フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相

フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相





Chap.20b.  回転体の物理(発電・浮揚・重量変化・冷却など―主にSEG)

1. サールの発電・浮揚装置

 1.1 サール教授とはどんな人で、何をしたのか、 by トーマス Jr.
 1.2 反重力 ―夢が現実に、 by トーマス Jr.
 1.3 テストフライト ― 地域住民に与えた恐怖
 1.4 サール効果:興味を掻き立てる技術と悲しい結末 by ハリバートン
 1.5 サール効果発生器'SEG' by Peswiki
 1.6 サール効果発生器'SEG' by アラン
 1.7 サール発電機の浮揚 by イーゲル
 1.8 サール発電機の浮揚 by サンドバーグ
 1.9 サール・マグネテイックス(SEGの研究開発の会社 USA)
 1.10 サールの魔方陣法則
 1.11 関連する学術論文

2. ロシア科学アカデミーの磁気-重力に関する実験研究
3. ミュラッド等によるロシアのMEGの再現実験
4. ブランデンバーグによるポィンテイングベクトル反重力
5. ブラウンによるサール効果発生器の再現実験

6. マーク・トミオンによるスタードライブ装置(特許 )
7. 福井大学・オリオン電気の磁石モータ
8. SEG考
 8.1 サールの夢
 8.2 夢の効用
 8.3 永久磁石を用いたモータ










Chap.20b.  回転体の物理(発電・浮揚・重量変化・冷却など―主にSEG)





 フリーエナジー開発を電子回路だけで済まそうと思っていないだろうか。メカニカルな装置も取り組んでみることを勧めたい。何故なら、巨大なエネルギーを獲得できるし上手いけば浮揚できるからである。本章では、このことについて述べている。

1. サールの発電・浮揚装置



 サールの発電・浮揚装置は、よく知られた事柄であろうが、簡単に紹介しておく。彼と全く同じものを作ろうとすると膨大なコストがかかってしまう。もっと安価にできる方法があると私は推測している。自宅の書斎兼工作コーナでできると思う。

 なお、興味のある人たちが互いに情報交換しながら話し合うWeb会議はhttp://searlsolution.freeforums.org/ にある。





1.1 サール教授とはどんな人で、何をしたのか by トーマス Jr.



 以下は、文献[1]の抜粋・概訳である。



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 サール効果(定義)

 磁化した複数のローラーが磁化した複数のリングの周囲を連続回転し、電気エネルギーを発生し、ある条件では、推進力を有する反重力効果を発生させる磁場に基づいた効果である。副次的効果として、装置が動作中に、周囲の空気をマイナスにイオン化し、温度を低下させる。

(訳註:構造は、3Dアニメhttps://www.youtube.com/watch?v=pUUvhuQtba4#t=78をみるとよい)



 サール教授とは? どんな業績?

 サール教授は、浮揚円盤、現在は、“インバース-G-ビークル”と呼ばれる反重力デバイスを作り、飛ばした歴史上唯一の人物である。    
掲載された新聞[2]




 このことは、BBCニュースや新聞(複数)に収録されている。BBCは、約1年間のサール教授の業績と進展に関するウイークリー番組を組んだ。これらのテレビ放送は、飛行中の浮揚円盤を放映し、また大型クラフトを製造中の作業を放映した。

 サンデー・ミラー紙 (1971.11.28)や、その他の新聞(1969)に記事が掲載されている。報道写真家ジョン・ホックネルが撮影した写真(複数)があり、フィル・サンダースによる文が添えられている(1969.7.4)。このころ、サール教授に関する多くの写真と報道があった。

 この驚くべき円盤のパワー源は、外部から見かけ上の入力エネルギー無しに電気を発生することに使うことが出来る。巨大マネーのオイル業界への経済的影響が明らかに大きいために、この驚異的発明は、押しつぶされた。

 サール教授は、1946年以来、人類全てに、この素晴らしい恩寵を提供している。その苦難と迫害のストーリーは、長い。長い間、大抵の男たちは、巨大な業界からの圧力および政府の腐った役人達の言いなりになっていたであろうが、最期に、彼は、この神の啓示の発明を世界に提供すべく復帰してきた。

 サール効果発生器(SEG)は、摩擦無しに動く、磁気に基づく動体である。SEGは、家庭や工業に電力を供給することが出来る。SEGは、インバース-G-ビークルに使えば、クラフトの周りに重力場を発生し、飛行することが出来る。

 世界の人々が、この驚異的技術を使えば、内燃機関および、家庭や工業における様々な方法の加熱からの汚染を減らすことが出来る。お分かりのとおり、電気で動かすものは何でもSEGで動かせ、汚染もなく、燃料も必要ない。

、  サール教授は新しい応用に既存の物理法則を用いている。彼は、研究開発に関する一連の本を書いて、公に提供している。彼の技術は、スクエアの法則(魔方陣の法則)と呼ぶコヒーレントな数値体系に基づいている。本の名前は、THE LAW OF THE SQUARESである。(以下略)






DVD Movie:

 サールと飛行装置のDVDが販売されている: http://www.johnsearlstory.com/buy.html

   
サールと飛行装置のDVD [http://www.searleffect.com/free/overview.html]



   
サールと飛行装置のDVDのギャラリー [http://www.johnsearlstory.com/gallery.html]



 DVDの内容(抜粋・概訳):

 ジョン・サール・ストーリーは、ドキュメンタリーであって、サール(John Roy Robert Searl)の人生と彼の超常的な科学的主張を年代を追って収録している。…その主張、もし本当なら、我々のエネルギー危機を解決可能であろう。

 サールは、1932年5月2日に英国で生まれた。彼は、こどもの頃、繰り返し夢を見る経験をしたが、この夢が回転する磁石だけを燃料とする革命的発電機、および多くのUFOに特徴的な飛行に匹敵するような大きな円盤の設計へと導いた。

 1968年から1972年の間の各月の第一日曜日に、サールは、発電機と飛行円盤を公衆の前で公開したといわれている。テレビのカメラマン達やニュース・レポーター達が、そのイベントに来ていたと思われる。また、サールは、米国の軍人に飛行円盤をデモンストレーションした。

 当然ながら、燃料無しのデバイスに対する抵抗は、物凄いものであった。何十億ドルの巨大企業、政府、および科学者の主流派達は、即、サールをとんでもない奴だと決め付けた。

 彼は、嘲笑され、痛めつけられ、放火と窃盗にあった。投獄され、貧困になった。彼の研究とデバイスは破壊された。しかし、サールは、今日、まだ生きている。そして、彼の驚異的デバイスを再生することによって、彼自身を証明する使命を続けている。

 では、サールは真実を語っているのか? 彼の革命的装置は、エネギー危機を救えるだろうか? ジョン・サール・ストーリーは、彼自身の言葉で、彼の人生と装置を説明している。






Youtubeの動画:

 https://www.youtube.com/user/johnsearlstory?hl=en-GB&gl=AU


書物:



経歴:

 経歴を見る(原文のみ)[2]



趣味:

 飛行機の操縦(私的飛行の免許をもつ)、模型飛行機、鉄道模型および発明。発明の趣味がサール効果技術に結びついた。



その他の新聞記事、雑誌、テレビ出演:

 これらを見る(原文のみ)
[2]



文献

[1]http://www.searleffect.com/free/overview.html
[2]http://www.searleffect.com/free/biodetail.html







1.2 反重力 ―夢が現実に、 by トーマス Jr.



 以下は、文献[1]の抜粋・概訳である。



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Exraordinary Science, Volume VI,
Issue 2, Apr. May Jun. 1994



 (訳註:図は、会員のみ見ることが許されているので、本稿は図無しであること、および図の説明の記述部分は飛ばしてあることを了承されたい。)


 本稿は、Exraordinary Science, Volume VI, Issue 2, Apr. May Jun. 1994から引用した。

はじめに


 ジョン・ロイ・ロバート・サールは、1932年5月2日に、英国の非常に貧しい家庭に生まれた。4歳のとき養子に出され、兄弟姉妹と別々になった。彼は、4歳半から夢を見るようになった。

 夢は、ペアでやってきた。先ず初めの夢が一つあって、そのちょっと後に第2の夢がやってくる。これは、6年間に渡り、年に2回起こった。10歳になったとき夢は見なくなった。

 彼は、夢が何かを意味していることを理解していた。そこで、10歳のとき夢の意味を研究した。

 14歳のとき、初めてのサール効果発生器(SEG)を作った。彼は、ジョージ・ハインズという名前の初老のウェールズ紳士から資金援助を受けた。ハインズ氏はジョンを信じていたので、初めの6台のSEG製造の資金を出してくれた。しかし、これらのSEGは全て失われてしまった。(訳註:失われた=空へ飛んでいってしまい無くなった)

 初めてのSEGは、No. S カール・ストリートにある彼の家で組み立てた。それは、小型のユニットであった。彼が、磁石ローラー群をプレートに添え終わったとき、自然に回転し始めた。回転速度は、どんどん大きくなっていった。

 SEGがスピードアップするにつれ、その周りにフィールドが発生し、SEGは重さが無くなり、飛び上がって天井にぶつかった。ジョンは驚いた。何故なら、彼は発電機を作ろうとしていたのであり、空中へ飛び上がるようなものを目指していたのではないからである。

 そうこうするうちに、SEGは、天井を打ち続けたあと外に飛び出ていき、失われてしまった。それに引き続いて作った5台のSEGも失われてしまった。何故なら、発生したフィールドを制御する方法を知らなかったからである。

 研究開発中に、彼は合計40台の浮揚円盤を作った。その多くは、コントロールする方法を知るまでの当初は、失なわれてしまった。彼は、実験によりSEGのコントロール方法に気づいたとき、その技術を守るために分解しておくようにした。次の製作に、その部品を使ってみようとしていた。そして作った最期のクラフトは、デモ1号機であった。残念ながら、これも失ってしまった。



聞こえない耳


 …。彼は、それを米国にオファーした。エドワード米軍基地でデモンストレーションを行ったのである。デモンストレーションのときに、リモートコントロールで25Gの転回を行ったが、それはジェット機の内部のどんな人も殺してしまうような大きなG値であった。

 (訳註:立った状態では3.5〜4G(スペースシャトルの打ち上げ時を超える加速度)程度、横になった状態では6〜7G程度が、人間が耐えられる限界だと言われている)

 エドワードの人たちは、「ジェット機内のどんな人も殺してしまうだろう。そんなところを見たくないね。危険すぎるのだ。使うわけにはいかない。」と言った。

 サールは、困惑し、内部のGを測定するテストを何度も繰り返した。その一つは、馬鹿な証明実験であった。装置の内部のどこか一箇所に、2Gの力で壊れてしまう小瓶(放射性同位元素入りの)をつるした。そして、クラフトを空中に飛ばし、それが壊れてしまうようなあらゆる種類の転回を行った。クラフトが手元に戻ってきたとき、小瓶を吟味したところ、壊れてはいなく全く完全な状態であった。

 (訳註:ここで放射性同位元素は、何のために使ったのか説明は無いが、奇異に感ずる点である。Gを測定するのには、もっと適切な方法を採るべきだと思う。それとも、放射性崩壊の半減期の変化があるかどうか調べた?)

 これは、このクラフト内部の相対性原理は、我々が標準的航空機内で経験する通常の相対性原理とは異なることを示しているのである。

 …。サール教授は、口演するとき常にSEGを携えていたので、デモンストレーションすることが出来た。SEGは、いまや二台を除き全て破壊されてしまった。二台、それらは、健康上の理由で人に与えられたものである。二人の人は、ともに、肺疾患と診断され余命数ヶ月と診断されていたのである。

 このデバイスの利点のひとつは、膨大な量の放電イオンを作り出すことである。電子の放電は治療効果を有する。肺疾患を治すであろうし、イオン生成という利点もある。

 サール教授に起こったアクシデントであるが、誤ってストーブの上に置いたフライパンの油が高熱になってしまった。外に出そうとしてフライパンをもってドアに向かった。そのとき誰かが突然ドアを開けた。そのとき爆発し、ジョンは、やけどを負っただけでなく、出血した。しかし、14日後、傷跡は消えていた。だから、SEGは治療効果がある。

 (訳註:これに続く幾つかの節は、12枚の図とその説明である。上述のとおりここは飛ばさざるを得ない。)



 
SEGの制御の秘密



 初期のモデルは、リモートコントロールできていなかった。ジョンが言うように打ち上げ花火のような一発打ち上げモデルであった。一度スタートすれば、離陸してしまい、二度と見ることはなかった。サール教授は、「恐ろしく金のかかる打ち上げ花火だ!」といっていた。そうだと思う。それから、彼はコントロールの仕方を学ぶことになる。

 サール教授は、ニュースのインタビューを受けていた。ビデオカメラを携えた報道機関の人たちが来ていた。彼らに向かって、「さて、このデバイスは、決して止まらないのです。どんなにしたって絶対止めることは出来ないのです。ですが、常にパワーを供給してくれます。」と言った。

 さて、ビデオカメラが、接近してSEGをパン(=上下左右に動かして撮影)し始めた。すると、SEGは、ストップしたのである。ジョンはその瞬間を、こう述べている。― 私の口は、あんぐりと開いたままになった。自分が馬鹿者のように感じた。何故なら、絶対止められないと、今言ったばかりなのだから。

 彼は、それが停止するところを、それまでに見たことが無かった。起こったことは、恥ずかしいことであった。しかし、彼に起こったことの中では、最も幸運な出来事であった。彼は、即座に周波数が鍵であることに気づいた。テレビカメラの周波数がSEGの主要周波数あるいは共鳴周波数を放出して妨害し、極(複数)を結合統一状態にしてストップさせた、ということを理解したのである。

 というわけで、これで、SEGをコントロールする方法の鍵を得たのである。リモートコントロールによって、彼は、いまや、速度を遅くしたり、完全停止したりできるようになった。このときまでは、ストップさせることはできなかったのである。



 
失われた夢



 彼は、大きさの異なる、とても沢山のモデルを作っては、飛ばした。もちろん、このことで、多くの訪問者が訪れることになった。ジョンは、彼のクラフトや発電機、あるいは飛んでいるところを見たい人は、誰でも受け入れた。署名し、感想を少し記入してもらうためであった。

 それらは、非常に有名な人たちであった。後に燃やされてしまったので、分からなくなってしまった名前が何百件もあった。

 サール教授は、自分自身が飛べるようなモデルを欲していた。その準備は、ほぼ出来ていた。ニュージーランドの何人かの友達が3人乗りのクラフトを作るお金を委託した。それが進むことになっていた。土地が片付けられ、そこに建造が開始されるところであった。

 彼のモチベーションの一つは、彼が何人かのテストパイロットのところへ行き、彼らにフライトのモデルを示したとき、彼らは、高いG値と高い電圧に注目し、飛ぶことを拒否したことである。

 そこで、ジョンは、パイロット養成学校へ行くことにした。乗客を乗せて飛ぶ資格を得ることであった。これは、パイパーカブ軽飛行機の操縦ライセンスをとる以上のものなのである。彼は、逮捕される前に、これを成し遂げていた。(訳註:パイパーカブは、ある軽飛行機の商品名)

 ジョンは、迫害(拘置)されている間、最大級のモデルから長い期間、離れなければならなかった。サール教授は、取り戻すために戻ったのは、いまから約6ヶ月前のことであった。ジョンはそこを見てきて、想像通り問題ないといった。(訳註:拘置は誤認逮捕で、多分盗電の疑い?)

