に、7年間のオーゴン・エナジーの生物学的・物理学的特性の研究により、ライヒは、オーゴン・エナジーと放射能のあいだの相互作用を研究するための準備として、ガイガー・ミュラー・カウンター(GM管)を手に入れた。

 

GM管の構造と原理:

 主にハロゲンガスが封入された中空の円筒の芯に細い線の+電極がある。円筒と芯の間には、高電圧がかけられる。電離放射線が円筒を通過する際に、円筒内のハロゲンガスが電離され、正に帯電したイオンと電子が発生する。イオンは陰極へ、 電子は陽極に向かって加速される。
 このとき加速されたイオンがハロゲンガスの分子に衝突して電離させる。このようにして、円筒内のハロゲンガス中に荷電粒子のなだれが発生し、結果として陰極から陽極へと向かって短く強いパルス電流が生じ、このパルスを測定・計数することによって、放射線の量を測定する。



 メイン州ラングリーの彼の研究所において、ライヒは、GM管は自然放射能と宇宙からのガンマ線により発生するバックグラウンドを記録していて、はじめは正常に動いていた。しかしながら、それは、オーゴン・エナジーを集積する構造体の近くでは、反応しなくなった。数日内に、バックグラウンドや小さなX線源にも反応しなくなり、説明不能だが、その測定器は“死んで”しまった。

 装置は、周期的にチェックしたが、完全に無反応のままであった。しかし、約2か月後のこと、いつもの定期的チェックのとき、インパルス・レコーダーが、1秒間に1回転の速度で、即座に回転し始めた。このデバイスに対しては、非常に大きな速度である。

 (訳注:放射線がGM管に入射すると電気パルスが発生し、その[パルス数/時間]を計数して放射線の強さを調べるのであるが、この当時のパルス計数器は、今のようなデジタル方式ではなく、恐らくパルス・モータのような回転方式を用いていたのではないだろうか)

 これは、1秒あたり約100パルスに相当するが、1秒当たり15‐25パルスという通常のバックグラウンドに比べてとてつもない反応である。さらにテストを続けて、ライヒは、1秒当たり6,000-8,000パルスのカウント数を得た。これは1秒あたり1.15回転に相当する連続的回転であった(8)。

 その時点で、放射線源を用いて得られた最大のカウント数は3,000cpm(1秒当たりのカウント数)であった。これは同じ型番のGM管を用いてのことである。ライヒは、オーゴン・エナジーの中にモータ駆動力が存在することを知ったのである。

 オーゴン・エナジーは、何がしかの方法で、GM管を通して電磁気的・機械的エネルギーに変換されている。GM管効果の機能を詳しく分析して、オーゴン・エナジー密度を高くする特殊真空管を用いて、ライヒは、のちにオーゴン・エナジーで直接モータを回転させる方法を発見した。

 
Fig.3 オーゴン・エナジーのGM管効果(cpm)および電圧の増加[1]


 
Fig.4 オーゴン・エナジーの自己チャージ容量[1]


 
Fig.5 1か月間実験室から100フィート離れた位置にある対照GM管の反応[1]


 ライヒは、GM管中で外側にある金属円筒は、大気中からオーゴン・エナジーを引きつけるということと、これをガラス製計数管から単に取り去るだけでGM効果は失われるということを発見した。モータ効果は、金属円筒を再挿入するか、あるいは裸のガラス製計数管をオーゴン・エナジー集積器の中に入れるかすれば、即座に、再び現れた。

 この効果は、暴風雨の前に小さくなり、それが過ぎ去ると回復した。これは、さまざまに変化する天候において集積器内の温度と箔検電器に関する初期の観測と一致していた。

 これらのことと、他の観測結果から、ライヒは、実験室内の高いオーゴンチャージ状態に、一定期間ひたって計数管が充分満杯になったので、このモータ効果が発生したと確信した。計数管は、内部の金属カソードと外側の非金属の防護コーテイングからなるので、計数管は、本質的にオーゴン・エナジー集積器である。

 計数管の中のオーゴン・エナジーは、GM管からの電気刺激により先のとがった光の稲妻のような状態にエキサイトする。この状態において、オーゴン・エナジーは、装置によりカウントされる。さまざまな対照実験を行った結果、高いcpmのGMモ−タ効果は、計数管内部のオーゴン・エナジーの高密度の励起によってのみ説明できることが分かった。

 ライヒは、もっと複雑なGM管を手に入れた。それは、計数管に与える電圧を変えられるようになっていた。電界計のように、初め、それはバックグラウンド放射のみカウントしていた。しかし、3日以内にバースト時には3,600cpmを記録した。4週間目には、インパルスカウンターは連続回転になり、1,000Vで2,000cpm近くまでになった。

 Fig.2は、放射線源(ラジウム)およびいわゆる宇宙線に比較したときの濃縮したオーゴン・エナジーのパワーを示している(9)。Fig.3は、電圧増加にともなうcpmの非線形変化によるオーゴン・エナジーの非メカニカルな機能的特性を示している。

 Fig.4は、チャージそれ自体に対するオーゴン・エナジーの容量を示している。カウントは、1フート立方のオーゴン・エナジー集積器のなかに1cmの鉛と1/4 cmの鉄の円筒をいれ、その中にGM管を入れて、得た値である。GM管は950Vの一定電圧をかけて、6分間続けて作動させた。GM管の中のエネルギーをエキサイトする電圧をかけずに、2分後にインパルスが鋭く増加していることに注意されたい(11)。

 Fig.5は、1か月間実験室から100フィート離れたところに置いた対照GM管の反応を示している。離したのに関わらず、実験室のエネルギー・フィールドの中に在るだけで、ロータリー・モータ効果を生ずるに十分なオーゴン・エナジーに満たされていたのである(12)。(中略)

 ライヒは、オーゴン・エナジーからメカニカルなモーター駆動力への直接変換の途中にあるもの全てを無くしてしまうことにより全システムを単純化できるならば、モータ反応はもっと改善され得ると感じた。彼の第一ステップは、GM管中において、オーゴンをチャージした、ガス封入なしの計数管を試みることであった。しかし、これは何の反応も得られずに失敗した。

 しかし、オーゴン・エナジー集積器のように働く特殊な真空管(ヴェイカー管"Vacor tube")を製作したとき、強力な反応が得られた。それは、内部に平行なアルミ板(複数)があり、それぞれ陽極と陰極につながれた構造であった。真空の圧力は1/2μであり、どんなガスの存在も排除するのに十分であった。

 数週間、オーゴン・エナジー集積器の中にひたしておいた後に、この管は、ガスがないのにのかかわらず、オーゴンをチャージしたプラステイック棒で刺激したときに、深い青色に発光した。そして、100V-1,000Vの電圧をかけると、管内の発光色は、夜空が夜明けの色になり、それから白昼の色に変わるのと同じような変化をした。

 惑星上の夜明けと白昼の発光は、地球のオーゴン・エナジー・フィールドの変化をトリガーする、太陽からの刺激の結果であるようだ、とライヒには強く思えた(13)。

 ヴェイカー管は、GM管に留めると、電圧350-500Vにおいて、1秒あたり数1,000パルスを発生した。これは、通常のGM管から発生するパルス数より、かなり高い値である。通常のGM管では、最大で100-130パルス/秒得るのに750-1,000V必要になる。

 ヴェイカー管とインパルス・カウンターの間の高電圧回路を取り除くと、1秒当たり20-25,000パルスまで、上昇した。箔検電器でヴェイカー管の中の二枚のアルミ板の間の電圧を測定した。それは、極端に高い34,000Vであった。

 1949年、ライヒは、オーゴン・エナジー・モータ駆動力の成功を下記のように報告した:

 1948年6月24日、p.m.1時、私は、モータ (Western Electric, KS-9154, Serial No. 1227)を、オーゴン・エナジー・モータ駆動力により駆動させるのに成功した。このオーゴン・エナジー・モータ駆動力は、私が、1947年8月8日にガイガー・ミュラー・カウンターの途中で発見したものである。電子的増幅器、高電圧なしで、オーゴン・エナジー・モータ駆動力を充分に伝達可能である。

