フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相

フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相






Chap.24. ピーポラのイーサ研究

1. 右と左、フォーゲル・カット水晶、トーション・フィールド、オドの炎、他

 1.1 四つのイーサ
 1.2 物理的世界における物質の七つの状態
 1.3 生命活力の小球、ライフフォース、およびイーサ原子
 1.4 ヴィルヘルム・ライヒによるオーゴン・エナジーの発見

 1.5 トレバー J. コンスタブルによるイーサ天候の発見
 1.6 スリム・スパーリングによるハーモナイザー
 1.7 オスカー・コーシェルトによるイーサー発生装置
 1.8 ビクター・グレベニコフのハチの巣 (1927-2001)

 1.9 マーセル・フォーゲルの水晶結晶(1917-1991)
 1.10 磁気とオーゴン・エナジーに関する思索
 1.11 ニコラ・テスラによるラジアントエネルギーの発見
 1.12 磁場とエネルギー
 1.13 トーション・フィールド(ねじれ場)

 1.14 オドの炎、磁石およびチャージ


2 空洞構造効果(CSE)

3 空洞構造効果(CSE)の実験





Chap.24. ピーポラのイーサ研究





 この章は、ヴィレ・ピーポラのイーサ研究サイト[1]からの引用である。

 右巻きコイルと左巻きコイルでは、特性が異なることを御存じだろうか。
筆者が、この実験に取り組んだのは、若くて元気なころ、もう約20数年前のことであった。当時としては高価なアナライザーを用いて測定した。

 それで調べた結果は、電気的特性には全然差異が見られなかった。しかし、そのイーサ特性を調べると歴然とした差が見られたのである。

 しかし、現在の科学ではイーサを否定しているところのイーサについて、とくにその電気的特性を電気学会や物理学会などで報告することもできなかったし、論文も書くことはできなかったので、そのまま、放置していたところ、右巻きコイルと左巻きコイルについて一寸触れているヴィレ・ピーポラのweb siteが、先月(2018年4月)見つかったので、ここに、紹介したいと思う。 詳述されてないのが残念である。

 ついでに、そのサイトに書いてある他の件、例えば、フォーゲル・カット水晶、トーション・フィールド、オドの炎、空洞構造効果CSE、その他)もあわせて簡単に紹介しておく。




はじめに

 私の名前は、ヴィレ・ピーポラ (Ville Piippola) です(訳注:女性である)。北極圏に近いフィンランドに住んでいますが、1998年よりフリーエネルギーとイーサ科学の研究に取り組んでいます。私は、電気工学の修士号と学士号を取得しています。

 私は、特に持続可能なエネルギーの生産とサトル・エナジー技術に興味を持っています。このペイジは、通常の科学を越えたところへの私のリサーチを提供しています。もし、何かご質問やコメントがありましたら、どうぞお気軽にe-mailしてください。

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 私が、イーサについて初めて知ったのは、神智学の本からです。Charles Leadbeater (1900) によれば、地球の表面上を極から極へと常に吹いている大きなイーサ流があり、このフォースは、それを安全に利用する方法があるが、まずいやり方だと大きなダメージを受けるということです。

 第二に、大気圧に対応するかのように、イーサの圧力というものがあり、ある与えられた空間からイーサを絶縁することにより、とてつもなく大きなイーサ圧をもたらすことができるということです。

 第三に、隠れた存在である潜在エネルギーの巨大なストックがあるのであって、それは、物質の条件を何か変えてやれば、あたかも熱の形態の潜熱のように、開放されて利用可能になる。目に見える物質の条件を変えてやると、取り出すことができるのである(1)。



 (訳注:上記、青色イタリック部分、の話は神智学なので、もちろん実証に基づく物理学や電気工学ではない。とはいえ、この話の内容を否定できる証明は難しいであろうし、ヒントの素材として生かしていけばよいのである。

 上記の第一段落は、空間はエネルギーの海であることを示唆している。第二段落は、イーサ圧力という言葉を用いているが、私は、levitationに関するヒントであろうと考えている。第三段落は、イーサエナジーを用いてFEが可能となることを示唆しているであろう。)


1. 右と左、フォーゲル・カット水晶、トーション・フィールド、オドの炎、他



1.1 四つのイーサ



 Annie Besant (1910)によれば、丁度、固体と液体が異なるように、イーサ物質には異なった密度が存在し、これが、我々が電気、音、等々と呼ぶものを発生している、という。

 イーサの運動の最も濃密な形態は、通常の電流を発生し、また同じ種類のイーサは、音の振動であり、これは空気の波を送る(空気の振動は、その2次的なもの)。

 イーサのもう一つの密度は、光の振動を与える。それから、電気の純粋な形態を与える早くて短い波動がある。また、もっと繊細なイーサ振動形態があり、これは脳から脳へと思念を伝えるときの媒体である(2,3)。

 Pekka Ervast (1926)によれば、イーサは、不可視の物理的フォースである、という。第一に、食物からエネルギーを作る化学イーサが存在する。第二に、磁気的なイーサがあり、これは異性の吸引力に結びついた創造的なフォースである。

 第三に、知覚/光線イーサがあり、これは物理的イーサに結びついている。このイーサは、神経と血液中を流れていて、しばしば、プラーナと呼ばれる。第四に、最も発展した、記憶/生命イーサが存在する。これは、記憶と呼吸に結びついている。

 Ervastは、プラーナは、あらゆるレベルにおいて流れている、太陽の中枢的で重要なフォースとして定義されることもあるという(4,5,6)。

 比較し拡張してみると、Rudolf Steiner および Guenther Wachsmuth (1932, as cited by Constable 1990) によれば、四つのイーサが存在する。ウオームス・イーサ(warmth etger)は、熱の形態で現れ、物質の第四の状態とみなすことができる。それは、膨張性の作用を有していて、球状形態を作る傾向がある。

 光のイーサは、通常の光として知覚される。それは、膨張性の作用を有していて、三角形を作る傾向がある。化学イーサは、あらゆる種類の化学反応過程で活動し、人の耳に音を伝えることもする。それは、求心性の作用を有し、冷却と収縮のあらゆる現象に連動している。

 宇宙のいたるところで振動しているトーンは、化学イーサにより作られている。自然界において、このイーサは、半月形を形成する傾向がある。ライフ・イーサは、四つのイーサの中で最も進化したものである。それは、求心性の作用を有し、正方形を取る傾向にある(7)。