 しかし、残念なことに、土地を貸してくれた人が亡くなり、その妻が土地を売ってしまった。新しい所有者は、警官であるが、建造材料をくずとして売ってしまった。

 だから、とても残念なことである。何トンもの銅(約5トン)があった。しかし、それは、銅屑として売られてしまった。情けないことである。何故なら、それは彼の研究を示すために置いておいた唯一のものだったからである。他のもの全てが壊された。写真は取り戻すのが非常に困難である。それは、そこで作業していたいろんな人たちから、少しづつやられてきた。あまり気づかれないうちに殆どは破壊されてしまった。



 
夢の回復



 歴史上、いろんな人が、科学の世界でフリーエナジーと称するものを、作り出したと主張してきた。それらの多くが、反重力デバイスとクラフトを作ったと主張していた。今日、その殆どは死んでしまっている。我々は、彼らのテクノロジーを再発見するために彼らの努力を遡って調べる試みをしている。

 その発明者達の殆どは、非常な秘密主義である。そのため、彼らの発明は盗まれないだろうし、悪の手に落ちるということも無い。彼らの目的は理解できる。しかし、その結果は、彼らのテクノロジーは失われてしまうのである。彼らは、誰かが盗もうとするのではないかとか、悪の手に落ちるのではないかと心配している。いま、誰もそれを手に入れていないのである。

 これらの偉大な発明家達には、ニコラ・テスラ、ジョン・キーリー、ビクター・ショウバーガー、オーチス・カーなどがいるが、私が知らないもっと沢山の発明家達がいるであろう。

 私は、動くと主張するデバイスをもっている人達と、毎日、接触をとっている。サール教授は、同様な理由で、彼のテクノロジーの多くの面を秘密にした。上述のように、彼は不法投獄され、彼の装置と研究書類は全て破壊・破棄された。これは、殆どサール技術の終焉であった。

 しかし、ジョン・サールは、止めてはいない。彼は、非常に強い意志を持っていて彼の技術を人類のためのよりよい世界を作るために捧げている。彼は、彼の研究を“スクエアの法則(The Law of the Squares)”という題名の本を書いて公開している。従って、再び破壊されることはないだろう。(以下略)



文献:

[1]http://www.searleffect.com/free/articles/artextra.html









1.3 テストフライト ― 地域住民に与えた恐怖



 以下は、文献[1-2]の抜粋・概訳である。



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 画家のジム・W・グッドは、1971年に、教会の尖った塔と、その周辺光景を描いていたとき、プローブシックス“P-6”と呼ばれる浮揚円盤を目撃しスケッチした。

 彼は、図のように飛行しているクラフトが景色を横切ったので、驚愕し、自分の目を疑った。リムの周りにあるフライト・セルおよび4個の着陸用の脚(引込み式ではない)に注目されたい。また、“P-6”と呼ばれるIGV(逆重力機関)のテストフライトの場所と時刻が一致していたことが、注意すべき点である。



   
画家、ジム・W・グッドの描いた絵[1]



   
上図の部分拡大図[1]



 いろんな場所から、これらのクラフト(複数)が、特別訓練を行ったハム無線家達の小ネットワークにより、無線でリモートコントロールされていた。彼らは、また、月の信号を跳ね返すEMEのような革新的通信技術も使っていた。これらのテストフライトは、アイソレィティド・フィールド(isolated field)から離れて浮かび上がる約2,000フィートの高度において、主に夜に行われた。

 しかしながら、このテストフライトが、注目されないわけにはいかなかった。数千もの目撃者がいて、音を聞いたり見たりしたと報告している。彼らは、その物体を“ウオーミンスター物体”と呼んだ。(訳註:ウオーミンスターとは、その地域の名)

 IGVの飛行ルートにある居住民たちは、蜂が飛ぶときのブンブンというような音を聞いたりした。屋根瓦がガタガタ鳴ったり、波打ったりした。飛行ルートに飛び込んできた鳩は、地面に落下した。疑いの無い目撃者たちは恐ろしくてパニックになった。

 それは、くるまを追いかけたりさえした。特に、たまたまそこにいたポリス・カーをターゲットにしたりした。

 これらの、いわゆる“目撃”は、ウオーミンスターの小さな町の公会堂で多くの会合を開かせることになった。会場は、恐怖でおそれおののいた町民であふれた。彼らは、それと知らされてはいなかったが、実際にIGVのテストフライトを目撃したのである。これは、英国の歴史上、最大・最不朽の飛行の目撃の実際に起こった事件である。

 (以下略。警官による目撃談、BBCの録画の画面、住民の集会、その他が綴られている。必要に応じて文献[1-2]を見られたい。)



文献

[1]http://searlsolution.com/technology3.html
[2]http://searlsolution.com/documents/TheEpicStory.pdf









1.4 サール効果:興味を掻き立てる技術と悲しい結末 by Haliburton



 以下は、文献[1]の抜粋・概訳である。



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サール効果:興味を掻き立てる技術と悲しい結末


Mary-Sue Haliburton
Pure Energy Systems News
Copyright © 2005


   
Mary-Sue Haliburton [2]
フリーランス・ジャーナリスト、
デザイナー、エデイター。
Pure Energy Systems News
(PESN)に多くの寄稿がある。



 以下の記述は、http://www.searleffect.com/free/SEGREV/SEGREV.pdf (訳註:このサイトは現在削除されている)の記述と説明を参考にして書いたものである。

 1946年に、彼が14歳のとき、発電機製作所の親切なオーナーの援助により、ジョン・R.R.サールは何度も見た夢に基づく装置を製作した。これらの装置は、バッテリーや、燃料やワイヤが無しに飛行したと伝えられている。飛ぶときの様相は驚きであった。この青年は、磁気発電機をつくろうと試みた。

 長年の同僚でサポーターであるジョン・トーマスが次のように説明している。「その当時、青年サールは、理論に確信をもっていたので、彼を援助すべくオーナー達を信じさせることが出来ると考えていた。彼がしなければならないことの全ては、彼の実験に必要な材料の支払いであった。彼は、設備の使用許可を得、何人かの磁気技術者の助力も得られることになった。」

 しかし、サールは、もはやこれらの設備等の資源にアクセスしないで、この技術が利用可能となることができるように、このテクノロジーを複製しようとすることに生涯を費やしてきた。

 悲しい面というのは、自分自身を防御することと、前同僚に盗まれたと彼が称するものを再び得る試みに専念させらてきれた時間・金銭・努力の量である。

(訳註: タイトルにある'悲しい結末'というのは、上記のことを指している。)

 長たらしい、複雑なドキュメントの中で、いまや初老となったサールは、この理論と対人関係の緊張の間を前へ跳んだり後ろに跳んだりしながら話しを進めている。ここで、対人関係の緊張とは、クリーンエネルギーと反重力装置というゴールを達成する過程で生起したものである。(中略)

 サールのホームペイジSearlEffect.comには、非会員でも見られるデータのリストがある。その中で抜きんでているものは、ロシアの研究者達のチームが、サールの考えに基づいて作った小型モデルで何回も行ったテストの報告である。

 …。彼らの実験結果は、顕著なものであった。SEGのウオーミングアップ過程およびさまざまな動作モードを沢山繰り返し行った過程で、装置が550rpmに到達した後に、マウント台の上のデバイスの重量が30-35%の減少を示した。

 彼らは、彼らのバージョンのデバイスの電気的負荷の容量は、6-7kWであると決定付けることが出来た。この限界を超えて、負荷を追加してみると、SEGは自走モードから、はづれ、遅くなり停止した。

 彼らは、時計回りと、反時計回りについて調べた。そして反重力効果は、前者で起こり、後者は、逆の方向の力を発生し、600rpmにおいて同じ%だけ重量が増加することを発見している。デバイスの機械的安定性のため、もっと早い速度におけるテストは行っていない。

(訳註: 回転方向については、ハヤサカの回転方向も参照されたい。)

 もっと劇的な効果として、同心円状の熱的“壁”を含む効果が起こることさえ報告されている。デバイスの周りを円環状に取り囲む部分は、明らかに物理的に周囲の温度より6-8℃低く、冷たく感じられた。そして、実験室を暗くしたとき、彼らロシアの科学者は、コンバータ(訳註:デバイスのこと)が作動中に、コンバータの周りに青みがかったピンク色の燃えるような光の異常なトロイダル状のフィールドを観測した。彼らは、これらの現象は、通常の物理学モデルでは説明できないと認めている。

 ロシアの報告が確かであるならば、サールは、(彼特有の意思伝達スタイルが自分自身の最悪の敵だと思えるのだが)“何かを把握”したのである。

 サールは、型にはまった学校システムのなかで教育されなかったことを誇りとしている。彼の教育不足が、彼の表現と明白な説明を阻害しているとはいえ、それは、(彼は満足げであるが、)彼にアイデアを発見させたのである。

 ここで、彼ひとりだけではない。他の著名な何人かの発明家達も独学であり、自然界を観察することからインスピレーションを引き出している。とりわけ、ビクター・ショウバーガー(日本表記:ビクトル・シャウベルガー)。彼は、兄が高等教育を受けた後に心を閉ざす傾向になるのを見たとき、大学へ行くことをきっぱりと拒んだ(Living Energies, by Callum Coats, p. 3.) 。

 ショウバーガーは、彼らが、自然から乖離してしまっている教育者により与えられた機械的科学技術の固い思想体系で洗脳されてしまっているのを見た。しかし、この独立心の強い森林作業者(ショウバーガー)が学びたかったのは自然からなのである。

 ショウバーガーの理論の妥当性を研究するように任されたスイスの教授は、当時の人々のほんの少数の人たちしか理解できないと信じていたし、彼の幾つもの論文は50年埋没されていた。(中略)



 子供時代に遡る創造的アイデアの根源

 サールが発明した概念の枠組みは、子供時代の石蹴り遊びで地面に書いたスクエアが根源となっている。これから、彼は、普遍的原理、“スクエアの法則”に基づく数学の彼独自の教義、および二元論を導き出した。

 サールは、他の創造的インプットは、何度も繰り返し見た夢からやってきたと述べている。それらの夢の一つに、スチーム・ローラーがあった。それは、彼が若いときに知るかぎり大きなマシーンであり、巨大なフライホイールとローラーが彼に向かって転がってくるという夢であった。

 頭の鈍い子供なら、目が覚めたとき夢を全部思い出せたとしても、払いのけてしまったであろう。あるいは、もし、怖がったり無我夢中になったにしろ、彼あるいは彼の周りの大人たちは“心理学的”説明(すなわち、これは父親という強い男から押しつぶされた脅威を表しているか、フロイトナンセンスとして説明)しただろう。しかし、この夢で、ジョン・サールは、発明の基となるものを垣間見たのである。

 彼の特異な理論と計算に、価値があるのか無いのか判断するのは難しい。彼が作った幾つかの点は、他の人たちにより真実だと確認されている。サールは、彼の方程式において時間の実体と重要性を主張している。

 …。多くの専門家達は、サールのスクエアの法則と変った理論を、無用なものであるか無知による取りとめも無い話とみなして、非難している。しかしながら、サールが指摘しているように、大声でいう批評家たちは、クリーンエナジー技術を開発したのでもなく、盗んでいったのでもない。

 彼は、2003年の強奪事件に対し多くの写真(彼の前の同僚が彼の家に入り、彼の装置を取っている)を見せている。また、彼の書類を燃やしていることに苦情を示している。当然のことながら、この出来事はとてつもなく大きな逆戻りであって、73歳の老いた発明家が、それまでに到達できていたレベルを取り戻すには、膨大な時間と苦しみを伴うのである。

 (中略…必要に応じて文献[1]を見られたい)

 サール効果に関する下記ウェブサイトには、“会員オンリー”および“製作者オンリー”の頁があり、その会員になる方法の案内がある:

 http://www.searleffect.com/free/memprev/memprevfs.html

  
“会員オンリー”の頁(www.searleffect.com)


  
“製作者オンリー”の頁(www.searleffect.com)




文献

[1]http://pesn.com/2005/05/22/6900100_Searl_Effect/
[2]http://pureenergysystems.com/about/personnel/Mary-SueHaliburton/







1.5 サール効果発生器'SEG' by Peswiki



 以下は、文献[1]の抜粋・概訳である。



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Fig.1 サール( Searl


 ジョン・サールは、反重力研究において、もっとも異論の多い人物である。しかし、1940年代において彼の研究が始まって以来、ほぼ間違いなく彼は“近代反重力の父”となっている。

 彼の主張はシンプルなものである。すなわち、金属リング上を幾つものローラーが回転しているという夢を幼年時代にみたあと、彼は、サール効果発生器(SEG)と呼ばれるデバイスを製作したというのである。

 これは、大きな反重力を生み出すようであった。サールは、反重力推進における文化的アイコンの一人である。



プロファイル

 ジョン・ロイ・ロバート・サール(John Roy Robert Searl )、1932年5月2日生まれ、は、サール効果発生器(SEG)および逆重力ビークル(IGV)の発明者である。ともに、開放系のエネルギー変換デバイスであり、磁気ベアリング上を走る多位相型ローラの組み合わせを用いたリニアモータの技術を使っている。

 電気の独学者、サールは、1946年から1956年に、彼の初めの実験的研究開発を行った。SEGは、成功して電気を発生した。それのみならず、予想外のことであったが、力強い上昇力が発生し地球の重力場に逆らうように地球に反発した。彼は、それに続くIGVの開発で、それを制御できるようになった。

 6年間に渡り繰り返し見たシンプルな一連の夢に、サールは鼓舞されて、SEGの第一プロトタイプを製作した。それらの重要性を確信し、彼は、絶えず熱心に説明し続けた。巨大なエネルギーを発生する、ユニークで優れた発電機の原理を詳しく説明したのである。

 彼の理論を証明するための初めの試みとして、ロンドンのグレイズ・イン・ロードのB.R.リワインド社の見習い従業員になった。そこで、彼は、会社の施設と、その装置を作るのに必要な全ての材料の使用許可を得た。1946年の12月、自分の仕様で作った磁気材料が全て整い、英国、ロンドンの30 Crawley Rd, Haringeyにおいて、そのユニークな発電機を組み上げた。

 サールが、その装置を初めて活性化したとき、ローラー(ロータ)は、プレート(ステータ)の周りを回り始め、開放系回路構成に電荷ポンピング作用(charge-pumping action)が発生した。速度が閾値に達すると、装置は、周辺電磁石からのエネルギー入力なしに、回転が維持された。

 一番初めのオリジナル・プロトタイプの場合は、ダンパー(ブレーキシステム)を設けてなく、そのため、装置が周りの空気をイオン化し電荷を発生するにつれ、正帰還のループ(positive energy feedback loop)が引き起こされ、速度が加速された。

 結局、装置の温度が著しく低下した。温度低下は、電気抵抗がプラズマ物理のピンチ効果により予想されたところに向かって減少するように、増加する電流に反比例していた。

 電子のランダムな力学的エネルギーは、運動(物理)において一様状態(uniform)になり、これは、直接、非常な高速度な電子という結果をもたらした。こうして、SEGは極端に低い温度において超電導状態に素早く到達した。

 この状態において、量子トンネル電子は、妨げられていないクーパー対の形で、SEG装置を通して増大し、装置の縁部分において非常に高いマイナス電圧を発生する結果となった。

 イオン化に類似のプロセスにより、SEGの周囲にピンク色の発光が取り巻いた。そして、強い電界が、周囲の負に帯電した空気を、周囲に真空を作るのに充分なほどの強さで反発した。この真空およびSEGの幾何学的形状が、発生した数百万ボルトによるフラッシュオーバーの発生を防いだ。

 …。効率が閾値に達すると、SEGの重量が、非常に冷たい温度における負の状態に向かって劇的に減少した。(以下略。上記も含め全体的に論理に飛躍がみられる。以下読みたい場合は、文献[1]を見られよ。)








文献

[1] http://peswiki.com/index.php/PowerPedia:John_Searl/















1.6 サール効果発生器'SEG' by Allan





 以下は、文献[1]の抜粋・概訳である。



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 1960年代に開発されたサール効果発生器SEGは、燃料・汚染・摩擦・ノイズなしに、安価に安全に電気を発生させることが出来ると言われている。また、反重力効果が発生するとも言われている。

 現在、模型が、その核心的原理の幾つかを見せるために作られている。


 “私は、1988年以来、サールを知っているし、そのとき以来、彼の研究を間近に見守ってきた。最後の19年間、私は、1960-1970年代に彼とともに携わっていた何人かの人たちに会う特権を得ていた。彼らは、全て、サールが我々の友情の初めの2年間に説明した事実を確信していた。”

テリー・ム−ア博士(Mar. 10, 2007)




概要

Updated by Sterling D. Allan
Pure Energy Systems News
February 22, 2012


 サール(John Searl)は、家庭用電力発生ユニットを発明したが、電力網から電力を盗んでいるとされ収監されることになった話、反重力効果とその飛行艇の話で、この10年間、常識はずれの思考家達の好奇心を刺激してきた。

Fig.1 幾つかのローラをもつ三個のリングのイ
ラスト画家によるアニメ画像。
 1960年代に、サールは、これらを約2ダースも
製作したが、サールによれば、電子が中心から
縁に向かって流れ、ACかDCのどちらかの電流
として検出できる。もし負荷が大きすぎると、
超電導効果が起こり、その結果、反重力効果
が発生する。この画像は、文献[2]より引用。
Fig.2 四つの材料の層からなるステータリングと
ローラの断面図のイラスト。
 典型的な層は、ニオジウム、テフロン、永久磁
石からなり最外殻はOFHC銅である。これらの同
心円状の層は、磁場とともに、“ソリッドステート
の磁気ダイオードを形成する結果になり、外側の
ふちに向かう電子対をコヒーレントに加速する。
この画像は、文献[2]より引用。


 彼は、多くの人が認めるUFO技術の父のひとりであったと思われる。それは、軍事関連企業により公の目から隠されてきた。

 それから何年も経ち、彼は人生の日没に至った。いまや、科学者、ビジネスマンおよび企業家たちの、非常に能力があり活気のあるグループが、昔、成し遂げた事を再現しようとするサールの挑戦を共に助けようとしている。

 2005年のはじめ、彼らは、幾つもの一里塚を達成した。あと残された一里塚は、サールの重要な主張の最期のものを証明するだけである。それができたら、環境からエネルギーを収穫するサール効果発生器を完全に復元するのに必要なものを入手したことになる。

 そのような発生器は、どこでも作動する。地球上でも、宇宙でも、燃料・汚染・摩擦・雑音なしに安価に安全に電気を発生するのである。その上、反重力効果がある。これは、われわれの輸送を次のレベルに変換して一般的に使う時期が熟しているのである。



文献

[1]http://peswiki.com/index.php/Directory:Searl_Effect_Generator_(SEG)
[2]http://www.searlsolution.com/









1.7 サール発電機の浮揚 by イーゲル




 これは、よく知られた話だろうと思われる。1940年代の出来事であるので、もはや70年以上も前のことである。不十分とはいえ比較的よくまとめてある文献[1]を、ここに紹介しようと思う。以下は、その抜粋・概訳である。雑な文章であり要領を得ない点が多々あるが、一応のヒントを与えてくれていると思われる。


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 サール効果発生器 SEGSearl Effect Generator)は、可動ローラをもつ3個の固定子リングから成り立っている。リングとローラは、ともに、四つの際立った材料から出来ていて、磁気ダイオードになっている。磁気ダイオードとは、電子はローラーの中にのみ入ることが出来、側面に出て行く(一方向的流れ)という意味である。

 最もよく使われる材料は、外側から内部に、アルミニウム(常磁性体)、ナイロン66(電子をひきつけるために正に帯電)、ネオジム(電子をひきつけるための磁気ミラーとしての使用)である。基本的に全ユニットは、磁気的ダイオードであり、電子はマシーンの中央へのみ入っていくことができ、そして外に向かって加速される。

 通常、材料を磁化するときは、DCを用いて2極を作る。しかし、3極あるいは20極マグネットも作ることができる。

 さて、このローラとリングは、湾曲した形の極を有する(これは、ローラーをACで磁化すると作れる)。

 もし、あなたがリングとローラーを同じように磁化し、位相を90°ずらす、基本的にはローラーにサイン波で、リングにコサイン波の磁極を作り、この不安定状態で一緒にすれば、それらは動くであろう。