 オーゴン・モータを回転させるには、Y ファクターと呼ばれる、あるファクターが必要である。このファクターは、現在は、わかっていない。

 今までに用いられたオーゴン・エナジーは下記のとおりである。
  1. オーゴンをチャージしたヴェイカー管

  2. 大気のオーゴン

  3. 地球のオーゴン

  4. 生物・生体のオーゴン・エナジー



 核分裂の過程で使われている材料は必要でない。インパルスの連続的発生は、調節可能である。インパルスの連続は、一様であり連続的である。用いられたオーゴン・エナジーの量の宇宙エネルギー源の膨大な貯水池に対する関係はごくわずかである。

 モータの速度は調節可能である。それは下記のものに依存している。
  1. 接続したヴェイカー管の数。

  2. 例えば、温度差To-T、箔検電器の放電速度、等々、今までに発見されたオーゴンの機能に一致する天候条件。

  3. Y-ファクター機能。



 真空管(ヴェイカー管)の機能は、“無の空間”理論を破っている。場の作用は宇宙のオーゴン・エナジーの活動によるものである。真空管のなかのエナジー・フィールドの強さは特殊な機能の装置で示され測定され得る(14)。

 ライヒは、地方の新聞記者も含めて信頼できる目撃者にモータをデモンストレーションした。しかしながら、彼は、Y-ファクターの機能を明かさないまま亡くなった。彼は、世の中は無限のエネルギー源に対する責任の準備ができていないと感じたからであった。



[文献]

[1]New Energy Technologies: モータ駆動力としてのオーゴン・エナジー

[本文の文献]
  1. Reich, W., "Experimental Investigation of the Electrical Function of Sexuality and Anxiety". The Journal of Orgonomy. 3: 1. 1969.
  2. Reich, W., The Cancer Biopathy. Orgone Institute Press. N.Y., 1948. p.11.
  3. ibid. p.95.
  4. Risenblum, C.F. (pseudonym for C.F. Baker). "The Orgone Accumulator Temperature Difference: Experimental Protocol". J. Orgonomy. 6:1. 1972.
  5. Blasband, R.A.. "Thermal Orgonometry". J. Orgonomy. 5:2. 1971.
  6. Seiler, H.P. "New Experiments in Thermal Orgonometry". J. Orgonomy. 16:2. 1982.
  7. Reich, W.. The Cancer Biopathy. p.108.
  8. Reich, W.. "The Geiger-Muller Effect of Cosmic Orgone Energy (1947)". Orgone Energy Bulletin. 3:4. 1951. p.201.
  9. ibid. p.231.
  10. ibid. p.230.
  11. ibid. p.232.
  12. ibid. p.233.
  13. ibid. p.249.
  14. Reich, W.. "A Motor Force in Orgone Energy". Orgone Energy Bulletin. 1:1. 1949. p.7.






 

2 コリアによるイーサ・モータ



 イーサ・モータは、古い時代にテスラおよびライヒにより研究されたが、どれも秘密になっていた。最近、コリアが、それをよみがえらせた。下記は、文献[1]の抜粋・概訳である。

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 まず、書籍から紹介していく。著者のDr.コリア・PN は、生物物理学者、分子生物学者、血液学者、政治学者、著者、発明家である。トロント大学薬学部から修士号・博士号を得ている。共著者のMs.コリア・ANは彼のパートナーである。(註:コリアは、コにアクセントがある)  

2.1 コリアによるオーゴン・モータの再現/再発明(書籍)




 
The Discovery of the Aether Motor (1):
(Re-)Discovery of the Orgone Motor
by Paulo N. Correa & Alexandra N. Correa
ISBN - 0-9689060-3-6
Printed by University of Toronto Press
343 pages,Figures, Tables, Bibliographies
Price: $150.00 / $110.00 ISFA + shipping

コリア PN &コリア AN著:

「イーサ・モータの発見(1):
     オーゴン・モータの再発見」

 

内容
  ・初めに:ヴィルヘルム・ライヒ死後の50年
  1. Y-ファクター機能の考古学
  2. ライヒのY-fed 2-phaseモータの回路
  3. 改良型Y-fed PAGD-driven split-phaseイーサ・モータ
  4. 潜熱の熱電気変換の発見
  5. 改良型イーサ・モータの大気の日変化に対する応答
  6. ACスピナー・モータ; テスラの初めのイーサ・モータからWestern Electric KSスピナー・モータへ
  ・歴史に関する文書など

 (上記のPAGDは、Pulsed Abnormal Glow Dischargesである。)


(下記概要は、文献[1]からの抜粋・概訳である。)

概要

 本書、イーサ・モータ/コンバータに関する2巻の出版の第1の部分、は、テスラのイーサ・モータの研究とヴィルヘルム・ライヒのオーゴン・モータの研究・再現・改良に捧げたものである。ライヒの探索は、その出発点を、大部分が、テスラが開始した探索を止めたところから始まっている。

 本シリーズの第2巻では、完全なイーサ・モータ/コンバータを開発するために、コリアは、オーゴン・モータの原理を超えて行く。これら2冊の本(巻IIIAおよび巻IIIB)は、イーサロメトリー実験(イーサ測定法実験)の旅の一部分でもあり、その技術的な完成をマークしている。

 著者は、読者に新技術を提供している。無質量のエネルギーのパワー・テクノロジーである。それは、主要であるイーサ、電気と非電気すなわち二極性エネルギー(テスラ)および潜熱の両方を用いている。両方の研究のわかりやすい指標が、第二の巻の発行で計画されている。

本巻で、コリアは、イーサ・モータ/コンバータに背後にある主要原理を提供している。広い意味で、これらは、(1)共鳴二極性トランスミッター;(2)オーゴン・モータ作動の鍵として働くライヒの秘密のY-ファクターの解読と識別;(3)伝送を増幅し潜熱を二極性電気に変換するにに必要な受信機回路;(4)ドラグカップ・モータとライヒのスピナーズKS-8624およびKS-9154を駆動するのに用いたプラズマよびプラズマ無しの方法あるいはバッテリーかコンデンサーを充電する方法に関するものである。

 KSシリーズのモータとその特殊な応用に関する超特別な歴史も含んでいる。本書は、科学技術のニューエイジ‐質量無しのエネルギーの時代 - の開始となる記述である。やってくるのに長い時間がかかったが、しかし、ついに、質量無しの科学技術の創立のための二人のパイオニアの業績を理解し、それを聡明に利用することを可能とすると時期が来たと思われる。…







コリア・PN &コリア・AN著:

「オーゴン・モータの再発見」


     (1)Y-ファクター機能の考古学
     (2)ライヒのY-供給オーゴンモータ回路
     (3)改良型のY-供給PAGDドライブ・イーサ・モータ
     (4)潜熱の熱電気変換の発見
     (5)改良型イーサ・モータの大気に対する応答の日変動
     (6)AC スピナー・モータ
 これらの概要は、文献[2]に記載されている。

 
「オーゴン・モータの再発見」

(1) Y-ファクター機能の考古学
「オーゴン・モータの再発見」

(2) ライヒのY-供給オーゴンモータ回路
(3) 改良型のY-供給PAGDドライブ・
   イーサ・モータ

 
「オーゴン・モータの再発見」

(4)潜熱の熱電気変換の発見
(5)改良型イーサ・モータの大気に対
 する応答の日変動
「オーゴン・モータの再発見」


(6) AC スピナー・モータ


コリアは次のように書いている:

“…だから、ライヒの2相オーゴン・モータの出発点は、テスラ オリジナルの設計にあったということが明白になるのである。…”

詳細は、文献[1-2]を読まれたい。

文献

[1]Books from Akronos Publishing:http://www.aetherometry.com/index2.html
[2]http://www.aetherometry.com/Electronic_Publications/Science/abs-AS2v3.php





 

2.2 カナダのフリーエナジー発電のブレイクスルー(プレスリリース)