 Max Heindel (1909)も、やはり四つのイーサがあると言っている。第一に、化学イーサは、ポジテイブ(同化・吸収)およびネガテイブ(排出・分泌)の両面で表れる。第二に、……(以下略)


1.2 物理的世界における物質の七つの状態



 (訳注:この節は、飛ばし読みしても大丈夫です)

 形而上学および型にはまらない情報源に基づく記述 (December 14, 2015)

 7. ライフ・イーサ: 意識、精神エネルギーおよび記憶、究極の物理的粒子(複数)、時間ポテンシャル、重力ポテンシャル、スカラー・ポテンシャルズ

 6. 光イーサ: テスラ波、縦波電磁波、電磁波、光速より早い、タキオン、オーゴン脈動、気エネルギー、トーション・フィールド

 5. 磁気的イーサ: ヘルツ波、横波電磁波、フォトン

 4. ファイアー・イーサ(プラズマ状態): 熱の伝導および電流 

 3. 空気(ガス状態): 音波

 2. 水(液体状態): 水の波

 1. 地球(固体状態): 力学的エネルギー

 (訳注:上記は、降順に書かれているが、その理由は不明。とにかく原文のまま降順にしておく)


1.3 生命活力の小球、ライフフォース、およびイーサ原子




 (訳注:この節は、飛ばし読みしても大丈夫です)

 Leadbeater (1927)によれば、太陽は、幾つかの形態のイーサ・エネルギーを送り出している。例えば、サタンの火、ライフフォースおよび生命活力である。

 ライフフォースは、数種類のイーサ形態を取ることができるが、最も一般的なものは八面体である。それは、四個の原子が正方形になっていて、一個の中心的原子が常に上下に振動している。(以下略)

Fig. 1. Lifeforce & vitality[1]
Fig. 2. Feminine etheric atom [1]



1.4 ヴィルヘルム・ライヒによるオーゴン・エナジーの発見




 オーゴン・エナジーは、脈動している生命エネルギーであって、自然界における基本的で創造的な力である。それは、あらゆる生命体および非生命体から放射されている。異なる材料は、オーゴン・エナジーを引き付けたり吸収したりする。あるいは反射する。それは、生命体、水およびそれ自身に強く吸引される。

 オーゴン・エナジーは、物質を貫通するが、貫通するとき速度が変わる。それは、磁気および静電気の電荷に関係している。(10)

 ヴィルヘルム・ライヒは、バイオン実験からオーゴン・エナジーを発見した。ここで、バイオンとは、脈動する微小な小胞を意味する。浜砂を粉末にして作ったバイオン標本サンプルを白熱し無菌の培養ブロスの中にひたしたところ、強烈なラジアントエネルギー現象が発生した。あまりに長時間あるいはあまりに近くで観察すると、研究者たちは、目と皮膚に炎症が発生した。

 このエネルギーは、その付近の鉄製の装置に磁気を帯びさせ、非金の絶縁物に静電気を帯びさせた。ライヒは、金属は、このエネルギーを吸引し、即座に両方の方向に反射させることに注目した。また、有機材料は、このエネルギーを吸引し、吸収し、貯蔵する。(10)

 これらの観測結果から、ライヒ(1940)は、オーゴン・エナジー密度を高める方法を開発した。彼は、有機材料層と金属材料層を交互に重ね、その最も内側の層は金属であるようにした小さな箱を作った。ライヒはこの装置をオーゴン・エナジー集積器と呼んだ。

 オーゴン・エナジー集積器にとって良い有機材料は、ウール、蜜蝋、ガラス繊維、およびアクリル樹脂である。良い金属材料は、鉄および鋼鉄板、スチールウールおよびブリキ板である。

 生体系に用いる集積器では、銅およびアルミニウムは、毒作用をもつので、避けるべきである。層の数を増やすほど、集積効果は大きくなるが、層の数に比例して大きくなるわけではなく、例えば、3層集積器は10層集積器の約70%の強さでなる。(訳注:ここで、1層=1有機材料層+1金属材料層)(10)

 オーゴン・エナジー集積器には、興味深い効果が沢山ある。よく晴れた日には、集積器内の温度が、その周囲温度や対照実験用集積器内温度よりも、ちょっとだけ高くなる。オーゴン・エナジー集積器内に置いた箔検電器は、より緩やかに放電するし、時によっては、チャージが自発的に増加する。

 集積器は、その内部湿度がちょっとだけ高くなる傾向を有する。雨の日には、上記の効果はすべて消失する。強力な集積器内に数週間置かれたガイガーミュラー管は、しばらく動作しなくなり、その後、非常に高いイオン化レベルに帯電する。(10)

   この真空管イオン化効果は、おそらくライヒのオーゴン・モータの秘密の一部分であろう。(訳注:オーゴン・モータはChap.3a参照)

 集積器は、その場所のエネルギー状態を増幅する。オーゴン・エナジーは、電磁環境に敏感に反応し、放射性物質、X線発生器、レーダー、電子レンジ、電話用電波送受信タワー、放送電波タワー、陰極線管(古いテレビ)、蛍光灯、高圧送電線によって、過剰にエキサイトし健康に悪い状態になる。

 ライヒは、この現象をオラヌール(Oranur)効果と呼んだ。この状態は、装置を取り除いても、持続し得る。それが長く続くなら、オーゴン・エナジーは、淀んだ、致死のオーゴン・エナジー(dor)となる。dorが充満した空気は息苦しく、それから正常の呼吸を取り戻すのは難しくなる。

 通常は、オーゴン・エナジーは、きらめいていて脈動している状態にある。天気が良い時は、息をすることが楽であり大抵の人は、非常にいきいきとしていてリラックスしている。晴れていて太陽が出ている日は、地球表面にチャージされるオーゴン・エナジーは強い。雨天の時は、地球表面のオーゴン・エナジーは弱い。しかし、大気圏では強い。

 オーゴン・エナジーのチャージは標高が高いところほどより強くなる傾向がある。標高が低いと、より弱くなる。(10)


 

1.5 トレバー J. コンスタブルによるイーサ天候の発見




 地球は、生きている器官であり、あらゆる生命体のように呼吸をしている。呼吸の過程で関係する主なイーサ・フォースは、化学イーサである。惑星地球は、太陽が昇るとき化学イーサを大気中に吐き出し、日没にマントルの中に吸い込む。

 湿気を生成し、液体に影響する化学イーサは、例えば、朝夕の、フォッグ、ミスト、土壌湿度の変動、大気圧の変動、ポテンシャルの増減、および樹木の体液(樹液)のような一見関係ない現象の原因である。(7)