 もし、あなたが、このように作れば、常に吸引し、コンスタントに反発が起こることに気が付く。

 ローラーは、平衡するために、それ自体の回転軸の周りに回転はしない。何故なら、前方へ押す力と回転は、90°位相がずれて釣り合っているからである。

 
Fig.1 [1]


 アルミのおかげで、ローラーはリングから、はずれることはない。これは、リングの周囲のローラーの場合に、その変化している磁場がアルミに影響して、リングに接触せずにリングの周りを回るようにしているからである。

 
Fig.2 [1]


 磁気ミラー効果がだんだん強くなっていくことにより、ローラーがだんだん早く回転し(アルミ、鉄、ナイロン66結合による)、電子はマシーンの中にだんだん早く吸い込まれ、そして押し出される。こうしてリングとリングの間に真空が出来、超電導状態を形成する。

 サールは、これらの磁気ダイオードの特性を、ローラーの中と外側に銅線をつなぎオシロスコープで観測して見せた。オシロスコープには、中に向かって流れる電流が存在し、その強度は弱まることはないことを見せた。

 では、マシ−ン全体に何が起こったのか。周囲の空気から電子を吸引するので、マシーンを取り囲んでいる空気をイオン化する。従って、マシーンは、光に包まれるであろう。

 
Fig.3 [1]


 これらの電子はSEGの内側に吸い込まれ、外側に加速される。これらの電子は、通常の金属ブラシで外側で捕捉できる。そして、これらの電子をCRTの内部に押し込み、一つの方向に向けることにより推進システムを作ることが出来る。

 (訳註: CRTは.通常、 陰極線管 (Cathode Ray Tube)を意味するが、ここには、特に何を意味するかの説明が無い。文章作法上問題である。それに全体的に論理に飛躍が見られ説明不足である。)

 おそらく、円盤を輸送に使うことができるだろうが、まだ私をどこにも送ってくれたことは無い。幾つかの興味深い現象は、“反重力”と、内部のそれ自身の時空間である。つまり、ユニットの加速が何であろうとも一定の重力4.4m/s2なのである。

 レーダーに、この装置は写らない。何故なら、それはレーダーの電磁波を吸収してしまうからである。コントロールするためには、通常のラジオ波(システムを磁化するのに使った周波数の高調波)を使うことが出来る。これでローラの速度を上げたり下げたりできる。(訳註:円盤の飛行はラジオコントロールできるという意味)

 
Fig.4 [1]


 円盤の速度の限界は不明であるが、光速をはるかに超えるのではないかと思われる(殆どの理論に反するが、おそらく内部にそれ自体の時空間を持っていることを心にとめておかれたい。あとで、私は、時空間に関する私のアイデアの幾つかに対するブレインストーミングを提供しよう。これに同意するか否かにかかわらず、あなたからのフィードバックを真に望んでいる。<訳註:この記述は見当たらないので、削除されたのであろう。>)。

 フライト目的については、SEGは完全以外の何者でもない。円盤の内部では、加速や、動揺などを感じない。おそらく全く快適である。(イギリスから海外へ飛んで行ったという生の形の記録はないが、計器上の記録はある) UFOというのは完全に異なるテーマであるが、このマシーンは1946年から飛んでいることを指摘しておきたい。

 丁度いま、サール教授(訳註:教授ではないが敬意をこめて、彼らは教授と呼んでいる)はイギリスで、ビッグ・モデルに取り組んでいる。ドイツとアメリカでは、D.I.S.C.の何人かのメンバーが小型のバージョンに取り組んでいる。

 リングとローラーは、殆ど完成した。下記のサールのホームペイジから見ることが出来る。リンク先は下記のとおりである(訳註:現在、これは削除されている)。

 
Fig.5 [1]


 SEGを製作するのには、方陣の法則に必要となる完ぺきな知識が必要である。(古代中国では、これを魔方陣と呼んだ。魔法の研究で、これが使われる。マスター・セリオンの研究では、666という数が見つかるが、宗教では、これは、大いなる獣を意味する。サールはSEGを製作するのに、基本的に方陣(複数)を用いた。)

 これらの方陣は、非常にシンプルな法則に基づいている。物質を同一時刻に同一空間におくことはできないが、別の空間になら同一時刻あるいは異なる時刻におくことはできる。

 例えば、(擬似)遠心力などをキャンセルするのに、どのくらいの量のアルミニウム(常磁生体)が必要かを知る必要がある。



 

サール効果発生器: 設計と製造方法




 本報告の目的は、1946-1956年にジョン・R. R.サール(John R. R. Searl)により遂行された実験を再現することである。これは、サール効果発生器(SEG)の幾何学、使用された物質、および製造過程に関している。

 ここに述べた情報は、著者である私とサールとの間にかわされた私的なやりとりに基づいている。これは、更なる研究開発により、本内容が変更されたり最新化されたりするので、準備段階にあるものと考えるべきである。

 

ジャイロ・セル



 SEGは、ジャイロ・セル(GC)と呼ばれる基本的ドライブユニットから成り立っている。応用目的によっては、電気を発生するコイル、あるいは機械的な力を伝達するシャフトがついている。GCは、高圧電源としても使うことが出来る。GCの他の重要な性質は浮揚能力である。

 GCは、全て円筒型の棒と環状リングの形の永久磁石から出来ている電気モータとして考えることが出来る。図1(Figure One)は、一個の固定の円環リング型マグネット(プレートと呼ぶ)と幾つかの可動型円筒型の棒(ランナーと呼ぶ)からなる最もシンプルな形の基本的GCを示している。

 
図1(Figure One) [1]


 動作中は、各ランナーはその軸の周りにスピンしていて、同時にプレートに沿う軌道を回る。ランナー表面の固定点pは、図2(Figure Two)の点線に示すようにサイクロイドとなる。

 
図2(Figure Two) [1]


 測定してみると、プレートとランナーとの間に半径方向に電位差があることが明らかになった。すなわち、図1に示すように、プレートは正に、ランナーは負に帯電している。

 原理的に、ランナーは電磁気的にプレートに結びついているので、GCを一つにまとめるのに機械的な拘束は必要ではない。しかしながら、トルク発生デバイスとしては、シャフトとケーシングがトルクパワー伝達のために必要である。

 …。動作中は、電磁気的相互作用と遠心力により隙間が発生するが、遠心力は機械的およびプレートとランナーとの間の直流的電気接触を防いでいる。これによって摩擦は無視できるほど小さくなる。

 実験により、出力はランナーの数が多いほど大きいことが分かった。また、スムーズでなめらかな動作にするためには、外側のプレート径Dpおよびランナー径Drの比が、12以上の正の整数でなければならない。

D
p = N > 12 (N 12, 13, 14....)
r

(訳註:上式は、原文どおりに書いておいたが、誤記があると思われる。Nの説明も抜けている。おそらく、ここは、Dp/Dr ≥ 12と書くのが正しいのかもしれない。)

 また、実験により、図1に示すように隣同士のランナーの間のギャップ r はDrに等しくないとといけないということが分かった。

 さらに複雑なジャイロセルは、基本ユニットにプレートとランナーをさらに付け足して作ることが出来る。図3は、A,B,Cの三つのセクションからなる三つのプレートのGCを図示している。各セクションは、一個のプレートとそれに対応する一個のランナーから構成されている。

 
図3(Figure Three) [1]


 実験よれば、安定で滑らかな動作のためには、全てのセクションの重さが同じでなければならない。すなわち、

    WA = WB =WC.

である。ここで、WA, WB, WCは、それぞれ、セクションA, B, Cの重さを意味する。

 

磁場の形状



 着磁は、DCとACを組み合わせて行うので、図4(Figure four)に示すように幾つかのN極とS極からなる二つのトラック上に特殊な磁気パターンが形成されている。(訳註:図4(Figure four)は欠落している。しかし、後に他の節で取り扱われるので、そちらを参考にすればよい)

 磁場を測定してみると、各極は、それぞれ均等に大体1mm離して存在している。(訳註:次の文と式も誤記があるようで、意味を成さないため、飛ばすが、あと読み続けるのに障害はない。)

 他に考慮すべき点は下記のとおりである。…

 

慣性の喪失

 

 閾値以上の電圧(1013ボルトくらいだと思うが)で、SEGとその付属部分は慣性を失う。これは、もちろん、質量の慣性の概念と一致しない。

 

飛行

 

 飛行艇SEGは、その表面の電圧分布を変えることによって、推進することが出来る。超高速度で飛行するときの飛行方向は、惑星から離れる方向であり、SEGの面は重力場に90°傾いている。

 水平方向へ飛行するときは、飛行艇は、ベクトル場の間のバランスを取るかのように、ある角度をとる。飛行艇は、それ自体の重力場を作っているのかもしれない。

 

空気のイオン化

 

 これは、シンプルな静電気効果である。飛行艇は、半透明の光に包まれ、光る飛行跡を引きずる。フィールドの強さは、イオン化した空気を排除し飛行艇の周囲に真空を作ることができるほどである。

 

永久電気分極

 



 サールは、飛行艇あるいはSEGの近くで作業した後は、皮膚に蜘蛛の巣がついたような感覚が起こることに気づいた。彼の衣服は、身体にくっつき、ベッドリネンもくっついた。ときによっては、パチパチという音がし、それが何時間も続くことがあった。

 この効果は、誘電体の永久分極に起因するのであろう。この場合、身体の組織が誘電体である。永久誘電分極については、研究が少ない。しかし、1920年の日本の数理物理学誌に文献がある。

 その研究は、東京の江口によりなされた。いま、アメリカのある会社が、静電ラウドスピーカー用に永久電気分極材料(エレクトレット)を作ろうとしている。

 

加速時に起こる物質のひったくり現象

 



 これは、地面にある飛行艇が突然飛び上がるときに起こる。飛行艇は地面の土の一塊をひったくって行く。よく知られた穴を地面に残す。




 この稿を出して以来、ナイロン66というのは何かという質問を何度か受けた。私は、それはナイロン6:6だと思う。 (訳註:ナイロン6:6の作り方が書いてあるが省略する。必要に応じて原著を見られたい)


 

サール効果発生器

 

 次に述べる、サールによる論理ステップは、棒状マグネットを外側にローラーを配置している円環リングで置き換えるべきである。

 サールが私に教えてくれた情報によれば、同じ効果が、真っ直ぐな棒を配置しても得られる。すなわち、一つのローラーが外力により動かされると他のローラー(複数)も同時に同じ方向に動き始める(Fig.5)。





文献

[1]http://www.linux-host.org/energy/ssearl.html









1.8  サール発電機の浮揚 by サンドバーグ




以下は、文献[1]の抜粋・概訳である。文献[1]は雑な文章であり要領を得ない点が多々あるが、一応のヒントを与えてくれていると思われる。

---------------------------------


 1946年、英国のモーチマー(Mortimer Berkshire)のサール(John R.R.Searl)により、磁気の性質についての基本的発見がなされた。

 彼は、フェライトマグネットで永久磁石を作るときに、ラジオ周波数(〜107Hz)の小さなAC成分(〜102)が直流の着磁電流に重畳していると(Fig.1)、予期しない新しい性質をもつようになることを発見した。(訳註:小さなAC成分(〜102)には単位がつけてない。原文のままである。分かり難い記述。)

 
Figs.1&2 [1]


 記述した方法で作った永久磁石の初めの一組は、それぞれ、約100×10×10cmの二つの棒および二つのローラーから成り立っていた。(訳註:原文のとおり100×10×10cmとしておいたが、この記述では意味不明。)

 一つのローラーは、直径210mmの円筒状に作られていた。もう一つは、幾つか(約5個)の外径20mmの環状リングから成っていた。マグネットは全て記述した方法で同時に磁化した。これらの永久磁石は、まだ存在しているし、1882年8月15日には、サールが私に見せてくれた。



 マグネットをFig.3のように配置すると、下記(Fig.4)のように相互作用するであろう。もし、一つの磁石がマグネットC(Fig.4.1)のコーナー1の方向に外力によってゆっくり動かされ、同じコーナー(Fig.4.2)の付近に注意深く押されると、マグネットは、かなりな速度で加速し、コーナー2の周りを回り、マグネットC(Fig.4.3)の左側に沿って回り続けるであろう。これは、ターニングポイント(Fig.4.4)になるまで続く。  
Figs.3&4 [1]


 同時に、マグネットAがコーナー1の周りに押されると、マグネットBは同時に動き始め、コーナー3および4の周りを高速になるまで加速される。そして、マグネットCの右側(Fig.4.3)に沿ってターニングポイント(Fig.4.4)になるまで動き続ける。

 マグネットAおよびBがそれぞれのターニングポイントに到達した後、それらは同期して振動する(〜10ms)が、新しい位置(Fig.4.5)において静止するようになる。(上記記述は分かり難いだろう)

 
Figs.5 & 6 [1]


 サールは、リングの外側のまわりに置かれたローラの数が、ある最小の数(Fig.6)になると、ローラーは、自発的に動き出し、ある動的状態になるまで速度が上昇していく、ということを発見した。最大の数は、幾何学的形態と材料パラメータに依存しているが、私は、これを書いている時点で分かっていない。

 また、彼は、装置が動作中は、リングとローラーの間に電圧差が発生することを発見した。固定子のリングは、正に帯電した(Fig.6)。磁気相互作用と遠心力により作られたギャップが、リングとローラーとの間の機械的および電気的接触を防いだ(Fig.6)。

 固定されたC字型電磁石を、固定子リングと回転子ローラーに付け加えることによって、それ自身で電気を発生した(〜102ワット)。このタイプの小型発電機が幾つか作られた。そして、1952年までにサールにより、初めて複数リング型発電機が作られた。

 その装置は、直径が約3フィートであり、同一面上に三つのリングがあった。その外側には幾つかの電磁石が置かれていた(Fig.6)。(訳註:Fig.6はFig.8の誤記か?)

 各リングは、各マグネット間の絶縁スペーサをもつ幾つかの磁気部分からなっている(Fig.9)。コストが高くつくので、この発電機は、自発的始動に必要な数のマグネットを装着していなかった。

 
Figs.8 & 9 [1]


 この発電機は、公にテストされた。アーマチュアが、小さなモータに取り付けられた。装置は、放射状方向に電圧を発生した。近くの物体の静電気効果からみて、アーマチュアの比較的低速度において、1,000,000Vのオーダーの電圧を発生した。このことは、特有のパチパチいう音とオゾン臭から裏付けられる。

 (訳註:上記段落を平たく言えば、自発的回転が起こらない発電機なので、小型モータにつないで回した。するとパチパチという放電がおこりオゾン臭が発生した。このことから、かなりな高電圧が発生していると推測できた。)

 すると予期しないことが起こった。発電機は浮き上がり、さらに回転が上がった。そして小さなモータとの結合が壊れた。約50フィート上昇し、そこに暫く留まっていたが、やがてスピードが上がり、ピンク色のハロー(光)に包まれた。

 これは、上空で圧力が下がり空気のイオン化が起こったことを示している。もう一つ興味深い効果として、ラジオ受信機のスイッチが入ったことである。これは、イオン化放電と電磁誘導によるものであろう。結局、発電機は、とてつもない加速度で加速され、宇宙空間へ飛び去っていったと信じられている。

 1952年以来、サールと共同作業者達は、10個以上の装置を製作しテストした。製作した最大のものは10m以上の大きさのクラフトであった。サールは、科学や技術の文献として書くことは決してしなかった。しかし、多くの個人や機関がサールの発見を知っている。

 しかしながら、S.Seike(訳註:清家新一、日本のUFO研究家。愛媛県宇和島市出身。東京大学理学部大学院修了後、茨城大学機械工学や愛媛帝京短期大学物理学教室で教鞭を取った)が、装置の内部や周囲で起こっている相互作用を説明しようとして、理論を展開した。サールは特許を申請したが、後に取り下げた。

 サールは、共同開発しようとして、幾つかの重要な情報を提供した。製造過程の原理の詳細については、下記のとおりである。(訳註:あいまいで雑な書き方なので、分かり難い。ざっと見ておくだけでよいと思う)

  1. 磁化をする間、ラジオ周波数(〜107Hz)の小さなAC成分(〜102MA)が、磁化用DC電流に重畳された。(訳註:学術上では、Mはメガ、mはミリに使う決まりである。著者は、MAと書いているが、mとMを区別しているだろか? なお、通常、交流はACと書くが、著者はACと書いたりacと書いたりし一貫性がないので、この点から見ても、注意して読まないといけないだろう。通常、磁化には、大きな(電流)×(ターン)が必要である。)

  2. 少なくとも、180アンペア・ターンが、磁化には必要である。(この図は、正しくないかもしれない。ドキュメントも読み難い。―Web Editor)

  3. 正常に動くためには、全てのマグネットは、同時に磁化しなければならない。

  4. 特別に製作したマグネットは、他のマグネットに触れたり異なる周波数のAC成分で磁化すると、特性がほどよく変化する傾向がある。しかしながら、特別なマグネットの磁場をじゃまする材料から離したあとは、数分後には、初期の特性に戻る。

  5. サールは、小さな円環リングの一つを異なる周波数で磁化すれば、SEGの振る舞いをプログラム可能であることを指摘していた。彼は、例えば、もしSEGの温度がある温度(〜50℃)を超えると、SEGの動作が停止するようにできた。〜50℃はキュリー点よりはるかに低い温度である。

  6. 基本的に、内部磁場はローラーおよびリングの軸に沿っている(Fig.10)。

     
    Fig.10 [1]


    (7) 磁気材料はフェライトあるいは磁気セラミックス。

    (8) サールによる測定では、地球の引力と相互作用するとき、一つのリングの装置に対して、質量に対する出力の比(出力/質量)は、180kW/トンであった。サールは、一つのリングの装置の製造に対して下記のような寸法で作ることを提案している。

     
    Fig.11 [1]




文献

[1]http://www.linux-host.org/energy/ssearl.html









1.9 サール・マグネテイックス(研究開発社 USA)