 下記は、イーサ・モータを発明したコリアの新聞発表[1]の抜粋・概訳である。

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「ラボフェックス社・実験応用物理プラズマ物理研」‐新聞発表
 カナダ・オンタリオ州・コンコード, L4K 2J6



 パウロ・コリア博士(M.Sc.,Ph.D;カナダのオンタリオ州のLabofex社- Experimental and Applied Plasma Physics の研究デイレクター)およびパートナーのアレサンドラ・コリア(BA)は、クリーンな電力発生の分野で重要なブレイクスルーを宣言した。

 電力を取り出すプロセスの技術の基本は、特許によって完全に保護されている。特許は、 US Patent No. 5,416,391(May 16, 1995、"Electromechanical Transduction of Plasma Pulses")、No.5,449,989(September 12, 1995, "Energy Conversion System")およびNo.5,502,354(March 26, 1996,"Direct Current Energized Pulse Generator Utilizing Autogenous Cyclical Pulsed Abnormal Glow Discharges"の3件である。

 コリアのグリッド非依存性のエネルギー変換システムは、エネルギー反応器を用いているが、この反応器の機能は、真空中のある金属の未知の自発放出特性に基づいている。これはハロルド・アスプデン博士の電気力学の法則に従う異常陰極反応を伴っている。

 関係するモータ・ドライブは、反応器の中に蓄積されたエネルギーの直接的電気機械変換を考慮している。反応器は、必要な時だけアクテイブになるポータブル型真空バッテリーと考えられる。

 コリアの技術は、自己励起振動を作るために冷陰極放電プラズマを採用しているが、これは、電力を発生させるために、自動電子放出によりトリガーされるパルス異常放電の形態のプラズマである。回路は、持続真空アーク放電が立ち上がることを阻止するのに十分なインピーダンスの直流電源によりドライブされる。

 特殊な回路と組み合わせて、運転にかかる電力よりとても大きい、入力電力以上の、過剰な電力が抽出できる。したがって、本システムは、over-unityシステムに属するであろう。

 低い品質の熱を出力するという言われている低温核融合とは違って、コリアの技術では、電力レベルの電気を直接発生する。低温核融合や熱核融合のプロセスは使用しない。

 本装置のもう一つ重要な特徴は、放射性元素を使用せず、放射線や放射性同位元素を放出しないということである。本エネルギー・システムは、完全にクリーン(汚染なし)で、すべてを完備する自給自足型であり、容易にリサイクル可能な材料から構成されている。

 生産された電力の貯蔵は、通常の方法でよいし、機械的でも電気的でもよい。電気自動車、スタンドアローンの電源、およびオートノマス・ハウス(各種のエネルギーを自給自足する住居のこと)に対するエネルギー変換システムの応用面は、開発中である。

 
パウロ・コリア(左)、ユージーン
・マロブ(右)、文献[2]より



 発明者は、エネルギーを自己充足する自動車を作ることによって、この技術は、 電気自動車を経済的に引き合うものにするための、大きなインフラストラクチャの拡大を飛び越える可能性を提供するであろうことを期待している。

 他に可能性のある応用面は、パルス・レーザー、インバータ、トランス、およびモータ回路である。現在、発明者は、応用面の開発についてライセンスの相談を行っている。

Contact: Dr. Paulo Correa, Research Director FAX: (905) 738-8427

文献

[1]http://www.rexresearch.com/correa/correa.htm
[2]http://www.bibliotecapleyades.net/ciencia/esp_ciencia_aether_a.htm







 

2.3 PAGD, イーサ・モータ、およびフリーエネルギー by アーサ・アクセルラド教授




 下記は、文献[1]の抜粋・概訳である。

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アーサ・アクセルラド
(トロント大学教授、2015年5月他界)


 パウロ・コリア博士と彼のパートナーで妻のアレクサンドラについて私が知っていることを話しておきたい。お二人は、最近、とても驚異的なことを成し遂げた。彼等が行ったことは、基礎科学における驚くべき一連の発見である。

 彼等は、プラズマ物理における研究から始まっているが、近い将来我々の世界に大きなインパクトをもたらすことはほとんど確かな分野である。コリア夫妻は、真空中の荷電金属から、システムに投入したエネルギーよりも大きなエネルギーを開放することができる原理を、いまや説得力のある方法で示している。

 私は、その専門分野に習熟していないので、コリア夫妻の発明を科学的に詳細に考察することはできないだろう。しかしながら、私が言いたいことは、コリアの経験したことと達成したことが、科学が発生する方法と、 科学者に何が起こり得るのか、 そして何故それが重要か、ということについて我々に何を教えてくれるのかということである。

 私は、パウロ・コリアを20年以上前から知っている。私の学部学生として開発をしているときに初めて会い、それ以来、生物医学の科学者およびパートナーとして、永い年月にわたり、私の親密な友人であった。したがって、私は彼を非常に良く知っているといってよいだろう。少なくとも、彼について書くことができる資格があると思う。それに、トロント大学で一緒に行った研究についても、少し書くことができる。

 
トロント大学、Hart House
フルタイムの学部生は約6万7千人と大学院生約
1万5千名を合わせて8万2千名余りで在籍数はカ
ナダ最多。アメリカを含めた北米全体でも5番目
の規模を有する。


 我々の友情はユニークである、と私は信じている。我々は、相手の言うことに耳を傾け、互いに信じあい、恐れることもなく互いに批判しあいさえするのである。我々は、互いの憤怒というリスクもなしに、忠告を探し忠告を与えるのである。我々は、互いの知的モータの回転速度を上げることができ、互いのアイデアの上に創ることができる。

 おそらく、実験室で我々が最もエキサイトしたな時期は、パウルと私が生物医学の文献に存在していた矛盾に出会ったときやってきた。それは、慢性骨髄増殖性異常赤血球増加症vera(PV)の患者の研究で、 循環している赤血球細胞の数の大きな増加が起こる未知の原因の潜在的致死条件から起こったことである。(中略)

 パウロ・コリアは、教授が間違っていると思ったら、教授に挑戦することを、結果がどうであれ恐れはしなかった。彼は、基礎生物細胞学の分野に貢献したあと、誰かのポストドック(博士号取得後の研究者)として生物医学者になるというより、アレクサンドラと一緒に独立した研究所(ラボフェックス社という名前の会社)を立ち上げた。そこで、もう15年研究している。

 同時に、彼らは、この研究所でフルタイムの研究者として、助成金を受けずに、研究を追求した。彼らは、音楽を作曲したり、詩を書いたりした。また株の投資も行ったが、ある程度の失敗をした。しかし驚異的な成功もした。これで、二人の生活費とファーストクラスの生物物理研究所を維持する経費の資金を得た。早くから、私は、彼をルネッサンス・マンと呼んでいた。

 コリアの研究は、真空中で冷陰極からの電子放出の間に起こるパルス異常グロー放電の研究で始まった。ラボフェックス社の研究所において、コリア夫妻は、異常グロー放電が自動的にパルス状態になる条件のときに異常カソード・リアクション・フォースが現れる電気力学の実験研究を進めた。

 異常グローの外的脈動(external pulsation)は、以前に、Ernesto Manuelにより研究されている。彼は、今日のソフトドリンク缶のプラステイック・コーテイングに使われる方法のパテント(1969)を得ている。しかし、コリア夫妻は、ある一定の物理的条件下で、異常グローはフィールド・エミッション(電界放出)により自動的に、パルス振動することを発見しているのである。

 真空アーク放電のなかで、電界放出により展開される異常カソード・リアクション・フォ−スは、1930年代から物理学者たちに知られていた。これは、英国、サウサンプトン大学のハロルド・アスプデン教授をして、その研究に導入させることになった。アスプデンは、電子と重イオンの間のプラズマ中の異常エネルギー伝達の原理を電子流と電流の累進増加が真空が誘起する加速で起こるという結果を明確に宣言した。

 
ハロルド・アスプデン博士



 アスプデン博士は、そのような放電管のなかでは、電流は、一定電圧下で無制限に増大するだろう、そして電流制限をしないと放電管は破壊するだろうと予言した。米国とロシアで以前行われたこの種の実験は、明らかに電極が燃えてしまって失敗に終わっている。