 ヴィルヘルム・ライヒ(1897-1957)は、1939-1940年に化学イーサを物理イーサとして発見した。そしてそれをオーゴン・エナジーと呼んだ。彼は、実験によりオーゴン・エナジーの性質を数多くを発見した。例えば、青い色、物質の液体状態との親和性、および熱・気圧・静電気・生物学的効果を生成する能力を発見した。

 大気のオーゴン・エナジーの発見においては、ライヒは基本的な西から東への動きの存在を導き出した。(7)

 化学イーサは低いポテンシャルから高いポテンシャルへと流れる。これは通常のエネルギーの流れとは逆方向である。温帯地域におけるイーサの主な流れは西から東である。赤道においては、イーサの主な流れは東から西である。

 赤道に比較して、温帯地域のイーサ道度とレスポンスタイムには大きな差がある。北半球におけるイーサの西から東への流れは、満月において最も強く、新月において最も弱い。また、北半球の春と夏において、イーサの南から北への地球的流れが存在するが、冬には逆の流れになる。

 西から東および南から北への流れはイーサの別々の機能であるが、ある程度は、それらは互いに影響しあう。(12)


Fig. 3. イーサ天候工学装置[1]



 歴史的に長い間、幾何学的形態と構造はイーサフォースとのかかわりあいを持ってきた。ピラミッドと円錐は、イーサフォースを、頂点からのコヒーレント・ビーム状に収束させる。

 回転が加わると、このデバイスは、イーサの中に渦運動が発生して、さらに強力になる。

 さらに、デバイスを運動する容器に取り付ければ、それらの作用は非常に大きくなる。円錐を回転させると、イーサの中に渦を発生させ、その領域のイーサポテンシャルを増加させ、大気の湿気を吸引し、やがて雨を降らせる。(12)

 イーサ・ポテンシャルと気圧は、逆の関係にある。イーサポテンシャルと湿度が上昇していくにつれ気圧は下がり、雲が発生し、やがて降雨となる。

 イーサポテンシャルが十分大きくなったときは、放電し稲妻が発生する。高いイーサポテンシャルは、高電圧に拮抗する。非常に高いイーサポテンシャル(たとえば、熱帯サイクロン中および竜巻中)は、高電圧トランスのような高電圧ポテンシャルに向かって流れ、大きなフォースで破壊する。(12,13)

 二種類のイーサ渦がある:例えば、爆縮と爆発である。通常のテクノロジーは、爆発の力に依存しているが、それは、熱く、ドライで、破壊的である。一方、爆縮の力は、冷却的で、収縮的であり、生命に対し建設的である。その活動は、調和的に秩序立っていて、黄金分割比に基づいている。黄金分割は生命の全てに現れているものである。(12)


 

1.6 スリム・スパーリングによるハーモナイザー (1938-2007)



Fig. 4. 環境ハーモナイザー装置[1]


 1991年、カデューシャス(カドケウス)コイルの実験をしていたスパーリングは、特定の長さの銅リングに治療効果があることを発見するに至った。

 銅のリングが光と調和振動で共鳴するとき、リングのなかにテンソル・フィールドが作り出され、それは青白い光を放つのである。

 また、リングは、テンソル面に直角に、コヒーレントなエネルギー・ビームを発生させる。さらに、銅リングを左巻き螺旋状にひねると、リングは両方の側にポジテイブな効果を持つ。

 写真のハーモナイザーは、120°で交わる三つのリングからなっている。したがってトロイダル・フィールドを形成している。

 ある周波数の音響を印加すると、このフィールドは拡がる。中心のコイルが、エネルギー流をコントロールして、球形トロイドに回転を引き起こす。ビーズは、球形コンデンサのような効果を増幅する。(14)

 スパーリングのリングは、宇宙の重力定常波と共振する機能を有する。


 

1.7 オスカー・コーシェルトによるイーサー発生装置 (1853-1940)



 彼の初めの装置は、規則正しい網目状の正方形の穴(直径10mm)のあいた二枚の円形銅板(直径13cm)から構成されていた。これらの銅板は、円筒型木製円環(長さ12cm)の中に、その両端に配設した。木製円環は、ブリキ缶の中に配置した。ブリキ缶はその一端はオープンである。そして長さ1.5mの長いチューブが続く尖端を切った円錐に半田付けしてある。

Fig. 5. イーサ治療光線装置[1]


 ブリキ缶の後端の銅板は、蓋をとおして電池の正極につないであり、ビーム方向にある銅板は負極につないだ。正極につないだ銅板は木製円筒の中で可動である。(15)

 コーシェルトは、銅板を両方とも電池につなぐと、効果がかなり強くなることを発見した。片方だけ電池につなぐと、効果は、弱弱しくなった。治療は数分から30分で終わる。

 敏感でない人に対しては、銅板間隔は6cm以下に調整する。落ち着いて静かな人(calm person)は、銅板間隔は大きめが気持ち良く感ずる。調和する銅板間隔は個人差がある。この装置によるイーサの放射は、人に影響するだけでなく、15分後には部屋全体を満たしてしまう。(15)

 電池からの電気の供給は作用効果を強くする。しかし、電気を掛けなくても、さほど強くはないが、作動はする。イーサの放射は、石炭、銀、および金の電極とはよく調和して作動する。しかし、ダイナモからの電流とは調和しない。

 新鮮な水を入れたガラス容器を通して電流を流すと、効果はよくなる。この装置に適する金属は、金、銅、ニッケル、鉄、およびその合金であることが証明された。放射は、天候に左右される。天気が良い日のみ、成功した。(15)

Fig. 6a. イーサ光線デイスク[1]


 上記の光線装置は、実際に取り扱うのに大きすぎて実用的でない。したがって、コーシェルトは、もっと小さいデイスクを開発した(ドイツ・パテント 69340, July 14, 1891)。その光線装置は、ハンデイ・タイプであるが、とくに強いということはなかった。それは、木製のデイスクで、その中心に穴が開いていた。

 両面に、スパイラル状の銅製の鎖がしっかり取り付けてあった。鎖は、太陽に向かった面は時計回りのスパイラルに、患者方向の面には反時計回りのスパイラルになっていた。

 時計回りのスパイラルは、イーサ粒子を捕集し、反時計回りのスパイラルは、光線ビームのように、それを放射する。

 スパイラルは、中心孔を通して互いに結合している。このデバイスのパワーを上げるために、太いアンテナ線を、二つの銅線を(カデューシャスのように)螺旋にひねって長く伸ばした。それは、4回ひねるごとに切り離し、リング状にし、鎖のようにして半田付けした。(15,16)

