フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相

フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相




Chap.18a.  オーゴンエナジーと水を利用した装置&火花放電など

1. ケイターの水を用いた発電
2. グリッツケビッチの水を用いたMW級の発電機
3. 水に電気をかけてエネルギーを取り出す“ジョー・セル”
 3.1 ジョー・セルとは何か
 3.2 ジョー・セルで走るトラックを製作した人が威嚇され計画を破壊
 3.3 ビル・ウイリアムズによるジョー・セルの設計図
 3.4 ジョー・セルの再現プロジェクト
 3.5 ジョー・セルの作り方とジョー・セル・カーの駆動
 3.6 再現したジョー・セルが作動し信頼性が拡大
 3.7 
4. “ジョー・セル実験ガイド” (抜粋)シッファーほか著
 4.1 序文・免責事項・危険性など
 4.2 (第1章)オーゴンおよびそのいくつかの性質
 4.3 (第2章)ライフフォースに対する名称の比較
 4.4 (第3章)オーゴンの極性
 4.5 (第4章)セルの設計理論
 4.6 (第5章)材料とセルの設計
 4.7 (第6章)最大効率を生むシリンダーの高さ
 4.8 (第7章)セルに対する水のタイプおよびその関係
 4.9 (第8章)水にオーゴンエナジーをチャージする 
  4.10 (第9章) エンジンへのセルの結合およびエンジンの調整

5. 電撃ボトル ― 水からアーク放電“ジョー・セル”
6. バーノン・ロスによるジョー・セルの変更型がイーサエナジーを抽出し水をチャージする
7. バーノン・ロスによる元素複製―錬金術の装置
8. ジョージ・ワイズマンのブラウンズガス―内燃機関
9. ブラウンズガスによる切断・溶接および元素転換・無放射能化
10. 4,000倍の超効率を達成したカナレフ教授の水のプラズマ電気化学
     ―水は将来の主電力だと主張

11. カナレフのフリーエナジーモーター発電機
12. サマー州立大学の水を用いたフリーエネルギー装置






Chap.18.  オーゴンエナジーと水を利用した装置
   &火花放電



 水は、最もよく”気エネルギー”(オーゴン、イーサなどともいう。I章参照)を吸着し蓄積できる物質である。したがって、水を用いて発電あるいは動力を得るのは最も優れた方法であると筆者は考えている。いくつかの例を紹介しようと思う。

1. ケイターの水を用いた発電


 これは、文献[1]の概訳である。

 ケイター(Joseph H. Cater)は、以下のように述べている。

 ビクター・ショウバーガー(訳註:日本ではビクトル・シャウベルガーと表記されるが、ここでは発音に近い方を使った)や、他の人たちは、水の中に膨大な際限のない量の電気が収容されていると、確信している。下記の方法は、馬鹿げたほど簡単で実用的な、エネルギー抽出法である。これは、コアンダ効果あるいは、クラウドバスター効果を採用している。

 プラスティック管(長さ350mm-400mm、直径65mm)が蒸留水で満たしてある。その両端から水中に挿入してある銅のターミナルは、電気的入力と出力に使われる。適切な電圧の再充電可能な乾電池が入力ターミナル(複数)に直列に接続してある。

 

Fig.1 自立発電機[1]


 二つの出力ターミナルを、短絡するか、負荷につなぐかしたとき、電気が流れ始める。これは、入力電流により運ばれる。高電圧が印加されると、出力電圧は入力電圧に殆ど同じ大きさになる。しかし、電流は適正ではない。この問題の解決は超音波にある。実験的事実であるが、600kHzの超音波を水の容器にフォーカスすると、水が沸き立つ。

 これは、この周波数の音は、水の大量な”ソフトな”電子をばらばらにすることを意味している。”ハードな”電子の突然の放出が、水分子の膨大な量の熱的興奮を引き起こす。

 プラスティック管に取り付けたDCの超音波トランスデユーサは、十分な自由電子を発生させ、これが運ばれて殆ど無限の出力を発生する。プラスティック管は、音響ボードのような機能をする。

 ケイター氏の仲間は、握りこぶしくらいの大きさのサイレンを作ったが、これは、600kHzの周波数を発生した。水の小容器にフォーカスさせると、水は沸騰した。このことは、DCの超音波トランスデユーサの代わりに用いることが可能なことを示している。サイレンは、小型のDCモータを用いて駆動した。サイレンの方がずっと強い音波を出すので、ずっと効果的であろう。

 (訳註:これ以上の詳しい情報は記載されていない)  
Fig.2 [1]


文献
 [1]Kelly: A practical guide to free-energy devices, Chap.5.




2. グリッツケビッチの水を用いたMW級の発電機



 グリツケビッチの装置は、メガワットクラスの発電機である。一般家庭で作るのには、大きすぎること、重水を使うこと、始動時電力が巨大であること、などの点からいって、不向きではあるが、企業が取り組むのには良いかもしれない。以下は、文献[1,2]の概訳である。


 グリツケビッチ(ロシア、ウラジオストック)は、約70件のパテントを所有しているが、これらは、上の節に述べたケイターと同じ線に沿った発電機として設計され、十分にテストされている。それは、燃料を用いないで、220V, 6,800A(1.5MW)のDCを2年以上に渡って出力した。

 これは、グリッツケビッチ博士により作られたが、装置を始動させるのに巨大な電力が必要であるし、プロトタイプは900kgもあったので、家庭で作るのものとしては理想的ではない。

 詳しくは、 http://www.rexresearch.com/gritskevich/gritskevich.htm にあるが、アウトラインである。装置は約2mの長さのトロイダルパイプで、内側にチタン酸バリウムがコーテイングしてあって、重水を混ぜた超純水を満たしてある。トロイドの内側には、電磁コイルがあり、それを取り囲んでいる。温度を50℃に保つために銅パイプのなかに冷水が流れている。また、トロイドの中には、その外周に間隔をおいて電気的コンタクトがある。

 装置は、水に、約100kVで50mAの高圧放電を数分間行うことによって始動する。このパワー入力は、水をイオン化し、循環させる。循環は、電磁コイルにより維持される。出力は、COP≒100である。

 グリッツケビッチは、この設計に対する資金を得ることなく亡くなった。資金が得られなかったのは、フリーエナジー装置に対して拒絶反応を受けたためである。

 本稿は、グリッツケビッチのハイドロ・マグネテイック・ダイナモ(発電機)の製作と動作を提供している。これは、非常にパワフルなエネルギーシステムの例である。アルメニアにおけるプロトタイプは数年間にわたって、1,500kW以上を発電した。

 グリッツケビッチは、ロシアのウラジオストックに、1936年に生まれ、そこで育った。彼は結婚し息子がある。グリッツケビッチは教育を受けた物理学者である。彼は、USSRアカデミー・オブ・サイエンスの極東ブランチで働いた。1985年からは、発明家として独立している。

 彼は、家庭用技術からハイテク技術まで、幅広く、70件以上のパテントを所有している。これらは、この国で応用しようと試みたが、大きな困難に直面した。パテントを取得する数多くの試みの後、彼は、情報が広く知られてしまっていると確信した。したがって、全ての発明に対するノウハウの国の証明を受けた。

 イントロダクション

 新エネルギー協会のシンポジウム(1999)で、彼は、ハイドロ・マグネテイック・ダイナモについて講演した。この論文は、彼のダイナモの製作と動作を説明する試みであった。彼の発明の秘密を、研究者達から知られないようにするために、時によっては欺く情報を提供した。例えば、下記のロシアのパテントに伴う図では、読者を欺くために、シリンダーがトロイドを横切るように示した。本当のダイナモは、シリンダーなしのトロイドだけである。ハイドロ・マグネテイック・ダイナモという名称でさえ、何となくよく考えた詐称である。

 グリッツケビッチは、新エネルギー分野に、或る程度精通していると述べている。ほとんど全ての新エネルギーデバイスといわれるものは、かなり小さな電気的な発生器である。ダイナモは、大規模の理想的な発電機の全ての必要条件に殆ど合致する唯一の新しい発電機であるかもしれない。実際、グリッツケビッチは、ダイナモは、世界がかってから知っていたひとつの最も価値のある発明であると主張していた。

 セントピーターズバーグ(St. Petersburg、アメリカ合衆国フロリダ州西海岸に位置する都市)のフロロフ(Alexsander V. Frokov)は、グリッツケビッチに、新エネルギー協会のベイリー博士に接触するように勧めた。ベイリー博士は、USAにおける新エネルギー源である彼の発明のパテントを取得するのを助けてくれそうだったからである。

 グリッツケビッチは、静電気的発電機”ハイドロ・マグネテイック・ダイナモ”の理論と製作の研究を行った。初めての原始的装置は、グリッツケビッチがアカデミー・オブ・サイエンスに勤務していたときに作られた。その期間、いろんな変更が発電機に導入され、何故、作動するのかの理論にも変更が加えられた。その結果、工業面における製造、設置、応用の準備が整った。

 グリッツケビッチは、フォーゴドンスク市で開催された1991年のシンポジウムに彼の研究に関して初めて公けに報告を行った。これに対しては、USSRの原子力産業界の専門家からポジテイブな反応と評価が得られた。同じ年に、彼は、国際核学会に入会許可された。そして、彼は、彼の技術を展開することを他の国や企業に申し出た。しかし、答えは、”それはとても興味深いね。重要な企画だと思う。しかし、我々は資金は出せないね”というものだった。

 そこで、グリッツケビッチは、モスクワの大使館を通じて、この技術をUSAに移そうと考えた。USSRへの前大使、マットロック博士は、それについて知っていた。彼は、グリッツケビッチに会いたいと思った。しかし、その当時、この計画に対する反対勢力があった。

 そこで、グリッツケビッチは、他の投資者の可能性を探った。彼は、共同開発、特許共同出願、技術情報の供与、ジョイントベンチャーの創出、などなど、どんな提案でも受け入れる準備ができていた。グリッツケビッチは、広範囲の重要な技術情報をカバーする約70件のパテント(ロシア)を得ていたのである。

 歴史

 このプロジェクトは、ロシアで人気のある雑誌"Tehnika Molodiozhi"の 1972年8月号 に掲載されたひとつの記事が発端となった結果であった。それは、カーダマゾフによって書かれた液体中の球電発光と題した記事であった。これは、1974年に、ミカエル・ラゾフスキーとグリッツケビッチの目にとまった。グリッツケビッチのボランチアで熱心なグループは、新しいエネルギー源を探していた。そのため、この記事は、水の中で起こっている物理化学的プロセスを理解するためのスタートポイントとしての役割があった。

 1976年から1978年の間に、1年間は、ウラジオストックの市民病院の放射線医学研究所で過ごしたが、その中には、フラデイレン・ブルガコフ(放射線物理)およびミカエル・ラゾフスキー(プラズマ物理の理論家)、などが含まれていた。彼らは、装置を集めていたが、これは水を酸素と水素にもっと効率よく分離できると推定されていた。

 ところが、実験中、はじめの期待とは異なって、それは電気を非常に効率よく発生したのであった。実験中の入力電力は800Wの水ポンプであった。出力は、1,400Wであった(COP=1.75)。この装置は、ホースにつないだプラステイックパイプを用いて組み立ててあったが、その中を水が閉回路で循環していた。これは、トロイド型発電機として第2の発電機を作るアイデアにつながった。

 第2の発電機は、ウラジオストックの海洋研究所の作業室の中で組み立てられた。1990年の夏には、ウラジオストックの電子工業省の試験所に移送された。この試験所には、全ての必要な試験機が揃っていた。同じ時期に、パテント書類は、発明に係わるUSSR国家委員会のなかに収蔵された。

 1991年の春、国家委員会のレベデフがウラジオストックに到着した。目的は、二つあった。ひとつは、ダイナモを作るための経済的支援を要請するように勧める事と、もうひとつは、このエネルギー源を”発見”として分類(ドキュメント,No.14-451)することであった。

 ロシアに政変があってから、このプロジェクトへの経済的支援は終了してしまった。ダイナモに関するはじめの記事は、ロシアの雑誌、Tehnika Molodyozhi, 1990, #3, page 17に、”革新者のアイデア”という題で掲載された。

 数人のアルメリア人物理学者が、この記事を読んで、グリッツケビッチに手紙を書いた。彼らは、ダイナモについて話し合いたいので、ウラジオストックで会えないかと聞いてきた。彼らは、1991年春に到着し、その当時、作動していた2号機のテストを行った。グリッツケビッチは、アルメニアに飛び、3号機の製作に取り組んだ。それは1991年の年末に開始され1992年の年末に完成した。

 その装置は、作動し、1997年1月まで発電し続けたが、戦争時に破壊されてしまった。何人かは殺され、他は、USAへ移り住んだ。このタイプのダイナモは、平均で6,800A, 220VのDCを発電した。入力電力は出力のたった1%程度であった。グリッツケビッチは、1999年秋にソルトレイク市で開催された代替エネルギー協会の会議に招待され講演を行った。

 ダイナモ理論

 ハイドロ・マグネテイック・ダイナモは、大規模で、公害のない、発電機である。外部から燃料を与える必要はない。ダイナモは、バス、トラック、船舶、機関車、航空機などの大きな輸送用のビークルのパワー源となり得る。車のためには、ダイナモを小さくする必要があるが、その点は疑問として残っている。

 以上の三つの実験的プロトタイプは、ロシアとアルメニアの専門技術と装備により製作されたが、4番目のデモンストレーション用プロトタイプは、ダイナモの性能と、ダイナモの潜在的可能性を証明するために、西欧の専門技術と装備により製造する必要があった。

 主張されているダイナモの性能は、下記のとおりであった。

 ダイナモは、100kWから1,000MWまで、規模が変えられる。ひとつの1,000MWダイナモは二台のくるまをおくためのガレージ位の大きさである。比較のために、フーバーダムの17台の発電機は、合計2,000MW発電する。ダイナモは、ちょっとしたメンテナンスか、あるいはメンテナンスなしで、また、外部から燃料の供給なくて、汚染もなしに、25年か、あるいはそれ以上の間、連続的に、確実に動き続けることが可能である。もし、ダイナモの出力が1,000,000Wならば、合計の入力は、概略10,000Wである。したがって、ダイナモのエネルギー効率は約10,000%である。

 ダイナモの巨大な電気出力の源は、核反応であるが、これは、科学の主流からはあまりよく知られていない。しかしながら、ダイナモは、α粒子を放出することは知られている。α粒子は、ヘリウムの原子核で、重水素が融合したものである。重水素は、一個の陽子と一個の中性子からなる同位元素である。ヘリウム核から離れた電子は、電子の多量な’シンク(蓄積部)’を供給するように見えるところのものであり、これが、ダイナモの巨大電力を発生する能力の秘密である。

 また、ダイナモは、高密度のチャージ・クラスターを用いていることが知られている。これは、ある理論家達によって、プラズマ注入された元素転換と放射性物質の非放射化の基礎として考えられている。高温核融合や核分裂炉とは違って、ダイナモはどんな放射性物質も蓄積することはない。

 ダイナモ内で起こっているプロセスは、結果的には、静電場の直流への変換である。”クーロンの変換”および”液体バンデグラーフ発電機”のような用語を完全に理解することが非常に重要である。

 概要的にいえば、ダイナモは、静電気的変換器、あるいは換言すれば、静電気的電圧増幅器である。ダイナモのあるひとつのバージョンでは始動にレーザーを使用している。3個のバージョンが作られた。はじめの2個の小型の実験用プロトタイプは、ロシアのウラジオストックで組み立てられた。第3番目の、最後となるプロトタイプは、アルメニアにおいて、1992年から1997年の間、改良のためにoffにしたときを除いて連続して発電した。