 アレクサンドラ・コリアは、ガラス吹きのエキスパートであり、その知識・技術は、 自動パルス異常グロー放電が起こる特殊真空管の設計に絶対欠くことができないし、 実験初期には必要欠くべからざるものであった。

 真空管設計の彼女の専門知識は、これらのシステムで発生する過剰な熱という障害を克服した。また、パルス異常グロー放電(PAGD)を詳しく研究することを可能にした。

 しかし、プラズマ物理は、コリアが進める研究の通路として位置づけられ運命づけられていたというわけではない。 それに対する刺激(激励)は、完全に異なる方向からやってきた。 アスプデンの1969年の電気力学の法則は、電界の中で観測される陰極・リアクション・フォースの異常現象を、既に完全に説明していたし、相互作用は、荷電キャリアの質量比によって影響を受けていることを示していた。

 実際、コリア夫妻は、電気力学の相互作用についての色んな観察による彼らの最近の理論的・実験的研究のなかに向かって突き進んでいったように思える。ここで、電気力学の相互作用は、質量に縛られた電荷(例えば、電子とか重イオン)を必要とするのではなく、慣性の無い中性か両極性の電荷を意味している。したがって、そのエネルギーはmass-free(無質量)である。

 この目的のために立ち上げた第二の実験室(the Aurora Biophysics Research Institute, ABRI)で行った彼らの研究のこの段階で、彼らは、テスラとライヒの研究を体系的に吟味熟読することによって、非常に大きな刺激を受けた。

 このことから、彼らは、異なるアプローチで、異なる観点から電気力学の数学的再検討をすることとなった。このアプローチの出発点は、さまざまに上手く定義された条件下における箔検電器の今までに説明されなかった異常停止現象の研究であった。

 彼らの研究がこの段階まで完成したとき、消費する質量束縛電力(massbound electric power)を過剰にする無質量の電気放射を増幅する方法を発見した。結局、彼らは、この知見を無質量エネルギーの非電気的相互作用の理解に拡張したとき、彼らは、ヴィルヘルム・ライヒ博士の不可解なオーゴン・モータの背後に潜む原理を再発見した。そして、より良いものに改良し、“イーサ・モータ”と呼んだ。

 ある日、私の妻バーバラと私は、パウロ・コリアとアレクサンドラ・コリアの、この“イーサ・モータ”を目撃した。それは、二つのオーゴン集積ボックス、あるいは我々の絶縁されたボデイまたはアース・パイプのどちらかにつないである以外には、如何なる外的入力もなしに、電力を供給できる発電システムであった。

 このデバイスは、モータを動かし、また回路も動かしているので、ある程度の電力を消耗するのだが、これは、環境から供給されているように見えた。信じがたいほど静か‐爆音なし、雑音なし、急加熱なし、発光無し、放電管の静かなパルス振動、および小型モータの静かな回転ということが起こっていた。

 我々のボデイにつながれてモータが回転していることを除けば、失望するほど平凡であった。しかし、いつもそんな風にいったのではなかった。突発的放電が、恐れを知らない我々二人の生命を脅かすようなことが、これらの発見に至る過程で起こったのである。幸いにも、こうした突発的アクシデントが、彼らを思いとどまらせるということはなかた。

 我々が見つめているものの認識は、その心をぎょっとさせるのである。ここに、我々の眼前に、私が、完全に不可能と信じていたものが存在する。

 この意味するところは、また、途方もなく大きい。‐それは文字通りフリーエナジーの世界であって、汚染なしで、入手可能な装置とプロセスを用いて容易に生産できる製品で多方面に応用可能な巨大マケッテイングとなり得るのである。

 あなたは、トロントにおけるボクシング・デイ・セールのようなシーンを期待しただろう。何故? 私はそういう質問にとても沢山の考えを既に述べました。(訳注:カナダの祝日「ボクシング・デー(Boxing Day)」はクリスマスの翌日、12月26日に教会が 貧しい人たちのために寄付を募ったクリスマスプレゼントの箱(box)を開ける日であった ことから、ボクシング・デイ・セール呼ばれている。)

 ある研究者が、今までの信念に対し挑戦的概念を、科学界に出したら、“彼(彼女)は間違っている。”、“彼は、ずっと長く人々の間で容認されてきたものに対抗しているので、正しくはあり得ない”、“彼は、自分をだましている。無意識的に自分に合うデータを選び、合わないデータをはじいて、自分の考えを広く認めてもらいたくてたまらないのだ”、あるいは“彼は嘘をついている”という決まり文句の一連の反応が返って来る。

 あるいは、“これは、彼の専門分野ではないのに、何の権利があって、高度に習熟した専門家が何年もかけて取り組んでいる研究に挑戦するのか”、“彼は、有名大学とか大会社の出身ではないのに、どうして、そんなに重要だと自分で主張できるようなことができるのか”、“もし、我々がこのようなことをサポートし、その挙句に嘘だとわかったら、我々は会社の金を浪費し、馬鹿だと思われるだろう。”

 一度、このような反応が全て出てきて、各反応に対し、 何が本当に見えているのか説明不可能なことが証拠でもって圧倒的に示されるとき、 それはパラダイムシフトの時である。私は、このことが、実際に、コリア夫妻に起きていると信じている。

 インターネットは、私の見解では、コリアのような開拓者には完全な媒体である。それは、つまらなさ、無知、ビジョンの欠乏、馬鹿らしさ、尊大、ジェラシー、ネガティブな自動思考、疑念、あるいは、今日存在すような査読システムにおけるある査読者(レフェリー)たちの不正直、の何かのところを動き回っている。

 同時に、査読システムがないことは、科学者自身には見ることが不可能な偏見の危険をはらんでいる。したがって、それは、彼らに誠実さに対する巨大な責任を置くのである。ここで、コリア夫妻は光っている。

 そして、だんだん、既存のパラダイムにいかにぶっきらぼうに挑戦していようとも、それに構うことなく 研究の価値を評価できる必要資質をもったレフェリー達が現れてくるであろう。コリアの場合は、このことが既に起こりつつある。ハロルド・アスプデン博士が、そのようなレフェリーの一人である。

 同様に、退職したRCAエンジニアのマイク・カレルにより書かれたグロー放電に関するコリアの研究のプレゼンテイション(彼は、コリアの研究所を訪問した)、あるいは、 ユリ・ソウダク氏(前職はイスラエル航空企業)および ユージーン・マロブ博士(journal Infinite Energyの編集者) の“イーサ・モータ”および他の技術に関する 最近の証明・推薦書もレフェリーとしての見解を構成している。

 同様なことが、ウイリアム・チラー(スタンフォード大学名誉教授)によるプラズマ放電に関する最近の意見についても言える。これはAkronos Publishingがそのウェブサイトに掲載した。

 アスプデン(パウロ・コリアはアスプデンを師と仰いでいる)により進められた見解は、私にとって特別に興味深い。何故なら、理論的背景だけで、彼は、1966年の遠い過去に遡ってOver-unityの発生の存在を主張していたからである。

 彼は、いまやこう書いている:

 “装置はパルス異常グロー放電管を用いているが、これは物理学者がよく知っているように、負性抵抗特性を有している、と言えば十分である。

 コリアの発明までは、物理学者が認識していなかったこと、それは、いかにして、プラズマ放電の中の自己維持発振を励起することによりフリーエナジーを抽出するかについて充分正確な知識を、抽出の可能性と共に、もっていなかったことである。疑いもなく、コリア博士のLabofex研の施設では、このプロジェクトの研究から大量のノウハウをマスターしたであろう。”


 これは、実に、吉報であった。

 本件全体に関する難しさは、“このミステリアスなエネルギーはどこから来るのですか?”という質問にある。アスプデン博士は、このエネルギーの究極のみなもとは、空間の“真空エネルギー”としてよいだろうことを示唆している。

 彼は言う:

 “そうです。今や我々はカナダ人によるブレイクスルーに直面しているのです。私が確信をもっていること、それはいまから30年後における、“フリーエナジー”と重力の結合が、いま、現れ始めているということです。それはともかく、新エネルギー源を利用することを主要作業とし、それに焦点を当てましょう。”