 下記は、文献[1-2]の抜粋・概訳である。

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  LOCATION : California, Nevada, USA
  DIVISION : Magnetics
  SUBJECT : Appointment of Chief Engineer.
  CHAIRMAN : Prof. John Roy Robert Searl.
  STATUS : R&D Human Studies.  [1-2]


サール・マグネテイックス社:

 私、ジョン・ロイ・ロバート・サール(Prof. John Roy Robert Searl)は、ここに、下記の名前の人物がサール・マグネテイックス社および全ての下部機関の主任技術者として任命されたことを承認する。




業務:


 サール・テクノロジー・リサーチで行われる磁気プロジェクトに使うためのメタルの研究、および磁気波動技術システムの開発。

 このような研究開発に興味をもつ会社の代表者に会い、デモンストレーションすること。さらに、我々の磁気波動技術に採用するのに、より最適な関連材料の研究をすること。そして、そのテスト結果に基づいた報告を書くこと。




 これは、磁気ドメインにおける新しいアプローチであって、この新しい窓を科学技術に、如何に適用するかの研究開発が必要である。

 過去、数年間において、SEGマグネテイックスの研究開発は、カリフォルニアでスタートし、タイで規模を大きくした。しかし、資金不足となり、結局、SEG企画の最期の段階はUSAで完成するであろう。

 
Searl Magnetics Co. [1-2]


 我々の将来は、今日われわれが経験しているものに対して、もっとクリーンな環境を作る技術の研究開発に依存している。つまり、今日および将来の我々の必要性に見合う答えを見つける努力において、八方手を尽くさないということはないだろう。

 …。人々が評価していないこと。それは、サール効果発生器SEGが初めて作られたとき大量生産できなかったことである。従って、サールは大量生産できる別のアプローチをとることにした。その結果は、いままでのところ良好であり、将来達成されるだろう。

 
Searl Magnetics Co. 注意:これは標準的な磁化器ではない。サール効果発生器(SEG)の
開発に対する特別なものである。実際、現時点において、この種類では世界で唯一のもので
ある。開発するコストは約2百万ドルかかった。
[1-2]


 あなたの自宅であなた自身のSEGを作りたい人は誰でも、(幸運を祈る)、それを作るのに見合うコストや、3相電源で銀行預金約3百万ドル必要である。3相電源は、層を磁化するときに、地域の停電がおこるのを防ぐものである。

 もちろん、1946年の過去において、私自身で磁化器を所有する資力はもっていなかったが、会社が所有していた。それは、今日のコストの一部なのである。それは、それ自体のための発電設備を有する巨大な磁化器であった。これは、会社がもはや使わなくなったとき、私の研究のために改造されたのである。…

 
Fig.3a サール・マグネテイックス社の主任技術者フェルナンド・モリス(Frenando Morris)[2]


 
Fig.3b サール・マグネテイックス社の主任技術者
フェルナンド・モリス(Frenando Morris)[1]


 サールマグネテイックス社は、小さなどんぐりから生まれた。時間が経つにつれ、成長し成熟するであろう。わが宇宙の現実の真理を求める時空間を通しての旅に外宇宙に連れて行ってくれる未来において何を発見するか、それは誰にも予言できない。(中略)

 
Fig.4 [2]


 
Fig.5 [2]


 
Fig.6 [1]


 サールマグネテイックス社は、いろんな実験を行ったが、それらは私が1963年以来言ってきたことを証明しただけである。これらは、我々に、必要な資金が入ったときに我々の目的が達成されるであろうという青信号なのである。

 我々は、ニュースが得られ次第、最新ニュースを伝えよう。
(訳註:これは、SEG Progress Update:  http://www.searlsolution.com/technology6.htmlで見られる。さらに、http://www.searlsolution.com/members/technology5.htmlの中のUpdateというところも参考にされたい)

 
Fig.7 [2]


本文書は、

 
Fig.8 Prof. John Roy Robert Searl.
Head of R&D.[2]


 の許可により、公表されている。






・なお、2013年4月までの開発状況は、http://searlsolution.com/members/technology7.html   http://searlsolution.com/members/technology6.html
で見ることができる。

・また、サール自身の近況は
  http://searlsolution.com/members/technology7.html
で見ることが出来る。



文献
[1]http://www.searlsolution.com/investing2.html
[2]http://www.searlsolution.com/members/documents/SearlMagentics.pdf









1.10 サールの魔方陣法則



 これは、文献[1]の抜粋・概訳である。

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 魔方陣あるいはラテン・スクエアの歴史は、数千年前の古代エジプトのピラミッドの時代に遡るが、もっと古くは恐らく中国の王朝時代である。実際、今日、中国の人たちは、盆栽を自然の正しい数学的比率に切ったりトリミングしたりするのに、いまだ魔方陣を用いている。

 こうした自然の法則を理解することによって、宇宙は厳密に数学的法則にしたがって存在しているということを示すことが可能である。

 スクエアの法則 (Law of Squares=LOS) あるいは魔方陣は新しい技術ではなく、古くからあるものであるが、サールが若いときに、それを独立に発展させ再生した。すなわち、彼は、彼の数のマトリックスは3次元的性質をもっていて、時空間における質量の量子エネルギー状態を形作ることができるのである。

 魔方陣には、三つのグループがある。グループ1、グループ2、グループ3である。それ以外にはない。グループ1は、全て奇数からなる方陣である。4で割り切れる全ての偶数はグループ2に属する。残りの4で割り切れない偶数はグループ3に属する。

 適切なマトリックスで、ランダムな数が同一ラインで対角線方向および縦横方向でそれぞれ合計が一致するときは、エネルギーが生成も破壊もされないが、一つの形態から他の形態に変わることはできるというエネルギー保存則の既知の物理学と同様な価値がある。

 (中略)

 
4行4列のマトリックスの3次元イラスト。どちらの方向の合計も34になる。
https://www.youtube.com/watch?v=XbR7cjg_1Mc,を参照。 [1]


 SEGが効果的に動くためには、いろんな材料や元素が特定の性質、重量、寸法を持つことが必要である。また、それは、厳密な数学的設計基準に基づいた高度の材料精度でLOSの要求に合うように設計されなければならない。

 ジョン・サール教授は、方陣の法則について数多くの本を書いている。彼は、サール効果発生器の製作に、これらの方陣とその法則を用いている。彼は方陣のユニークな性質を説明して来た。それについて、沢山の国々で学校や、会議や大学において口演して回った。

文献

[1]http://www.searlsolution.com/technology4.html




 (訳註)

本については、 から入手可能である。












1.11 関連する学術論文



以下は、文献[1]に、SEGに関係する論文であるとして列挙されているものの抜粋・概訳である。

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 サール効果発生器(SEG)は、多くのイノベーションと効果の混成であって、原子核と軌道の原子構造に一致したり似ているのではない巧妙で単純な物理的な設計のなかに、全て包み込まれたものである。

 SEGの電磁気的効果および材料物質の相互作用は、論文が増えるにつれ、だんだん明らかになってきたが、全く非常に複雑なプロセスである。下記の学術雑誌は、科学や物理学の多くの面を含むサール効果技術に関して物理学者、研究者および科学者のために、ある程度ガイドとなる参考文献である。

 われわれは、知的貢献を歓迎する。それは、それに関する科学と発見をもっとよく理解する助けになるであろう。

  1. Spin connection resonance in the Faraday disk generator, by Myron W. Evans, Civil List Scientist and F. Amador and H. Eckardt; Alpha Institute for Advanced Studies (AIAS)

     要約すれば、アインシュタインが提案したこと、電磁気学は空間におけるスピン/トーション(ねじれ)であるので、重力は空間の湾曲である。SEGはスピン/トーションを引き出している装置であり、サールが発見したように、電磁気に直接影響を与え、その周囲に湾曲を加えている。ECE理論は、SEG装置を説明できる。なぜならば、方程式は既に物理学(電磁気学も含む)のあらゆる局面にスピンを導入しているからである。

  2. Preliminary description of some physical phenomena, by Haluatko lukea taman kirjoitelman suomeksi Klikkaa tasta.

     ここに、幾つかのよく知られた物理現象およびサール効果発生器の原因と機能の説明がある。

  3. Unified Model of Bivacuum, Wave-Corpuscle Duality, Fields & Time (訳註:アクセス不能)

     関連するBivacuum-matterの相互作用が、サール効果の回転磁石の自己加速に対して、エネルギー源であり得る。

  4. Composite Fermions and Bosons, by Yasuhiro Iye (東京大学).Proceedings of the National Academy of Sciences of the United States of America.

  5. The Inertial Properties of Magic Squares and Magic Cubes, by Adam Rogers and Peter Loly; Canadian Undergraduate Physics Journal.

     サールの魔方陣に関係するかもしれない論文

  6. Magic Square Physics, by Ivars Peterson

     上記と同じくサールの魔方陣に関係するかもしれない論文

  7. About Strange Effects Related to Rotating Magnetic Systems, by M. Pitkaenen;M. Pitk¨anen, Dept. of Physics, University of Helsinki.

     サール装置の物質の構成と重力などに関連する論文。

  8. Empirical Equation Relating Electromagnetism and Gravity in terms of Electromagnetic Waves, Fields and Particles. North Carolina Central University, Durham, NC 27707 Willowstick Technologies LLC, Draper, UT 84020

     超伝導体の回転磁場に関係した重力効果が観測された。重力効果は超伝導体の回転に起因するようである。

  9. Experimental Detection of the Gravitomagnetic London Moment , by Martin Tajmar1., Florin Plesescu, Klaus Marhold1 & Clovis J. de Matos; 2;1Space Propulsion, ARC Seibersdorf research GmbH, A-2444 Seibersdorf.Austria , 2ESA-HQ, European Space Agency, 8-10 rue Mario Nikis, 75015 Paris, France

     マーチン博士らが、SEG特有の構造の実験で磁気異常を検出した。

  10. Measurement of Gravitomagnetic and Acceleration Fields Around Rotating Superconductors, by Martin Tajmar, Florin Plesescu, Bernhard Seifert, Klaus Marhold

     上記と同様、マーチン博士らが、SEG特有の構造の実験で磁気異常を検出した。

  11. Experimental Research of the Magnetic-Gravity Effects. Full Size SEG tests, by V. V. Roschin and S. M. Godin,Institute for High Temperatures, Russian Academy of Science, Izhorskaya 13/19, Moscow 127412, Russia

     ロシア・サイエンス・ジャーナルに掲載された論文。SEGに特有の構造について実験したところ、それから15mの半径の範囲内で、異常な磁気と熱的変化が見られた。

  12. 'Cooper Pairs' Can Be Found In Insulators As Well Superconductors, in Science Daily (Nov. 24, 2007)

     50年前、三人の物理学者が、彼らの超電導BCS理論を公表した。これは、電子がペアを組むと、如何に電子が永久電流になり得るのかを説明している。ブラウン大学におけるL,クーパー(Leon Cooper)を含むその科学者達は、その研究業績でノーベル賞を得ている。いま、ブラウン大物理学者達は、ある驚愕的なことを発表した。それは、クーパー・ペアの形成は、電子の流れを助けるばかりでなく、電子の流れを阻止することが出来るというものである。



文献
[1]http://www.searlsolution.com/members/technology5.html





 上記の1に関連する文献:

「重力場の湾曲」測定に世界で初めて成功したプロジェクト「MAGIA」

 この実験において、世界で初めて「重力場の湾曲」、つまり、100年前にアルバート・アインシュタインの一般相対性理論において理論づけられた、巨大な物体が、それが存在する空間の幾何学に及ぼす影響を測定することが可能となった。物理学者たちは、彼らの研究の結果を学術誌『Physical Review Letters』で発表した。下記のとおりである。

Measurement of the Gravity-Field Curvature by Atom Interferometry, by G. Rosi, L. Cacciapuoti, F. Sorrentino, M. Menchetti, M. Prevedelli, and G.M. Tino, in Phys. Rev. Lett. 114, 013001; Published 5 January 2015







2. ロシア科学アカデミーの磁気-重力に関する実験研究



 これは、モスクワのロシア科学アカデミーの高温研究所の科学者による 実験報告の抜粋・概訳である。

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磁気-重力効果に関する実験研究
Full Size SEG tests.


V. V. Roschin and S. M. Godin

要約

 本論文では、磁気-重力効果に関する実験研究の結果を報告する。研究対象の装置から半径15mの範囲内で異常な磁気的変化および熱的変化が観測された。

1. 序論

 回転磁場のシステムにおける非線形効果を調査することは、従来より大きな興味がもたれていた。そのような効果は、サールの発生器あるいはサール効果発生器(SEG)と呼ばれるデバイスで観測されている[1-4]。

 SEGは、三つの同心円状リングと、そのまわりを回るローラー群の組み合わせから出来ている。SEGのパーツは、全て魔方陣の法則に基づいている[5]。ローラーは、同心円リングの周りを周回するが、リングに接触はしない。

 ローラーには、基本的なN極と基本的なS極があり、同心円リングも基本的なN極と基本的なS極がある。明らかに、ローラーのN極は、同心円リングのS極に、逆に、S極はN極に結合される。

 ローラーは、同心円リングに類似の層構造になっている。最外層は、チタニウム、次に鉄、ナイロンで最内部層はネオジムから出来ている。サール(John R.R. Searl )は、電子が中央の元素ニオデミウムから出て他の元素に伝わっていくと仮定した。

 サール博士は、もしナイロンを使わなかったら、SEGは、レーザーのようになり、一個のパルスが出て、それはストップし、蓄積され、また他のパルスが出て行くという具合になるだろう、と主張している。ナイロンは、SEGを通して滑らかな電流になるようにするゲートのようにな働きをもつ。

 文献[4]の中では、プレートとローラーの着磁のプロセスにおいて、プレート表面上とローラー表面上に特殊な波動(サイン波の)パターンを作るための定常および変動磁場の組み合わせが、用いられている。基本的な効果は、重量減少と推進力の増大が同時に起こることになるプレートの回りを自走回転するローラーから成り立っている。

 これらの効果は、実験装置の特殊な幾何学的配置によるものである。決定的な状況におけるデバイスの動作は、生物学的および真の物理現象を伴っている。

 同様な情報を記した他の情報としては、下記文献[6-7]がある。[7]は、分極した誘電体に関する論文を含んでいる。我々は、本論文で、実験装置で得られた結果を報告する。



2. 実験方法

 基本的に難しいことは、材料の選択、およびプレート表面とローラー表面に必要とされるパターンを刻印することである。これを単純化するために、我々は、一個のリングプレート(ステータ)と一組のローラー(ロータ)からなるone-ring方式を使うことにした。

 ベアリング近くのローラーロータを強化し、ローラーのバランスをとることが必要なことは、明白である。示唆される設計として、摩擦による損失を極小にするためには、空気ベアリングを用いた。

 入手可能な記述{1-4]からは、直径1mのステータの磁化方法・製作方法は明白ではない。そこで、我々は、ステータを製作するために、残留誘導1Tの希土類磁石の幾つかの磁化した切片を用いた。切片は、キャパシタ・バッテリー・システムによりコイルに放電させる通常の方法で着磁した。

 その後で、切片を集合し、特殊な鉄のアーマチュアの中に、全て一緒に接着した。これは磁気エネルギーを減少させている。ステータを作るために、110kgのネオジム磁石を用いた。また、ロータを製作するために115kgのネオジムを用いた。高周波着磁は行わなかった。文献[1-5]に書いてあるインプリント法(磁気刻印法)のかわりに、ステータとロータの主磁気ベクトルに90°の角度で向けた磁束ベクトルを有する“クロス磁気挿入体”を用いた。

 “クロス磁気挿入体”としては、残留磁気が1,2Tで、ベース材料よりも強制的に少し大きくなるように変更した希土類磁石を用いた。Fig.1およびFig.2に、ステータ1およびローラー2からなるロータ1の結合配置、およびクロス磁気挿入体19による相互ギアリング構造またはスプロケット構造を示した。ステータとローラ表面の間の空気間隙δは1mmを維持した。

 厚み0.8mmの銅箔でステータとローラーを被覆したが、層状構造は用いなかった。この銅箔は、ステータとローラーの磁石に直接電気的接触をもつ。ローラの“クロス磁気挿入体”の間の距離とステータの“クロス磁気挿入体”の間の距離は同じにした。つまり、言い換えると、Fig.2で、t1=t2である。

 
Fig.1 One-ring コンバータ



 
Fig.2 ステータとロータのクロス磁気挿入体によるスプロケット効果



 Fig.2に示したステータ1とロータ2のパラメータの比は、ステータ直径Dのローラ直径dに対する関係が、12以上の整数に等しくなるように選んである。そのような比率にすると、デバイスの作動体の要素間の“磁気スピン波共鳴モード”が達成できた。何故なら、外周も同一の整数比を維持したからである。

 磁気システムの要素部品は、アルミニウムの台座上に一様な配置で組み立てた。Fig.3に、One-ring コンバータとその台座の概観を示した。この台座は、三個の脚で垂直方向に限定された動きができるようにしたスプリング緩衝器が付いている。

 
Fig.3 One-ring コンバータとその台座の概観



 本システムは、最大10mmの変位が可能で、変位は誘導変位計14で測定した。従って、台座の重量の瞬時的変化は、実験中リアルタイムで測定できた。初期条件における本磁気システムの総重量は350kgであった。

 ステータ1は、動かないように固定し、ローラ群2は、回転運動可能なセパレータ3に取り付けた。ここで、3もロータとしてみなされるが、装置のベーシック・シャフトに結合してある。回転モーメントは、このシャフトをとおして伝達される。

 シャフトのベース部は、始動モータ6に摩擦クラッチ5で結合してあり、これで、コンバータを自走回転モードまで加速した。エレクトロダイナミックス発生器7は、コンバータの主たる負荷としてシャフトのベース部につなげてある。ロータの近傍に、オープンコアのインダクタンスコイル8を配設した。