 上述のように、アルメニアのプロトタイプは、220Vで6,800A、1.5MWの直流を発電した。最小の出力は、500kWであり、最大の出力は、よく冷却できる冬季の2.5MWであった。この装置のトロイドは、900kgで、直径が概略2mであった。冷却水は、トロイドの周りに巻いた銅パイプを通して循環した。熱は、熱交換器で冷却水から放出した。作動時の温度は、通常は36℃であった。

 ダイナモが組み立てられたとき、水は、トロイドの内側を循環させるために、文字通り”ジャンプ・スタート”した。スタート時のインパルスは、400気圧の高さであった。ダイナモのコントロールは、それ自身を維持するのに十分な電気量の最適値を発生するように、一時的に設定される。おそらく、実験室から将来の運転の場所へ移送される間でも、同様である。コントロール回路は単にセンサーと制御コンピュータだけで単純である。技術的メンテナンス要員は必要ない。

 アルメニアのプロトタイプのダイナモに対して、10ファラッドのキャパシタ電池が2個、初期の水運動(加速と励起)を起こすために使用された。各々のキャパシタは、20kgで、直径50cmであった。これらは、ロシアの軍のレーダー基地から借りたものである。水をイオン化させ、ポラライズ(分極)させるために、3-5分間、トータルで20,000ジュールのエネルギーが、100,000V、0.05Aでアルメニアのダイナモに印加された。これで、始動し電気が発生した。

 ロシアのレーダー用の大きなキャパシタによって非常に高い電圧が供給された理由は、発電機を始動させるとき、チタン酸バリウムの結晶をポラライズするのに必要のようである。ひとつの比喩だが、ガスストーブに電子点火するようなものである。一度、チタン酸バリウムがポラライズされると、発電機は走り続ける。

 これらのキャパシタが、アルメニアのプロトタイプのダイナモを”ジャンプスタート”するために用いられた後、バッファーのバッテリーが、水運動とイオン化が起こったときに、連続動作を維持した。このバッテリー群は、8個の強力な、12V, 150A鉛蓄電池であった。

 アルメニアのダイナモの入力電力は14,400Wであった。公称最大出力は、約1,500,000Wであった。あるとき、出力電流が、偶然、40,000Aまで増加し、それが約1分間続いた。幸運にも、パワーは、水が沸騰し始める前に安全レベルまで戻った。内部コイルは、水の速度をコントロールする。したがって、ダイナモの出力をコントロールしている。水が早く動くほど、ダイナモは、より多く発電する。一度、水がトロイドの中を循環するのを停止したとき、ダイナモは、それ自身の出力電力を用いて、(その電気出力を維持する前の)最小のパワーレベルを得るために、再び”ジャンプスタート”しなくてはならなかった。

 下記は、少し編集されコメントが付加されているが、ロシアのパテントIPC H 02 K 44/00 “電気エネルギーを引き出す方法およびグリッツケビッチのMHD発電機の実現” の記述を圧縮した要約である。

 ダイナモは、重水とともに超純粋の蒸留水で満たし、密閉したポリスチレンのトロイドである。閉ループ内の水の運動、および極性液体のような水のユニークな使用が、水素結合の破裂の出力として電気エネルギーの開放を引き起こしている。付加的な電気エネルギーが核反応とマイクロキャビテイプロセスから引き出される。液体は、イオン化され、分極し、電磁コイル刺激によって走行している磁場によりスタート時においてトロイドを周って動く。(中略)

 最後に: 上述のパテントは英語ではない。しかし、この パテントWO 01/15305 A1のアブストラクトだけは英語になっている。以下のとおりである。

拡大します
Fig.1 グリッツケビッチのパテントWO 01/15305 A1(英文アブストラクトのみ)。
図をクリックすると拡大します。


 下図は、上図の平面図と思われる。ただし、垂直のシリンダー6は、虚偽と思われる。これは削除してよいであろう。  
Fig.2 


 特許要約(Fig.1下段): 液体8は、気密封じしたトロイダル内の通路1に沿ってあらかじめ定めた方向に進行電磁場によって、循環する。電力は、電磁コイルによって捕集される。液体は、少なくともスタート時においては、例えば、電極4によりイオン化される。通路の内壁2は、液体の誘電率よりも高い誘電率を有している。




文献
 [1]Oleg V. Gritskevitch: Gritskevitch’s Hydro-Magnetic Dynamo, New Energy Technology (September-October 2001), p. 100-104.
 [2]Kelly: A practical guide to free-energy devices, Chap.5.





3. 水に電気をかけてエネルギーを取り出す“ジョー・セル”



 ジョー・セル(Joe Cell)というのは、いくつかのステインレスパイプを同心円状に配置して作ったセルであり、これを、下図のようにステインレス容器にいれ、水を入れ、電気分解するかのように或る方法で電気をかける。これは電気分解で酸素と水素を作ることが目的ではなく、セル内部にオーゴンエナジー(I章参照)を集積させることが目的である。

 
Fig.1 ジョー・セルの模式図
セル部分は下記のFig.4を参照。


 この作業をオーゴンエナジーを“チャージ”するという。蓄積されて強くなったオーゴンエナジーがアルミパイプでエンジンのキャブレターに導かれる。そして、スパークさせると気筒は爆縮[=爆発の逆]し、ピストンがレシプロカル運動し、化石燃料なしに、自動車を走らすことができるという。しかも強烈な馬力であるという。

 下記の三つの図はジョーによるセルの設計図MarkI-IIIである。MarkIIIが良好であった。  
Fig.2 Joe Cell Mark I by Joe


 
Fig.3 Joe Cell Mark II by Joe


 
Fig.4 Joe Cell Mark III by Joe


 エンジンを定置式にすれば発電機ができるであろう。





3.1 ジョー・セルとは何か

以下は文献[1]からの引用であり、その概訳を示す。  

 ジョー・セル(Joe Cell)は、いくつかのステインレスパイプを同心円状に配置して作った電気分解セルである。ひとつの構造におけるパイプは直径が1, 2, 3および4インチである。時によっては、5インチのパイプが追加される。パイプの長さは、4インチから10インチまでのあいだの長さである。

 
Fig.5 ジョー・セル[1]


 どうしてこのセルが作動するかについては多くの理論がある。オーゴンエナジー(orgone energy)を信じている人たちのあいだでは、ジョー・セルは、オーゴンエナジー蓄積器だと信じられている。

 セルの動作は、進行段階を踏んで進んでいく。第1段階は、単純な電気分解である。第2段階は、種まき段階といわれ、セルは水中にチャージを蓄積する。これはやがて、エンジンを走らせる段階に到達する。達成し得るさらにその上の段階、第4段階、がある。例えば、この第4段階においては、セルは、反重力効果を示すといわれていて、セルを搭載したくるまの重量を減少させるという。

 (訳註:自動車のエンジンの燃焼室につないだ燃料パイプを遮断し、代わりにステンレス容器に密閉したジョー・セルから発生するガス状のものをアルミパイプで導いてキャブレターのハウジングに接続する。点火時期を調節するとエンジンは、燃料なしで、ジョー・セルから発生したガス状のもので動くとされる。ここでガス状のものとはオーゴンエナジーとされる。)

 いったん、セルが十分に“チャージ”されると、セルは、外部電力なしで作動し続ける。(訳註:ここでいうチャージとは電荷とか充電とは少し意味合いが異なり、例えばオーゴンエナジーを蓄積することとでも理解して欲しい)

 ある報告[2]によれば、セルは、電気スパークで点火すると、エネルギー的に爆縮(訳註:爆発の逆。爆発は体積が膨張するが、爆縮は体積が縮む)するガスを発生すると言われている。このガスをセルから離れたところに導くチューブは、くるまのキャブレターのハウジングにめくら結合あるいは閉口結合される。

 このことは、キャブレターの内部に、あるいはインテイクマニホルドの内部に、物理的な開口部がないことを意味している。このことから、報告[1]の著者は、このミステリアスなガスは、キャブレターのハウジングの金属を通り抜けて、エンジン内部に到達する能力を有するに違いないと考えている。

 その著者は、何故、多くのガスが、キャブレターに到達する前にチューブの壁を通り抜けて逃げて行かないのかという疑問を呈してはいない。(訳註:アルミパイプを使うと逃げにくい。これはオーゴンエナジーの特性である。)

 他の報告では、セルはアルミニウムのチューブを使って、水の通路に近いエンジンブロック上に結合すべきであると述べている。そうすると、エンジンの冷却水を“チャージ”するであろう。チャージされた水は、なぜか原理は不明だが、エンジンを走らせるエネルギーを供給すると信じられている。(訳註:前述のように、水はオーゴンエナジーをよく吸着する)

 通常のガソリンエンジンでは、エンジン内部で爆発が起こっているが、ジョー・セル・パワーのエンジンでは爆縮が起こる。したがって、タイミングはかなり進めなくてはならない。スパークは圧縮過程で起こるのである。

 動いているエンジンは、熱いというよりどちらかといえば冷たくなる。うまく作られたジョー・セルを搭載したエンジンは、アイドリング状態では1〜2rpmまで下げられる。もしバルブトレイン、ピストン、ロッドが応力に耐えられるなら、18,000rpmまで簡単に加速可能である。

 ジョー・セルは、くるまの電子システムをめちゃめちゃにしてしまうことで悪名高い。したがって、電子的燃料注入エンジンとセルを一緒に扱うのは悪い考えである。

 特性

 下記の記述はジョー自身によるものである。





 3.2 ジョー・セルで走るトラックを製作した人が威嚇され計画を破壊

 これは文献[3]からの引用である。以下、概訳を示す。

 ビル・ウィリアムズが、水とオーゴンからエネルギーを引き出して、ジョー・セル技術で走るトラックの製作に成功したと公表したところ、彼のところに、二人の男が近づいてきて研究をやめるようにといい、もしやめなければ恐ろしい結末になると威嚇した、という。

 
(文):スターリン D. アラン(Pure Energy Systems News)April 13, 2006


 
Fig.6 ジョー・セル[3]
 USA -- 2週間前に、ビル・ウィリアムズは、ディスカッションリストで、ジョー・セルと呼ばれているデバイスで彼のトラックを走らせることに成功したと述べた。パワーは通常の内燃機関のそれよりはるかに大きかったし、エネルギーはただである。

 ジョー・セルは、オーゴンエナジーを引き出すといわれている。かなりシンプルなデバイスであり、電気的にチャージした水を“ゲート”あるいは媒体として用いて、それを通して周囲の環境からイーサエナジーを引き込み自動車のエンジンに導くものである。

 ビルが、写真と簡単な説明を投稿し、どのようにしてそれを完成したか、さらに詳細を公表しようとしつつあったとき、先週のこと、見知らぬ二人の男に遭遇しその代替エネルギーの研究をやめるようにと告げられた。さもなければ恐ろしい結末になると威嚇された。

 4月11日、ビルは、成功したことを公表した数日後に何が起こったかについて下記のように述べている。

 「私は、先週の木曜日(2006年4月6日)家に帰る途中、それはフェリープロジェクトから約3マイル離れた場所でしたが、セルの結合ポイントをチェックするためにくるまを止めました。私は自分のトラックの前に立っていました。すると最新型のフォードエクスプロアー2005 or 2006年型が停止し、私のトラックに対し斜め方向に駐車しました。」

 「運転者が降りてきて、車の周りを歩き回り、私に近づいてきました。と、同時に同乗者がドアを開けました。

 運転者は、こう言いました。“彼らは、あらゆる形態の代替エネルギーの研究をやめてもらいたいとあなたに望んでいる。”
 運転者はさらに続けて、“我々はあなたについて何でも知っている。家族、過去・現在のプロジェクトだ”と言いいました。

 と同時に、同乗者が近づき、約2-3インチの厚みのファイルをかざしました。彼はそれを開いて私が所属していたグループの電話の筆記録、e-メイル、メッセージを私に見せました。」

 「彼らは、私の子供がどこでいつ働いているか、妻が働いている時間、孫の学校などなど、を知っていました。彼らは全て知っていたのです。」

 「運転者は、もし私がこの研究をやめなかったらといって、上着の左側を開き、皮ケースに入ったピストルを見せて、その結末は別だ、といいました。」

 「彼は、また、私がこの分野で研究できないところへ行くことと、私の全ての研究、すなわち、図面、研究日誌、など全て破壊することを要求しました。」

 「すると、かれは歩き回り、自動車に戻りました。私はフードを閉めその場を急いで逃げました。彼らは2マイルほど後をつけてきましたが、やがてどこかへ消え去りました。」

 数日間、熟考したあげく、ビルは彼を脅迫した連中の要求をのむことに決めた。彼はセルを破壊し、全てのデータや文書も破壊した。そして彼がプランを投稿していたウェブサイトも閲覧不能にした。この事件の4日後に、ビルは下記のメッセージをグループに送ってきた:

 「私は、強いと思っていました。しかし、家族に悪いことが起こるとなると、私は負けました。ほんとうにすまない。私は、どんな形態の代替エネルギーの分野でも、もう研究しないつもりです。……」

 「今夜、私は、装置を破壊し、書き留めたデータ、研究室日誌も微塵に切断しました。」



 ビルのトラックの性能に関する記述

 脅迫した連中の要求をのむことにする以前にビルは2006年4月6日にグループメンバーに下記のレポートを行っていた。

 こんにちは、グループの皆さん。

70マイル試験走行のレポート:

 私が言えることの全ては、“ドライブ可能だ。しかも、古いフォードだ。インディカーなんか要らないよ。 ― ワオー!!!!”ということだ。

 (訳註:インディカーとはインディアナポリス500マイルカーレース車のことであろう)。

 家を出てはじめの5マイルは、荒れ狂っていた。私はアクセルをどう踏むか極端に注意深くしなければならなかった。

 私は、非常に慎重に、ゆっくりとスピードアップしていって45MPH(MPHはマイル毎時)まで上げましたが、それは、ペダルがおそらく1/2インチほど動かしたところでした。スロットルのレスポンスは、歯切れが良く敏感だった。

 さらに1/8インチ踏み込むと、約80MPH近くになった。スロットルをほんの少し上げると、ブレーキを踏んだような感じがして、スピードは例えば30MPHになったりした。“非常に不安定”。ペダルをちょっと触れたり押したりすると、ナイトラスボタン(nitrous button)を押したかのような感じがした。ワオー!!!