 私は、最近、ユージーン・マロブ博士からコリア宛の手紙を読んだが、私は、圧倒されてしまった。我々が、コリアの実験室を訪れて彼らのデモンストレイションを見たときは、単にそれを部分的にしか気づいていなかったのであるが、マロブ博士の手紙は、我々の認識を強烈に助けるものであった。

 彼が書いた手紙は、彼が見たものが何であるのか、何を意味するのか、とくに長期の重要性と価値について、正直で、詳細で、完全に鮮明なメモであった。彼は、同時に、そのインパクトが何であるか、それに対する抵抗について現実的に考えていたし、明らかに気遣っていた。

 彼は、編集メモで、“コリアの発明は、驚くべきことである。中間の熱変換という段階を踏まずに、電気エネルギーを直接発生させる自励振動プラズマ放電のレジームを切り離してしまったことは不思議なことである。”と述べている。

 コリア夫妻は、彼らの分野の現在の状態を注意深く批評し、矛盾を発見し、矛盾に対する理由探索に着手し、この情報を、内部矛盾のない知的枠組を作るのに使い、その完全無欠性のテストを工夫し、それを、その妥当性の成功的デモンストレーションを達成するのに用いた。

 その専門分野のエキスパートでなくても、私は、いかに彼らが問題にアプローチし、何を為そうとしているのか、そして、彼らは、何を為すことに成功したのか、を見ることができる。…

 しかしながら、すべてがエキサイテイングな開発であるのにもかかわらず、これらの発見を商品化するためのお金はどこからもやってこない。これは、コリアによるトライが欠けているわけでもなく、潜在する支援者の興味が欠けているわけでもない。

 世界中から大勢の人がやってきて、XS NRGTM PAGDリアクター、それで回転するモータと充電されるバッテリー、あるいは、ABRIで開発されたイーサ・モータの印象的なデモンストレイションを見ている。これらの発明は、世界のパテントにより硬く保護されている。

 それらは、広範囲にわたって、パテントに記録されているし、最近は、このパテントはインターネットでもみられる。にもかかわらず、コリア夫妻は、現時点で、資金不足のため、彼らの実験室を閉じようとしている。

Arthur A. Axelrad (亡)
MD, PhD, FRSC, Emeritus University Professor
University of Toronto


 (訳注:上記は、フリーエネルギー装置は、簡単に商品化できないという、その1例です。では、どうしたらよいか。Chap.1を参照されたい。)

文献

[1]http://www.rexresearch.com/correa/correa.htm


 最近の状況:

 下記は、文献[1]からの抜粋・概訳である。

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パウロ・コリア(左)、ユージーン
・マロブ(右)、文献[2]より



 極く最近は、コリア夫妻は、熱電子・電気重力エネルギー変換の研究とともに、生物物理の理論的・実験的研究を行っている。

 これらいま進行中の研究は、トロント付近にあるアウロラ生物物理研究所(ABRI)でなされているが、新しい電子構造の提案、両極性電子エネルギーの放射スペクトルの識別、 ライヒのオーゴン・モータのミステリーの解明、および完全に新しい種類の技術の開発に至っている。

 この中に、改良型イーサ・モータおよびユージン・マロブ博士(写真右、2005年死亡)と一緒に開発した太陽‐大気・発電機がある。さまざまなABRI技術は、特許である。





ユージン・マロブ

 
ユージーン・マロブ、
(June 9,1947‐May 14,
2004)文献[3]より


 ユージン・マロブ博士(故)[4]は、MITから航空/宇宙飛行工学における BS(1969)およびMS(1970)の学位を得ている。またハーバード大学から、環境健康科学におけるScDの学位を授与されている。

 彼は、ヒューズ研究所、分析科学社、およびMITのリンカーン研究所などに勤務していた。また、新エネルギーの研究開発のコンサルタントも行っていた。

 彼は、アメリカの科学者、サイエンス・ライター、編集者・Infinite Energy の出版者、および非営利団体新エネルギー協会[3]の創立者であった。彼は、低温核融合の賛成者で、その研究と関連する探検的代替エネルギーのトピックスをサポートしていた。その中のいくつかは、異端の科学として特徴づけられる。

 彼の代替エネルギー研究の中には、低温核融合のほかに、パウロ・コリアとアレクサンドラ・コリアにより開発されたヴィルヘルム・ライヒのモータの再現も含まれていた。ライヒ・アインシュタインの熱の実験も同様であった。

 ユージン・マロブは、彼が生まれ育った家で、彼の両親が所有していて最近賃貸になった物件を清掃しているとき、殺された(May 14, 2004)。犯人は、捕まり、2015年1月6日に58年の服役が言い渡された。

 彼が、生前に創立した新エネルギー協会は、その後も継続して存在していて、機関誌Infinite Energyを出版している。その中で、コリアの発明に関する事柄が、多々取り扱われていた→ここをクリック


文献

[1]http://www.bibliotecapleyades.net/ciencia/esp_ciencia_aether_a.htm
[2]上記に同じ。
[3]http://www.infinite-energy.com/
[4]https://en.wikipedia.org/wiki/Eugene_Mallove







 

2.4 コリアによるオーバー・ユニティのパテント



 コリアの特許は、下記のとおりである。なお、上記にはユージン・マロブ博士と一緒に開発したとあるが、特許はマロブと連名にはなっていない。その理由は、開発に対しマロブの寄与は殆どなかったのかもしれない、あるいは、何か他の理由があったものと思われる。

 彼らは、空間のエネルギーを捕獲するところをレシーバーと呼んでいる。

 日本の特許庁では、このような特許申請は、拒絶される。永久機関とみなされるからである。コリアの特許を良く読み、米国に特許出願するときの参考にするとよい。

 これらの特許は、どれも非常に長文であるので、以下、概要を少しだけ記しておくことにする。詳しくは、原文にあたられたい。

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・Pat.No.5,416,391



要点:  
Fig.3 本発明の第1実施例の回路図。
 単相パーマネント・スプリット・インダクションモータまたはシンクロナス
・キャパシタ・モータを使用し、これはパルス発生器に並列に接続してある。
パルス発生器はダイオードまたはトライオードで構成される真空放電を用い
ている。
 1: DC電源(定電流が望ましい)、2:DC発生器、3:バッテリーパック、
4:可変抵抗、5:ダイオード、6:ダイオード、7:真空デバイス、8:カソード、
9:アノード、10:キャパシター、11:キャパシター、12:軸材またはプローブ、
13a:ターミナル、14:モータ、15:コイル、16:補助コイル、17:移相キャパシ
ター、18:スイッチ、19:極、20:極、22:スイッチ。

 
Fig.18 ガラス管球の4 極真空管構造を有するパルス発生器を示す図。
50:パルス発生器、52:円筒形ハウジング、54:カソード、
56:アノード、58:支持具、60:気密シール、62:軸プローブ。




・Pat.No.5,449,989 エネルギー変換システム



要点:
  1. 各パルスに関するAC(rms)成分(Fig.2の黒丸)は、真空度を下げていくとき、真空度8Torrの初めから、入力DC電流(Fig.2の白丸)の値より大きい。Maxで7.5倍大きい。 【考察】条件によっては、放電管から発生したパルス電流のrms値は入力DC電流の最大7.5倍になるというが、測定方法が詳述されていない。オシロ使用のようだがこれで精度は本当に大丈夫?