Fig. 6b. イーサ光線治療器(パテント)[1]


 これらの光線治療器の効果としては、健康な人には冷たく感じた。他の人は暖かく感じ、人によっては汗ばんだ。しかし体温は変化しなかった。一般的に、効果は静かである。心拍活動としては、力強く拍動するが心拍数は低下する。

 睡眠はより深くなり、したがって睡眠時間は短くて良いようになる。記憶力はよくなる。本装置は、とくに胃の症状、神経症、不眠症、疼痛を治療するのに適している。(15)

(訳注:訳者の研究では、ここに書いてある効果は、気発生器治療に特有の現象である)


 

1.8 ビクター・グレベニコフのハチの巣 (1927-2001)



Fig. 7. ハニカム疼痛軽減器[1]


 ノボシビルスクの近くにある農業環境博物館には、いつもハニカム疼痛軽減器が展示してある。それは椅子であって、椅子に座ると頭上に箱が設置してあり、その中には幾つかの乾燥したハチの巣が入っている。

 その椅子に座ると、誰でも、数分すると殆ど確実に何かを感ずるであろう。そして、頭痛が、少なくとも数時間は緩和するであろう。ハチの巣疼痛軽減器は、グレベニコフにより発見され、ロシアの多くの場所で使われ成功している。(17)

 昔は、頭痛と脳震盪症状は、患者の頭上に保った通常のふるい(ざる)で治療した。装置は、太陽の方向(真夜中の北)に向けるとよく機能する。(17)

 どちらの疼痛軽減器も空洞構造効果によって作動している。コーシェルトのイーサ装置も同じ効果で作動しているが、それに加えてオーゴン・エナジーによって動いている。空洞構造効果は、オーゴン・エナジーとは異なる現象であるように思われるがこれらの間には何かの関係がある。少なくとも、空洞の形と空洞構造がオーゴン・エナジーを導いている。


 

1.9 マーセル・フォーゲルの水晶結晶(1917-1991)



Fig. 8. フォーゲル・カットの
治療用クリスタル[1]


 天然水晶結晶は、情報保存、増幅、および変換という機能を持っているが、そのエネルギ−を凝集することは不可能である。

 クリスタルをフォーゲル・カットという両端ピラミッド状にカットすると、コヒーレント変換デバイスになる。クリスタルのそのような幾何学的形状は、情報運搬波動として作用するエネルギーのコヒーレント・フィールドを作り出すのである。

 このクリスタルは、慎重でやさしい生体効果をもつ形でエネルギーを伝えることができる。それは、概ね共鳴効果である。

 水晶結晶の情報マトリックスは、心的エネルギーと心臓拍動に相互作用し活気づける。(18,19)

 フォーゲルが、IBM研究所で液体クリスタルを成長させていたとき、クリスタルの中に光が出現することを目撃し写真に撮った。

 クリスタルが溶解して液体クリスタル状態になる直前に、青い色の閃光があらわれる。この閃光は、幾何学的形状の情報を含んでいた。それは、クリスタルが成長したときの結晶学上の情報を含んでいた。(19) この現象は、結晶成長が磁気イーサにより影響を受けていることを示しているかもしれない。

 青色の閃光について他にわかることは、この閃光は励起した空気分子を含むということ、すなわち、空気分子の中の電子が低いエネルギーレベルに遷移するとき青色のフォトンが放出されるということである。

 水と水晶クリスタルの関係をしらべたとき、フォーゲル・クリスタルの周りに水を周回させると、水の中にたくさんの構造的変化が起こるということを発見した。水は、クリスタルの中にプログラムされた情報の性質に依存する特殊な情報でプログラムされ得るのである。例えば、クリスタルは、無条件の愛の意思でプログラムされ得る。

 その磁場は測定できないのではあるが、電磁場よりも、自然界の何かもっと根源的な唯一の効果である。しかしながら、チャージされたときにクリスタルと液体の双方の中に存在するフィールドは、全体消磁器で清浄化され得る。(19)

Fig. 9. パイレックス・
ガラス・コイル[1]


 大抵の場合、水は弱い磁場を発生することが発見された。違う効果が認められた一つのケースがあった。

 通常、チャージされたフォーゲル・カットの周りにパイレックス・ガラス管を時計回りに7回巻き水を通して旋回させることによって効果が得られる。

 クリスタルの位置を、(コヒーレントフィールドを放出する)鋭い尖端が上を向くようにすると、強力なエネルギーが放射され、3フィート離れたところに立っていたフォーゲルは壁の方に投げ出され、その後、目が焼けるように熱くなった。(19)

 さらにもう一つ、クリスタルがエネルギーを放出する能力の例がある。フォーゲルは、パワー・ソースとして彼のクリスタルのひとつを用いて一つの回路を作った。彼は、六角形の木製ボックスの中間にクリスタルを置き、銅線コイルを巻き、また銀・スズコイルで250回巻いた。

 また、彼は、外側にニッケル・コイルを巻いた。そして一次線と二次線は電圧計につないだ。それから、彼は、その中に息を吹き込んだ。何度もパルス状に吹き込んだ。するとクリスタルから75Vまでの電圧が発生した。電圧計の代わりに電球を繋ぐとフォーゲルはその電球を点灯させることができた。(19)

 (訳注:水晶発電機開発のヒントを与えているかもしれない。)


 

1.10 磁気とオーゴン・エナジーに関する思索



 磁気とオーゴン・エナジーがどのように関係しているのかについての情報は、少ししかない。ある情報によれば、オーゴン・エナジーは、磁気と同一平面上で作用するが、それは逆方向であり、電界に垂直であることを示唆している。(20) またそれとは別の情報源によれば、オーゴン・エナジーは磁場の方向に動き、電界には直角方向である。(21)

 (訳注:私は、上記の情報の存在を知らなかったので、自分で実験したことがある。それはもう20年ほど前の若い頃であった。結果として、確かにオーゴン・エナジーは、電界に垂直に動き、また磁場の方向に動くことを導き出したことがある。磁石のまわりのオーゴン・エナジー密度が高くなるのは、このためである。)

 最近の仮説によると、磁場は、イーサの渦流によって作られる。電気のように、磁気は微細構造形態を有する。磁気の微細構造形態は、良く知られた磁極の生体効果を発生させる。磁石の北は、“冷却作用”(求心性の性質)であり、磁石の南は、“温熱作用”(遠心的性質)である。したがって、オーゴン・エナジーは、磁石の北に向かって流れることが示唆される。(September 7, 2010)