 さきに言ったようにはじめの5マイルは荒れ狂っていた。そして何かが変化し始めたのだ。エンジンは、回転が急に速くなりはじめて(=RPM上昇)、がくんがくんと動き、シートベルトに体が押し付けられきつく食い込んできた。あまりひどいのでペダルから完全に足を離しブレーキを踏んでトラックをストップさせようとした。エンジンのRPMが急上昇するたびに舗装道路の上にブレーキによるスリップ跡が残った。まあ、ともかく、私はどうにかストップさせた。そして、イグニッションキーをきった。Thanks God、神様ありがとう。

 私は、タイミングを遅らせ、ガソリンに戻し、祈った。キーを入れるとエンジンはすぐ4,000RPMまで急上昇した。そしてだんだん700RPMまで減少した。私は、深くため息をつき、ドライブに入ったが、トラックは、ふたたび通常状態に近い反応を示した。[…]

 コメント

 現在の装置は、偶発的なものではない。私は、都市でトラックを走らせることはできなかった。何故なら、大きな力で急突進し衝突するだろうし、ストップライトが点灯するたびに、タイヤが煙を出すだろうからである。まだ研究しないといけないが、今週はじめる予定だ。(以下略)

 よろしく
  ビル



 数日前、彼に起こったことに激怒した仲間が、グループのサイト (Joe's Cell 2 Yahoogroups)を開いてみた。これは、ビルが消すように求めたサイトであり、興味をもった多くの人々が全て関連する詳細を見ようとアクセスするのは確かである。しかし、 上記Joe's Cell 2 Yahoogroupsはイメージのためにあり、ディスカッションリストは、新たに、 JoeCellFreeEnergyDeviceとして作られた。おなじYahoo!Groupである。

 このプロジェクトのインデックス[1]はPESWIKIにより作製された。そこには、 設計図も載っている。



 他の人たちも成功している

 ジョー・セルでくるまを走らせることに成功したのはビルだけではない。オーストラリアのジョン・カーターは、少なくとも1ダースもの人々が成功していると見積もっている。

 カーターは、ピーター・ステフィンがジョー・セル駆動に改造したフォードエコノバンに、ある日、乗ったという。くるまは丘陵をロケットのように駆け上ったという。すごいパワーだった。

 いまや、かなりな数の人々がやり方を知っている。それは、広範囲な場所で手に入るのである。これに関するパンドラの箱は、あいてしまっている。決して後戻りはしない。



 論争の歴史

 ジョー・セルは、波乱に富んだ過去を有する。カーターが言うのには、これは、多くの人々が製作したが、正しい作り方が分からず、そのためこの複製実験には多くの失敗があったためである、という。彼らは伝統的な方法で物事をやろうとするので、彼らをつまづかせる通常にはない特性があるのである。

 この技術は、新しいものではない。古くは1834年初期にさかのぼる。ニュージーランドを通して少し現われ、オーストラリアに渡り、その後世界に広まったのである。



  ジョー・セルに関する著者(アラン)の個人的経験

 私は個人的に、改造して作動しているジョー・セル・テクノロジーを目撃した。それは畏敬の念を起こさせる素晴らしいものだった。このことは、2003年2月に報告した。それは、くるまを走らせるのに用いたものではなく、健康目的で磁気を帯びた水を作るのに用いられていた。(訳註:この報告は、後節で電撃ボトルとして紹介してある)



  MIBからの他の訪問者

  From: "John Carter"
To:JoesCell2@yahoogroups.com
Sent: Friday, June 02, 2006 7:42 PM
Subject: [JoesCell2] Return of the MIB's




やあ、皆さん。

 今朝、ビル・ウィリアムズと話したら、他の“ビジター”が来たという。

 彼が言うのには、一昨日、スポーツ用の上着とスラックスを着た二人の白人の男が、彼の敷地内の仕事場の中に入って来たが、そのとき彼は旋盤加工をやっていた。これは、たまたまジョー・セルの部品ではなく彼の通常の日課の仕事であった。

 彼らはビル・ウィリアムズに向かって、セルはもうやっていないはづなんだが、と言った。しかし、彼らはビル・ウィリアムズであることを知っていたのだ。そこで、ビルはショットガンを掴み、彼らに言った。“俺の敷地から出て行け、くたばっちまえ”

 この二人は、はじめの二人とは違うやつらだった、という。ビルは彼らに出て行ってもらいたかっただけである。というのは、彼は町外れに住んでいて、すぐそばの隣人は仕事であり、助けを呼べなかったからである。そのあと、ビルは旋盤を停止して外に出てみると、彼らの車は見えなくなっていた。

 彼は、この出来事をその地方の警察に報告し、警察は、彼らを捜している。ビルは大丈夫だ。皆さんによろしくといっている。

ジョン・カーター



 





 3.3 ビル・ウイリアムズによるジョー・セルの設計図

 この設計図はビル・ウイリアムズにより作製され、ピーター・スチィーブンスにより確認されている。(訳註:ジョー・セルの構造は製作者によって違いがある。)

 
Fig.7 ジョー・セルの設計図


 
Fig.8 ジョー・セルの設計図


 
Fig.9 ジョー・セルの設計図


 
Fig.10 ジョー・セルの設計図




 3.4 ジョー・セル再現プロジェクト

 これは文献[5]からの引用である。ここにビル・ウィリアムズの作ったジョー・セルの写真がいくつかあるので、それを主体に引用紹介する。





 ジョー・セルによるくるまの走行は難しく不安定

 ビル・ウィリアムは、彼のトラックが100%ジョー・セルだけで走るようになるまで、数週間かかったといっている。そして、いっぺん走るようになると、システムは非常に不安定で危険であるという。さらに研究開発が必要である。 (PESN; June 22, 2006)

 ビル・ウィリアムズの作ったジョー・セルの写真

 ジョー・セル再現プロジェクトのロナルドは、ビル・ウィリアムズと定期的に連絡をしていたが、脅迫事件が起こる前に下記の写真、ビル自身が撮った写真(March 27, 2006)を受け取っていた。写真の説明はスターリング・アランが推測して付け加えたものである。エラーがあれば訂正して欲しい。



  
Fig.11 机上に並べた個々のシリンダ(円筒)、
センターロッド、および終端プレート[5]


  
Fig.12 机上に並べた個々のシリンダ(円筒)、
センターロッド、および終端プレート[5]


  
Fig.13 組み立て前の終端プレート。
終端プレート、ワッシャー(絶縁)、ナット、センターロッド。[5]


  
Fig.14 金属センターロッドに取り付けた白色
のワッシャスペーサ(絶縁体)の位置。
左は終端プレート。[5]


  
Fig.15 白色のワッシャスペーサ(絶縁体)を
つけてナットで締め付けた終端プレート[5]


  
Fig.16 ロッドに締め付けた終端プレート[5]


  
Fig.17 外側シリンダに溶接した終端プレート[5]


  
Fig.18 外側シリンダに溶接した終端プレート[5]


  
Fig.19 組み立てたセル。あわ立っている[5]


 彼はどのようにしたのか

ジョン・カーターは以下のように書いている。April 19, 2006.

ビル・ウィリアムズは、直径1, 2, 3, 4, 5インチの5個の円筒から成るシリンダー(円筒)を作ることからスタートした。しかし、ピーターが後に1インチのセンターシリンダーを取り去るように、そして3インチと4インチの円筒を中性にするようにアドバイスした。

ピーターは、最上部はフラットでも円錐状でも変わりがないといった。そこでビルは簡単な方のフラット型にした。

ビルは、(キャブレターの)真空口につないだ。しかし、次の段階でめくら接続(口をふさぐ)にする予定だったが、そうしないようにアドバイズされた。







 3.5 ジョー・セルの作り方とジョー・セル・カーの駆動

 これは文献[6]からの引用である。以下概訳を示す。

 はじめに

 下記は、2006年4月23日に行ったピーター・スチーブンスとのビデオインタビューから引用した資料である。これは、セル製作者にとって重要な資料として分類され記録されている。

  
Fig.11 ピーター・スチーブンスのジョー・セル[5]


 これは、ジョー・セルの作り方と動かし方についての完全な説明ではない。それは、セルの研究の基礎知識を読者がどのくらいもっているかに依存している。セルの研究の基礎知識を得る最も早い方法は、シッファー等の “ジョー・セル実験者ガイド(The Experimenter Guide to the Joe Cell)”を読むことである。

 本文書は、このジョー・セル実験ガイドに書いてあることに対し、強調したり、付け加えたり、場合によっては変更を加えている。読者は、セルの図面のコピーが必要になるが、それは、Yahoo group Joecell2の中の“Cell Design”と書いたところに見つかる。

 電気

 セルの操作(=セラリー)において電気を使用することについて話すためには、あなたは、電気がどのように働くかについての別の考え方に慣れなくてはならない。

 学校教育では、バッテリーの陰極も陽極も回路が閉じていなければ電気は全然流れなく、電気を流すためには陰極と陽極との間に負荷をつなぐ必要がある、と教わった。さて、電気の概念からすれば、あなたは、ここで電気の概念が不完全であることに気づくことになる。

 バッテリーの陰極ターミナルは、陽極ターミナルに負荷や何かが関係した接続がなくても、アクティブ状態である。このことは、陽極ターミナルについても同様である。しかし、陽極ターミナルは、セラリーにおいては、単独で用いることはない。

 以下、DC電源で、陽極ターミナルに接続してない陰極ターミナルの作用は、“負の電気”と呼ぶ。負の電気について話すときは、“負荷”という用語はどちらかといえば、誤解をまねくおそれがある。したがって、この用語は、再び用いることはしない。

 電気の印加

 セルに電気をかけることにおいて、繰り返し現われる一つの一般的法則は、以下のとおりである。セルあるいはチャージング・バット(訳註:バットはセルが入っている容器であろう)のなかの水をシャージしたいときは、はじめに負の電気を印加し、つぎに陽極のリード線をつなぐ(普通の電流が流れる)。

(訳註:前節で述べたように、ここでいうチャージとは電荷とか充電とは少し意味合いが異なり、例えばオーゴンエナジーを蓄積することとでも理解して欲しい)

 それから、陽極のリード線を取り外し、負の電気に戻る。そうして、(ときどき)陰極のリード線を取り外す。我々は、これを“はじめと終わりに負電気の法則”と呼んでいる。この手順を適用するときは、ステップ1あるいは4を急いでやらないようにどうか十分注意して欲しい。陰極のリード線をつなぐときは陽極のリード線をつなぐ前に、充分時間をおいてから行うことである。それは何かをしているのである!

セラリーにおける電気の印加では、二つの原則がこの手続きに密接に関係している。第一に、我々が取り扱っているエネルギーは、チャージが負であり、したがって陽極に引っ張られる。このことから、負のポテンシャルをエネルギーが流れ込む源に、正のポテンシャルをエネルギーが流れる先におく。

 しかし、これはスタートにすぎない。正のポテンシャルは、かなり素早く切り離す。何故なら、第二原理は“エネルギーは正の電気を全然好まない”ということであり、セラリーの全プロセスにおいて正のポテンシャルが関係することは最小にしたいのである。そのタイミングは下記のとおりである。

 電源供給

 電気の供給源としては、12Vのカーバッテリーを使う。12Vのバッテリー充電器は、リニアDC(パルスでない)が出力されるものが望ましい。あるいは、リニアDC(パルスでない)の約12Vに設定できる可変電源が望ましい。

 磁気

 セルの円筒の磁気強度は非常に低い状態にあるということは、重要ではない。磁気があると、セルがうまく働かない。したがって、高品質の(低カーボン)スチールを選ぶのが望ましい。もし手に入らなければ、磁気の影響は下記の方法で克服できる。

  1. 引き抜きパイプでない場合は、全ての接合部分を並べる。パイプの接合部分は、しばしば最も磁気を持っている部分である。したがってその部分を並べると、磁気部分がパイプの一部分になり、影響を小さくすることができる。もし、それをやった後、磁気がセルの性能に干渉すると思われるならば、とるべき下記の三つの方法がある。(訳註:しかし、これは不確かな方法かもしれない。結局は、自分の流儀で消磁することを勧めたい)


  2. 円筒をハンマーで叩き、スパークさせて消磁する。(詳細略)

  3. 円筒を90°時計方向に回転させる。(詳細略)

  4. 筒のポラリティを参考にする。(詳細略)。

 円筒のクリーニング

 セルの円筒は、電気的クリーニングだけ用いる。したがって、化学的なクリーニングは行ってはならない。これを行うには、組み立てたセルの各円筒の長さ方向に電流を逆に流す。

最外殻の円筒からはじめる。
  1. 円筒の最上部の内側表皮に正の電気をつなぎ、底部の外側表皮に負の電気をつなぐ。1分間このままにする。


  2. 最上部の内側表皮に負の電気、底部の外側表皮に正の電気をつなぐ。1分間このままにする。


  3. 上記の1を繰り返す。


  4.  最外殻の円筒にまでこれを行ったら、次の円筒に行き、こうして最後の円筒まで行う。 (書きかけ)

     水のクリーニングとチャージング

     水道局によって添加された明礬(硫酸アルミニウム)、塩素、フッ素化合物、などの化学物質を殆どきれいにできるなら水道水を用いることができる。セルを使って、これを行うことができる。

     セルに水道水を注ぎ込み、上述の‘電気の印加’のところで述べた方法を採用する。電解質は添加すべきでない。

     12Vバッテリーか、充電器か、12V DC電源の負極をセルのベースに取り付ける。そして、2-20分間放置しておく。次に、負極はそのままにしておいてエルの外側の筒の頂上に陽極を取り付けて2-3分間放置する。次に、陽極を取り去り、負極を1時間そのままにしておく。

     24時間後、ガラス容器かプラスティック容器に水を注ぐ。以上を繰り返す。容器のなかの水中の化学物質は固体になっているであろう。つまり、底にたまっているものと、上に浮いているものが現われるが、これは処理中にどちらに電荷を獲得したかによるのである。上部にある固体を流して捨て、中間の(クリーンな)水をあなたのセルに使う。

     このプロセスではDCパルスを使うことができるとはいえ、フラットなDCの方が早い。

      筒間のスペイサー

     スペイサーは添加物のない天然ゴムを使うべきである。ブナ(金属ナトリウムよりブタジエンを重合して造る合成ゴム)-N O-ring材はうまくいくものもあるが、O-ring材はミネラルベースであるか着色用の鉄をふくんでいるものもある。

     もし、スペイサーが管状のゴムならば、上からみて(下図参照)セルの中心に向かって管のトンネルを全て中心に向かうように設定する。短絡を防ぐにのには、このことをしっかり行うことが重要である。

      
    Fig.12 スペイサーを放射状に配置した図[5]


     スペイサーの絶縁能力は、白色Sikaflex 291, Marine Gradeを、各スペイサーの端に塗布するともっと向上する。

      筒の底部分のスペイサー

     これは、雪花石膏あるいは台所のまな板に用いられるプラスティックを使うべきである。

      セルの設計

     下記の設計は、ジョー・セル実験者ガイド(The Experimenters' Guide to the Joe Cell)に掲載の設計図とは、異なったところがある。

     中心の陰極としては、直径1インチでは狭すぎ、エネルギーが共振するのに不十分なスペースになってしまう。陰極には直径2インチを使うとよい。2インチの筒の底部に配設する陰極ハブプラットフォームによって、直径2インチの筒の外側の表皮に負の電荷をかける(下図をみよ)。

    Fig.13 底部からみたハブ[5]


    Fig.14 上部からみたハブ[5]
    水が流れるための貫通孔が開いていることに注意。


     読者は、この説明は実験者ガイドとは矛盾していることに気づくだろう。実験者ガイドでは、負電荷は、圧力で締め付けたボルトによって中心の筒の内側の表皮に供給されている。また、joecellfreeenergydevice Yahoo!Groupのなかにあるジョーの記述とも矛盾している。

     このような進め方の背後にある理由は、エネルギーは正電荷を求めるということと、そのエネルギーをセルの中間に欲しいということである。負電荷を中心筒の外側表皮に与えると、内側表皮上に吸引的正電荷を作ることができる。エネルギーはそれに向かって移動していく。

     2インチの陰極筒のなかに水の流れを作るために、底部あるいは陰極ハブプラットフォームにドリルで穴を開けなくてはならない。

     トップ部分には、あなたの希望次第でフランジあるいはコーン(円錐)のどちらでも用いることができる。円錐型のものは入手しにくいので、ここではフランジで示してある。

     セルの配設

     これは都合の良い場所どこでもよい。しかし、高圧配線や電気的ギア(ディストリビュータ、など)から少なくとも4インチは離さないといけない。それから、ラジエータ、空調ホース、燃料パイプラインから4インチ離す。

     セルの締付け固定

     抱きしめタイプの留め金かブラケットを使う。注意:非常に絶縁がよくないといけない。セルはいとも簡単に車に短絡してしまうが、それは目に見えない。ショートを防ぐには、セルは、留め金やブラケット、あるいは周囲の他の金属から絶縁していないといけない。

     お勧めの絶縁材料は、二重にラミネートしたヘッシアン袋(バーラップとして知られている)を3層重ねたものである。これでセルのまわりを包む。それから、木製だぼをセルの周りに等距離に取り付けブラケットの中に入るようにする。だぼの効果は、セルとブラケットとの間に空気間隙を作ることである。これが、地面に短絡すると思われるエネルギーを一層小さくすることができる。