 磁気ローラ2は、オープンコアのインダクタンスコイル8にすれ違うとき、8を通る磁気回路を閉じるが、このとき起電力を発生する。これが実質的に直接的負荷10に作用する(コイル群と白熱電球群に合計で1kWの負荷)。

 インダクタンスコイル8は、支持体12に取り付けたエレクトリカルドライブ11を装備している。これは、ロータの回転数をスムーズに安定化するために用いたが、ロータの速度はメインの負荷10を変化させることによって調整できた。

 高電圧がコンバータの特性に与える影響を研究するために、半径方向の電気分極に対するシステムを取り付けた。ロータ・リングの外縁に、電極13を、ローラ2と10mmの空気間隙を有する電磁誘導コイル8の間に配置したのである。

 電極は、高圧電源に接続したが、正電圧をステータに、負電圧を分極電極に接続した。分極電圧は、0-20kVの範囲で調整したが、本実験においては、一定電圧20kVを使用した。

 緊急ブレーキをかける場合に備えて、通常のくるまのブレーキシステムからの摩擦デイスクをローターのベーシックシャフトに取り付けた。エレクトロダイナミックス発生器7は、通常の受動的抵抗負荷に接続した。すなわち、10個の通常の電気ウォータ・ヒーターを、スイッチ群で段階的に接続して1kW-10kWの負荷になるようにした。

 テスト中のコンバータは、その内部コアの中に、熱エネルギーのオイル摩擦発生器15をもっていたが、これは、過剰な電力(10kW以上)を熱交換器に捕らえることを目的としたものである。しかし、実験中においてコンバータの実際の出力は7kWを超えることは無かったので、オイル摩擦発生器15を使うことは無かった。

 電磁コイルは、付加的な負荷に接続したが、これは、合計出力が1kWの白熱電球群であり、これで、ロータの回転が完全に安定化された。



3. 実験結果

 磁気-重力コンバータは、実験室内のグラウンドレベルにおいて3個のコンクリート製支持体上に設置した。実験室の天井の高さは3mであり、作業領域は100m2であった。鉄筋コンクリートの天井のほかに、本マグネテイックシステムの極く近くに、発電機と電気モータがあった。これは、鉄数トンを含んでいる。従って、磁場のパターンを歪ませた可能性があるであろう。

 本デバイスは、初めに電気モータで始動させ、ロータの回転を加速させた。回転は、電気モータの回路に挿入されている電流計の電流値がゼロになるか、消費電流がマイナスになる瞬間までスムーズに上昇させた。マイナス電流は逆方向の電流であることを示している。この逆電流は約550rpmで観測された。

 変位計14は、200rpmにおいて、全重量の変化を観測し始めた。後で、電気モータは、電磁クラッチにより完全に切り離し、エレクトロダイナミックス発生器7は、スイッチ可能な抵抗負荷群に接続した。コンバータのロータは、自己加速を続け、550rpmの臨界値に達する。このときデバイスの重量は急速に変化する。

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Fig.4 One-ring コンバータ+台座の-G & +G変化の回転数依存性
(図をクリックすると拡大します)



 回転速度依存性のほかに、重量変化分僭は、負荷をとおして発生する電力に依存し、また印加した変極電圧にも依存した。Fig.4に見られるように、6-7kWに等しい最大の出力において、全プラットフォーム重量(訳註:One-ring コンバータ+台座の総重量のこと)の重量変化僭は、初期状態Giの35%になった(初期状態では約350kg)。

 負荷を7kWより大きくすると、回転速度がだんだん弱くなっていき、やがて自走モードからはずれ、最期にロータは完全に停止した。

 プラットフォームの正味の重量Gnは、ローラーの外側表面から10mm離した距離にある変極リング電極にかける高電圧によりコントロールできた。20kVの高圧(電極は負)においては、回転速度を400rpmより大きく維持するならば、ベーシックジェネレータ(基本的発電機)の出力電力を6kWより大きくしても、それは僭に影響しない。

 この効果、“不動縛り”は、僭のヒステリシス効果としても観測される(残留誘導の一種)。Fig.4に示す実験の模式図は、コンバータ動作の+Gモードと-Gモードの回転数依存性を示している。

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Fig.5 コンバータの加速および負荷の図
(図をクリックすると拡大します)



 プラットフォーム重量の(一定空間で起こる)変化の効果は、ロータの回転方向により逆転でき、同様なヒステリシスを有する。時計方向の回転では、550rpmの領域において臨界モードが発生し、重力ベクトルに逆方向の推進力となる。反時計方向の回転では、600rpmの領域において臨界モードが発生し、重力ベクトルの方向の推進力となる。

 (訳註:ロータが時計方向に回転すると装置は軽くなり、反時計方向では重くなる、ということ。これは装置を上から見たときの回転方向であろう。下側から見ると逆になる。なお、ハヤサカの実験も参照されたい。右回転=時計方向回転。)

 上記のように、臨界モードに達するのに、50-60rpmの差が観測された。最も興味深い領域は550rpmの臨界領域より高いところにあることであるが、数多くの状況から、そのような研究の装備をして行うことは不可能であった、と言っておくことは必要である。

 注意すべきことは、おそらくロータのもっと高い回転数および負荷と重量変化の有用なレベルに適応する他の共鳴モードがあるかも知れないということである。理論的仮定から進めてみると、コンバータの磁気システムが捕獲したメカニカルエナジーのコンバータの磁気システムのパラメータおよびロータの回転数に対する依存性は、非線形であるし、得られた効果は最適なものではない。

 この観点から、出力の極大値、重量変化の極大値とコンバータという資源を明らかにすることは大きな実用性と科学的興味の対象である。テストしたコンバータの例では、もっと高い回転数について調べることは許されなかった。何故なら、部分部分を集合して出来ている磁気システムが機械的に充分耐えられなかったからである。

 Fig.5は、プラットフォームの重量とその(抵抗負荷に変換した)出力電力のコンバータのロータの回転数に対する依存性を詳しく示している。図には、HVがonの場合(上部)とoffの場合(下部)を描いてある。エンジン(=始動モータのこと)をスタートしてから自走モードに達するまでの時間は、時計方向回りで、約1.5分である。(始動エンジンのパワーは、時計方向回りで、約2kWであり、…)

 臨界モード(550rpm)に到達した時点で、プラットフォームの重量変化(Giから+/-30%)は既に発生していた。共鳴モードに遷移した点で、回転数は、大きく加速され590rpmまで上昇し、重量はGiから+/-35%まで変化した。このとき、不愉快な高周波のヒューヒューという音が聞こえた。図で、この場所は臨界点(曲線α1の傾き)のあとですぐ始まる。

 590rpmに到達した時点で、第1段階として1kWの抵抗負荷をエレクトロダイナミックス発生器7につなぐ。すると、ヒューヒューという音は、一旦とまり、回転数は急激に減少し、僭も変化し始める。再び、回転数が上昇するとすぐ、第2のスイッチ可能な負荷をつなぐと、ロータのrpmは590-595rpmのレベルにおいて安定する。僭は変化し続ける。

 …。他の興味深い効果としては、暗室で、ブルー・ピンク色の発光とコロナ特有のオゾン臭としてコンバータの回りにコロナ放電が見られたことである。Fig.6に、イオン化した雲がステータおよびロータ領域を覆い、楕円形状になっていることを示している。  
Fig.6 コンバータのまわりのコロナ放電
(訳註:上図の楕円状の青色のところが、の中間的な色と推測される。)


   

 …。もうひとつの効果、まだ話してなかったが、装置の回りに垂直な同心円状の磁場の壁が観測されたことである。装置から半径15mの範囲で、装置のまわりに異常な永久磁場の存在を観測した。 

 磁場の測定には、ロシアの磁束計F4351/1を用いた。このセンサは、銅でシールドされたホール効果素子である。磁束密度0.05Tに増加した磁場が、装置の中心から同心円状に分布していることが観測された。

 (訳註:この値は、因みに地球の磁場と比較してみれば非常に強いことが理解できよう。地磁気の強さは場所によって異なるが、 24,000 - 66,000 nT(0.24 - 0.66 ガウス)である。東京付近は約45,000nTである。)

 これらの磁気の壁の磁場ベクトルの方向は、ローラーの磁気ベクトルの方向に一致していた。この領域の構造は、石を池に投げたときにできる波面を思い起こさせる。壁と壁の間の領域では、このポータブル磁束計は、なにも異常な磁場を検出しなかった。

 大きくなった磁場の層は、コンバータの中心から約15mの距離まで実質的に損失無しに分布していて、この領域の境界で急激に減少する。各層の厚みは5-6cmである。各層の境界は、シャープな形状であり、層と層の間の距離は約50-80cmである。この距離はコンバータ中心から動かしてしらべると上限が存在している。

 この磁場の安定性は、装置の6m上(実験室の2階)でも観測された。2階より上の階では測定してない。同様な特徴が、実験室の外の道路において地上で観測された。同心円状の壁は厳密に垂直であり、検出できるほどの歪は無かった。Fig.7に、実験室内のコンバータと同心円状の磁場の図を描いてある。

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Fig.7 コンバータと同心円状の磁場の図
(図をクリックすると拡大します)



 さらに、コンバータの回りの温度が低下していることがわかった。実験室の共通の背景温度が+22℃(±2℃)のとき、温度低下は6-8℃であった。同様な現象が、同心円的磁気壁のなかでも観測された。磁気壁の内部の温度測定は通常のアルコール温度計で行ったが、指示値の安定のため約1.5分経過時間をとってから測定した。

 磁気壁の内部では、温度変化は、手でも明白に観測できた。磁気壁の中に手を入れるや否や、すぐ冷たく感じたのである。類似のことが、装置の上部空間においても観測された。すなわち、実験室の2階である。これは、天井の鉄筋コンクリートがあるにも拘わらず観測されたし、実験室の外においても同様である。

 同心円状磁気壁および熱的効果は、200rpmあたりから起こり始め、rpmが臨界モードに上昇するまで、比例して増加するようである。600rpmより大きなrpmにおける測定は行ってない。何故なら、マグネテイックシステムの破壊の恐れがあったからである。

 Fig.8に、磁場の強さ(MT)と温度(℃変化)の関係曲線を、rpmをパラメータとして描いてある。

 (訳註:Fig.8は、残念ながら欠落している。あれこれ探したが、いまのところみつからない。なお、単位のMTは、メガテスラになってしまうので、mT(ミリテスラ)の誤記かと思われる)



4. 考察

 我々が得た結果は、全て、極端に異常なものであり、何らかの理論的説明が必要である。残念ながら、通常の物理学の枠内で、重量変化以外は、観測結果を説明できない。重量変化は、重力の局所的変化としても、あるいは、自分自身のフィールドを反発する反重力としても説明できる。

 牽引力を確かめる直接的実験は行わなかったが、いずれにしても、重量変化についての両説明は、現代の物理学のパラダイムに一致するものではない。時空間の湾曲を考慮すれば、重力の標準的理論を考えることが出来る。

 例えば、ケル・メトリックは、通常、軸対称回転体に無関係なフィールドを表し、前方および後方への時間方向と同じく正および負のスピン方向を区別している[8]。これらの現象の根源として、物理的真空を検討してみると、もっと良い説明ができるかもしれない。何故なら、コンバータの近傍のマックスウェルのストレス・エナジー・テンソルが、複雑な展開を見せているからである。

 現代の物理学の立場からは、コンバータの磁気システムの近傍の帯電と発光は、完全には明白でない。

 磁気的および熱的な“壁”現象は、回転しているロータの変動磁場により誘導された磁気化プラズマ中の近傍で立ち上がった磁気音響波に結びついているかもしれない[9]。また、周囲の空気分子とコンバータのエネルギーの交換は起こっていたかもしれない。

 現時点では、相互作用のメカニズムとエネルギー変換を厳密に述べることは不可能である。しかし、我々は、相対性なしに、これらの現象の物理的に現実的な理論を与えることは、完全に不可能である。

 結論として、我々は、生体効果と特に実時間ストリーム効果の発生(これは、コンバータの作動領域内で起こったにちがいないのであるが)については、全く考慮しなかったということを強調しておく。こうしたことの発生は、極度に重要であるが、全く開拓されていない。ただ、サールが、SEGの放射の治療効果について少し述べているだけである。…





文献

  1. Schneider, Koeppl, & Ehlers. ≪Begegnung mit John R.R. Searl.≫ Raum und Ziet , #39, 1989, pp. 75-80.
  2. Sandberg, Von S. Gunnar. ≪Was ist dran am Searl-effect.≫ Raum und Ziet , #40, 1989, pp. 67-75.
  3. Schneider & Watt. ≪Dem Searl-effect auf der spur.≫ Raum und Ziet , # 42, 1989, pp.75-81; #43,
    pp.73-77.
  4. Thomas Jr., John A. ≪ANTI-GRAVITY: The Dream Made Reality.≫ Extraordinary Science , vol.VI, Issue 2, 1994. (Also ANTIGRAVITY: The Dream Made Reality , Direct International Science Consortium, 1993, ISBN 1-898827-99-0)
  5. Searl, Prof. John R. R., The Law of the Squares, Books 1-8 , Direct International Science Consortium, 1993, ISBN 1-898827-00-1
  6. Hill, Paul R., Unconventional Flying Objects , Hampton Roads, 1995
  7. Valone, Thomas, The Homopolar Handbook, A Definitive Guide to N-Machine and Faraday Disk Technologies , Integrity Research Institute, 1994
  8. Adler, Bazin, and Schiffer. Introduction to General Relativity , McGraw Hill, New York, 1965
  9. Landau and Lifshitz. Electrodynamics of continuous media .- Moscow, Nauka, 1982. (in Russian).










3. ミュラッド等によるロシアのMEGの再現実験



 本節では、ミュラッド等、5人の研究者の連名による論文(オリジナル)あるいは論文(改訂版)を紹介する。この論文(オリジナル)は、メアリーランド大学で開催された有名な権威ある国際学術会議SPESIF(The Space, Propulsion & Energy Sciences International Forum) において、2011年3月に発表されたものである。

 彼らはロシアのSEGに関する実験を行った。ロシアのSEGというのは、磁気的エネルギー・コンバーターであり、これは、周辺の磁気異常・温度低下を引き起こし、入力無しで自走し、反重力効果さえ有すると主張されているものである。その一部を再現したという論文がミュラッド等により発表されたのである。

 論文(改訂版)は、発表後に改定された論文と思われる。両論文には、それぞれの良さがあるので、ここでは、両方の論文を勘案しながら、抜粋・概訳を行った。以下、両論文がミックスしたような形になってしまった。また、後日、手入れをしようと思っている。

 この発表論文は、厳しい査読を受けていないか、受けても簡単な甘い査読しか受けていないと思われ、そのため、論文の記述には、大いに甘さがある。しかし、開発のヒントを提案しているので、ヒントの素材として読めばよいと思われる。大きな成果が得られなかった実験報告でも、重要なのである。

 また、彼等は、ロシアのSEGが経済的支援が無くなり進められなくなった話や、ブラウン装置の話題を提供したりしている。この情報も拾いものであろう。

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モーニングスター・エナジー・ボックス


Paul A. Murad, Morgan J. Boardman, John E. Brandenburg,
Jonathan McCabe and Wayne Mitzen

(American Institute of Aeronautics and Astronautics)
 
論文のタイトル部分


(訳註:モーニングスターというのは、彼らの企業の名前である。事業内容は、応用物理・機械・核・電気・航空技術である。詳細は、https://www.linkedin.com/company/morningstar-applied-physics-llc.?trk=top_nav_home .)


要約

 モーニングスター・エナジー・ボックスは、サールおよび ゴーディンとロッシンによるロシアのデバイスに基づき派生したデバイスである。ラミネート(薄膜被覆)したローラー群と磁性流体を伴うメインリングを、電気的磁気的特性を高めるのに用いた。

 ローラ群を保持するためにメカニカル・ケージにより拘束した。エナジー・ボックスの作動理論は、サールあるいはロシアの、どちらのものとも異なる回転電磁場を用いている。

 ロシアの研究者達は、彼らのデバイスが自走すること、ある方向に回転するとき重量が減少すること、それと逆方向に回転するときは重量が増加するという幾つかの重要な主張を行った。さらにまた、飛び飛びの磁気壁を発生するということも主張している。

 今日まで、誰も、ロシアのこれら極めて非常識な主張を実証してはいない。しかしながら、モーニングスター・エナジー・ボックスには、小さいとはいえ、飛び飛びの磁気壁、重量の増減に関して類似の現象が発見された。

 彼らは、375kgのアーマチュアの重量が35%減少したとしているが、エナジー・ボックスは、定常状態の重量190ポンドがたった2-5ポンド軽くなっただけであった。回転中に一時的には、重量が、20-40ポンド軽くなった。

 しかしながら、これら最後の実験シリーズの期間中に、14ポンドで7.3%の重量減少が、定常状態で起こった。我々は、重量減少と同様にロシア人の主張と類似な現象を観測したといえる。そして、本デバイスは、宇宙旅行に対する前進的推進システムを表しているかもしれない。



記号

B: 磁場
E: 電場
J: 電流
S: ポインティングベクトル
t: 時間



I. 序論

 電磁気的デバイスで永久運動を繰り返すことを試みているかもしれない論争上の幾つかのマシーンが存在する。これらのマシーンが繰り返し言っていることは、異常な電磁場および重量の増減という現象についての重要な主張である。

 これらのデバイスは進んだ推進能力をほのめかしているのかもしれない。問題は、微妙な原理を使う重要なインパクトを有するかもしれないデバイスの、何らかの、より新しい変化を含めること、と同様に健全で正当なアプローチでこれらの主張を研究することにある。以下、これらを簡単に考察しよう。



A サール装置

 ジョン・サールが提案した概念は、重要な論争を引き起こした。彼の装置の基本的概念は、円柱型磁石が、材料の強磁性バーと相互作用するということである。これらの磁石は、バーから直径方向にある距離だけ近づく。サールが行った貢献1は、バーを切れ目のないリングにして、各磁石がリングに関して等しい方位角で“獲物を追いかけ、つつく”ようにしたことである。

 ローラーは、リング表面に実際には接触せず浮いた状態である。彼の見解は、磁石は全てS極が近づくか全てN極が近づくようになっていることを示唆している。サールの他の貢献は、ローラとリングを特殊材料でラミネート(薄膜被覆)したことである。

 ローラは、通常、強力磁石を含む中心コアからなっている。これは、銅のスリーブの中に挿入してあるが、それに続いて誘電体物質があり、さらにそれに続き外部に同心円的アルミのスリーブになっている。

 誘電体は、電子に対するゲートとして働く。また、ローラーの他の物質は電子を供給する。すなわち、銅とアルミも、同様に電子を供給する。リングは、マグネットがリングの外側の部分にあり、アルミは内側にあるという類似の構造をもっている。

 サールは、スクエアの法則あるいは魔方陣に関係付けているが、物質の%を決定するリアルな科学ではない。それに、鉄を含む他の元素も使うことができる。

 
Fig.1 リングの周りに作動するローラー、柱状磁石


 ローラーがリングの周りを急速回転するような磁気的・機械的な共鳴状態を成し遂げているであろう。ローラーの回転運動速度は、リング上の表面運動に同一であると感じた人もいた。しかし、他の見解では、ローラーは、実際はその回転速度の6倍早く動いているということを示唆している。

 つまり、ローラーは、リングのまわりの運動より早く回転しているという意味である。(訳註:この辺は分かり難い表現をしているが、おそらく、ローラーは、自転と公転をしているが、自転の回転速度が公転の回転速度よる速いということを意味しているのではないだろうか?)