 (October 12, 2010更新):Kanjski & Zujic (2008)によれば、どんな磁石もそれ自身のオーゴン・フィールドを持っていて、オーゴン・エナジーは、磁力線に沿ってN極の方向に向かって流れている。また、オーゴン・エナジーは、低いエネルギーレベルから高いエネルギーレベルへ、巻貝の殻のように右方向に螺旋を描いて動く傾向がある。(22)

 磁気の微細構造形態、すなわち個人磁気に関しては、ある情報がある。Leadbeater (1909, 1913)によれば、神経に沿って走るプラーナは人体の中で発生する個人磁気あるいは神経液体と呼ばれているものとは全く別物であきらかに異なるものである。

 個人の生命液体は、神経にそって、あるいはもっと厳密には各神経を囲むイーサの鞘に沿って、イーサ物質を循環させている。この個人磁気は他の人を催眠術にかける、あるいは治療することと、物質を磁化させるためにも使われるであろう。各個人に接する如何なる物体も、個人磁気を吸収するであろう。(3)

 個人磁気は、磁気イーサおよびオーゴン・エナジーに関係しているように思われる。したがって、オーゴン・エナジーは、ある種の記憶を含んでいることが示唆される。さらに、ある与えられた物質の、オーゴン吸収/反射および記憶特性は、オーゴン脈動のスペクトルに関係しているかもしれない。 (September 7, 2010)

 (December 15, 2011更新):イーサについて、幾つかの新研究により、新知見が得られた。バーレット(1996)によれば、ジョン・R・R・サール教授の発電機は、“通常に表現されるような電気力線に沿ってイーサの流れあるいはイーサ流束を立ち上げなければならない。しかしながら、イーサ流の方向は、プラスに流れ込みマイナスから出ていく。これはシャッペラーの理論から導かれる。” (25)

Fig. 10. コンデンサの周囲の電界およびトロイダル・イーサ[1]



 

1.11 ニコラ・テスラによるラジアントエネルギーの発見




 1889年、テスラは、高電圧放電に関連したラジアント効果を観測した。実験から、ラジアント効果は遮蔽できないことを発見した。文献を調べてみると、同様なスパーク放電に関係した二つの観測結果を見出した:

 それは、Joseph Henry (1842)がナチュラル・バリアを通して観測した磁化の観測、およびElihu Thomson (1872) が青から白に変化する色の変化と遠隔帯電現象の観測である。

 目に見える実験を通して、テスラは、この効果を生み出す数個の条件を発見した。ラジアント効果は、非常に急峻にスイッチを閉じたときのみに起こり、それはインパルス時間に関係していた。デイスラプタとダイナモの間にキャパシタを入れると、その効果は強くなった。また、キャパシタはダイナモの巻き線を保護した。効果は、電圧とパルス頻度を上げ、スイッチのクローズ(閉)の実時間を短くすることによって強くすることができた。(23)

 (訳注:上記のデイスラプタとは、対向させた放電電極の間隙に磁場を加えるようにした装置のこと。これで放電状態を調整できる。Chap.8a参照)

Fig. 11. テスラのコニカル・コイル,1895[1]


 テスラは、ラジアントエネルギーは、光のようなエネルギー・スペクトルを持っていることを発見した。ここで、インパルス時間間隔が、各狭帯域スペクトルの効果を決めていた。それぞれ100μsecの時間を超えるパルス列は、痛みを伴うラジアント・ショック、機械的振動および物体の動きを発生した。

 これらの効果は、100μsecより小さいパルス列では無くなった。1μsecのパルス列では、身体に強烈な熱を感じた。それより短い時間のパルスでは、部屋全体と電球を白色で明るくする自発的照明現象が起こった。この短い時間間隔(約0.1μsec)のインパルスは、部屋を貫通する冷たいそよ風を引き起こしたが、その風は、心的高揚感をもたらすものであった。(23)

 ラジアント・フィールドは、縦波で構成されていて、電気を通して帯電させた空気の音波のようでる。それは、静電場あるいは誘電場に似ているが、電流と磁界は無視できるほど小さい。ラジアント粒子(イーサ)は、電子よりもずっと小さくて、電荷をもっていない。それは、ほとんど質量がなく、超光速で動く。

 ラジアントエネルギーは、圧力をかけても圧縮できないガスと同じような振る舞いをする。それは、導体の表面に沿って流れ、ワイヤおよび回路部品から、流れに垂直な方向に離れていく。(23)

 テスラは、電流は、実際には、互いに引き離すことができるイーサと電子の複雑な結合体であることを発見した。ガス状のイーサエナジーは、短時間一定方向のインパルスを発生するようにした回路において、電子の流れから、ばらばらにすることができる。

 ラジアント現象は、初めのスパーク放電電圧よりも数千倍高くなる電圧を発生し得る。また、それは金属表面に電気の電荷を積み上げる。ラジアント効果は、累積的なる現象であって、ソースデイスチャージにおける逆転がないから時間と共に強く成長するのである。

 ラジアント効果は、入力よりも大きなエネルギーを作ることができるという彼の主張である拡大送信装置の基礎をなすものであった。今日、この概念は、フリーエネルギーと言われている。(23)


 

1.12 磁場とエネルギー




 コイルを巻く方向は、微細なイーサにおいて、ある効果を有するであろう。今までの研究によれば、右手系コイルは、生命力を高めるイーサ情報を、よりよく集めることができ、左手系コイルは、逆により良く放出するであろう(上記のスパーリングおよびコーシェルトの項参照)。

 (訳注:右手系コイルと左手系コイルに関する上記の事柄については、訳者も全く同じ実験結果を得ている。その実験は上記の文献を知らずして、彼等とは独立に行っていた。)

 ここに、電流が流れるときの螺旋と磁極を示す。

Fig. 12. 電流が流れるときの螺旋と磁極[1]


 ハウォード・ジョンソン[1970] (2006)によれば、磁場は、通常考えられているものよりずっと複雑であるという。通常用いられる磁力線を可視化する方法の鉄の砂は、磁場を示してはいない: つまり、それは、鉄の微粉が磁場のなかでどう振る舞うかを示しているに過ぎないのである。

 下図は、ホール効果式ガウスメータによって読み取ったデータ値に基づいたものであるが、力線の方向を示している。それは粒子の軌跡である。力線が二つあるので、二つの異なる粒子が存在しなければならない。