     注意: 天然ゴムは、このアプリケイションでは絶縁体として機能しない。植物繊維と木材が必要である。

     セルのフラッシング

     セルを取り扱う前に、当然のこととしてこれを行う。しかしながら、これは、“はじめと終わりに負電気の法則”に何かの点で失敗した時は、セルをノーマライズする手段として用いる場合に行うことに、どうか注意されたい。

     セルの底部に負のリード線をつなぎ、プラスのリード線の端でセルの上端でスパークさせる。4回。

     クランクシャフトプーリのスパーク

     したがって、セルは正しく作り正しくラインアップしなくてはならない。つまり、(1)セルに良い水を入れること、(2)セルはくるまの中に適正に固定すること、(3)セルとアルミ伝送パイプは、電気的にきれいであること、である。そして次の段階はクランクシャフトのスパークである。

     これを行う方法は、まずエンジンを始動する。つぎにセルにカーバッテリーからの負電気をつなぐ。そして、カーバッテリーからのプラス電気のリード線をとって、プーリー(タイミングをみるところ)に4回アーク放電をとばす。

     アルミ伝送パイプに沿って約3-4秒間に軽いスパークを飛ばす。これは、エンジンをポジティブにして、エネルギーをそこへ向かわせ、エネルギーをそこにとどまらせる。もし、これをしてないと、エネルギーは、エンジンルーム内の付近にある何かをとおしてジャンプすることにより地面に逃げてしまう。あるいは、吸収されてしまうか、ガスケット物質によりブロックされてしまう。

     このジャンプとブロックは目に見えない。したがって、それが起こっていてもわからないのである。この現象を理解するためには、さらなる研究が必要である。

     注意:この作業は危険である! これを行うときは、ファンベルトのような動くもの全てのものから離れて行うこと。

     伝送パイプ

     伝送パイプは、アルミニウム-NB製であるべきである(訳註:アルミとニオビウムの合金?)。銅は良くないチャージを有する。セルそれ自体のように、それは、車のなかの全ての電気的ギア(ディストリビュータ、など)から少なくとも4インチは離さないといけない。伝送パイプの端に、約4インチの長さの透明プラスチック製のぴったり合うはめ込み管をとりつける。

     キャブレターの真空ポートに伝送パイプを合わせて、エンジンの調整をはじめる。セルがショートして死んでしまわないように、伝送パイプの端と真空ポートの間に3/4インチの隙間を残しておく。これは、エンジンにスパークギャップを供給する。ジョーが、“ジョー・セルおよびチューブの外側の負のアースは、ともに正にチャージされていて、それによりポテンシャルをもっている。周波数はどんな鋼鉄でも素早く、また効果的に伝わる”といったように、である。

     伝送パイプの結合方法およびタイミングの合わせ方

     AAA
     伝送パイプを、キャブレター・エア・インテイクの下にあるキャブレター・インテイク・マニフォルドの真空ポートへつなぐ。3/4インチ(20mm)のスパークギャップを残しておくということを思い出すこと。

     正の12V DCのリード線をセルの容器につなぐ。エンジンをスタートさせると、ガス・エネルギーを引っ張り込むが、これを3分間続ける。それから、セルから正のリード線を取り除き、これを長い柄の付いているドライバーに電気的接続する。クランク上の動いている外側リム(ふち)に触れてアークを飛ばす。

     スパークさせるときは、スパークを飛ばすべきである。1秒だけでよい。これは4個のスパークに等価である。これを行うときは、ファンベルトや他の動いている部分から離れること。つぎにエンジンを止める。燃料ラインを遮断し、適切なボルトで阻止する。もし、あなたの燃料ポンプが電子制御ならば、それを不能にすること。

    警告:この作業は危険である! これを行うときは、例えばファンベルトのような動いているもの全ての部分から両手とドライバーを遠ざけること。

     注意1 負のリード線のみ繋いだままにしておくこと。

     注意2 電子制御の停止バルブを燃料パイプラインに入れてはいけない。

     デイストリビュータのところの固定ボルトをゆるめて、現在位置にマークをつけておいてから、タイミングを10度進める。エンジンはキャブレター中に残っている燃料によりまだ動いているはずであるが、咳をし始める(訳註:この咳はビデオをみると状況がわかる。ビデオはユーチューブでJoe Cellで検索するとよい)。デイストリビュータは始めのところから約30度進める。これは、クランクでは60度に等しい。

     補助的にキーをまわしてエンジンを回転させる。エンジンが咳をし続けるとき、デイストリビュータを回し続けて、エンジンがスムーズに回るように調整する。あえぐような息になりエンジンはほとんどストップするかのようにゆっくりと回ることに気づくだろう。それから、回転は上昇し、また下降する。それは、波のようであり、息つぎをやっているようでもある。いったん動き出したらセルに触ってはいけない。タイミングを微調整する。そしてシートベルトを締める。

    BBB

     次の段階は、伝送パイプをエンジンヘッドに固定したボルトにくっつけることである。ボルトは、V型エンジンVの谷の中に位置していなければならない。しかし、大抵の状況では、どこでもよい。エンジンは、タイミングを必要なだけ変えることにより、ただしく作動する。

     これで、あなたは石油なしで走っているのである!!

     [注意: ジョーは、もはや、伝送パイプをキャブレターの真空口にどんなときでもつなげていない。しかし、上記では、エンジンを調整することを始める方法として示唆したのである。いったんエンジンが、キャブレターを通してセルをつなぐ方法で、よく動いているなら、エンジンへの通路として差込ボルトを使うことで進めたら良い。]

     興味深いチップとポイント

    1. 頭上に高圧送電線があると、その近くではセルはストップする。これは、1.5Vの電池で克服する。その負極ターミナルは陰極円筒へ、正極ターミナルはセル容器へつないで動作させるべきである。これは水にポテンシャルを与え、そのポテンシャルを維持するのである。(訳註:ここでポテンシャルとは、単に電圧のことであろう)


    2. TIG溶接は、酸化性のガスではなく不活性ガスのみ、使うこと。


    3. もし、セルの水が無くなってくると、セルから出た泡がエンジンの中に吸引される(キャブレターにつないだときのみ起こること)。セルは機能しなくなる。


    4. セルを戸外でチャージしたり使ったりすると、それはしばしば天候を変化させる。


    5. ビルは脅された。何故なら、彼は成功し、エキサイティング状態で沢山しゃべったからである。それに、ビデオを作ったりしたし、また公に知られていない人物だったからである。脅迫したのは誰であるか知られていない。


    6. 安定性。不安定なセルは漏洩しているセルである。リークをしないようにすること以外に安定性を確保する方法はなく、これ以外のごまかしはだめである。


    7. もし、自分で円筒を巻いて作るときは、頂上・底・その中間のみ溶接縫合する。溶接してないエッジの間は、沢山のガスとエネルギ−が外から入り込んでくる場所である。


    8. 正規のDC電圧を長くかけすぎると、カス(浮き泡)が発生するが、これはセルを一時的に逆チャージすることで治る。セルを空にし、再び良質の水で満たす。はじめに、2-3分間、セルの外側に負リード線をつなぎ、中間の円筒に正のリード線をつなぐ。それから、ターミナルを1分間逆にする。容器を空にすると、カスはすべて出て行ってしまう。 市、


    9. テストセル中に高圧リード線でスパークすると面白い。何が起こるか見よう。


    10. Play your cell music and notes. It may like F sharp!


    11. ジョーのはじめての(ジョー・セル・カーへの)変換は、Rover 3500-V6であり、次はLeyland P76 1992であった。


    12. ジョーは、意志の力(willpower)によってセルをスタートできる!


    13. あなたはセルである。あなたは自分自身でスタートできるのである!


    14. 誰でも、自分でセルと装備を改良できると考えている。我々は全てフランクのようにしたいし、“私は私のやり方でやったんだ”と言いたいようである。それが、沢山の作り方(研究、処方箋)を生んだのである。しかしおそらく何の結果も得られていない。やあ、しかしとても面白い!






     3.6 再現したジョー・セルが作動し信頼性が拡大



     これは文献[7]からの引用である。この文献は現在はアクセス不能である。以下、抜粋し概訳を示す。


     これは高度に並外れた技術および驚異的主張の説明である。この燃料不要の技術はガソリンやジーゼルを時代遅れにしてしまうであろう。しかも、現在存在するエンジン技術の基礎的構造を変えなくてよいのである。

    文:スターリング・D・アラン、ピーター・スチーブンス
     ピュア エナジー システムニューズ


     (以下抜粋)
    1.  下図はビル・ウィリアムズによるジョー・セルの再現の写真である。
      Fig.15 ビル・ウィリアムズによるジョー・セルの
      再現[6]


      Fig.16 ビル・ウィリアムズによるジョー・セル
      で走るフォードトラックのビデオの一画面。
      2006年3月20日。これは二人に威嚇され、
      開発をやめるように言われる前の写真[6]


    2. 直径約5インチで長さ10インチの装置。そこからチューブが出てあなたのエンジンのボルトにつながっていることを想像しよう。あなたのエンジンはこれで走る。しかも燃料のパイプはつないでないのである。エンジンは走るばかりか、ガソリンやジーゼルよりはるかに大きなパワーで走る。それに燃料パイプは切断してあるのに、何故かくるまはアクセルペダルに反応する。

       こうしたことやジョー・セルに認められるいくつかの特性から、人々は“生き物ジョー・セル”とよぶ気持ちにさせられている。


    3. 奇妙、とっても奇妙である、…しかしエキサイティングである。


    4. ピーター・スチーブンス(オーストリア人)はこの技術を約14年間追求した。彼は、彼のフォードエコノバン(V6 GMHエンジンに変更してある)にジョー・セルを搭載した。彼はビル・ウィリアムズ(U.S)が彼のトラックがジョー・セルで走るのを助けた。スチーブンスは、誰に対してもジョー・セルをどのように作るか計画を立て助力をすることに無上の喜びを感じていたし、また、インターネットで可能な拡散による世界で、彼が知っていることを分かち合うことが嬉しかった。

       ジョー・セルは基本的に、数個の等間隔のステインレス・スチールのシリンダ(円筒)からなり、そのあいだに水が入っている。スチーブンスは、非磁性ステインレス・スチール3-1-6Lを勧めている。シリンダーの数、シリンダーの特別な直径と長さは重大である。比率や比例したスペーシングも恐らくそうだろう。


    5.  (縮小について) スチーブンスが言うのには、ジョー・セルは35ミリフィルムの容器程度に小さくすることが可能であるという。これは30ccの草刈機が動かせる。彼は、さらに、2インチのユニットは超軽量飛行機エンジンを動かせる、といっている。

       (感想:このような小型エンジンの場合は空冷だろうから水冷式に改造した方が成功しやすいと想像する。冷却水のなかにオーゴンエナジーを蓄積すれば、かならずしもキャブレターから導入しなくてもよいと思われる。)







    文献
    [1]http://peswiki.com/index.php/Directory:Joe_Cell
    [2]The Joe Energy Cell: http://educate-yourself.org/fe/fejoewatercell.shtml
    [3]PESWIKI: http://pesn.com/2006/04/13/9600257_Bill_Williams_threatened/
    [4]PESWIKI;OS:Joe Cell:Replications:Bill Williams: http://peswiki.com/index.php/OS:Joe_Cell:Replications:Bill_Williams
    [5]PESWIKI,OS:Joe Cell:Replications:Bill Williams: http://peswiki.com/index.php/OS:Joe_Cell:Replications:Bill_Williams
    [6]PureEnergySystems.com; How to Make and Run a Joe Cell; http://pesn.com/2006/04/27/9600265_Make_Run_Joe_Cell/
    [7]PESWIKI:Joe Cell Stretches the Believability Envelope with Working Replications














     

    4 “ジョー・セル実験ガイド” シッファーほか著



     ジョー・セルを自ら製作・実験しようとするときは、ジョー・セル実験ガイドは必読書である。これは150ページにも及ぶ大作であるので、全てを、ここに紹介できない。一部を抜粋、概訳により紹介しておくにとどめるが、実験する場合は、ぜひ、原著で全てに目を通してからにして欲しい。




    Fig.1 シッファー,et.al著:“ジョー・セル実験ガイド” の表紙


    免責事項

     著者として、ここに下記の宣言とアドバイスを行う。

    1. 私は、誰に対してもジョー・セルを製作することを勧めているわけではない。私は、単に私自身が学んだこと、実験およびそれから得られたことを説明するに過ぎない。


    2. 私は、公的道路や他の場所で使われるべき登録車両の燃料供給方法を変更することを勧めるものではない。


    3. 私の実験の全部または何かを、自分の決定でやろうとする場合に、私は、強く言っておきたいことがある。それは、実験者は安全に注意すること、および成功的製作に対し、上記作業に要求される技術と知識に前もって充分熟知していなければならない、ということである。


    4. 製作技術、国の法律、あるいは安全方法の無視や、意図的あるいは不慣れなことによる誤使用、あるいは乱用は、著者の責任ではなく、行為者の責任である。


    5. 著者は、いかなる傷害、いかなる生命形態の死、いかなる所有物の障害や環境障害、あるいは内燃機関に適用されているいかなる法律違反、これにともなう排気汚染、に対し責任をもつものではない。また、この研究開発を行う者が引き起こすかもしれない法律上の行動にともなう事件、あるいは本文書に含まれる情報に端を発するかもしれないその他の事柄に対し責任をもつものではない。


    6. 私の経験から得られたことは確実性があるものの、“Y”ファクターを含むプロセスの変動ファクターがあるため、保証はできない。誰か他の人によって遂行された結果が本文書にのべることと同じであると保証することはできない。(訳註:“Y”ファクターとは、人の意思の要因。セルの動作に影響するとされる)


    Melbourne, Australia-1999. The author, Alex. A. Schiffer.

    危険性がある他の機器と同じように、自分のリスクで。






    危険性

     私は、ライフフォース、特にオーゴンエナジーの使用に関係した特別な危険について、ここで述べておきたい。(訳註:オーゴンエナジーは、日本では オルゴンエネルギーと表記されているが、ここでは発音に近いカタカナ表記を使用した。なお、I章参照)

     読者は、水素と酸素の実験に要求される技術には習熟されているものとする。また、要求される結果を達成するのに必要な道具・工作機を使う力量があるとする。上記免責事項に留意されたい。

     読者は、オーゴンについて慣れていないであろうから、いくつかの予防措置について述べておきたい。

     オーゴンは、多くのもの(ソース)からの妨害やアジテーションに非常に敏感である。したがって、オーゴンエナジーは、いとも簡単に興奮あるいはいらいらし毒効果を発生する。

     下記のものは避けるべきである。



      あなたは警告を受けたのである!

     もし、OranurおよびDorが存在すると、蓄積器であるセルはこれらの傾向を増幅してしまう。私のセルが調子悪くなると、私はとても疲れを感じて、顔はむくんだ感じがし、目がおかしくなり、日焼けしたかのように感ずる。そのときは、すぐにセルを分解して原因を探すべきである。できるだけすみやかに冷たいシャワーを浴びると回復するであろう。


     (訳註:OranurおよびDorというものは存在しないと主張する人もいる。生体の個人差によるのかも知れないし、セル構造の差によるのかもしれないが、真相は不明である。)







     

    イントロダクション



    " Since corrupt people unite amongst themselves to constitute a force,
    then honest people must do the same "
    Count Leo N. Tolstoy.