 電気を発生するために、トランスを用いて、そこをローラーが通り抜けるとき、その磁場をカットして電気を発生させる捕獲デバイスがある。本題から異なるが、他の考えとして、この部分に電荷が蓄積され、ローラーの回転を誘導する電気信号を発生し得る。

 そのデバイスで発生する電流量に関しての証拠は、確認されていない。最後に、サールは、デバイスが、リングとローラーの三個組の同心円セットからなっていることを示唆していたが3、一個のリング以上の装置が動くところを見せたという証拠はない。

 かなりな量の情報が、サールは、実際に高い高度まで浮上するデバイスを作ったかもしれないと主張している。にもかかわらず、これらのコメントは、その主張に対する真の証拠を出していない。それが論争の主な発生源になっている。とくに、何故、ひとは初めからそのようなややこしいデバイスを避けようとするかの根源となっている。



B ブラウン装置

 ポール・ブラウン博士4は、亡くなる前に、サール・デバイスを作ったといっていたが、それは電話帳くらいの大きさであった。ローラー群は、同じ高さで、リングの直径に対し特殊な半径のローラーであった。彼の主張は、そのデバイスは動作中は、不安定になり、メガワット級の電気を発生するというものだった。

 配線が光り始め、マグネットはオーバーヒートし、デバイスは火に包まれて、このシステムは壊れてしまった。このシステムについては、多くの情報は、得られない。それに、磁石が加熱したら、キュリー点温度を越えて磁気を失ってしまう。であるから、このデバイスは終わってしまったのである。

 我々のエナジー・ボックスにおける関心事は、もしポインテイングベクトルが回転を維持するための磁気異常をつくることが出来るなら、ローラーはマグネットをオーバーヒートさせられるか考察することである。



C. ロシアのゴーディンとロッシンのデバイス(MEC)

 ロッシンは、実現可能性を示すための予備実験として、サールシステムに類似した初めのデバイスを用意した。ゴーディンとロッシン5-7は、(サールシステムに)類似の電気磁気技術を作ったロシアの科学者である。彼らは、セレニウムを用いて数100ポンドのマグネットで(サールシステムに)類似のリングを作った。

 ローラーは、同心円ではないが、これらの物質のそれぞれに対し、実際上、円柱状スラブであった。ローラーは、機械的回転台あるいはアーマチュアに拘束されていた。アーマチュアは、リング表面の空隙とローラーの方向に向いている。

 ロシア型の他の変わっている点は、ローラーは、ローラーとリングの間でマグネットが噛み合う放射状マグネットを使用しているということである。もし、これが成功すれば、ローラーは、マグネットがギアの歯のように噛み合っているところの、リングの空隙内で回転するであろう。

 このデバイスは、2001年のAIAA国際会議で報告6されたのであるが、デバイスは、自ら加速し、自分で回転するということであった(訳註:AIAA=American Institute of Aeronautics and Astronautics)。 7kWの発電機を用いて発電していた。

 デバイスは、ローラーの外側に20,000V、かけてあった。印加方法は不明である。デバイスが、600rpmで回転したとき、約375kgのアーマチュアは、35%の重量減少となった。彼等は、このとき、温度が低下すると言った。反対方向に回転させたときは、560rpmにおいて、デバイスは35%の重量増加となった。

 さらに、システムは、その装置から離れた幾つかの位置で磁気の隔壁を発生した。最後に、システムはオゾン臭を発生した。



 
Fig.2a サールは、ローラーとリングを多層薄膜で被覆した。




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Fig.2b 非常に重要な現象と自己加速を発生したと推定される回転するMEC
(図をクリックすると拡大します)



 残念ながら、おそらく支援資金が得られなくなったためだと思うが、デバイスは、分解されバラバラになってしまった、と彼等は言っていた。1993年の話である。

 例えば、マグネット、これはとても高くつくのである。これは、ソビエット連邦の経済的崩壊の間におけるきびしい時期であった。こういう理由で、彼らの発見が発表されたとき、会議の参加者から勇気付けるような反応は何も無かった。

 彼等は、かなり大きく変更した第二モデルを作ることが出来た。残念ながら、この第二デバイスは、成功しなかった。

 第三の試みがなされたが、ゴーディンとロッシンのデバイスに関する新しい追加情報はもたらされなかった。額面どおりに、第一デバイスの論文が重量減少にともない温度が低下したなら、これは、ウンルー(Unruh)状効果を発生したのであろう。しかしながら、彼らの口演発表は、論文書面に示された重量増加につりあう温度上昇を報告していない。

 どうして彼らのデバイスが作動するのかということについて、ロシアの科学者たちは、幾つかの相い異なる見解をもっていた。主な見解は、角運動量は、線型運動量を変えることが出来るということであった。これは、つまらないことと聞こえるかもしれない。しかしながら、それは、自転車や機関車の車輪において起こっている。

 ここで注意点8-10は、カルマン渦の通り道がこの効果をもたらすということである。残念ながら、この特別な状況における問題は、明らかではない。各奇数の渦は、一つの方向に回転をし、偶数の渦は、それと逆方向に回転する。さらに、これらの渦の長さは、条件により同じ長さではない。結果は、次の図のとおりである。



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Fig.3 渦の流れは特殊な液体幾何学図形になる。
(図をクリックすると拡大します)





II 考察

A モーニングスター・エナジー・ボックス

 “エナジー・ボックス”という名称は、確かに間違っている。デバイスの初期の目的は、磁気で運動を起こす駆動システム(訳註:浮揚システム)を作ることにあった。残念ながら、デバイスの重量は変化したのではあるが、これは起こらなかった。これは期待はずれであった。

 このデバイス独特の動作機能(オペレーション)としては、ローラーは、電磁場の軌道による軸対称の電気モータとは異なる円形の力学的軌道中にある3次元の磁場の中で動くということである。

 この革新的な相違点(バリアント)は、少なくとも三つの可能な理論的原理に基づいている:

   (訳註: 本節における下記事項は論理に大きな飛躍が見られフォローできないであろうから、ザッと読み流す程度で読み進めるのがよいと思う)



 一番初めの研究は、磁場および電場の相互作用を用いて、角運動量が線径運動量を誘起する点を調べることにしても良いであろう。二番目の研究は、Fig.4に示すリングの周りの磁気的ローラー/キャパシターを、先ず考察することである。

 ローラーの運動がスタートするとき、マックスウェル・ヘビサイド式により電場が発生する。もし、マグネットが、縦方向で、ローラーのなかの電場が半径方向に向いているなら、ポインティング・ベクトル、これは電場と磁場の外積であるが、運動を引き起こす力を発生するであろう。

 ジョン・サールは、誘電体を用いたが、これは、キャパシターのように働く傾向がある。従って、サールのローラーは、そのようなポインティング・ベクトル効果を発生することは明白である。付言すると、我々は、離れた磁場および電場に依存する付加的効果を与えるポインティング・ベクトルの保存に対する派生的なものを発見した。ポインティング・ベクトル12は、非常に期待できそうであるが、さらに研究を要する。



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Fig.4 左図は回転なし、右図は回転あり。青い矢印は磁場、緑矢印は電場、
赤矢印は、ローラーを駆動し運動させるポインティング・ベクトル。
(図をクリックすると拡大します)



 ポインティング・フィールドは、

 



 


 である。ここで、Sはポインティング・フィールド、Eは電場、Bは磁場、Jは電流、ρはソース・タームで、添え字のeは電場、mは磁場を意味する。これは、また、最近の論文12における重力に対する洞察を与えている。

 遅延ポテンシャルは、ローラーにより作られたリング中の電場・磁場イメージを見ている。もし、表面のこれらのイメージが遅延され得るならば(つまりローラーの周りにある回転枠の高速回転によって)、イメージは、次のローラーを引きずり、線径運動量を引き起こし、そして自己加速を引き起こすであろう。エナジー・ボックスの回転運動は、これらの理論の各々か全てを用いているかもしれない。



B エナジー・ボックスの記述13

 本デバイスは、サールのローラーとリングで動作する。しかし、骨組みは、ロシアの装置に類似な方法を用いた。さらに、リング上にマグネットはなく、リングは材料Hymu-80と磁性流体を入れる容器を使っていた。

 (訳註:材料Hymu-80は何なのか説明がなされていない。おそらく金属材料で合金の一種かと思われる。)

 さらに、各ローラーは、磁石を冷やすための空気の流れを可能とする通路を有している。これはブラウンが述べたマグネットが燃える火災の問題を防ぐという期待をもってのことである。また、材料Hymu-80は、ローラーのコアに用いてあり、銅スリーブと絶縁Alスリーブを伴う同心円状の環状マグネットのなかに配置した。…



III 結果



 電気を発生するデバイスに対する本義に基づけば、自己加速は,最優先事項である。残念ながら、これは起こらなかった。しかしながら、デバイスを作動させると、幾つかの異常なことが発生した。エナジー・ボックスは、非常に非線径的なデバイスであることは明白であった。以下に述べるとおりである。



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Fig.6 エナジー・ボックス(訳註:詳細な説明がない)
(図をクリックすると拡大します)





 (訳註:全体的に、明白な記述ではないのが、残念である。とくにデバイスの設計・構造部分の説明がぼかしてあることが残念である。以下も、概してこのような不明確な記述が続くので、以下省略したい。必要に応じて原著をみられたい。)





論文の著者。
ここで、AIAAとは、 American Institute of Aeronautics and Astronautics で、航空宇宙工学
の分野の学術学会である。約3万人の会員から構成される。著者ミュラッドは、モーニング
スター社のCEOおよび主任科学者で、AIAAの準フェロー会員。


文献:

 これは、原著の(オリジナル論文)および(改訂版論文)を見られたい。









4. ブランデンバーグ:ポィンテイングベクトル反重力



 ブランデンバーグは、ポインテイングベクトルは、重力を制御し反重力を発生させるのに非常に重要であると主張している[1]。ポインティング・ベクトル S とは S=E×Hで定義される物理量で、E は電場、H は磁場である。S は、電磁場の持つエネルギーの流れの密度を表している。

 ( ここは、学問的にはともかく、FEの開発者にとっては、具体的でもなく直接的な関係は薄いので、飛ばして差し支えない。一応、こんな話もあるとして少し紹介するだけである。

 実は、私が学生時代、初めて電磁気学を学んだとき、老教授によりスライド黒板を上下スライドしながら淡々と進められていく古びた小さな階段教室の講義のなかで、もっとも感銘を受けたもの。それは、美しいと評価されているあの有名なMaxwell方程式よりもポインティング・ベクトルであった。

 そのせいもあって、ブランデンバーグのポインティングという語が含まれている論文[2]の題名に興味をもったのである。とはいえ、現在の電磁気学の枠内では、反重力を説明できないのではないだろうか。)

 以下は、文献[1]の抜粋・概訳である。

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ジョン・ブランデンバーグのポインテイングベクトル反重力について



 ブランデンバーグ博士が、ミューラッド-ブランデンバーグのポインテイングベクトル-フィールド方程式が如何に、回転磁場を含む最近の反重力実験に対する洞察を与えるかを考察するために我々に参加している。

 特に、彼は、ポール・ミュラッドとモーニングスター応用物理によって行われた反重力実験に対する理論的根拠として彼の研究が如何に役立つかを記述している。この反重力実験では、サール効果に類似のデバイスを用いて重量が7%から20%の間で繰り返し減少する現象が起こったのである。

 ブランデンバーグは、理論物理学者であって、粒子宇宙物理、重力の基礎量子論およびGEM統一場理論を研究しているのであるが、彼は、モーニングスターを通して発展させた理論的研究が、如何にポインテイングベクトル推進(推進=宇宙航行)に対する新しいアプローチに至るかを説明している。このポインテイングベクトル推進は、また、サール、ゴッデイン&ロッシン、ほかの主張の正当性を立証するかもしれない。

 ブランデンバーグのGEM統一場理論のなかで、彼が“真空ベルヌーイ方程式”と呼ぶものを発見したと述べているが、これは、もっと伝統的な空気力学効果に類似のものである。

 その理論は、カルーザ・クラインの統合、隠れた次元の理論、およびサクハロフの放射圧理論なのであるが、彼が発見したことは、ポインテイングベクトルは、重力を制御し反重力を発生させるのに非常に重要になったということである。

 この理論では、重要なのはポインテイングベクトルそれ自体だけではなく、ポインテイングベクトルの差であり、それがこれらの効果をもたらすところの湾曲を発生している。

 彼は、また、“ミューラッド -ブランデンバーグ-ポインテイングベクトル-フィールド保存式および可能性ある重力法則”という題名の論文、これはポール・ミュラッドと共著であるが、その中で、ローカルな重力がポインテイングベクトルの“渦”の生成により影響されうること、および円形に配置したネオジム-鉄-ボロン磁石を機械的に回転させた試験装置(200ポンド)の総重量の7%-20%の反重力効果を作ることができたことを、モーニング・アプライドフィジックスの研究チームが主張できるべく導いている。

 ジョンは、ル・サージュ ―あるいは“押す”重力を、ゼロ点フィールドゆらぎに起因する効果であるといっている。そして、ポインテイングベクトルは、はじめ他の誰でもないアンドレイ・サクハーロフ博士(ソビエットの核融合爆弾の父)によって、このモデルにおいて重力に結び付けられたことを示している。

 ブランデンバーグによれば、西瓜(すいか)型の爆弾の中でのエネルギーの伝播に関するサクハーロフ博士の研究が、ポインテイングベクトルは重水素中の重力の100万倍の増大をもたらし崩壊と融合の原因となるという結論を導いているという。

 本質的には、重力は、ブランデンバーグによると、…(以下略。詳しくは論文[2]を参照されたい。)



文献

[1]http://www.americanantigravity.com/news/space/john-brandenburg-poynting-vector-antigravity.html
[2]John-Brandenburg-poynting-vector-antigravity








5. ブラウンによるサール効果発生器の再現実験



このテクノロジーによる潜在パワーは、エネルギー密度の点で
核エネルギーに匹敵する。― ポール・ブラウン


 これは、前節においてミュラッドが、少し触れているブラウンによるサール効果発生器の再現実験のことである。あまり詳しい情報ではないが紹介しておく。この文献は、“1986年11月6日にポール・ブラウン博士により製作され試験されたSEG”というタイトルの文献の抜粋・概訳である。

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 1980年代初期に、ポール・ブラウンは、英国のジョン・R.R.・サールおよび彼の関係者と接触を持っていた。 ― これは、サール・テクノロジー、およびサール効果発生器(SEG)と呼ばれるデバイスの再開発に関した彼の広範囲に渡る努力においてのことである。この期間、ポールは数多くの実験を行い、SEGのいろんなベンチモデルを製作した。

 1986年12月5日、ポール・ブラウンは、1986年11月6日に動かした彼の実験的SEGに関して成し遂げた結果を報告する下記のメモを記している。



ポール・ブラウンのメモ書き

 Re: Demo Power Unit (SEG)
 今年1986年の殆どは、Demo Power Unit (DPU)の開発を行ってきた。これは、動的磁気の原理と技術に基づいている。従来より多くの技術工学的問題があったが、その殆どは、こうした動的マグネットに用いられるネオジム合金の危険な性質に関係している。

 この企画の真の性質を明かすことなく、私は何人かの人達に相談した。AC変調回路(ポラライゼイション用)は、ウィスコンシン大学で設計&組立をし、DCパルス回路は、オレゴンのテクトロニクスで設計&組立をし(これもポラライゼイション用)、着磁コイルは自分で設計し、L & Kエレクトリックに作ってもらった。

 ネオジム合金の部品は、オハイオ大学でモールドしてもらった(機械工作はACEマシーン等により行った)。しかしながら、私は、ポラライゼイションおよびDPUに組み込む種々の部品の組み立てを行った。

 DPUの全体の大きさは、外径12インチ、高さ(2+3/4)インチで、
主な部品要素は、
である。

 出力は、三相の高周波AC電流であった。私は、出力1,000Wを期待していた。2.88 MHzで950V, 300mA、あるいは約250Wのベストの性能が出るための予備実験をしているときに、微調整による改良を行っていたが、電流の位相が合わなかった。

 私は、電流が共鳴状態になるようにキャパシターを変更した。1986年11月6日の4:00ころ、電流位相を合わせることに成功した。すると、すぐに電力が発生し始めた。それは大量の電力であった。実際に、出力は入力をはるかに上まわっていた。