 永久磁石の中では、各磁極に二つの渦がある。各極において、“北”(ccw)および“南”(cw)の両方のエレメント(要素)がある。北エレメントは、ガウスメータ値がより大きい強い渦であることが証明された。北極を南極から区別するファクターは最も弱い南極の渦である。(26)

Fig. 13. 横に並んだダブル渦[1]


 同一方向に向かう力線は反発し、したがって力線は極から離れ、互いに反発しあうことになる。また、磁石の中心の渦と渦の間に力線を有しない微細な線がある。もう一つ興味深いことは、対極のコーナーにおける渦のスピンは互いに引きあい、したがってコーナーからコーナーへ連続的スピンを形成することができる。

 下図は、各極におけるダブル渦の発見を記録しているコンピューターグラフィックスである。ダブル渦の形態を計算するのに、異なる磁石配置(複数)を、使うことが可能である。(26)(以下略)

Fig. 14. ダブル渦の発見[1]



 

1.13 トーション・フィールド(ねじれ場)




 ロシアの多くの科学者達によれば、トーションとは、サトル・エナジー(ライフ・フォース、気)と同じである。宇宙物理学者ニコライ・コズイレフによれば、トーションはエントロピーの変化(システムのランダムあるいは無秩序)により作られる。

 例えば、植物は成長しつつあるとき、そのシステム中に秩序と情報を構成し、局部的エントロピーを減少させる。成長過程は、エントロピー減少に関係していて、その周囲環境に左手系のトーションを発生させる。それは、コズイレフによれば、宇宙の総エントロピーは保存されるので、局部的エントロピーの減少は、どこかでエントロピーの増加が起こっていなければならない、ということである。(32)

 全て、回転している物体はトーションを発生する。質量がスピンするとき、回転軸の両側方向に伸びるトーション・フィールドを発生するのである。時計周り(物体の上部からみて時計周りする)の物体は、その物体の上部に右手系のトーションを発生し、下部に左手系のトーションを発生する。

 質量を有する素粒子は、全てスピンをもっているので、それ自体の自然的トーション・フィールドを発生している。さらに、Gennady Shipov (1993)によれば、粒子のスピンを変化させるとトーション・フィールドが発生する。

 例えば、電子がその速度を変化させ、電磁波を発生すると、スピンの変化も起こる。従って、全ての電磁波は、トーション・フィールドを伴っている。(32)

 下表は、コズイレフの発見、Claude Swansonの提示(2008, 2009, 2013)およびKarl Von Reichenbachの研究(1850)に基づいている。

左手系トーション右手系トーション
システム中に情報を導入するプロセス(エントロピーが局所的に減少する)情報がシステムから去るプロセス(エントロピーが局所的に増加する)
成長中の植物、凍りつつある水、冷却中の物体、圧縮しつつあるばね、伸ばしつつあるゴムひもによって発生する。死につつある植物、解けつつある氷、化学反応、溶解(固体から液体へ)、蒸発により発生する。
時間を放出(emit)する(時間が前方に流れる)時間を吸収する(時間が後方へ流れる)
質量エネルギーを引き寄せる(暗黒物質)質量エネルギーを反発する(暗黒物質)
磁気の南極(S極)、左手系のトーションの源磁気の北極(N極)、右手系のトーションの源
赤っぽいライフフォース(正のod*)を放出青っぽいライフフォース(負のod*)を放出
左手系トーションは、テレビン油のような左手系分子により遮蔽可能である。右手系トーションは、砂糖(吸収)のような右手系分子により遮蔽可能である。また、ポリエチレンフィルムおよびアルミニウム(反射)によっても遮蔽可能である。


*(訳注):od=オド: 磁気・化学作用などを説明するため,自然界
に存在すると仮想された自然力。(プログレッシブ英和中辞典)






 Anatoly Akimov (1995, Swanson 2008)によれば、下記のとおりである。

  1. 電磁気学とは異なって、トーション・フィールドでは、同じ極性のエネルギーが吸引しあい、異極のエネルギーは反発する。

  2. トーション・フィールドは、古典的スピンで発生するので、トーション・フィールドが物体と相互作用するとき、そのスピン状態が変化するだけであろう。

  3. トーションは、大抵の物理的材質を損失無く伝わる。

  4. トーション波の群速度は、光速より10億倍速いと報告されている。

  5. 既知の物質は、全てスピンを有する物理的粒子により成り立っているから、全ての物質は、規則的だろうとランダムだろうとスピンのパターンを持っている。このパターンは、しばしば、物質の化学的・物理的活動に結びついている。このパターンは、トーション・フィールドによって変えられる。

  6. トーション・フィールドは、記憶を持っている。
     トーション・フィールドをもつ物体は、それを取り囲む周囲に真空エネルギーの分極(ポラライゼイション)を引き起こす。スピンは、スピンが電子またた核の中に保存されるか否かによって、数秒から数か月の間、物体の中に残存する。スピンは物体が初めの位置から取り除かれた後においてもしばらくはその空間に残存する。(32)


(訳注)上記の第6項を分かりやすく説明してみよう。一例として、上記(8)ビクター・グレベニコフのハチの巣の項を参照してみよう。

 Fig.7における頭上のハチの巣を、図のような位置に掲げてから椅子に座ると頭上から癒しのエネルギーを感ずる。強く感ずるひとなら、ジンジン、ピリピリと感ずるだろう。あるいは涼しい風が頭の中を吹き抜けると感ずる人もいるであろう。(何も感じない人もいる)

 ここでハチの巣を取り去ってしまうと、もはや効果は出ないはずなのに取り去っても、椅子に座ると、やはりその空間にはエネルギーが満ちていて、効果が発生する。つまり、上述のように“スピンは物体が初めの位置から取り除かれた後においてもしばらくはその空間に残存する。” これは、永久ではなく時間限定記憶作用である。

 このことは、トーション・フィールド発生器を作って実験してみれば、自分自身で必ず納得する。訳者はよく経験したことで、いまや不思議でも何でもないことになっている。


文献:

[1]http://www.villesresearch.com/ether.html#magnetic fields and energies




 

1.14 オドの炎、磁石およびチャージ




 (Edited December 14, 2015)

 磁石に関するライヒェンバッハ(Reichenbach 1850)の研究によれば、N極(磁針の北を示す針先)は、青っぽい北の炎、S極は赤っぽい南の炎を放出している(34)。これは、トーション理論と一致している。したがって地球の南磁極は赤っぽいライフフォースを引き付け、磁北は青っぽいライフフォースを引き付けるということが結論付けられる。