     意図

     私の意図は、“セル”の製作を取り巻いているミステリー、秘密、推測、明らかな誤情報のいくつかを取り除くことである。私自身がセル製作に採用した方法を、きちんとスッテップ・バイ・ステップで示して、読者が製作するのを助けることが私の目的である。

     私の知識は、セル(複数)を作ったことから得られたものである。私は、ちゃんと機能するセルを沢山作ったので、この経験から知識を得たのであり、これは、推測したり何かの本を読んだり、あるいは第二や第三の“専門家”の意見を聞たりして得られたのではない。

     今、私は、この情報を皆さんに伝える。これは、あなたがあなた自身のセルを製作するまで私のオピニオンと情報として、常にとどまるであろう。これで、あなたはセルの作り方がわかるでしょう。



     ジョー

     1992年ころ、オーストラリアで新しい形態の発生器が作られた。私は本書を準備するにあたり、設計者と彼のフィアンセの両方に、彼の7年間に及ぶ研究と関係者グループへの協力に対する彼の正当な功績などを認めることを希望したいと、話しかけた。

     不運なことに、彼にまとわりつく常軌を逸した縁および金銭横領により、貧乏になったこの気の毒な犠牲者は、セルに彼の名前を冠することにより、将来、これにまた関与すべく充電することに決めたのである。したがって、彼のその希望に敬意を払い、彼を単にジョーと呼ぶことにした。私は、単純にdear Joeと言いたい。あなたのようなたぐい稀れな人物でなかったら、莫大な洗脳をされた私たち大多数は、大自然の贈り物の真実の美を見つけようとしないだろう。

     思慮のない金銭強奪の多国籍企業によって引き起こされた何年にも渡る汚染と神聖冒とくから母なる地球を守るのは、いまやおそらく遅いかもしれない。生物の種(しゅ)としては、我々はユニークな存在である。小さな鳥でさえ、巣を清潔に保つ。だが、最も知的な生き物、われわれは、我々のホームを壊しているのである。

     だが、ジョーのような人物が、もっとよい方法があることを示している。単純で純粋な方法、自然の方法である。ジョーは、製作しやすいバージョンのジェネレーター(発生器)を作った。これがジョー・セルと呼ぶものである。

    (訳註)ジョーの写真は、 The Story of the Joe Cell にアプロードされている。下図のとおりである。
    Fig.2 ジョー


    ここには、実験室のシーンも出てくる。例えば、下図のとおりである。
    Fig.3 ジョーの実験室、ベンチテスト





     ジョー・セルとは何か。

     下記の箇条書き部分の記述はジョー自身によるものである(お断り:ここは、3.1節にも再掲)





    第1章



    オーゴン

     オーゴンについて知られている効果は、全てジョー・セルの機能の中に見られるので、読者はオーゴンエナジーの作用についての充分な知識をもっているべきであるとしてよいだろう。また、セルは知られているオーゴンエナジー法則に全て従い、オーゴン効果のどれにも矛盾しないので、これはセルのなかで使われているエナジーと見なすのが安全である。

     世界的に偉大だが、忘れられ、軽蔑された科学者、ウィルヘルム・ライヒに名誉と敬意をこめて、私は、ライヒが用いたのと同じ用語“オーゴン”を使い続けるつもりである。おびただしい数の科学者、偉大なひともそうでない人も含めて、この神秘的なフォースにそれぞれ名前を与えている。第2章で、この同一のフォースに対する少なくとも70もある名前を列挙する。

     オーゴンエナジーは、自然界の生きている宇宙エナジーである。宇宙エナジーは森羅万象を満たし、そして、自然に脈動している質量のないエナジーである。(ライヒ)

     興味ある読者に対しては、ライヒとオーゴンに関するインターネット上の事実、意見、およびがらくたの壮大な集積がある。本書の目的としては、ジョー・セルに焦点をあてることなので、上記の定義で充分足りるであろう。



     オーゴンエナジーのいくつかの性質

     ライフフォース(オーゴンエナジー)に対しては何千もの性質が観測されているが、セルに関係する主なものを挙げて説明する。

    1. オーゴンエナジーは質量をもたない。すなわち、オーゴンエナジーは慣性、重さ、等々がない。したがって、フォースを測定するための“押す”ような何かや反応が必要となる通常の測定器は有効ではない。


    2. オーゴンエナジーはどこにでも存在する。しかし、ジョー・セルのユーザーにもっと重要なことは、密度が場所と時間によって変化することである。したがって、セルがリークしやすくて、低密度地域に入っ場合は、増殖(breeding)が止まるか、播種(seeding)を失いさえする。その外面的サインは、エンジンがフルパワーが出なくなるか、全く走らなくなることである。

      (訳註:seedingとbreedingとは、セルにオーゴンエナジーを蓄積するとき、蓄積の段階が播種( seeding)から増殖(breeding)へと段階的に進むさまを表している。これはセルの中の水を観測してなされる)


    3. オーゴンエナジーは地球の回転よりもかなり早いスピードで西から東へ、一定していない動きをする。動きは脈動的な膨張と収縮であり、通常、直線でなく曲線に沿って流れる。蓄積器の内部では、エナジーは回転していて脈動的な波として放出されている。これらは、ともにチャージング容器やセルの中に見られるが変化している。これらのサインは、実験する人にとても重要である。何故なら、セルの播種と増殖(seedingとbreeding)におけるツールであるからである。


    4. オーゴンエナジーはエントロピーの法則を否定している。オーゴンエナジーは低密度状態から高密度状態へと流れる。すなわち、オーゴンは、それ自体が集中していくのである。これは、創生の通常のプロセスであり、従ってオーゴンが生きている生命エナジーの証拠である。

       (訳註:ここでエントロピーの法則とは、高密度状態から低密度状態へと流れること)

       実験者にとって、これはとても重要である。とくに播種の段階では重要である。もし、セルが非適切な場所に置かれると、播種は起こらないか、播種に長い時間がかかる。わたしは、播種に4週間もかかったことがあるが、この他の場合は数日間ですんでいる。


    5. オーゴンエナジーから、物質が生成される。適切な実験条件では、といってもまれにしかないとか異常な条件ではないのだが、私は、同様なセルから幾つかの異なった鉱物が形成されるのを経験した。私のこの場合では、白色または緑色の粉末であって、それはセルの底についには沈んでいく非常に微細なコロイドを形成していた。

       ジョー・セルの中にこんなことが起こることを絶対に望んではいけない。何故なら、そうなるとセルは、くるまを走らせないからである。唯一の解決方法は完全に分解し、全ての部品を完全に再研磨しクリーニングすることである。疑いとしては、上記鉱物は水ら来るものと思うかもしれない。しかし、私はその考えに強く反対する。

    6. オーゴンエナジーは、操作し、制御することが可能である。われわれは、これを、セルの中に有機シリンダーと無機シリンダーを交互に配置してオーゴン蓄積器を作る方法で行う。有機層はオーゴンエナジーを吸引および吸い込み、金属層は有機物質から、それを引き出し蓄積器の内部へ放射する。我々は、増殖過程を助けるために電気、磁気、および電気分解を加えるのである。


    7. オーゴンエナジーは、太陽から途方もなく大きな量がやってくる。そのため、熱的遅延があって、オーゴン密度は午後ピークになり、早朝は減少する。人々が見つけたことだが、漏洩が起こりやすいセルは3-4時ころは“死”んでしまうので機能しなくなる。


    8. オーゴンエナジーは、天候の影響を受ける。すなわち、湿度、雲、および温度の影響である。また、一日のうちでも時間帯による影響を受ける。漏洩が起こりやすいセルで実験している人にとっては、これはセルの奇妙な振る舞いとなって現われるのであって、あるときは動き、あるときは動かないということが起こる。しかし、元気を出して立ち上がって、それに語りかけ、別の水、ケミストリ、電気などを試みるなら、上手くいくようになる。

       このことは、盲人が盲人をリードするように、ふと思いついて製作した人のセルが失敗する運命であるというようなとき、何をしなければならないか、してはならないかという自分の経典をつくったことになるのである。


    9. A. オーゴンエナジーは、磁場の方向に動く。このことは、セル製作者にとって、かなり重要である。このファクターは、セル内部の配線位置と極性を決定づけると同時に、セルが動作するためには、スチールがどの程度の残留磁場をもっていてもよいかということを決定するのである。これは、関係する金属の選択と切断方法が厳しい決め手となってくる。

       再びいうと、この領域のあたりで、全ての神話が生まれた。この点に関する資料を読むと、スチールは月の光の下で、黒森(ドイツ南西部の森林山岳地帯)の中で処女が切断しなければならないようである。

      B.オーゴンエナジーは、電界に垂直方向に動く。これもまた、セル製作者にとって、かなり重要である。何故なら、セル内部の配線位置と極性を決定づけるからである。


    10. オーゴンエナジーは、水に吸収される。これが、われわれがセル内部に水を使用する理由のひとつの理由である。成功するためには、水は正しいタイプの水でなければならない。

       ところで、例えば、我々は水の代わりに蜜蝋(みつろう)を使うことが可能であった。しかし、本に書かれたあらゆる悪ふざけで増殖プロセスを助長することを欲してはみたが、蜜蝋は電気分解するのを妨げると思われた。


    11. オーゴンエナジーは、極性をもっている。オーゴンは極性を有するということは、正か負のオーゴンフォースがあって、我々は正または負のセルを製作することができるということである。しかし、もし大抵の人々がやっているように、正の材料と負の材料をミックスして製作するならば、結果は漏洩しやすいセルが出来上がるか、作動しないセルが出来上がるのである。


    12. オーゴンエナジーは、全ての物質を透過する。あるいは、これら物質に沿って伝播する。例えば、連続的な構造体は全て等しく良い良導体である。例えば、金属では70フィートかそれ以上透過するであろう。そのような状況なので、それをセルのなかに捕らまえておこうとしないことである。セルの中に留まる唯一の理由は、留まろうとしたいからである。

       オーゴン伝導性の播種増殖環境を作り上げようとするときに、オーゴンを閉じ込めるような空想的牢屋を作ろうとしないことである。ちなみに人類はオーゴンの透過を大きく妨げる人工的な物質を最近作った。それはポリマーのことである。


    13. オーゴンエナジーの伝わる速度は遅い速度である。オーゴンは、ワイヤを50ヤード伝わるのに20秒かそれ以上かかるであろう。実験者にとって、このことは、パワーをセルにオンにした後に、安定状態のオーゴン作用を観測できるのは、約30秒は待つべきであることを意味している。


    14. オーゴンエナジーは、垂直に上昇する一定の上昇傾向を示す。これはくるまの中に非リーク性セルをインストールするのにきわめて重要である。


    15. オーゴンエナジーは、スチールや水の中に約1時間以上長くは滞留していない。単純に言って、セルが増殖状態にないときは、約1時間で死んでしまうのである。このことは、増殖プロセスを維持するために漏洩性セルに1.5Vの電池を用いることの必要性を説明している。セルに1.5ボルトの小さな電圧をかけると何ができるかというと、それは非常に小さなレートの電気分解を起こし、増殖プロセスを維持できるようになる、ということなのである。


    16. オーゴンエナジーは、かなり遠方まで放射する。典型的なセルでは、少なくとも160フィートも周囲に放射している。これを考えよ!


    17. オーゴンエナジーは、光学の法則に従う。プリズムで屈折し、研磨した表面などで反射される。このことは、何故セルの部品の表面がミラーのようにしてあるか、あるいは高度に研磨してあるかの理由である。また、光学の法則を使ってリークをある程度コントロールすることもできる。


    18. オーゴンエナジーは、逆の極性を有し変動する球形ゾーンで自分自身を取り囲んでいる。これは、セルの最適化におけるシリンダ径とシリンダ間隔を決定するために使われる。


    19. オーゴンエナジーは、生命体の影響を受ける。再度言うが、実験者とその態度がセルと相互作用することが可能であるので、これは重要である。


    20. オーゴンエナジーが蓄積できる量は、一定量だけである。セルが、もうそれ以上は蓄積できない最大限界まで蓄積すると、オーゴンはそれ自体電気に変換する。この形態になると、放電する。水の泡、脈動、および表面張力を視覚的に観察することで、我々はこの観察結果を活用する。

      (訳註):観察方法は、youtubeでJoe Cell Alex Schiffer で検索すればヒットする。例えば、下記のとおりである。



       下図は、上記のビデオからの引用である。
      Fig.4a ジョー・セルStage 1 の水の挙動
      (シッファーのビデオより)
      Fig.4b ジョー・セルStage 1 の水の挙動
      (シッファーのビデオより)



      Fig.5a ジョー・セルStage 2 の水の挙動
      (シッファーのビデオより)
      Fig.5b ジョー・セルStage 2 の水の挙動
      (シッファーのビデオより)



      Fig.6a ジョー・セルStage 3 の水の挙動
      (シッファーのビデオより)
      Fig.6b ジョー・セルStage 3 の水の挙動
      (シッファーのビデオより)



    21. トーションフィールド(オーゴンフィールド)は、エナジーを伝送することなしに情報を伝送する。そして、物理媒体と相互作用することなしにその物理媒体を伝播する。


    22. トーションフィールド(オーゴンフィールド)は、大抵のどんな物質によっても遮蔽できない。しかし、或るスピン構造をもっている材料によって遮蔽できる。上記12に述べたような材料である。


    23. 各々の物理的な物体は、生命あるいは非生命の自然界において、それ自身特有のトーションフィールド(オーゴンフィールド)をもっている。


    24. 永久磁石は、全て、それ自身のトーションフィールド(オーゴンフィールド)をもっている。

       (訳註:上記22-25は、東洋の気の思想における気の性質に符号している。なお、オーゴンは気の別名であることは先に述べた。)


    25. トーションフィールド(オーゴンフィールド)は、物理的真空の幾何学的ねじれの結果として発生させ得る。これは、ピラミッド、円錐、三角形(複数)、等々により表される。


    26. トーションフィールド(オーゴンフィールド)は、アルミニウムにより遮蔽できる。これは、アルミをコーテイングした鏡あるいは高度に研磨したアルミをトーションフィールド(オーゴンフィールド)を反射させるのに用いることができる。上記17を見よ。

       (訳註:アルミはトーションフィールド(オーゴンフィールド)を反射させるが、透過もする。したがって完全シールドというわけではない。全反射とは違う。)


    27. トーションフィールド(オーゴンフィールド)はあらゆる物質を透過する。しかし、透過速度は、それぞれ異なっている。




    第2章



    ライフフォースに対する名称の比較

     オーゴンと同様に説明しがたいライフフォースにつけられた名称を列挙した。

    Akasa. Hindus.
    Animal magnetism. Mesmer.
    Akasa. Hindus.
    Animal magnetism. Mesmer.
    Arealoha. Francis Nixon.
    Astral light. Kabbalists.
    Baraka. Sufis.
    Bio-cosmic energy. Dr. Oscar Brunler.
    Biodynamic Ether. Rudolf Steiner.
    Biofield. Yu. V. Tszyan.
    Bioplasma. Russians.
    Biotronic. Czechs.
    Brahma. Hindus.
    Ch'i(気). Chinese, Jananese.
    Chronal field. A. I. Veinik.
    Cosmic energy.
    Cosmo-electric energy George Starr.
    D-field. A. A. Deev.
    Dige. Apache.
    Digin. Navaho.
    Dynamis. Ancient Greeks. Eckankar.
    El. Hebrews.
    Elan-vital. Henri Bergson.
    Electrogravitation. T. T. Brown.
    Elima. Nkundu.
    Eloptic energy. T. Galen Hieronymus.
    Eloptic radiation. Hieronymus.
    Entelechy. Dreisch.
    Ether(エーテル). Aristotle.
    Ethertricity. Gaston Burridge. Fermi Energy.
    Fluroplasmic energy. B. Hilton.
    G-field. Sir Oliver Lodge.
    Gravity field energy. H. A. Nieper.
    Hike. Egyptians.
    Hullo. Chickasaw.
    Ka. Egyptians.
    Kerei. Indonesians. Kirlian effect.
    Latent neutral. Keely.
    Lepton, B.I. Isakov.
    Life Force. Dr. Aubrey T. Westlake.
    Logoital plasma. Hieronymus.
    Magnetic Fluid. Mesmer.
    Manitou. Algonquian. Manna of the Polynesians.
    Manna. Israelites.
    Maxpe. Crow.
    Mitogenetic emanation. A. G. Gurvich.
    Mon-emanation. I. M. Shakhparnov.
    Multipolar energy. V. V. Lensky.
    Mumia. Paracelsus.
    Mungo. African.
    N-emanation. M. R. Blondolt.
    Negative entropic energy. James DeMayo.
    Nervous Ether. Richardson.
    Neutral force. Kabbala.
    Neutricity. Gallimore.
    Neutrino sea. P. A. A. Dirac.
    Numen. Romans.
    Odic Force. Baron Karl Von Reichenbach.
    Orenda. Iroquoi.
    Orgone Energy(オルゴンエネルギー、オーゴンエナジー).
      Dr. Wilhelm Reich.
    Pneuma. Gallien.
    Prana(プラーナ). Hindus.
    Psychotronic energy. Czechs.
    Pure non manifest energy. Todd R. Knudtso
    Reiki(霊気). Japanese. Scalar energy.
    Space energy. Spiritus. Fludd.
    Tachyon energy. Telesma. Hermes Trismegistus.
    Time emanation. N. A. Kozyrev.
    Tinh. Annamites of Vietnam.
    Tondi. Sumatra.
    Universal life force. Baron Eugene Ferson.
    Virtue. Jesus.
    Vis medicatrix. Hippocretes.
    Vvis naturalis. Vital Fluid. Alchemists.
    Vril. Wakan. Sioux.
    Wakonda. Omaha.
    X-agent. H. Moriyama.
    X-Force. L. E. Eeman. Z-emanation. A. L. Chizhevsky.