  2. (Table 2) パルス頻度(pps)は時間とともに漸増していくが、これはAl電極板にクレーターができ仕事関数が変化することが原因である。

  3. 放電管ガスは、空気よりアルゴンの方がパルス頻度は多くなる。

  4. パルス頻度は出力回路に入れた充放電電池パックの充放電の影響を受ける。

  5. パルス頻度に影響する他のファクター: 放電管に対する外部永久磁場・変動磁場・変動電場・アースの取り方・並列cの容量・容量誘導性か自己誘導性かによる。

  6. PAGD(pulsed abnormal glow discharge)の大きさの変化は、低い電流に対し、(1) 印加電圧の大きさ、 (2) 内部電極のギャップ距離、および (3)圧力 による。

  7. モータをつないでもつながなくても、効率は通常でも数100%を得た。最大で6,750%(COP=67.5)であった。

  8. その他略
 
Fig.11 Fig.9を変形した回路図であり、ここでは、モータ
という形態の電磁気装置を回路に挿入してある。


 
Fig.2 高電流PAGD条件において、流した電流とAC(rms)電流の圧力に
対する変化を示す図。Fig.1の回路図のデバイス使用。


 
Table.2 




・Pat.No.7,235,945 エネルギー変換システム



 以下は、Pat.No.7,235,945の抜粋・概訳である。Over-Unity効率は>1,000%であると記載されている。
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【要約】

 無質量エネルギー・レシーバーおよび無質量エネルギーを通常の電気あるいは機械的仕事に変換する手段からなり、 慣性抑制ドラッグ・モータを駆動するパルス・プラズマ・リアクターを含むデバイス。

【技術分野】

 本発明は、エネルギー変換、とりわけ、テスラ波(便宜上の用語。下記参照)を通常の電気エネルギーに変換するためのシステムに関する。

【背景技術】

 局所あるいは環境エネルギーから供給されるエネルギー変換器は、通常、ゼロポイント電磁放射エネルギー(ZPE)を電気エネルギーに変換するという考えによって説明されている。…

 (ここで、ファン・デル・ワールス力、カシミール力、ゼロポイント・エナジー理論、テスラ技術などの解説が、長々と続くが略す。必要に応じて、原文を読まれたい。)

【発明の要約】

 本発明は、便宜上、テスラ波、無質量熱放射および潜熱無質量放射、として言及した上記考察の無質量のエネルギー放射のバリアント(variants)を通常の電気エネルギーへ変換することに関する。

 そのような放射の第1のバリアントは、約100年前に、テスラにより認識され、発生され、少なくとも部分的には明らかにされた。しかし、彼の研究は、広く誤解釈され、ラジオ波あるいは電磁波の伝送に関しての彼の研究は混乱している。

 テスラコイルは、そのような放射をするのに都合の良い発生器であり、以下に述べた我々の発明の実施例の多くにおいて使っている。しかし、はっきりと理解しておくべきことは、広い意味における我々の発明は、無質量放射の放射源としてそのようなコイルを使うことを限定しているのではない。どんな天然あるいは人工の放射源も使ってよい。

 例えば、太陽は、そのような放射の放射源である。しかし、大気との相互作用があるので、地球表面においては概して利用できない。地球の大気の外側の位置における利用に限定される。

 本発明では、無質量放射を電気または機械エネルギーに変換するためのデバイスは、 からなる。

 出力回路は、レシーバーにキャパシタンスを提供する全波整流器、あるいはレシーバーにインダクタンスを提供する電気モータか望ましくはスプリット・フェイズ・モータからなることが望ましい。

 トランスミッターとレシーバーは、それぞれ、テスラコイルおよび(または)自律パルス異常グロー放電デバイスからなることが望ましい。

 トランスミッション・キャビテイ(伝送空洞)は、少なくとも、ある程度は、真空排気することが望ましい。そして、それぞれ、トランスミッターとレシーバーのなかに導入されたテスラ・コイルの2次コイルの末梢電極に接続したプレート(複数)からなることが望ましい。ここでプレートは互いに離してあり、平行か同心円的である。

 空洞を決定する構造部は、イオンを含む水のなかにひたすとよいであろう。スプリット・フェイズ・モータは、慣性減衰ACドラッグ・モータが望ましい。

 本発明、およびその基礎を示す実験は、関連図を用いて下記に詳述する。

【発明の詳細な説明】

 高周波交流電界に暴露することにより誘起されるような金属体の質量損失の観測結果に基づき、我々は、この質量損失を最適化するための実験方法を開発し、
これから、物質の真正ポテンシャル・エネルギー儷(あるいは真の“潜熱”)の現れとして質量損失を引き起こすフォースを取り扱い、
レシーバーの近隣に存在する“真の潜熱”エネルギーおよびレシーバーの中に誘起された“sensibleな”熱の両方ともにモータやフライホイールあるいは電池を回すのに使われる電気エネルギーに変換する デバイスを開発した。

 テスラ・コイルの出力はイオン化電磁放射であると普通信じられている。しかし、そうではないことを、我々は、示した。すなわち、電磁気放射でもなく、イオン化電磁放射でもないということである。

 空芯の、連続して巻いた2次コイルの出力は、もっぱら電気エネルギーのみからなる:コイルにつなぐと、質量に拘束されたAC電流が共振周波数において引き出すことができる。ところが、非スパークの間隙では、縦波の特徴をもつ無質量のAC状の波の放射が、その近傍空間のどこでも傍受できる。従って、そのようなコイルからの放射出力は、電磁波放射とは全く異なっている。

 テスラ・コイルの出力が、イオン化放射から成り立っているのではないことの基本的証拠は、箔検電器の自然放電速度を加速しないということである。箔検電器の帯電が正でも負でも同じである。実際は、その近傍では、コイルは、負に帯電した検電器の自然放電率(電荷漏洩率)を加速させるだけである。ところが、正に帯電した検電器の放電を阻止する(すなわち、電荷漏洩率はゼロになる)。

 しかし、この2重効果は、2次コイルからの何らかの正イオンの放出によるものではない。たとえ、その近傍にもっていった放電済みの箔検電器を正に帯電できるとしても、である。この帯電効果は、実際は、人為的なものである。金属類、しかし誘電体ではない、は、コイルの無質量電気放射に暴露されると伝導性と価電子帯電子を容易に失うからである。(以下略)

 
Fig.17 エネルギー変換デバイスの実施例の模式図

4:1次コイル、6:2次コイル、8:ダイオード、10:ダイオード、12 & 14:キャパシター、
38:キャパシター、36:PAGDリアクター、44:ブロッキング・ダイオード、45:cold junction、
46:艶消しの黒色容器、48:熱絶縁、50:自立パルス異常グロー放電管、54:抵抗

Over-Unity効率は1,000%以上であると記載されている。

(注意:私が知る限り、彼らの特許は実用化されてはいない。発明を成功させることと、実用化を成功させることは別の問題であるからである。一般に、実用化の方が発明より格段に難しい。特に永久機関の印象を与えるFE装置の場合は、そう言える。Chap.1を参照。

 実用化されていないからと言って、この特許技術は重要でないという意味ではない。非常に重要である。 )








 

3. テスラのフリーエネルギー・レシーバー 



 ここは、Chap.8aのテスラに関する記述の続編である。そちらを先に読まれたい。

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テスラのラジアント・エナジー・システム



・テスラのラジアント・エナジー・パテント


 テスラは、ラジアント・エナジー・デバイスに関して下記二つのパテントを得ている。  これらのパテントは、どちらもNovember 5, 1901に登録認可された。


・テスラが語るFEの発明


 ニコラ・テスラは、ブルックリン・イーグル新聞(July 10, 1932)で、次のように言った。

「私は、コズミック・レイ(cosmic rays)を捕獲し、それで機械を作動させた。…私は、コズミック・レイの理論を進展させ、私の研究の全ての段階で、それは正しいことが分かった。

(訳注:cosmic raysを宇宙線と訳すと、現在知られている宇宙空間を飛び交う高エネルギーの放射線のことになる。その主な成分は陽子であり、アルファ粒子、リチウム、ベリリウム、ホウ素、鉄などの原子核が含まれているが、テスラの意味するcosmic raysはそのような従来概念の宇宙線とは意味が違うので、誤解を避けるために、とりあえずコズミック・レイとしておく。)

 コズミック・レイの魅力的な特徴は、その不変恒常性である。それは、四六時中降り注いでいて、もし、発電所が、そのパワーを使うことを開発すれば、風力、潮汐、あるいは太陽光には必要となるようなエネルギー貯蔵器は不要になるだろう。