 即座に、私は、アースにつないでDPUをシャットダウンしようとした。しかし、遅すぎた。DPUは、暴走状態に陥ってしまった。数秒内に、アースへつないだ#10銅線インダクターは、過剰電流により赤く輝き始め、40,000Vを超える電圧によりDPUから大量の放電が起こった。

 赤熱した銅線からの熱、あるいはプレートからローラーに飛ぶ放電、あるいは、おそらくそれらが結合して、炎上し、燃え出した。Nd合金は、マグネシウムを燃焼させるのに匹敵するような強度で燃えた。暴走状態は、15分くらいも続き、この火災でユニットは破壊されてしまった。

 残念ながら、DPUは失われてしまったが、我々は潜在するパワーの劇的デモンストレーションを成し遂げた。低く見積もっても、DPUのみによって発生した電力は、30Aで4kV、あるいは1,000kW以上であった。

 それは、電話帳の大きさの源から発生した1メガワットの電力なのである! これは、私の問題であるのだが、そのように大量のパワー、あるいは、そのような状況では処理する必要のある熱に対する準備をしていなかった。

 このテクノロジーによる潜在パワーは、エネルギー密度の点で核エネルギーに匹敵する。

 私は、最近、DPUを調整するための新しい制御法を用いて、DPUを再構築することを行っている。動的磁気学は、全く新しいテクノロジーの誕生なのであって、人類の全ての通常の幸福を改善する潜在力をもっている。(中略)

敬具
ポール・ブラウン







6. マーク・トミオンによるスタードライブ装置(特許 )



 下記は、マーク・トミオンによるスタードライブ装置に関する文献[1]の抜粋・概訳である。

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マーク・トミオン
1957-2009,[2]

概観 (October 28th, 2004)

 発明家で電気エンジニアのマーク・トミオン(Mark Tomion)は、彼のパテント“スタードライブ装置”について話をするためにここに参加している。彼によれば、このデバイスは、サールのSEGを変更したものであり、宇宙旅行に革命を起こすことができると主張している。

 トミオンは、特許No.6,404,089 電気力学フィールド発生器(Electrodynamic Field Generator)をもっている。

 トミオンの研究の主な利点は、どちらかといえば難解なサール効果発生器SEGを、厳密に研究された電気工学方程式の集合に変換したことである。この式で、現代の科学技術の枠内でSEG効果を再現できると主張している。

(訳注:このあと、トミオンの話が始まるのであるが、とても長いので省略。必要に応じ文献[1]を熟読されたらよいと思う。以下、文献[1]に記載されている特許No.6,404,089の中のいくつかの図面を引用するだけにとどめる。)

 
特許No.6,404,089


 
特許No.6,404,089


 
特許No.6,404,089


 
特許No.6,404,089


 
特許No.6,404,089


 
特許No.6,404,089


 
特許No.6,404,089




文献

[1]http://rexresearch.com/tomion/tomion.htm
[2]http://www.zpenergy.com/modules.php?name=News&file=article&sid=3120









7. 福井大学・オリオン電気の磁石モータ



 これは、福井大学工学部研究報告第34巻第2号(昭和61年 9月)に発表された「永久磁石の反発力を利用した無捲線モータの研究」という表題の論文である。著者は、池尻忠夫、北川敏男、鈴木福太郎の3名の連名である。ここからダウンロード可能である。

 彼らの新聞記事が1980年代に何度か掲載された(私の知るのは朝日新聞)。当時私は仕事に忙殺されていて、福井大学まで行くゆとりが無かった。しかし、いつも頭の中から離れることはなかった。ここに紹介する彼等の論文は、彼等がover-unityを達成したことを示している。

 彼らのモータの構造は、基本的にサールやロシア科学アカデミーのSEGの構造に似ている。このような磁気パターンは重要であると考えられる。



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永久磁石の反発力を利用した無捲線モータの研究,


池尻忠夫(福井大学)、北川敏男(オリオン電気)、鈴木福太郎(福井大学)

(Received Aug.5, 1986)


要約:

 永久磁石の反発力を用いたコイルなしのモータを提供する。マイクロモータを用いて永久磁石の一つの磁極だけを用いた駆動により、永久磁石の反発力により安定回転した。モータにはかなり大きなトルクが得られた。 マイクロモータの電力はわずかしかないにも拘わらず、モータのトルクは、マイクロモータの何倍にも達した。

 しかしながら、このモータの弱点はマイクロモータを用いていることにある。現時点においては、このモータは、太陽エネルギーによる水力発電におけるスターリングエンジンの代用として考えられる。

 その研究では、電力の発生は、いつでも得られ、発生エネルギーの増加が得られると考えられる。何故なら、電力の発生は太陽エネルギーに依存していないからである。



1. 緒言

 永久磁石の吸引力または反発力を利用するのみで回転し電気捲線を用いないモータの開発は,無捲線のためモータの構成が簡単となり,また電力を必要としないため,特に野外での諸種の機器の駆動源として極めて有用であると考えられる。

 本研究はこのような観点に立って永久磁石相互間の反発力を利用してモータ本体を回転駆動する方法を検討したものである。1)

 実験においては一方の永久磁石のみをマイクロモータで駆動させ,そのときの永久磁石の反発力によってモータの安定駆動を生じ,比較的大きいモータの回転力を得ることができた。マイクロモータの所要電力は僅かであるにかかわらずモータの回転力はマイクロモータのそれの約十数倍に達した。

 しかしながら,以上から知られるようにマイクロモータの使用を余儀なくされており,これが本方法の欠点と考えられる。なお,近年外部のエネルギーを用いず磁石の同じ極同士が反発し合う力を利用して回転運動を生じ発電する新らしい装置の開発に関する情報が得られた。 2)

 それはマイクロモータの使用を必要とせず 2つの回転ドラムの外周に配置された磁石の角度が回転を持続する秘密であると考えられている。しかしながら,この場合ドラムの回転速度は本研究の場合よりも遅いようでモータとしての適用においては充分ではないように思われる。

 ここで本研究においては無捲線モータそのものの中にマイクロモータを含むので厳密にはモータと称することは不適当と思われトルク増幅機とも考えられるが,磁気原動機または磁気エンジンの意味に解釈している。

 現在応用面としては,太陽熱を利用した揚水発電におけるスターリングエンジンの代りに本モータの使用を考慮している。これによれば発電は太陽熱に依存しないようになるため一日中可能となり発電量の増大をはかることができるものと考えられる。



2. 実験機の構造および特性

2. 1 実験機の構造


 試作した実験機の構造を示すと Fig.lのようである。 4つの円板が Fig.lのように配置されており,中央の大きな円板がモータ本体である。本体円板の直径は200mm,厚さ 4mmで材質はアルミニウムである。他の 3つの小型円板はいずれも直径 70mm,厚さlOmmのアクリル樹脂板である。

 
Fig.1 モータの構成


 これらの円板にアルニコ円柱棒磁石を磁極として Fig.lのように配置し,モータ本体においてはさらに手前から同寸法のアルミニウム円板で磁石をはさみ両側からネジで締めつけ固定している。他の 3つの小型円板においては側面から穴をあけ直接磁石をうめ込み固定している。磁石はすべて S極を円板の外側に向けて固定した。なお、磁極間のギャップは8mm、モータ本体のシャフト径は9mmである。

 このような構造により、外側の3つの円盤に取り付けられた磁石と内側の大きい円盤に取り付けられた磁石の反発力を利用してモータ本体を回転させることを試みた。

 なお、この実験機の全景をFig.2, Fig.3に示す。また実験機の近景を示すとFig.4のようである。  
Fig.2 モータの全景(正面)


 
Fig.3 モータの全景(側面)


 
Fig.4 接写した写真






2. 2 無捲線モータの回転原理

 両円板に取り付けた磁石はFig.5(a)のような状態で互いに反発力をうけ矢印を示す方向に回転する。しかし、Fig.5(b)のような状態が発生したとき、両円板はそれまで回転していた方向とは逆方向へ回転する。

 このようにして両円板はFig.5(a)とFig.5(b)の状態を繰り返し、決して一方向への回転を維持するには到らない。この状態を抜け出すためには小型円板を常にFig.5(a)の矢印の方向へ回転させるようにする。

 
Fig.5 モータの回転原理
Fig.6 数個の小型外部デイスクを有する新しいモータ


 その結果、モータ本体は矢印の方向への反発力を連続してうけることとなり、この方向へ回転するようになる。このようにしてモータ本体は一方向への回転を持続するに到る。

 このような原理からモータ本体はインダクションモータの回転子に相当し、回転磁界を小型円板が作っていると考えられる。したがって、このモータの回転原理はインダクションモータのそれと同じであると推察される。

 なお,小型円板の回転にはできるだけ所要電力を少くするためマイクロモータを使用する。モータ本体はこの小型円板 l個によっても回転するが,一般には Fig.6のようにモータ本体の外部に数個配置して回転力の増大をはかる必要がある。本研究においては 3個配置した。


2.3 モータの始動特性

 モー タ本体を始動するに当り 2.2で述べたことを考慮すると小型円板の回転速度は遅い方が反発力が大きく,モータ本体が始動しやすいと考えられる。しかし,実験機に使用したマイクロモータはその時点で回転力は弱く,その磁極が反発力によって小型円板の回転方的と逆方向に力をうけ,マイクロモータ自身が回転しない。したがって,小型円板の回転速度はある程度速くする必要がある。

 ところで,一方の磁極に他方の磁械が高速度で接近すると,反発力が弱いためモータ本体が回転を開始しない。そのためモータ本体もある程度回転させて小型円板の磁極の接近する相対速度を遅くしてやる必要がある。 このようにして始動するとモータ本体は回転原理に基づき回転を持続する。


2.4 永久磁石とマイクロモータ

 実験機に使用した永久磁石はアルニコ棒磁石AR-l,AM-50Nの2種である。
 また,マイクロモータはD.C.MAGNET MOTER RS540Sを用いた。


3. 実験機の性能

3. 1 回転数  


 回転数測定にはストロボスコープを使用した。測定は小型円板l個のときについて行った。(マイクロモータ l個,電圧 0.8V)回転数としては700rpm以上の値が得られた。

 またマイクロモータの数を増加し,電圧も増して回転数を増加させればモータ本体の回転数はさらに増大することが Table1から推察される。なお参考のため Fig.7にマイクロモータの電源電圧に対するモータ本体の回転数を示す。

 
Fig.7 モータの印加電圧に対する回転数(rpm)の変化


3.2 卜ルク

 
Fig.8 トルクの測定方法


 トルク測定法として Fig.8に示すようにモータ本体の軸に糸を回転方向と逆方向に捲きつけて,一端をばねばかりに他端に重りをつるす方法を用いた。重りを変化させることによって速度が変化し,そのときのトルクは軸の左端に着目して,

 T = r ( W -Wo ) ………………………………(I)

 ここで
 T: 角速度が ωのときのブレーキトルク、
 r: 軸の半径、
 W: 重りの重さ(または力 )、
 Wo: ばねばかりの読みの重さ(または力)

 (1)式のトルク Tに軸受摩擦トルクだとか風損トルクなどを加えたものがモータの発生トルクとなるが,ここではマイクロモータのトルクとモータ本体のトルクとの比較を目的とするため Tを発生トルクと考える。

 Fig.8に基づきマイクロモータおよびモータ本体のトルクを測定した結果TableIIのようになった。

 同表よりモータ本体のトルクはマイクロモータのトルクの15倍以上という結果を得たが,回転数はマイクロモータに比べて少なく、トルク測定時において 300rpmであった。測定時マイクロモータ電源電圧は、0.4V,電流はl.1Aである。

 次に、

 P=2πT・n/60 (kg・m/s), 1HP=76kg・m/s=746W ----------------------(2)

によって本体の出力を求めると1.08Wであり、馬力に換算すると1.45×10-3HPであった。



 



コメント1:

 彼等の測定に誤りがないと仮定すると、マイクロモータの電源はDCであるので、
     
  • 入力エネルギーWi(マイクロモータ消費電力)=0.4V×1.1A=0.44W.
     
  • 出力エネルギーWo=1.08W.

 となる。従って、
     
  • 成績係数η=Wo/Wi=1.08/0.44=2.45.
となる。しかし、本論文の著者は、このことを記していない。それには重要な理由があると考えられる(後述、コメント2)。





4. 性能増強のための改善の要点



 本実験機においてはモータ本体の磁極数は 8個としたが,その理由は磁極数が多い場合には,磁極間の間隔が狭くなり,マイクロモータ側の磁極が接近したときに回転持続状態を生じやすくなるが,すぐ次の磁極(モータ本体側)が接近していて,それが回転方向と逆方向の反発力を受けて回転力が増加しない。このような事情より 8個を最良と判断した。

 したがって,これ以外に何等かの方法によって反発力の増大をはかる必要がある。



4.1 U字型永久磁石の利用

 実験機において構造上棒磁石のS極のみを磁極として使用したが, N 極をも有効に利用するため U字型磁石の利用が考えられる。

 Fig.9のように U字型磁石を 2枚の円板ではさみ固定したものをモータ本体およびマイクロモータ側磁極回転体として用いることにより,モータ本体は S,N両極の反発を同時にうけることが可能となり,棒磁石の場合の2倍の反発力をうけて回転することになる。

 したがって回転数およびトルクの増大が可能となるであろう。



 
Fig.9 U字型マグネッ
 トを有するモータ
Fig.10 多層状の永久磁石






4.2 磁極の多重層化

 前節では N極を使用するための U字型永久磁石の利用について述べた。しかしながら, U字型永久磁石では同磁極の反発力増大は 2倍でしかない。そこで Fig.10のような棒磁石の多重層化が考えられる。この方式であれば磁極における反発力はマイクロモータの回転力がゆるす限り増加できる。



5. モータの変形および応用

5.1 永久磁石の吸引力による無捲線モータ


 永久磁石の反発力はさることながら吸引力もまた強大である。したがって吸引力による回転駆動も Fig.11 のような構成において可能であると考えられる。

 しかし吸引力によって回転方向と逆方向へうける力の強さは反発力によるそれよりも強いとみられ,回転数の多さでは反発力の利用の方が有利であると思える。しかしながら,この方法は構想の段階であり明瞭なことは言えない。

 
Fig.11 永久磁石の吸引力による
コイル無しのモータの概念
Fig.12 フレネルレンズを用いたポンピング
アップ電力発生システム




5.2 本モータの応用

 本実験機の応用として揚水発電方式におけるポンプ駆動の動力源としての利用が考えられる。Fig.12はこれまで本学電力工学実験室で研究されていたスターリングエンジン使用による揚水発電方式2)の原理図である。

 スターリングエンジンは大陽熱の供給が不十分な秋,冬または夜間などにその効用が認められないため,その代用としての本実験機の利用が考えられる。 Fig.12 のスターリングエンジンの部分に本モータを置換えるわけである。ポンプ 1基について本モータを使って揚水した結果では約 2mの揚程がえられた。



6. 結 言

 本研究において実験機を試作し,モータ本体が永久磁石の反発力だけで回転駆動することができた。さらに,この実験機を使ってトルクの増大を計り,今後野外での諸種の機器の原動機としての可能性を確みることができた。しかし今後さらに反発力を増大させるなどの改善を行い性能の向上を目指す必要がある。



参考文献

1)池尻忠夫,特許出願 61 -016495

2)たとえば福井新聞 昭和61年1月17日記事、“大出力も可能磁石発電装置”

3)池尻忠夫他3名,福井大工報,34,107(1986)

(福井大学工学部研究報告第34巻第2号、昭和61年 9月)





コメント2:

  • 上記コメント1に述べたように、本モータは、出力エネルギーが入力エネルギーを上回っている。従ってエネルギー保存則に反する。そのような論文は、掲載可にならない。そのためη>1となる表現を意図的に避けたのであろう。

  • 学会誌の場合は、必ず厳しい査読がある。しかし各大学の発行する紀要や研究報告では査読がない場合が多い。このため掲載拒絶を免れたものと推測される。最近は各大学の発行する紀要や研究報告でも厳しい査読を行うところが増加しつつある。このような論文は掲載され難くなるであろう。

  • 彼等のモータでη>1となる原因は、磁石の反発力(あるいは吸引力)によるものではない。磁石の反撥・吸引作用ではエネルギーは得られない。このことをよく理解すべきである。

  • 彼等の磁石配置が形成する空間的磁気パターン(Fig.6参照)には、SEG構造と類似性がある。この空間的磁化パターンは、エネルギーがかみ合う歯車となっているのである。これも次節を参照されたい。
  • (付言)彼等は、これをpublishした後、あらぬそしりを受けたであろうことは想像に難くない。とまれ、(おそらくサールなどの情報を知らずに独自に研究した)日本におけるFE研究の先駆者であったといえる。すくなくとも、文書化され公表された論文としては、そうであろう。












8. SEG考



8.1 サールの夢



 サール効果発生器SEGは、どのようにして生み出されたのであろうか?
 夢が根源であるという。
 では、その夢とはどんな夢であったのであろうか。

 これについては、“子供時代に遡る創造的アイデアの根源”というサブタイトルでハリーバートンが記している。それによれば、下記のとおりである。

 「サールは、他の創造的インプットは、何度も繰り返し見た夢からやってきたと述べている。それらの夢の一つに、スチーム・ローラーがあった。それは、彼が若いときに知るかぎり大きなマシーンであり、巨大なフライホイールとローラーが彼に向かって転がってくるという夢であった。」

 この夢もSEGに繋がった夢の一つかもしれない。しかし夢があいまいすぎる。この夢からサイン波着磁構造、ラミネート構造、反撥磁界、等々の複雑なSEG構造に至るのには飛躍がありすぎる。そう思って調べていると、ある書が見つかり、その中の一部分のある記述がこの疑問を解決しているのかもしれないので、紹介しておく。