    第3章



    オーゴンの極性



     オーゴンは、正か負のどちらかに分極しているので、ときによっては短時間だが両方の極が現われうる。完全なジョー・セルに対する我々の研究において、セルの製作における極性-伝導性材料(polarity-conductive materials)を使用することは、本質的に重要である。

     両方の極性の生成あるいは保持を促進するに疑わしい材料を使うと、セルは増殖が貧弱であるばかりか漏洩しやすい。私は、正か負のセルのどちらかを製作することを強く勧める。そして、材料をでたらめに使ったり、あるいは手軽なものや安っぽい材料を使ってはいけない。失敗すること、確実である。

      
       


     上記の簡単なリストから分かるように、化学反応、電気分解、蒸発、流れ、振動、音、および化学物質は、セルとエンジンの中の共通の作用である。言い換えると、セルの存在する環境において自然的に起こる現象は、これらの作用に依存するので、セルの振る舞いの原因についての知識を得るまでは、私はできる限りこれらのパラメータを用いてセルを作ることを実験者に提案したい。

     私は個人的には、酸性のセルのみを作った。私はアルカリ性のセルに伴う腐食を嫌ったのである。酸性のセルでは、水は透明で綺麗なままであり絶縁体は劣化しないことがわかったので、このことも酸性セルを好んだ理由である。(訳註:上表の右欄の材料で作る)







    第4章



    “自然なものはどれも、静かで、単純で、安価である”

    ビクター・ショーバーガー


    セルの設計理論

     実験を6年間行った後に、ジョー・セルは、オーゴンエナジーで動いているという仮説を立てた。この仮説は、何百時間にわたる文献調査・実験の結果として得られたものである。文献に記録されているオーゴンの振る舞いは、ジョー・セルの振る舞いに一致していた。一致しないものは、たった一つ存在しただけであった。

     そのようなわけで、何回も繰り返し言ってきたことは、セルはオーゴンエナジーで動くということ、もっと正確にはセルはオーゴンエナジーを集積するということである。



     理論的な必要条件

     時々、私は、もしオーゴンエナジーを集積すべきであるのならば、オーゴン集積器を作らなければならないのだ!と再び言わなければならない。我々はこのセルを、ニュートリノ、重水素、ニトログリセリン、蒸気、窒素、水素、水酸基を用いるために、設計するのではない。あるいは、誰かの本にあるその著者お気に入りの、逆の意見を用いるために、設計するのでもない。

     あなたは、それらのトピックスとセルの設計に対する他の出版物を読まなくてはならないでしょう。この列車はオーゴン国へ行くのである。我々は、オーゴンエナジーで走るために我々のセルを設計しようとしている。私が、ここで“我々”と言うとき、読者が先例にならって、これらの説明書に非常によくマッチングするセルを作るだろうと私は当然思っている。

     そのようなわけで、オーゴンの特性やセルの極性について書いた上記の章を、まずしっかり学ぶことが適切なことである。もし、あなたがわがままな子供でこれらのところを飛ばしてしまったとしたら、いますぐ読むことを提案したい。

     そう、何が分かりましたか?あなたは、少なくとも二つの点で私に同意するでしょう。すなわち、セルは、できるだけひとつのタイプのオーゴン極性材料および特性の幾つかを使うべきであることと、さらに、我々はオーゴンエナジーの集積において我々を助けてくれるもので、得られる全ての外力をできるだけ用いたいのである。

     我々は、ジョー・セル集積器に関して正しく考えているだろうか。完全なエナジー集積器の設計において、我々は何を志向しているのだろうか?何かもっとよい方法があるのか?おそらく我々は正しい方向に向かっているのであろう。

     この段階で、究極のエナジー源に対する設計パラメータを考察するのはよい考えであるかもしれない。結局、もし我々のエナジーを得るのにもっと安価で、もっと効果的部品で、もっと小さな汚染で、もっと小さな破壊で済み、もっと長持ちする、などの“もっとよい方法”があるのならば、何故ジョー・セルに時間を浪費するのか。

     本章の冒頭に引用したショーバーガーの“自然なものはどれも、静かで、単純で、安価である”という言葉は、とてもよい出発点である。この不思議なエナジー集積器の必要条件の概略を列挙しておこう。われわれがジョー・セルへの正しい道を歩んでいるかどうか見たらよい。

     

     では、まとめよう。私は次のように言いたい(私の知る知識の最大範囲で)。ジョー・セルに匹敵するような代替エナジー源は存在しないので、我々はオーゴンで動くジョー・セルを製作するなら、我々は正しい軌道上を進んでいるであろう。

     ジョー・セルおよびその製作には、あなたが既に読んだように、あるいは後の章で読むであろうように、限界とマイナス面があることに注意されたい。我々は完全な世界に住んでいないので、我々は完全な人間ではないし、またジョー・セルも完全なデバイスではない。







    理論的なセルの製作



     上記に列挙したオーゴン特性のなかで、有用そうなものを選ぶと以下のとおりである。

    特性14
    オーゴンエナジーは、常に垂直に上昇する傾向を有するので、われわれは、セルの最上部からエネルギーの出口を取るとよい。


    特性6
    オーゴンエナジーは操作可能であるということは、それを入れる容器を作ることができることを意味している。我々は、円筒形のシリンダーを使おう。それは同心円的で、特性14に合致するようにシリンダーの軸は垂直方向に向ける。


    特性10
    オーゴンエナジーは、水に吸収されるので、我々は水のセルを作ろうとしているのである。水を扱うときは、セルは耐水性でなければならないし、耐腐食性でなければならない。


    特性20
    オーゴンエナジーは、集中し最終量に到達するので、遅かれ早かれ、セルの垂直軸の頂点に位置する出口の鉛直面内に何かが起こる。すなわち、特性14が現われてくる。


    特性9A
    オーゴンエナジーは、磁場の方向に動くので、“伝導体”の底にポテンシャルのひとつを置き、他のポテンシャルを“伝導体”の頂点におくと、磁場が現われる。そして、オーゴンフィールドは磁場と同じ方向に動く。我々の伝導体は金属シリンダーなので、各シリンダーは特性14に適合させるために同心円上の垂直配置でなければならない。(訳註:ここでいうポテンシャルは何か説明がない)。

     我々は磁場を扱っているので、我々のセル材料は、垂直方向に流れるオーゴンの流れを助けるようにしたフィールドと干渉すべきではない。また、我々は水、電気分解および磁気を扱っているので、シンプルなセルに適合するセル材料は、ステインレス・スチールであるべきである。ここで、ステインレス・スチールの残留磁気は可能な限り小さいことが必要である。

     ちょっと話はそれるが、我々の伝導体は水、ステインレスシリンダー、およびイオン流の複雑な複合体である。にもかかわらず、指向性の磁場を発生させようとする。(訳註:指向性の磁場とは、直流磁場であろう)


    特性9B
    オーゴンエナジーは、電界に対し直角方向に動くので、我々の同心円状垂直シリンダは、完全にこれに適合することを示している。すなわち、電流は最内殻シリンダーから最外殻シリンダーへと水平方向に流れる。オーゴンは、この電界に直角に流れるので、結局、オーゴンを再び垂直方向に向かわせる。うまいやり方だ!






    キャパシターの効果

     エレクトロニクスを熟知した読者のために、セルが同心円状のエナジー集積器として働くひとつの方法を説明しよう。キャパシターの電荷は極板の表面積に比例することはよく知られた事実である。同じく、われわれは極板を接近させればポテンシャルが増加することも知っている。

     さて、ジョー・セルの美しさを見てみよう。セルは、セルの中ほどに向かうにつれ表面積が明らかに減少していく同心円状のプレートのセットからできている。すなわち、シリンダーは直径が小さいほど表面積は、それに比例して減少するのである。

     さて、シリンダーの表面積は中ほどに行くにつれ減少するので、中心に向かうにつれ自動的に電荷は増加する!従って、シリンダーの数が多ければ多いほど、この電荷は、大きく(あるいは強力に)蓄積される。だから、余分な設計を投入することなしに、オーゴンフォースをセルの中心に自動的に集積する自動増幅器となっている。

     上記のことは、水が誘電体として作用するときだけあてはまる。すなわち、水の中にあまりイオンが存在しない状態である。

     Thank you Naturer! 自然よ、有難う。
    ついでの話なんだが、大きなスケールでは、地球は集積器の中間的なものであり、異なる大気層が太陽の放射を集積するシリンダーなのである。





    最終的な結果

     我々は、いまや、理論的セルを手に入れた。それは、複数の同心円状ステインレス・スチールのシリンダーを水のなかに入れたものからできていて、適切な電場と磁場をかけてあり、垂直に向けたセルの頂点に出力口があるものである。(訳註:磁場作用については、あとで取り扱われる)

     そう、上記のものは、理論的セルの製作におけるレイアウトと論理である。さて、親愛なるジョーは、科学の何も知らなかったし、関連図書を何も読んでいなかったし、オーゴンが何であるかも知らなかったが、全くの幸運と直感による奮闘で、上述の構造のセルを最終的に完成した。

     親愛なる諸君、我々の理論的セルは、まさしく現実に作動するセルに至らしめるものである。次章に、このことを示そう。







    第5章



    材料とセルの設計

     本節では、セルの製作過程を段階を追って順々に説明していこう。本書の他のところにも述べたが、ここでも、オーゴン蓄積器の作り方には数え切れない方法がある、と言っておきたい。ここに記述した方法はジョー・セル製作技術を基礎においている。

     このタイプのセルを非常に分かりやすく説明するためには、読者はベリー・ヒルトンの本“ゼロポイントエナジーによるくるまの走らせ方” (How to run your car on zero point energy) を読んだかアクセスしたものとして話を進めたい。この本は、ジョーが彼のセルについて知ってもらいたいことが図と文で示されている。

    注意. 私は、上記の本をもっているし、他人にも薦めてはいる。しかし! ベリー・ヒルトンが書いているような理論または事実に私が同意しているわけではない。また、あなたがその本を入手したら、あなたは車を走らすことができたり、作動するセルを作ることができるということを、私が約束するものでもない。

     単純に言って、私はベリー・ヒルトンの本も私自身の本も、多くの切片からなるジグソーパズルの中のそれぞれ切片のひとつに過ぎないと見ている。もし全ての切片をつなぎ合わせれば、あなたはライフフォース(あるいはあなたが使いたい名称のフォース)を理解できるでしょう。

     ただ車を走らせるだけなら、全ゆる切片が必要とはならないでしょう。しかし、切片が多ければ多いほど、効果に対する理解ばかりではなく、起こる原因に対する理解が高まる。そうすれば、車は、“死んだ時間”に陥らずに長期間走ることができるだろう。

     私は、他の人たちに対し議論したり、挑戦したり、討論したり、競争したり、あるいはここに書いたことについて防御するということには興味がない。私は、私にとってうまく動いたセルの製作方法を、ここに書いたことを助言として無料提供する。もし、なにか建設的な貢献であれば、私は喜んで、書いたことを変更する。

     では、次の順で説明する。
    1. 部品のリスト
    2. 材料の選定
    3. 機械工作
    4. オプション
    5. 組み立て




    部品のリスト

     下記のパーツリストは、下記の節、D、に結びついている。
    全てのバット(容器)とセルに共通なことだが、1/2インチ(12mm)のボルトに適合するラグ、連続10A流せる撚り線(プラスに赤色、マイナスに黒色)が必要である。ヒューズホルダーと5Aヒューズが少し欲しくなるだろう。

    A1 チャージ用のバット(オプション)(訳註:ここでチャージとは、オーゴンエナジーをチャージすること)

     このバットは、適当な、常磁性の食品用スチール容器でよい。ジョーやその他の人たちのお気に入りのものは、ステインレス製のビール樽である。これは沢山あるようだが、質が異なっている。溶接の継ぎ目は、とくに常磁性である。

     ジョーが、好みのビール樽に行き着くまでに、数百個もの樽をテストしたという経緯がある。直径約10インチ(250mm)もある大きな円錐(コーン)を使うのでなければ、そんなに大きなバットを使う必要はない。

     私は個人的には、かなり小さめのバットで、内部が高さ11インチ、直径8インチのものを使っている。このタイプの樽は容器の水平方向に溶接の継ぎ目がないのが利点である。私のコーンの直径は、金属廃品業者(訳註:シッファーは廃品を購入した)によって異なるが、5.5インチか6インチのどちらかである。

     従って、以下のものが必要であろう。



    注意. 

     もし、あなたが、それで何とかやっていくというか、車のセルをチャージするだけならば、チャージ用バットは不要である。チャージ用バットの主なメリットは、水量が大きいことなのであって、従って、水の表面から‘浮きかす’を取り除けるのである。

     残念ながら、カー・セルを閉じると、かすは簡単には取り出せない。しかし、ガラス容器の中に ステージ3の水 を用意して、それを濾過して、あなたの車のセルのなかに再導入する方法でカー・セルのなかの水にチャージすることができる。ともかく、ここに記した方法をとれば、かすは最小に押さえられる。

     私は常に、私のカー・セルを孤立ユニットとしてチャージしている。この利点は、セルと水の具合は良いが、水がちょっと、というときにチャージ用バットからセルに水を継ぎ足せばよいということである。





    A2. 4 シリンダー・テスト・セル

     テスト・セルは、作るべき必須の装置である。それには二つの主な機能がある。ひとつは、あなたが水にチャージするときの異なるステージについて学ぶとき、その訓練の助けになることである。あなたは簡単に、異なる泡のタイプ、表面張力、水のなかの沈殿物やコロイド状の懸濁を観察できるのである。

     もうひとつは、あなたのメインのカー・セルの水が怪しいとき、それがまだステージ3にあるかどうかテストすることができることである。

     下記のものが必要であろう。



    注意. 

     もし、ガラスのジャーを使うならば、ジャーの底に穴をあけて、1/2インチ(12mm)のステインレスのボルトをはめて負極にしたくなるかもしれない。その場合は、3インチ(76mm)のステインレスボルト、ナット、ワッシャーと、2個のナイロンまたはテフロンのワッシャーが必要になるであろう(ボルトはジャーを貫通)。部品が安く入手できるなら特別な努力は要らないだろう。



    A3. 4シリンダー・カー・セル. 