 私の全ての研究は、それは小さな粒子であり、電荷は非常に小さいく中性子と呼べる、という結論になるようである。それは、非常に高速で運動し、光の速度を超えている。

 25年以上前に、私は、コズミック・レイを捕獲する努力を開始した。そして、いま、コズミック・レイを使ってメカニカルなデバイスを動かすことに成功したと宣言することができる。

 コズミック・レイは空気をイオン化し、多くの荷電イオンと電子を開放すると、最も一般的な方法で言っておきましょう。この電荷はコンデンサーに捕獲され、モータ回路に通して放電される。私は、このモータを大規模に生産したいが、それを遂行する状況が整わなかった。」
 [J. Pierpoint Morganにより停止させられた。]

(上記の記事の日付は1932年である。因みにこの年、日本では五・一五事件 [青年将校が犬養毅首相を暗殺する。政党政治の終焉]、第一次上海事変などが起こっていた時期に相当する)



 
テスラのコズミック・
エネルギー・レシーバー[1]

 また、ニューヨーク・アメリカン新聞 (1933.11.1)で、次のように言った。

「世界中の機械装置を動かすために使える新パワーが、宇宙を動かしているエネルギー、宇宙エネルギーから得られる。地球に対する、その中心的エネルギー源は、太陽であり、これはどこにでも無制限に存在している。」

 右図は、テスラの最初のラジアント・エナジー・レシーバーの図である。これは、空気から得られた静電気を蓄え、使用可能な形態に変換する。

 アンテナを空中高く突き立てる。高ければ高いほど良い。そしてキャパシターの一端につなぐ。他端はアースにつなぐ。そうすると電位差がキャパシターを充電する。

 キャパシターが周期的に放電できるようにするために、何らかのスイッチング・デバイスをつなぐ。これで、振動出力が得られる。T.H.Morayは、イオン化振動を作るための高電圧を使うために、テスラのアイデアを単に拡張したのである。


・テスラの発電機 1901


 “ラジアント・エナジー使用のための装置”
 パテント文では、“太陽と同じくコズミック・レイのようなラジアント・エナジーの他のエネルギー源”と書いてある。このことから、コズミック・レイが夜の間も得られるという点でデバイスは夜も作動するということが説明される。また、テスラは地球を“巨大な負の電気の貯水池”と記している。

 テスラは、ラジアント・エナジーと、そのフリー・エナジーに魅了されていた。彼は、クルックのラジオメータを、ラジアント・エナジーに暴露したとき真空中で回転する羽根をもつデバイス、“美しい発明”と呼んでいた。

 (訳注:ラジオメータは、現在、光線、とくに赤外線により回転すると言われている。ラジアント・エナジーでも回転するのだろうか。)

 彼は、“自然界の歯車につなぐ”ことにより直接エネルギーを獲得することができるだろうと信じていた。彼の76歳の誕生日に、毎年行う定例記者会見で、テスラは、コズミック・レイ・モータはクルックスのラジオメータより力がありますか?と聞かれて、“数千倍もパワーがあります”と答えた。

 1901年において、テスラが“ラジアント・エナジー”を確認した唯一の人間であった。テスラがいうのには、このエネルギーは我が太陽である。彼の結論は、太陽は、小さな粒子を放出していて、それぞれ、非常に小さい電荷を運んでいて、非常に早く動き、光の速度を超えている、ということであった。

 さらに、テスラは、これらの粒子は中性子の粒子であると述べている。テスラは、これらの中性子粒子は、全ての放射性反応の原因であると信じていた。ラジアント・マターは、これらの中性子粒子と調和している。 ラジアント・マターは、ある状態から他の状態への、単にエネルギーの再伝達子(re-transmitter)である。

 (訳注:テスラは、中性子の粒子と言っているが、現在知られている中性子を意味しているのではなく、恐らく中性の粒子と言いたかったのかもしれない。超微小な電荷を有するが中性に近い超微粒子という意味かもしれないが詳細は不明。ともかくいまから116年も前に言っていたことである。)


・テスラのラジアント・エナジー・レシーバーはどのように作動したのか


 
テスラのコズミック・
エネルギー・レシーバー[1]

 高所のプレート(プラス)とアース(マイナス)の間に存在する電位差から、キャパシターにエネルギーが 蓄積され、“適切な時間間隔”で蓄積されたエネルギーが、強力なパワーで解放される。

 このキャパシターは、大容量の静電容量でないといけないし、その誘電体は、破壊電圧に耐えられる高品質の雲母から作る、とテスラは言う。

 (訳注:市販のマイカ・コンデンサーを買ってきて、図のように結線したところで、作動しない筈である。図は原理図を示したにすぎない。

 図の中のコの字が刺し違えなっているコンデンサーは、現在市販のコンデンサーとは構造が違うと考えられる。テスラ氏は、レシーバを構築するためのイーサー・レゾナンス・キャビテイ・コンデンサーを自作したものと、私は思う。それは試行錯誤的に自作を繰り返して探せば見つかる。)

 テスラは、スイッチング・デバイスに対し、いろんな選択肢を提供した。その一つは、テスラ回路コントローラに似ているロータリー・スイッチであり、もう一つは、真空中に吊るした二つの非常に軽い細胞膜からなる静電気的デバイスであった。

 これらは、キャパシターの中に貯まったエネルギーを検出して、一つは正に、もう一方は負に帯電して、ある一定の電荷レベルになると、吸引されてキャパシターを放電させる。また、テスラは、微小な空気間隙あるいは弱い誘電体フィルムからなる他のスイッチング・デバイスについても述べている。これは、ある電圧に達すると突然放電するのである。

 
“電力はどこにでも無制限に存在し、世界中の機械を石炭、
石油、ガス 無しに動かせる。”ニコラ・テスラ[1]

 テスラは、上記のように、ラジアント・エナジー・デバイスに関して二つのパテントを取得している。これらのパテントの中で、彼は次のように説明している。

“太陽は、ラジアント・エナジーの他のエネルギー源と同じく、正に帯電した物質の微小粒子を投げかけてくる。それは高所のプレートにぶつかり、連続的にプレートに電荷を与える。アースは、負電荷の巨大な貯水池だと思われるが、そのアースに接いだコンデンサーの他端には、微弱な電流が常にコンデンサーに流れ込む。…。”


・地球の電荷


 地球の電荷(気象庁地磁気観測所の説明):

 「地球の大気中には、雷の放電などの電気に関係した現象が見られます。電気的な現象は雲の中だけではなく、晴天時でも大気中には電場が存在していることが知られています。

 これを空中電気または大気電場と呼んでいます。地球表面はマイナスの電荷を帯びています。一方、上空の電離層はプラスの電荷で帯電しており、地球表面との間には約300kV(キロボルト)の電位差が保持されています。

 これは地球表面が(−)極、電離層が(+)極であり、両電極の間の大気が誘電体(静電気作用を伝える絶縁体)として形成された、巨大なコンデンサーとなっています。

 大気中では太陽光等によってイオンが作られています。このため大気は完全な絶縁体ではなく電気が流れます。このまま放っておくと両極間の電位差は消失するはずですが、実際にはこの両極間の電位差はずっと維持されています。

 これを維持するためのメカニズムとして現在考えられている有力な説は、全地球上の雷活動が発電作用となり電離層と地球表面とを結ぶ地球規模の電気回路(グローバル・サーキット)を形成しているというものです。」

 地球の電荷と電離層の電荷の総和がゼロなのか負なのかについては記述されていない。
 テスラの意図は、アースと高所大気の間で捕獲されたエネルギーを濃縮し、電流に変えることであった。彼は、太陽は、約200×109Vの電圧で正に帯電している電気の巨大球であるというイメージを持っていた。一方、地球は負の電気に帯電している。

 これら二つの物体の間の途方もない大きさの電気的フォースが、少なくともある程度は、彼がコズミック・エナジーと呼ぶものを作り出す。それは、昼夜によって、また季節によって変化するが、常に存在する。