 ライヒェンバッハ(Reichenbach 1850, 310)は、N極のオドの炎は、東へ向かうときは、より長く、よりどんよりしていて、西へ向かうときは、より濃く、より輝いている、と言っている。S極を東に向けると、炎はより短く、より輝き、西を向けると、より長く、よりどんよりしてくる。

 長くなる効果は、炎の吸引に結びついている。また短くなる効果は、炎の反発に結びついている。(34)

 このことは、ライヒ(Reich 1954) および コンスタブル(Constable 1990)により支持されている。

 磁石のN極を東に向けると、磁極のオーゴン・エナジーは、地球のオーゴン流と同じ方向に流れ、炎は長くなる。さらに、オドの炎の反発に沿ってサトル・エナジーの衝突と反応が現れ、それが炎がより短くなったりより明るくなったりする原因であり得る、ということが示唆されている。

 ビクター・ショウバーガー(Viktor Schauberger,1932)によれば、コンプトン効果を通して、毎日の物理法則、そして特に衝突の物理法則もミクロのレベルに対し適用可能であることを証明した。(35)

 電荷に関係することだが、Reichenbach (1850, 185)によれば、正に帯電した物体は、冷たいオド、負に帯電した物体は暖かいオドを放出している(静電誘導による)。(以下略)



文献:[1]http://www.villesresearch.com/ether.html#magnetic fields and energies

文献:(1)-(37)。


 

2 空洞構造効果(CSE)




 これは、文献[1]からの抜粋である。

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 空洞構造効果(CSE)は、昆虫学者であり、画家でもあったビクター・S・グレベニコフが、多孔性のハチの巣の上に手をかざして暖かく感じたときに、偶然発見された。1983年の春であった。

 彼は、その現象の研究に取り掛かり、ハチの巣から来る暖かい微風、冷たい隙間風、および手がチリチリうずくような感覚は、熱やバイオフィールドではなく、何らかの固体の物体で形成された空洞の配置構造によるものであることを発見した。(1.2)

Fig. 15. 地中のハチの巣CSE[1]


 

CSEの特徴

 

 

CSEの性質



 CSEの物理的特性については、仮説が沢山ある。しかし、比較的大きな注目を集めている一つの理論がある。それは、物理数学の博士であるValery F. Zolotariov (1931-2000)が、早期に導き出した理論であり、いまや実験的にも確認されている。(1,3)

 グレベニコフ と ゾロタリロフ (1987)は、長期にわたる共同研究で、

 “マルチ空洞構造と生体の間の相互作用に関する今まで未知であった現象については、空洞の固体の壁の中の電子運動に関連したド・ブロイ波が、干渉作用によって、マルチ空洞構造のマクロなフィールドを作っている。その構造がこのフィールドの中にある生体の機能状態の変化を引き起こしている。”

という発見をしたことを記している。(1,3)

 マルチ空洞構造においては、表面領域が繰り返し構造であるが、超高周波ドブロイ波が一緒になって、音楽のような低周波のオーバトーン、ハーモニクスを形成している。

 したがって、セル中で相互に重なり合うことにより、長くなり強力になるのであるが、それによりド・ブロイ波を立てるときの振動の腹が極大になるようにしている。これらの受動的障害物に出会うと、神経インパルスは、その周波数と速度を変化させ、明白な感覚のみならず、重大な身体的変化を引き起こす。(1,3)

 CSEは、ド・ブロイ波と生体システムの間の相互作用により引き起こされる。固体の物体のなかの空洞(複数)は、ド・ブロイ波共振器である。つまり、それらはド・ブロイ波の定常波(縦波)の根源である。幾つもの空洞がリズミカルに配置されていることが、その効果を強めている。(4)

 ド・ブロイ波
ド・ブロイ波は、1924年にルイ・ド・ブロイが提唱した粒子性と波動性を結びつける考え方である。物質波とも呼ばれる。
 質量mの粒子が速さv(運動量 m v = p = hk/2π、hはプランク定数、kは波数)で運動する場合、以下の式で示される波長λに相当する波であると見なせる。この波長λをド・ブロイ波長という。
  λ=h/mv=h/p=2π/k

 B. N. Rodimov (1976, as cited by Frolov, 2001)によれば、マルチ空洞構造の壁は、電子の電位の箱の境界と考えることができる。電子が群となって動くことは、ド・ブロイ波の定常波を立てる一つのシステムになる。ここで、ド・ブロイ波は古典的周波数をもっている。(4)

 古典的周波数はf

f = nh/4mL2


である。ここで、nは整数、Lは空洞の長さ(cm)、mは電子の実効質量である。(4)

 例として、ハチの巣の直径4.6mmの大きさのセルに対する古典的周波数を計算する。着目する電子の実効質量を計算するのは、少し困難である。そこで、自由電子の実効質量を用いて計算すると、

f = 1 ・ 6.626・ 10-34kgm2s-2 / 4 ・ 9.11 ・ 10-31kg・ (1.7cm)2= 0.63 Hz


 となる。

 さらに、ゾロタリオフは、ド・ブロイ波のMAX値に対する位置を導く式を与えている:すなわち、それは、D=2L(N+1)2Kである。ここで、Lはチューブの長さ、Nは波動の調和振動数、Kは腹/MAX値の数である。(4)

Fig. 1. 葉切り蜂の巣のCSE[1]


 例えば、ハチの巣から計算した波動のMAX値(第1調和振動の腹)は、7, 14, 27, 54, 109, 218 cm,等々である。他の例と比較すると、グレベニコフは、CSEの極大値は、葉切り蜂の巣の入口から13, 26, 51, 102, 特に 205 cmの距離にあると報告している。また他の葉切り蜂の巣では 4 cm, 13 cm (特に強く感ずる領域層), 20, 40, 80, 120, および 150 cmとしている。 (1)

 グレベニコフは、蜂(bee:ハチ、ミツバチ、マルハナバチなど)とスズメバチ(wasp)は、彼らの巣によって作られたこれらの標識の波動を検出できるということを発見している。地中のハチにとっては、自分たちの巣の空洞を作るときに、隣の巣の中に掘り進むことは避ける必要があるのであって、さもなくば、完全な地中都市が崩壊してしまう。

 葉切り蜂については、彼等は、完成した空洞がどこにあるかを必要なパラメータで知る必要がある。さらに、実験によりわかったことだが、狩人スズメバチは、(人が)彼らの巣を移転すると、巣の空洞により作られた標識波動により、その巣を見つけることができるということであった。(1,2)

Fig. 2. 花のCSE[1]