     4シリンダーセル(4個のシリンダーからなる車用のセル)および5シリンダーセル(5個のシリンダーからなる車用のセル)の製作は、追加のシリンダーと6個のスペーサーをのぞけば、同じである。従って、私は5シリンダーセルについてのみ述べよう。もし、4シリンダーセルを製作したいのなら、追加シリンダーなしに5シリンダーセルの製作に従って製作する。

    注意. 

     私個人の経験では、4シリンダーセルも5シリンダーセルもチャージすることはできるし、どちらでも、くるまを走らすことが可能である。しかし、セルの漏洩は同心円シリンダーの“層”または数によってきまるので、5シリンダーセルの方が良い。

     私の場合は、5シリンダーセルの方が、ずっとうまく動くことを発見した。4シリンダーセルは小さくできるということ以外には、勧める理由は何もない。



    A4. 5シリンダー・テスト・セル. 

     これは、私のお気に入りの構造である。私の初めてのテストセルは、ガラスを使い、長さ7インチの5シリンダーセルであった。このセルは、今でもコンスタントに使っている。約6年間、何回も分解しメンテをしたがまだ壊れていない。絶縁体とシリンダーは6年経っても、初日と同様健在である。

     このセルは、1/2インチボルトを底部に貫通している。製作方法は、4シリンダー・テスト・セルと同じであり、追加の5インチシリンダーを固定する6個のスペーサーが追加してある。それだけだ。



    A5. 5シリンダー・カー・セル. 

     このセルは、あなたにとって、播種と増殖をすべきベイビー(赤ちゃん)である。人々が、あなたは正しいと判断するであろうセルである。これには、バリエーションが幾つかあるが、私のお気に入りのセルを紹介しよう。下記のものが必要となる。



    注意

     全ての部品は、常磁性が極小でないといけない。マグネットはかすかに吸引しても、くっついてしまって離れないようではいけない。全ての部品は、マイルドな食用酢あるいは若水に混ぜた酢酸の中ですすぐべきである。ステインレス表面には、指紋を残してはいけない。

     熱処理に関しては、大抵のステインレスの キュリー点 は華氏800Fかそれ以上なので、、熱処理はこの温度以上にしなければならない。下記の、二つの方法がある。

    1. メルボルンの熱処理作業者からのアドバイスのよれば、材料を窒素ガス雰囲気炉で1200Fで3時間加熱し、12時間かけてゆっくりと室温まで戻す。


    2. TM Technology, ( http://.www.tinmantech/html/faq_stainless_working_joe-c.html )は、800F-1200Fで1/2-2時間を提案している。




     (訳註:上記の方法は、ステインレスの磁気を極小か、できればゼロにする方法、脱磁法、として知られている)





    B. 材料の選択

    B1. ステインレスのシリンダーとコーン(円錐、ドーム)

     はじめに、ジョーとジョーの設計のスタート点に戻ってみよう。歴史的にいうと、彼はプラスティックとステインレスを、材質に関係なく用いていた。どのタイプでも作動した。従って、ステインレスでなければだめということはなかったのである。

     のちに示すが、ステインレスは、全く厄介な材質であるが、このセルにうってつけである。しかしながら、人々は、ジョーも含めて、いろんな化学薬品を実験したが、ステインレスのあるものは、三つの利点があることを発見した。すなわち、よい圧力容器になること、大抵の化学薬品に対し耐性があること、そして“非磁性”であることである。

     “非磁性”のステインレスを幾つか挙げておこう。しかし、どんなステインレスでも少しは磁性であることに注意されたい。



      上記のまとめ

     316Lは、“最高”であるので、証明された316Lステインレスを買ってみるとよい。もしできるなら、シームレス管にするとよい。非磁性だというセイルスマンの保証で買ってはならない。テストせよ。

     コーンは、既成品の5インチ−1インチの標準的径違い継手でよいので、入手するのに何も問題はない。コーンは通常、シーム(継ぎ目)溶接であるから、この点をチェックすること。フレアレス管継手、フランジ、スレッド、目クラ蓋、ボルト、ナット、ワッシャーは既製品で求まる。

     あなたが買えるものは、あなたの財布の大きさによって制限されるだけである。全て仕入れた部品は、ワッシャでさえ、‘316’と書かれ証明されたものであろう。(訳註:ここは316Lでなく316と書いてある)





    B2. 絶縁材料およびシリンダー・スペーサー

     私は、ナイロン、テフロン、および類似のポリプロピレンやポリカーボネイトを用いた。このどれもうまくいく。色は重要ではない。私は、2インチ(50mm)のすべすべしたナイロン棒を購入しているが、これはとても安価である。これを必要なサイズに機械加工している。

     シリンダー間の絶縁体には、長い期間のあいだ(6ヶ月以上)に、沈着物が付着する傾向がある。また、絶縁体は、弾性を失い、シリンダーの位置ずれが起こりうるし、あるいは分解するかゼリー状になってしまう。

     私が開発したセルには、材質をオーゴン・ポラリティーにマッチさせることから始めた。私は、酸性のセルに対し理想的なものとして、イオウをベースにした製品を発見したが、今は1/2インチ(12mm)のエボナイト棒を使っている。私は、あなたにエボナイトから始めなさいと言っているのではない。それは適切なスペーサだと言っているだけである。

     エボナイト棒は、全く安い。直径1/2インチで、長さ1mで約6オーストラリアドルである。メルボルンでは、E. C. Menzies Pty. Ltd., 19 Ewing St. Brunswick.から購入できる。電話は(03) 9387-5544である。 買った当初は、これは研磨してないので、もし研磨したいのならば、細かいエメリーペーパーで磨くことができる。

     ニュートラルで優秀なスペーサーは、テフロン棒を機械加工して作ることができる。これは、とてもうまく動く。



    B3. セルからエンジンへのパイプ

     セルのエナジーをエンジンに伝送するパイプとして、私は、1インチ(24mm)、肉厚1/16インチのアルミパイプを使っている。内径は20mmである。これは、容易に手に入るし、簡単に曲げられ、電気伝導性もよく、オーゴンを全くよく通す通路となる。





     C. 機械加工

    C1. 切断

     これは、セルの製作における重要なステップのひとつである。前述のとおり、スチール供給業者のところで高速切断すると、おそらく熱の発生が避けられないだろう。そのため切断部分の色が変わる。これは最終段階では取り除かなければならない。このため、購入時には、マージンを少し大きめにとっておいた方がよい。

     液体で冷却したバイメタルブレードあるいは金属切断ディスクを低速回転して切断すれば、色の変化は何も起こらない。私が自宅でパイプを切断するときは、4インチ(100mm)のグラインダーに切断用アタッチメントを取り付けて、パイプをゆっくり回して切断する。色の変化は起きないし、完成段階にきわめて近いサイズにでき、そのあとの旋盤加工は、単に精度を上げるためだけでよい。

     上述のように、旋盤を低速で回転させて、パイプの精度をあげ、長さを正確にしているのである。シリンダーの最終段階の調整は二つのシリンダーの頂点をとおして金属製物差しをあてがって行う。4個のどの接触点の下にも光が見えなくなるようにすべきである。

    C2. 研磨

     これは難しい作業である。私はシリンダーを旋盤で回転させ、400番エメリーペイパーで、シリンダーの内側と外側の面を研磨している。こすりきずが残るような磨き方をしないようにする。つまり、エメリーペーパーを横方向に前後に早く動かさないようにすること。横方向に横切るようにゆっくりと動かす。それだけのこと、何もミステリアスなテクニクはない。

    C3. 溶接

     私は、部品を316L棒かワイヤを使って、Tig, Mig, あるいは普通の古いアセチレン溶接を行っている。再度いうが、何もミステリアスなテクニクではない。単に良い溶接屋であればよい。

    C4. 絶縁体とスペーサー

     スペーサ材料を旋盤加工している。旋盤で、エボナイト棒あるいはテフロンを1/2インチ(12mm)に切削しているのである。これも同様に、何もミステリアスなテクニクはない。お分かりのとおり、レーザー切断は必要なく、またオングストロームレベルの加工精度は要らない。

    C5. 圧入

     私は、時折、圧入を行っている。私は、圧入を行う前に、表面をきれいにし、約15分間“酸洗い”し、若水のなかに漬けて化学物質を洗い流している。圧入の外部側に24時間硬化アラルダイトを塗って電解質の浸出に対するガードとしている。

    (訳註:日本でアラルダイトは現在は販売されてないかもしれない。これはエポキシ樹脂接着剤を使えばよい)

     接着剤は、どんなものを選ぼうと、セル内部の動作に影響してはいけない。さもないと、シリンダーや絶縁体に沈着し、セル動作を減ずるか殺してしまう。







    -----(ここから見出しのみ)-----

     D. オプション

    D1. チャージ用バットの製作

    D2. 4シリンダー・テスト・セルの製作

    D3. 4シリンダー・カー・セルの製作

    D4. 5シリンダー・テスト・セルの製作

    D5. 5シリンダー・カー・セルの製作

     E. 組み立て

    E1. チャージ用バット

    E2. 4シリンダー・テスト・セル

    E3. 4シリンダー・カー・セル

    E4. 5シリンダー・テスト・セル

    E5. 5シリンダー・カー・セル

    -----(ここまで見出しのみ)-----








    第6章



    (少し抜粋のみ)

    “自然は、最もシンプルな、考えられる数学の化身である。”A. アインシュタイン


     最大効率を生むシリンダーの高さを算出するには、下記の方法を用いる:

     (中略)

    上記についての最後の注意

     多くの―、とても多くのセルが、上記の表を知ることなしに製作された。それでもある程度は動いたし、くるまも走った。シンプルで信頼できる法則としては、7インチの長さの内側シリンダーおよび9インチの長さの外側シリンダーを4シリンダーセルに使うこと、8インチの長さの内側シリンダーと10インチの長さの外側シリンダーを5シリンダーセルに使うことである。







    第7章



    “水は、生きている物質である。”ビクター・ショーバーガー


    セルに対する水のタイプおよびその関係

     オーゴンポラリティ(オーゴンの極性)の章に書いたように、我々は、負のオーゴン、正のオーゴン、あるいは両者の組み合わせのどれかを選ぶ。

     極性組み合わせのオーゴンセルは、真のオーゴンエンジン、およびよく知っている人たちが使っている“反重力装置”に、よりふさわしい。しかし、資金、時間、認可という面が普通の裏庭実験者の領域の外になってしまう。だから、このノートの範囲では、そのようなオプションは除外する。

     正のセルは、アルカリ、異なる絶縁体、316Sステインレススチール、およびpHが7以上の水が必要である。多くの理由で、私は、その方向には行かない。

     手短かに話すが、私は負のセルのみ選んだ。したがって、本ノートは負のセルの製作について書いたものである。単純にいって、負のセルは酸性の水とその関連材料に基づいていて、正のセルはアルカリ性の水とその関連材料に基づいているということである。

     水のタイプ

     多くの実験者や神聖な人々が発見したように、オーゴン、あるいはライフフォースは水を好み、水と親和性を有する。(中略)

     私は、私が子供のような水(ジューバナイル水)あるいは処女水と呼ぶ水を用いている。川や小川の始点から得た水のことである。ジューバナイル水は、子供のようなもので、影になって暗いところや、岩のところなど自分で選んだ道を、飛び跳ね、回転し、旋回し、走っているときに新しい経験をする。

     それは、母なる大地と生きとし生けるものの生命の血液である。それは、これらの“楽しい”記憶、あるいは生命に有益な周波数を蓄える能力を有する。私は、読者に、山の小川が如何に冷たく元気であるかを言っているのではない。

     それは正しい水なのである!我々は、人類のせいによる周波数の記憶をしたあとの水は、この有害な記憶を除去できない限り使いたくはない。私は、オーストラリアのメルボルンの郊外からお気に入りの水を得ている。そこは、上記の全ての条件に適合する。

     そこには、道路、送電線、ダム、パイプ、あるいは人間が作ったどんなものもない。水は欲する方向に流れ、自分が創造した自然で、曲がりくねった道を流れるのである。その全ての流域は、年中グリーンであり、あなたは、活力と大自然が働いていることを感ずることができる。完全に美しい!その村の住人は長生きなのもうなずける。(中略)

    pH

     私の使っている水のpHは、その自然の状態において、6.5である。これは、少し酸性であり、私の作る負のセルに完全によい、ということを意味している。私は、この水を家に持ち帰るときは、くるまのなかで、あまりばちゃばちゃしないように、また太陽熱を避けるように注意した。

     家では、20リットルのパイレックスボトルに保存した。プラスティックボトルには、“水に適する”と表示されていても、保存してはいけない。陶器製あるいは木製の容器も、非常によいであろう。

     あなた自身のマジックスポットを見つけたとき、第1に必要となるものは、0-14リトマス試験紙である。これは、とても安い。高価なpHメータを買う必要はない。あなたが知りたいことは、水がアルカリ性か酸性かである。(中略)



    水はどちらか一方である

    1. 中性、すなわちpHは約7である。この場合は、電気分解するのにはイオンレベルが小さすぎるので、電解質を加える必要があるだろう。


    2. 酸、すなわちpHは7から1までである。我々が負のセルを作るのに必要なものなので、家に持ち帰る。


    3. アルカリ、すなわちpHは7から14までである。あなたは、これで正のセルを作っても良い。多くの人々がそうしているように、である。私は、個人的には、興味がない。従って、本ノートには正のセルの製作は言及しない。


     pHが5以下のジューバナイル水には気をつけること。自然の水の酸性レベルは汚染物質や高密度ミネラルのせいであまりにも高くなってきているからである。私は、個人的にはそのような水は用いたことがないし、案内もしていない。

    (中略)







    第8章 水にオーゴンエナジーをチャージする



    準備

    以下の物事が必要になるであろう:



    チャージプロセス

    pH

     目的は、酸を加えて、水の電気伝導度を変化させることである。この場合は、電流の流れを適切にし繰り返し可能にすることである。もし、脱イオン水(pH=7)を用いたら、電気分解では非常に小さな電流しか流れないだろうから、短時間において観測可能な結果を求めるとしたら、電気伝導度を上げるために何か加えなくてはならないだろう。

     pHを7.0から、高く(アルカリ)するか、低く(酸性)すると、電流と電気分解は増加する。これは同時に発熱の増加を招き、シリンダーからの金属の剥離と鍍金の増加となる。

     我々は、発熱および金属の剥離と鍍金を最小にしようとしている。また、前述のようにオーゴンの伝播はかなりゆっくりしている。従って、過剰な電流にしても、それだけ多くが達成されるということではない。ゆっくりと着実に行われる。正に大自然のように、である。

     忍耐強い実験者、あるいはきちんとした水、すなわち、電解質なしの水を用いている実験者は、電流は50mA程度の低さでも素晴らしい結果を得るであろう。

     本マニュアルにおいて、我々は酸性のセルにのみ興味をもっているのであるから、我々のpHは7.0以下である。読者は、12Vで1アンペアの電流を得るのには、pHは2-3に近くなることに気づくだろう。pH値の重要性は、第7章に述べたような正しい水を選ぶことに関係しているだけである。本章で、チャージする過程の間は、pHの読み値はもう関係ない。(中略)


    段階

    1. セルを木製実験台の上、あるいはプラスティックで作られたシートの上、あるいは最終手段としては、新聞紙の上に置く。我々は、播種過程を邪魔するかもしれない金属の通路からセルを絶縁しようとしているのである。


    2. つぎに、セルの内側シリンダーと外側シリンダーの間の抵抗を測る。それは高いメグオーム・レインジでないといけない。もしそうでなければ、絶縁体が伝導性を持っている。前述の製作法に従わなかったからである。絶縁体を取り除いて、注意深くまた組み立て、測定してみる。


    3. ここまで、全てよろしければ、フィルターを取り付けた漏斗を使ってセルを水で満たす。次に、これは大事なことだが、シリンダーの頂点レベルまで満たすこと、それより多くてはいけない。あなたが作りたい効果は、金属シリンダーを離して配置してあるウオーターセルの1セットである。

       これは、有機と無機が交互に配置された箱である。もちろん、水で浸った部分は水であふれている。しかし、このシンプルなセルで、頂点部分は全ての仕事を行うであろう。いまや、あなたは何故シリンダー群は頂点で一致していなければならないかということ、さもなければ、水によって形成された凸面が働かないため、隔室から隔室へと水は流れてしまう、ということも理解したであろう。

       この水のレベルは播種の期間とても重要である。何故なら、我々は、セルに播種するためのオーゴン捕獲を最大にする必要があるからである。当然、チャージ完了したセルで車を運転するときは、水はセル内で至る所ばちゃばちゃと動きまわる。(中略)


    4. 電源スイッチを入れ、12Vにする。電源の正の端を最外部シリンダーの頂点につなぐ。電源の負の端を、メータのひとつの端につなぐが、メータは最小2アンペアを読むようにしておく。メータの他の端を中心シリンダーの底につなぐ。この段階では、もし水のphが7に近ければ、前述のように電流の流れはゼロであるか、低いmAオーダーである。


    5. 上記の状態にあるとき、あなたは、セルを電気分解するために電解質を導入したいであろう。目的は、電気分解のための標準的な電流が流れるようにすることである。これを行うのに、セルウオーターの中にあなたが選んだ電解質を少量滴下するが、このときはかき混ぜながら、また電流計を見ながらおこなう。


    6.  スターラー(かき混ぜ棒)には、ガラス、パイレックスあるいは木製のだぼを用いる。ドライバーを使ってはいけない。木製だぼは薬品を吸収するので使用後は廃棄すること。(訳註:だぼは木製の細い棒で木と木の接合に用いるもの。両方の木に小穴をあけ、その穴にだぼを差し込み、木槌で叩いて接合する。ホームセンターにあるが、長いままの状態のものを買うと良い。しかし、割り箸とか炊事用の箸でもよいのでは?)