 正の粒子は、電離層でストップし、電離層と地球の負電荷の60マイル間で大きな電位差がある。360,000V位の電圧である。これらの相対する反対電荷の蓄積層の間で、絶縁体として作用する大気ガスにより、地面と宇宙の縁の間の領域が、大量のエネルギーを捕獲している。

 惑星の大きなサイズにも拘わらず、それは、電気的にはキャパシターのようであって、このキャパシターは、絶縁体としての非伝導性物質としての空気を用いることにより正電荷と負電荷を隔離して保っている。

 地球は、96,500クーロンの電荷をもっている。360,000Vの電圧で、地球は0.25ファラッド(farads = coulombs/volts)の容量を構成している。

 もし、キャパシターの中に蓄えられたエネルギー(E =CV2/2) を計算するための公式を地球に適用すれば、背景媒体は1.6×1011ジュールあるいは4.5MWhの電気エネルギーを持つことがわかる。この高電圧エネルギーを使うために、あなたは、二つのことをしなければならない…エナジー・シンク(energy sink)をつくり、それから“シンク”を発振させることである。


・ゼロポイント・エネルギー



 
“宇宙を理解しようと望むのなら、エネル
ギー、周波数および振動を考えなさい”
ニコラ・テスラ[1]

 そのような“シンク”は、周囲の媒質よりも、エネルギーが低い状態であらねばならない。そして、それにエネルギーが連続して流れ込むためには、エネルギーは連続してくみ上げなければならない。

 加えて、この“シンク”は、それにつなぐ負荷のパワーの必要条件を満たすのに、低いエネルギー状態を維持しなければならない。

電力は、ワット‐秒であるが、電圧×電流×秒の積である。振動の周期は変化しないので、電圧あるいは電流のどちらもこのシステムのエネルギー方程式では可変でなければならない。

 このシステムでは、バイファイラー巻きのコイルが使われる。何故なら、バイファイラー巻きのコイルは、その巻き線間の電位差が最大になり、電流は最小になるからである。

 我々のシステムにおけるコイルは、それから、外部パワー源によりその共振周波数で発振状態に設定されるであろう。そのサイクルの“ゼロポイント”部分の間に、コイルはキャパシターの一つのプレートとして表れるであろう。

 コイルの電圧が高くなると、サイフォンできる電荷量は増加する。小さなエネルギ窓(ゼロポイント、あなたが呼びたいようによぶエネルギー)を通して取り込めるエネルギーは、このシステムの成功の鍵だと思われる。それは、エネルギーが、正および負の電流成分に濃縮されるところのこのゼロポイントにおいてである。

 エネルギーが“シンク”から流出するとき、磁場は崩壊し、そのあとに強い磁気振動が起こる。適正にチューニングしたシステムは、ラジアント・エナジーを捕獲でき、そのように規定された配置においてエネルギー変換できる。


・原子から直接的にエネルギーを


 
Pat.512340

 ラジアント・エナジー・システムは、自励発振容量性システムである。一旦、発振設定すれば、それを持続し続けるのに非常にわずかな電力しか要らない。それは静電気的発振システムであるので、1サイクルあたりシステムを通って動く電荷量は極くわずかである。

 もし、チャージを遅いレート(rate)で使うなら、システムに蓄積されるエネルギーは、発振を長時間続けさせることができるようになり遅いレートで熱に変換するであろう。

 テスラのパテント#512,340“電磁石のためのコイル”は、非常に特別なコイルである。何故なら、パイプ上に巻いて作る通常のコイルとは違って、これは、2本の線をその隣の位置に置いて巻き、初めの線の端を次の線の初めにつないであるからである。

 このパテントで、テスラは、このダブル・コイルは、通常のコイルのエネルギーより何倍も多くのエネルギーを蓄えると説明している。同じサイズで同じ巻数の、一つはシングルで、もう一つはバイファイラーで巻いた二つのコイルを測定すると、電圧のゲインが異なることを示した。

 これらのバイファイラー巻きテスラコイルは、単に、その電気的振舞いの基礎に基づいてのみ説明可能である。バイファイラーコイルは、シングル巻きコイルより多くの電荷を保持することができる。共振状態で動作するときは、バイファイラーコイルの分布容量は逆起電力(コイルには普通である。誘導性リアクタンス)を克服できる。

 
「科学が非物理的現象を研究
し始める日、その日からの10
年間で科学は過去の長い世紀
よりも、長足の進歩を遂げるで
あろう。」   …テスラ

 電気的活動のために、バイファイラーコイルは、コイルを通して急速に立ち上がる高電圧の逆起電力という形でそれ自身に対して作用することはない。巻線の間の差が十分大きいので、エネルギーは実際上、全電圧である。この点で、システムは静電気的振動子となる。

 私のラジアント・エナジー・システムのなかでは、消耗する変位電流がないので、極小の仕事がなされる。小さな熱損失が起こるので、発振は、原子の触媒作用により発生した残余のチャージにより維持される。非常に小さなエネルギー消費が、外部から燃料供給無しに長期間にわたって電気的負荷に電力を供給可能とする。

 外部エネルギー源から初めのエネルギーを入力した後は、ラジアント・エナジー・発電機が非常に効率の良いデバイスとして動作するであろう。

 歴史を顧みれば、何故、商品化されなかった発明があるのか理解できる。それは、経済の問題であって、科学の問題ではない。それがメインのファクターである。交流はテスラの時代には、強大な資本家により反対されたということを思い出すであろう。

 ミカエル・ピューピンは、伝記の中で、“…企業の経営者は、もし交流システムが何かの支援を受けるならば、彼らの幾つかの直流機器とそれをつくるプラントをスクラップしなくてはならないだろうと恐れていた。 大抵は米国風でない態度…それは90年代初期に優勢だった無知と偽りであった。何故なら、電機会社の経営者は高度に熟達した科学者達に少ししか注意を払わなかったからである[2]。


・フィラデルフィア・パブリック・レジャー新聞

テスラ コズミック・エナジーを捕える



 発明者は、機械を動かす燃料を廃止する発明を宣言している。太陽をメインのエネルギー源に呼んでくる。有名な物理学者で科学機器の発明者であるニコラ・テスラは、世界の機械を動かしているエネルギーの原理が宇宙を動かしているコズミック・エナジーから得られるかもしれない、という発明を、今日、宣言した。

 この原理は、“どこにでも無限に存在する”そして地球上のどこにでも有線/無線で送ることができるとして述べられているが、石炭、石油、ガスその他の燃料の必要性を排除するであろう、とテスラは言った。テスラは彼のホテル(訳注:テスラはホテル住まいをしていた)で、その原理は、実際に商業化利用になるのは、そんなに遠い先のことではないと宣言した。

 突然彼の原理が導入されたら、現在の経済システムを混乱させてしまうのでは?と聞かれて、テスラは“すでにひどく混乱しています”と答えた。そして、今や、新エネルギー源の開発に対する時機がかってないほど熟している、と付け加えた。

 現在の形態においては、理論は、莫大な機械装置を要する中央集中プラントのエネルギー開発を必要としている。しかし、個人用のプランも開発可能だろうとテスラは述べた。

 地球に対して、中心的なエネルギー源は太陽であるが、“夜の新電力供給が妨げられはしないだろう”とテスラは言った。

 明らかに、テスラは、原子反応器については、語っていない。彼は、ラジアント・マターにより発生した、イオン化粒子を直接変換している。我々が、今日知っているような核エネルギーではない。ラジアント・エナジーが直接電力に変換される。テスラは、「太陽は高度に荷電した粒子を発生し、そのラジアント・マターがエネルギーを再送信する、それが、この、実用の目的で使うことのできる、エネルギー伝送なのである」と信じていた。

 
テスラ特許





・テスラのラジアント・エナジー・実験



これは文献[3]の抜粋・概訳である。























文献

[1]Tesla Radiant Energy 2: http://fuel-efficient-vehicles.org/energy-news/?page_id=481
[2]Michael Pupin, From Immigrant to Inventor, Charles Scribner’s Sons, N.Y., pages 285-286, 1923.[3]Tesla Radiant Energy 1: http://fuel-efficient-vehicles.org/energy-news/?page_id=481




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