 グレベニコフは、植物の花もCESを発生していることを発見した。大きな釣り鐘状の花(チューリップ、ゆり、アマリリス、ゼニアオイ、カボチャ)の開口先に描画用木炭を動かすことにより、離れたところで、この木炭検出器でCSEの存在を知ることができた。

 (訳注:指でそっと持った描画用木炭を気の領域にかざすと、木炭にかすかな力を感ずるので、気(CSE)の存在が知覚できる。微妙な感覚なので、敏感者でないと何も感じない、この方法は日本では知られていないのではなかろうか。因みに、木炭は気をどん欲に吸着する物質である。)

 さらに、もう一つ、昆虫達から明らかになった自然界のミステリーがあった。花粉の受粉作業者たちを惹きつけるために、花たちは、色彩、香り、および蜜のみならず、パワフルで止まることのない、類似の標識波動を用いているのである。

 さらに彼らが発見したことは、カブトムシなどの甲虫類(特に、ライナサラス・ビートル)は、特殊なパラメータのCSE指示器である角(つの)をもっている。それは、互いのパートナーを見つけるのに役立っている。(1,2)

Fig. 3. バリ島のライナサラス・ビートル
(おそらくXylotrupes gideon)2010.[1]


   グレベニコフ(1987)によれば、オスのビートルの角の空洞は、特殊なパラメータをもつCSEの標識である。(1) 角は曲線であり、一つの角は円錐形であり、湾曲した自然の渦の表面のようであることに注意。

Update (April 29, 2011)

Fig. 4. ペリカン[1]


 自然界の多くの秘密がCSEの認識により解けるかもしれない。

 興味深いことだが、中央オーストラリアの砂漠の中で、エーア湖が水で満たされる時を、ペリカンはどうやって知るのかミステリーである。

 グレベニコフによれば、遠方の雨は、広域にインパクトを与える強力なCSEフィールドを発生させるという。CSEフィールドは、多くの落下水と落下水の間の隙間と落下水からなる多層格子の運動により作られる。(2) 

 おそらく、オーストラリアのペリカンは、彼らの細長いくちばしの中の空洞で、遠方の雨を検出・識別できるのであろう。  

 文献[1]:http://www.villesresearch.com/ether.html#magnetic fields and energies
 文献(1)-(4)


 

3 空洞構造効果(CSE)の実験




 これは、文献[1]からの抜粋である。

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 実験1

 本実験の目的は、CSEの検出を行うことと、二つの異なるCSEシステムを比較することである。写真は、13個の紙製の円錐で、それぞれ、中に7個の貝殻(Turritella terebra)を六角形に入れてある。この円錐は、太陽から離して整列した。

Fig.1[1]
Fig.2[1]


 描画木炭でそっと調べると、かすかな反発領域があることが知覚された。その近くは、時によっては、数秒間にわたって驚くほど強烈であり、また、ある時は無くなってしまった。

 ここに、もう一つ別の装置、それは11個の紙製円錐で、それぞれの中に7個の貝殻を六角形に入れたものがある。第2列は第1列から約10cmである。この凹面型装置は、ずっと強力なCSE領域を発生させたが、領域層は、厚み約1cmで、貝殻から5cm, 10cm, 15cm, 20cm, 60cm, および 120cm の距離にあった。

 これらの実験は、オーストラリアのシドニーで2009年12月に行われた。

Fig.3[1]


 貝殻(Turritella terebra)の分析

 スパイラルの直径は、各ループごとに約1.17倍大きくなっているが、一つおきのループでは1.618倍大きくなっている。円錐の角度は、約13.5°で、これはコンスタブルのイーサ天候技術(前出)の円錐角度に同じである。

 中心での切断面は内部の空洞構造を明らかにしてくれる。空洞は一個であるが、スパイラルにまいているので、中心切断面には多くの空洞が現れる。前の貝殻システムから知覚されるCSEは、CSEはスパイラル構造により増大されることを示唆している。

 貝殻の外側の溝はトータルのCSEに寄与しているであろう。成長スパイラルのメインの溝に加えて、5個の小さな溝が成長スパイラル上に存在する。一個の貝殻は10+ループを作っているので、溝と空洞の数は増大している。

更新(February 1, 2011) : 

 空洞の直径は、約1mmから10mmに成長している。物質波の周波数を計算すると、182Hzから1.82Hzになる(自由電子実効質量を使用)。例えば、直径1mmの空洞は182Hzに対応し、波動の極大値は、1, 3, 5, 10, 20, 40, 80 cm 等々に対応する。

 理論的には、貝殻の空洞がゆっくり大きくなっているので多くのハーモニクス波動が存在する。おそらく、実験者の個人的チューニング能力と検出器の限界により、たった二つのハーモニクス波動(1mmから1.5mmのレゾナンス空洞)が検出できたに過ぎないのであろう。

 あるいは、ある周波数を強める円錐スパイラル空洞に、何らかの種類の効果があり得るのだろうか? 貝殻の空洞がリズミカルに配置されていること(断面図Fig.3参照)が二つの周波数を強めた可能性はある。少なくとも、適切にフェイズ(位相調整)された空洞が、同位相の物質波、すなわちコヒーレントな物質波を作り出している。

 実験 2

 この実験は、自然主義者のビクター・グレベニコフのノートブックに触発されて始めたもので、その目的は、人工のハチの巣とスズメバチの巣にCSEが存在することを確認することにある。

Fig.4[1]


 ライヒ(1954)とコンスタブル(1990)によれば、地球ではイーサが基本的に西から東へ流れているというので、スズメバチの巣は、好奇心から、西から東の方向へ整列させた。グレベニコフ(1991)も、彼の大円錐(磁石を伴うもの)を西から東の方向に整列させている。

Fig.5[1]


スズメバチの巣は、4層になっていて、各層の間には空気間隙があり、空気間隙は、薄い方の層の大体0.618倍の厚みである。セルのサイズ(4.3 mm 〜 6.4 mm)および層の厚み (10 mm 〜o 18 mm) は、巣の頂点に向かって成長している。

 スズメバチの巣を手にして研究者の方に向けると、過剰な液たれ、微弱なしびれ、および船酔い感を引き起こした。

 人工蜂の巣の下に、オート麦(Avena sativa) の種を蒔いた。比較のために、巣から2m離れた位置でも成長実験をした。グレベニコフの実験から期待されるように、卵ケイス構造とスズメバチの巣から発する物質波はオート麦の成長を妨げるようである。

Fig.6[1]




 文献[1]:http://www.villesresearch.com/ether.html#magnetic fields and energies




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