  下記は、その書[1]の抜粋・概訳である。



 少年時に、サールは、サフォークのある里親のところに泊まるようになった。この時期に、非常に意義深い夢を何度も何度も繰り返し見た。実際、彼は夢と暮らさなければならなかった。(訳註:サールの生家は貧しかったので里親のもとで育てられた)

…後に、夢は、前見た夢を補充する夢となり、それが続くようになった。いまや、それは、彼が開発すべきパワーは宇宙に向かって上昇する何かであるということを示していた。

 ビジョンを見せられて、この目的のクラフトの作り方に関する正確で細かい説明が与えられた。これは、確かに、この仕事に対する準備教育であった。何故なら、それは彼の思考を正しい線上に設定するからである。

 彼は、困難なことを乗り越えるための厳しい時期がやってくるということを悟った。しかし、彼は遭遇するどんなものにもくじけてはならなかった。

 …。サールは、14歳のとき、海軍の通信技師の訓練を受けるために海軍兵舎に送られた。ここで、彼は、“未知の病”と称する病気になった。長くは生きられないだろうと医者は言った。そして家に帰る許可が与えられた。

 彼はとても失望した。というのは海軍の通信技師になることを望んでいたからである。しかし、この経歴は彼の運命のラインからの偏りだったのであろう。それで、“パワー” がこんな風に介入しなければならなかったのである。

 彼は、里親のところへ帰った。そこで、彼は急速に回復した。しかし、頭痛は継続していた。

 それから、彼の人生にもう一つ奇妙なことが起こるようになった。それを、トランス(訳註:電気用語ではなく心理学用語のトランスを参照)であるかどうかは分からなかった。ただ、彼が知っていることの全ては、自分が庭の低いとろの納屋の中に入っていくのに気づいた。そこには、大量の本が詰まっていた。

 彼は、一冊の本を取り出し、ランダムに頁をめくった。それは、円盤が宇宙へ飛行する絵を示していた。と同時に、“パワー”が、‘この夢を覚えておくこと、自分がなすべき方向で仕事を行うこと’を彼の心の中に強く焼き付けた。

 彼がのちに見たもう一つの夢は、彼の心の中に忘れられない強い印象を与えた。それは彼が作るべきクラフトの設計を教える“パワー”の仕事としてのことである。夢の中で、彼は農家の屋根裏部屋に上った。そこで、床の上に置かれた沢山のストローを注意深く見ていた。

 ストローは円形に置かれていて、枝は全て外側に向いているが、中間で互いにくっついてはいなくて、そこにはスペースが設けられていた。これが、彼のクラフトの主要部分に対する構造的配置を厳密に決定づけた。



 上述のように、サールはSEGの設計に関してのかなり詳細なビジョンを“パワー”により得ていたと考えられる。記述が真実ならば、彼の夢は“パワー”の存在により見せられる夢であり、通常の夢の範疇を超えた種類のメカニズムが働いていたのであろう。

 パワーの存在の有無はともかくとして、夢さえ見れば、それの通りに製作すれば成功するかといえば、そんなにたなぼた式にはいかないであろう。まさゆめに近い質の高い夢を得る工夫と、その夢をどのように翻訳するかと言う工夫において並々ならぬ集中努力が必要であると、私は思う。サールは、その資質をもった努力家であったのではないだろうか。



8.2 夢の効用





 夢にヒントを得て大発見・大発明を為した科学者・開発者達の話は、よく知られているところであるが、これについて少し記述してみたい。

・ドミトリー・メンデレーエフ

メンデレーエフ[2]
 Wikipediaの記述によると、1869年の2月17日、元素の原子量とその化学的特性との関係について考えていたメンデレーエフは、そのまま眠りに落ちてしまった。居眠りの最中、彼は夢の中で、すべての元素が原子量の順に並んだ表を見た。目を覚ました彼は即座にその表を紙に書いた。彼はこの表から、元素を原子量の順に並べると化学的特性が周期的に繰り返されるという発想を思い付いた[Wikipedia]。

 また、文献[2]によると次のように記述されている。科学者のなかで、「最も夢を見る人」は、元素の周期表を完成させたドミトリー・メンデレーエフかもしれない。メンデレーエフは、次のような言葉を残している。

 「私は、夢の中で周期表を見た。そこには元素がしかるべき形で並んでいた。私は目が覚めるとすぐにデータを紙に書いて、また眠った。」

 メンデレーエフの同時代の人たちによると、メンデレーエフは休むことなく一日中周期表に取り組んでいたが、「うたた寝」した可能性も十分にあるという。なおメンデレーエフは後に、夢の話に腹を立て、「私は周期表について20年くらいは考えていた。しかし皆さんは、私が座って休んだら突然できたと思っている」と不満を表した。引用文献[2]

 これは、問題に毎日毎日集中して取り組むという努力を継続していると、解決夢でヒントが与えられるということであろう。たなぼた式に、突然できたというのではない。



・ニールス・ボーア

ボーア
 ニールス・ボーアの提案した原子模型は、ラザフォードの原子模型の物理学的矛盾を解消するために考案された原子模型であり、水素原子に関する実験結果を見事に説明し、量子力学の先駆けとなった。

 ボーアは、夢の中で原子模型を見たという。マサチューセッツ工科大学の伝記研究者によると、ボーアは

 「それは燃焼するガスからなる太陽で、その周りを太陽と細い糸で結ばれた惑星が回っていた。突然ガスが凝結し、太陽と惑星の大きさは急激に小さくなった」

と語っている。引用文献[2]。彼は、原子構造とその放射に関する研究により1922年にノーベル賞を受賞している。



・アウグスト・ケクレ

ケクレ
 ケクレ(フリードリヒ・アウグスト・ケクレ・フォン・シュトラドーニッツ)は、メタン、硫化水素などの型を提唱し、メタンの型を拡張して、炭素原子の原子価が4であること、また炭素原子同士が結合して鎖状化合物を作ることを提唱した。その後、芳香族化合物の研究へと移り、ベンゼンの構造式として二重結合と単結合が交互に並んで六員環を構成するケクレ構造(亀の甲)を提唱した。

 ケクレは原子同士が連なっていく夢を見て鎖状構造を思いつき、ヘビが自分の尻尾を噛んで輪状になっている夢を見てベンゼンの六員環構造を思いついたといわれている。その後、置換ベンゼンの異性体の数をケクレ構造で説明するためにベンゼン環は2つのケクレ構造の間を振動しているという仮説を提唱した[3]。

 ケクレは、彼が提案した2つの構造理論、炭素が互いに結合して鎖状化合物を作ること、ベンゼンが環状構造を持つことについて、夢からインスピレーションを得たと主張している。この夢は、1890年にベンゼンのケクレ構造提案25周年を記念して行なわれたベンゼン祭での記念講演の内容を、翌年ケクレ自身が書き起こした講演記録に記述が残されている。

 それによれば、まずケクレは1854年にロンドン滞在中に馬車の中で、大きな原子が小さな原子を引き連れて飛び回り、大きな原子同士がそのまま連なっていく夢を見て、炭素が互いに結合して鎖状化合物を作ることを思いついたという。

 また、1861年にベルギーのヘントで教科書を執筆していた際に、ストーブの前でうたた寝をしたときに再び連なった原子が蛇のようにうねっており、さらに1匹の蛇が自身の尻尾に噛み付きながら回っている夢を見て、ベンゼンの環状構造を思いついたという。引用文献[3]



・アルバート・アインシュタイン

アインシュタイン[2]
 相対性理論を提唱したアルバート・アインシュタインの伝記によると、アインシュタインの発明は、まさに夢のおかげだったという。ある夢の中でアインシュタインが橇(そり)に乗って雪に覆われた斜面を猛スピードで下っていた時、周りの色が一つの点となった。アインシュタインは夢の中で、空間と時間の概念のパラドックスを見たのだという。その証拠として、アインシュタインは次のように発言している。

「私にとって夢を見るという能力は、自覚した知識を習得する私の才能以上に重要なものだった… 私は夢の中で私の人生の3分の1を過ごしたが。この3分の1は決して最悪のものではなかった。」引用文献[2]







・シュリニヴァーサ・ラマヌジャン

ラマヌジャン
 シュリニヴァーサ・ラマヌジャンは解析的理論に大きく貢献した天才数学者である。楕円関数、無限級数、連分数を含め、生涯で3000以上の数学定理を証明した。ラマヌジャンは自分の実績には自分がみている夢の影響が大きいと言っていた。

 彼は頻繁にヒンズー教の女神、ナーマッカルの夢をみていたそうで、彼女が複雑な数式を何度も何度も提示してくるのだという。そしてラマヌジャンは目が覚めてからそれらの数式が正しいのか検証していた。その中の一つがパイの無限級数である。

「夢の中で目の前に赤いスクリーンが現れた。それは流れる血によって形成されているように見えた。すると突然、手が現れ、そのスクリーンに文字を書き始めた。私はその文字に集中して見ていると、それは楕円積分の結果値を並べていることに気がついた。その数字が頭から離れず、目が覚めてから書き留めた。」

 ラマヌジャンは、自分が見たある夢をこのように語っていた。ラマヌジャンは、誰にも数学を教わることなく、独学と数々の夢から様々な理論を提示してきた。マドラスのスラム街からケンブリッジ大学までステージを上り詰めたラマヌジャンのストーリーは非常に興味深いものである。引用文献[4]



・夢の効用

 夢からヒントを得た科学者・開発者達は、上記のほかにも多々存在する。例えば、テスラは、白日夢的に鮮明なビジョンを得ていたと言われている。

 夢とは何かは科学的に解明されていないが、利用することは可能であるから、興味があれば、利用した方がよいだろう。

 利用するに当たっては、高品質の夢をみる方法を研究し会得する必要である。それと課題の解決を強く鋭く集中して(何日もあるいは何年も)考え続けることだと、私は思う。

 しかし、夢に興味がない場合は、これにかかわらない方がよい。強い集中力でもって考え続ければ、就寝中でなくて日中ひらめく。これは一種の白日夢で脳裏に画像として浮かぶこともあるインスピレーションである。もちろん、高品質のインスピレーションを得る方法を研究するのは、良いのではないか。



8.3 永久磁石を用いたモータ




永久磁石だけで、自立回転するモータは作れるのでしょうか?
それは、外力を取り込める構造にすれば回るでしょう。
例えば風車は外力を取り込める構造なので回転するが、
取り込めない構造、例えば傾斜羽根の傾斜角度を
ゼロにするか羽根を棒状にすれば回転しない。



 本節では、永久磁石だけで自立回転するモータを開発することに関して述べている。



(1)SEGの自走回転

 上記の幾つかの図に示したが、円柱磁石のローラーとリングから成るSEG構造において、働く磁力は、内力だけであるので、絶対に回転が自然に発生して回転し続けるということもないし、外力をかけて回してやっても外力を切断すれば回転は停止する。伝統的物理学では、そう考えられる。

 しかし、サールは、外力無しに自走回転すると主張しているのである。その原理は魔方陣の法則であるという。

 このことを、熟考してヒントを得てみよう。

 この場合、外力が存在しているために自走が起こっていると考えるべきである。その外力は、未開拓分野の学問なので、まだ名前はないが、仮にイーサだと考えて話を進める。イーサはあらゆる場所に存在し、螺旋を描く傾向があると推定されているエネルギー形態の一つである。

 イーサは目に見えない。目に見えないもの、言ってみれば、隠れたあの世のエネルギーをこの世に持ってくるような感じであろうか。あの世とこの世の歯車がかみ合うようにしてやればよい。サールの魔方陣の法則とは、いわばその歯車の法則をサール流に記述するものなのであろう。魔方陣にとらわれてはいけない。全てを記述しきれていないからである。

 SEG構造が空間に形成する磁気パターンが、ある形になると歯車が形成され、あの世のエネルギーがどっと流れ込んでくる。本当は磁気ではないのだが、今は磁気といっておいた方が理解し易いだろう。



(2)小型化しコストをかけずに作る試み

 1.9節のサール・マグネテイックスのところに記述したが、SEGの開発には巨大なコストがかかる。例えば、必要となる3相電源だけでも約3百万ドルかかるという。しかし、彼らと大きさも何もかもそっくりに作らなくてもよいと、私は考える。

 サールがしきりにサール円盤を飛ばしたのは1960-1970年代のことである。その重要データなどの詳細は盗難・火災で失ってしまっていて、もう自分にも分からない点が多々ある。そのせいか、その後の再現は成功していない。このことからも残された資料に基づきSEGにそっくりに製作しても必ず動くという保証はない。従って、巨大コストをかけて彼らと大きさも何もかもそっくりに作ろうとしなくてもよいのではないか。

 手のひらにのるような大きさ、例えば茶碗やお皿程度の大きさ、の装置でもかまわないし、サールが提案しているデリケートな正弦波的着磁や多層ラミネート構造なども、無しで進めてもかなりな現象が現われる筈である。従って、磁石は特注する必要もなく、市販磁石を組み合わせればよい。フェライト磁石は、ダイヤモンドホイールを使って大きさ・形状を変えることは可能であるので、必要に応じて加工すればよく、大抵は、ここまでしなくてもよいであろう。




(3)空間磁気パターン追求の試み

 磁石を複数組み合わせて作った回転体(簡単に磁石モータと呼ぶ)を、様々な空間磁気パターンで作り、指で軽く押した後、回転が約15分ほど持続するか調べる。何故15分ほどで停止してしまうかというと、これは歯車が形成されても、弱い歯車だと、崩れやすく自然に外れてしまうので回転停止になるのである。

 初めは、そのような弱い歯車でもよい。パラメータを変えて調べていくと停止せずに回り続けるところがみつかる。出来れば磁気パターンは、有限要素法か何かで3次元に視覚化して検討しておくと便利だろう。

 磁石モータは、磁力の吸引反撥作用により回転するのではない。磁極の周りにイーサのオーラ(気)が集積し、その気の空間構造が歯車を形成して、イーサの力とかみ合って回るのである。しかし、磁石モータは、磁力の吸引反撥作用により回転するというような小学生的考えで開発しても成功する可能性はゼロではない。

 強い歯車が一旦形成されると、イーサは渦巻きを好むので、トルネードのように渦が自己増殖していく。巨大なエネルギーへの発生へと向かっていく可能性がある。安全対策が必要である。4節に述べたブラウンの装置は、安全装置をつけてなかったことが問題である。

 パターンであるが、有望なパターンとしては、結晶構造がある。ちなみに、K-モータ(XVI章)の場合、結晶構造パターンが用いられていた。結晶構造は非常に重要である。何らかの結晶構造を模擬するとよいであろう。また、磁気配置が渦を巻くようにする。このときハルバッハ配列を基本とするのは有望と思う。

 初めは、回転軸の摩擦は小さくするとよい。例えば、
  1. 糸でつるす。この方法は糸がねじれるので、ねじれ戻しのモーメントが働くという欠点がある。

  2. 上部ピボット。回り灯籠の回転円筒のピボットである。釣鐘状の軸受けはガラスでなくても金属でも大丈夫である。軸端はボールペンからインクを完全に除去したものを使うと良い。

  3. 下部ピボット。上部は小穴に針状の軸を通すと良い。

  4. 軸抵抗の低いもの、例えば、電子回路冷却ファンとかCD回転軸の転用。

  5. 加速力が大きくなってきたらベアリングを用いる。小さいベアリングをシンナーで洗って、油を取り去ったベアリングにして、これを軸受けに使う。

などが考えられる。指で押すときは、右回転と左回転の両方チェックする。

 以上の方法のほかに、あなたが有望と推測する磁気パターン配置の回転体をつくり、これを既存のモータで回転させる方法がある。この場合は、上記(1)-(5)のような特別な配慮は、特に必要ではない。軸出力、周辺磁場、周辺温度などの変化をモータの回転数を徐々に上昇しながら測定し、異常現象があるかどうか調べるという方法である。

 磁気パターン配置の回転体をつくり、これを既存のモータで回転させる方法は、福井大学の池尻忠夫教授等や、サールやロシア科学アカデミーでも採用された方法である。

 なお、SEGのラミネート構造、リングの存在、傘状ドームなどは、それぞれ重要な意味を持つが、これらに注意を払うこと無しに実験してもそれ相応の成果は得られる、と筆者は考えている。

 (注意)トリックビデオ: 見えない糸で引っ張って回転させるとか、風を送って回転させるなどの方法が知られている。画像の解像度を低く手振れを大きくしてあるのも特徴。また、小さな電池を埋め込んである場合もあることが知られている。



文献

[1]John Roy Robert Searl: The Epic Story of Free Energy by Georje Nicholson.
Printed $ Publishd by The Free Society, 25 Morpeth Mansion Morpeth Terrace London S.W.1.
[2]http://jp.sputniknews.com/science/20151127/1232298.html
[3]Wikipedia:https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A2%E3%82%A6%E3%82%B0%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BB%E3%82%B1%E3%82%AF%E3%83%AC
[4]http://明晰夢.com/rekishi/



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 (追記)上述のようなモータ開発に、成功したかもしれない下記サイトが見つかったので紹介しよう。山田氏のFEモータである。詳しいことは不明である。

 山田氏のモータを私自身が現物チェックをしてないので私が保証しているわけではない。他人のビデオをあれこれいうより、自ら工夫する。これをヒントと捕らえて様々な形態のパターンについて調べればよい。これが出来たら、パラメータを変えて実験を進め、大電力が得られるように改良する。沢山の試行錯誤実験が必要なので、とても手間ひまがかかる作業である。  



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 さて、そのようなモーターが、上手く開発できたとしよう。すると、特許をとりたくなるでしょう。
特許の申請自体は難なくできる。しかし審査請求したときに、日本国特許庁からは拒絶通知が来るでしょう。

 拒絶理由は永久機関だからである。どうしたらよいか。これについては第I章の、特に5節を参照されたい。



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 その他の応用例:

 もし興味と時間があれば、次のような遊びも良いかもしれない。



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