       電解質を投入するときは、充分時間をかけながらゆっくりとかき混ぜること。さもないと、電解質を入れすぎてしまう。メーターが1アンペアになったとき電解質を滴下することを止める。電解質を加えたことにより水位が上昇するが、その分は取り除いて、シリンダーの頂点に合わせておく。この段階で、メーターと電源を取り外す。

    7. チャージ過程は、私がステージ1、ステージ2、およびステージ3と呼ぶ三つの異なったステージに分かれている。これらのステージには、ある明白な差が存在し、また、繊細で微妙なところでもある。経験をとおして、セルがチャージされたかどうかすぐ分かるようになる。しかし、はじめは、私の写真と記述に頼るか、動いている誰かのセルを見なければならないだろう。アマチュア科学者に耳を傾けてはいけない。一目見ることは、千の言葉にも匹敵する価値がある。


    8. (略)



    危険

     完全密閉したセルをチャージしてはいけない。セルは爆発し関連部分全てにその影響は及ぶ。チャージを行うときは、常にセルのふたをとるか、栓を開いておく。繰り返して言うが、気密性のシールは必要ない。どんなステージでも気密性容器を使うことはない。


    ステージ1

    ステージ2

    ステージ3

      略。とても重要な部分なので、将来追加したいが、いつになるか未定。なお、前記ビデオを参照するとよい。







    第9章 エンジンへのセルの結合およびエンジンの調整



    セルの位置と取り付け

     セルの取り付けは、セルにとっても、車にとっても妥協点でいっぱいである。



     上記のリストから分かるとおり、セルの設置場所は理想的なひとつの位置というものはない。最良の妥協点としては、乗客側の足元スペースに置き、エンジンルームへの隔壁に穴をあけ、エンジンブロックのブラインドプラグに短いパイプをつなぐことである。もし、あなたがこの場所を選んだ場合:



     第二の位置は、少し難しいが、エンジンルームのなかの冷たい領域である。これは、小型車では、旧式の6気筒あるいは8気筒エンジンをもっていないかぎり不可能である。これが、モダーンな4気筒前輪駆動小型車で走らせることを試みるより、ジョー・セルで走るのに適する車を選ぶ方がベターであると私が言ってきた理由である。

     (中略)上記のことをまとめると、セルは最良の位置に堅く固定し、接触事故のときの車の金属部分から保護しなくてはならない。車の改造はどんな改造でも関係する政府機関の許可を得なくてはならない。

    (続く)

















    5. 電撃ボトル ― 水からアーク放電“ジョー・セル”



     シッファー著 “ジョー・セル実験者ガイド(The Experimenter Guide to the Joe Cell)” のなかで、セルが電気を発生することにちょっとだけ触れている。彼は、そのことには深入りしてはいない。エンジンを動かすことに注力しているのである。もちろんエンジンが動けば、エンジンに発電機をつないで発電することも可能ではある。

     しかしそのようにエンジンを介しないで、セルから直に発電できないものであろうか。文献[1]に述べられた“電撃ボトル”(Shocker bottle)は、セルから直に発電する方法のヒントまたは糸口を与えているかもしれない。以下は、その文献の抜粋・概訳である。




     磁化水(蒸留した水)の頂点からアーク放電がおこる。現在の物理モデルでは説明できないイーサ科学を指先で確かめる。

     
    (文)Sterling D. Allan, Pure Energy Systems News


     おそらくあなたは、水は電荷を運ばないと思っただろう。私の友人が発明したデバイスは、我々を取り囲む広大なエナジーの海からイーサエナジーを抽出する性質を持っていて、電気的に、および磁気的に水をチャージすることができることがわかった。

     我々は、伝導体としての水について話しているのではない。我々は、チャージされた水について話しているのであって、これはチャージをアークという形であなたの指に放電し散逸化するのである。この形態に変化した水は、まるでバッテリーの如く振舞う。

    Fig.1 著者アランによるデモンストレーション。
    チャージした水の頂上に指を近づけると指が水に接触す
    る前にアーク放電による電撃ショックが起こる。暫くの間
    (例えば1時間)放置しておくと、再び放電する。


     あなたは、アークというものについて聞いたことがあるだろう。ボトルアークは、大体1/2インチくらい伸びる(アーク1インチ当たり100,000ボルト)。しかし、通常は1/4インチ程度であり、これは約8,000-10,000ボルト(非常に低い電流)である。

     水を変化させる装置から出てきた直後の水は、アーク放電はとても強いのであるが、ボトルの水が郵送されてあなたに届くころには、さほど強くはなくなっている。とはいえ、確かに感じることができる。これは保証する。それは、電気柵に触れたときのような感じである。

     人々に集まってもらって、初めの人がふたをあけた電撃ボトル(shocker bottle)を片手にもち、もう一方の手で他の人の手を握る。順々に握っていって人の輪をつくり、最後の人がボトルのなかに指を入れる。バシッ みんな電撃を受ける。

     私は、2005年7月にソルトレイク市で開かれたExtraOrdinary Technology会議において、約30人の人の輪がこれを行うことに参加した。このとき、輪の端の人が、他の端の人が持っているボトルの中に指をいれ、回路を完成させると、全員が強い衝撃を受けた。

     これを行うたびに水は少しづつ放電する。一度放電実験を行った後に、またすぐ行うと(1分以内)、アークは、非常に小さくなる。おそらく衝撃を感じないところまで行ってしまう。しかし、暫く放置するなら生き返る。

     水の中に指を差し込むことは避けること。というのは、それは水の再生する能力を失い、また、次のアーク放電を弱めてしまうからである。指は水の頂点に近づけるだけにし、アークを感じたらすぐ指を引っ込めること(そうするのは至極自然だが)。こうすれば、あなたはボトルから最大のショックを受けるだろう。

     通常起こることだが、ショックはあなたの身体に作用して、もっているボトルを無意識的に急にグイッと動かし、水が跳ね飛び指にかかることである。そういう理由で、ボトルは低いところに位置させ、指はゆっくりと近づけるのがベストであろう。

     指を水の中に浸すと、ショック効果は、それ以降は消えてしまう。しかし、暫く(例えば1時間)放置しておくと小さなアークが得られるようになる。(中略)

     何かをする前に、まずガウスメータをボトルの上において水から発生する磁場を測ってみるとよい。約1-1.5ガウスの磁場が発生していることが期待できる。地球磁場は0.4ガウスである。普通の水の上の磁場を測ってみると、0.4ガウスであり、0.4ガウスより増加していることも減少していることもない。

     さて、こういうことをやってみよう。電撃ボトルをシェイクする。そしてガウス値を測ってみる。シェイクした直後は普通の水のように0.4ガウスである。しかし、水の中の磁場が再び整列し始め、1-1.5ガウスに上っていく。あなたはメータの読みが上っていくのを実際に見ることができる。

     水を飲んで、あなたの身体の磁場がどうなるか見てみよう。(そう、それは飲めるのである。実際、飲んだ人々は驚くべき健康効果があることを報告している。健康効果を増大させるために、金、銀、パラジウム、あるいはカルシウム(珊瑚)のようなミネラルが加えられる)(中略)

     水がチャージされたとき、装置/プロセスは、アルファ線、ベータ線、およびガンマ線をオゾンと同じく放出する。物理学者や化学者は、分子・原子レベルで何が起こっているか見つけ出すために、このことを大喜びすべきである。(訳註:水は飲んでよいということだから、水は放射化していないと推定される。)

     残念ながら、私の友達は、この装置について調べようとする人を歓迎していない。彼は、人々がこの水を飲んで健康を得ようとする健康目的に専念している。彼は、そうした使命から方向をそれようとはせず、もうこれが6年続いている。また、かれは彼のライフを尊重し、衰えないことを続けたいと願っている。(中略)

     関連情報

     バーノン・ロス(Vernon Roth)が、現在(2006)、この水を生産している。かれのウェブサイトは、http://ancienttek.com である(訳註:このサイトは現在みつからない)。

     シャワーでショック: シャンプー生産会社がボトルにインクを注入する過程でライデン瓶ができてしまい、顧客がシャンプー中に静電気ショックを受けた。その経緯と、これをどのようにして解決したかの話が報告されている(ESD Journal; 1997)。
    シャワーで電撃(by Dave Swenson)

    特に濡れた身体でシャンプーボトルの
    ふたを開けたときにショックを受けた。




     読者からの反応

       ―私はそれを作っています―

     


     スターリング様

     ちょっと警告―私は、期待をもって電撃ボトルの再現をめざした装置を作っています。私は秘密にはしないので、その詳細を誰にでも喜んで知らせます。

     とはいえ、これらのボトルについてちょっとだけですが実験したところ、殆ど(90%)のチャージは、プラスティックボトルに存在しています。―奇妙なコンデンサー効果。

     私は、リサイクル・ビンの中に3ヶ月間、空(から)で放置したボトルに水道水を再注入し一杯にしたところ、それから電撃を受けたのです。

     いまもって、ひどく冷たい。実験する時間があれば、願わくば、あと1ヶ月かそこらで、電撃ボトル効果を再現したいと思っています。

     
    Andy Graham 
    (April 14, 2006 8:05 AM)








    文献:

    [1]http://pesn.com/2006/04/14/9600258_Joe_Cell_Shocker_Bottle/











     

    6. バーノン・ロスによるジョー・セルの変更型がイーサエナジーを抽出し水をチャージする





     この文献[1]は、にわかには信じがたい奇妙な話と思うかもしれないが、何かの役に立つだろうから紹介しておく。時空間工学的にも、エナジー工学的にも、非常に興味深い内容であると、私は思う。以下は、その抜粋・概訳である。




     この装置は水を、電気的および磁気的にチャージする。イーサエナジーが流れ始めるとガイガー放射線検出器は、すぐにアルファ線検出の強い値を示す。

    (文) Sterling D. Allan, Pure Energy Systems News


     この項目は、はじめ2002年7月28日に書かれたものであり、少数の個人のみ入手できた。これは、ジョー・セル技術の変形型であり、アクアメガ(AquaMEGA)と呼ばれている。バーノン・ロスは現在この技術を継続中である。

     このイ−サ磁化水ができる装置は、6年前に、発明家の夢の中にやってきた。装置を作るのには3日間かかった。初めは、イーサからエネギーを引っ張り込むテスラのような発電機を意図していた。

     発明家が装置に必要ないろんな部品を集めていたとき、抵抗が必要になった。かれは臨機応変の才があったので水の入ったボトルを抵抗として使用した。

     驚くべきことに、水は磁気的および電気的のような性質を呈した。それ以来、彼は、幸運な発見としてその装置を用いている。

     装置を製作してからしばらくして、ある期間、作動しなくなった。装置がどうして動かなくなったのか、またどのようにして再び動くようにするのか、ということを解決するのに、さらに数ヶ月かかった。

     それにしても、装置はそれ自体の“人格”(personality)をもっているのである。ときどき、非常にネガティブな感情をもった人が敷地内に入ってくると、その装置は動かなくなった。“エナジー”に敏感な人たちは、装置が作動しているときは、普通でない感覚を覚えた。

     発明家は、装置が作動しているときは、何かの原子核粒子から人々を防護するためにその機械をシールドする必要があると分かった。3年間のうちの初めの2年間は、発明家は、“このマシーンは私を殺す。しかし、この水は私が生きるのを助けてくれる”といっていた。

     暫く機械を停止したあとにスイッチを入れたときは、約1/2分ほどしてからイーサエナジーが流れ始めた。流れるまでは、機械はオゾンを発生する。一旦、イーサエナジーが流れ始めるとすぐに、ガイガー計数管は、放出されるアルファ粒子からの強い測定値を示した。こうしたことはスイッチをさらに切り替えなくても起こるし、観測が可能であった。私は、それを見て驚いた。

     近くの人々は、いまや、キャビネットで防護されているが、このキャビネットは2層のアルミケースの間に水を入れて作ったものである。遮蔽キャビネットを作り上げるのに、発明家は大学の科学の学部からのインキュベータを改造した。

     機械はキャビネット中の底部にあり、チャージすべきボトルは、その上部にあった。装置の中の第一装備品はモータである。彼は、3馬力のモータを、単にそのとき入手できたという理由で用いた。1/2あるいは1/3馬力では馬鹿げていると、彼は考えている。

     第1のモータは、彼の改造したモータを回すが、これは、その装置の秘密の部分である。それは、イーサエナジーを引き込むためにマグネットとコイルの組み合わせを必要としている。

     次にジョー・セルがつながれている。そのために、彼は、オートバイのバッテリーの容器を持ってきて、彼の装置に適合するように改造した。そこから、大きなケーブルが空芯コイルの周りに数回まわって走っている。

     これは、イーサエナジーを“窒息”させるので、イーサエナジーが流れ始めてから装置を燃え上がらすことがない。ケーブルは、それから、キャビネット中の底部の小部屋から外に出て行って、その上部の小部屋に走り、円錐形の端をもつ金属棒につながれている。この金属棒は、チャージされるべき水の上部において、1/4乃至1/2インチの範囲で上下動可能である。

    Rothの発明のイメージ
     夜になり、観察するために上部キャビネットを開けると、ボトルの水の頭部および底部から伸びる白色光があり、それに沿って走る、白色光のように明るい深い青色を見ることができる。真っ暗闇では見ることはできない。それは、SFのようである。

     発明家は、イーサエナジーは、光の速度に近い速度で流れる電気に比べて非常に遅いといっている。彼の装置を通して流れるイーサエナジーがどのくらいの時間かかるかという時間測定から判断して、彼は、彼が取り込んだイーサエナジーは、1秒当たり2-3フィートの速度で流れていると見積もっている。

     ある時点で、彼は捕獲したこのエナジーを我々の電力網に組み込むことを計画している。それは簡単であろう。エナジーをコンデンサーバンクに接続し、そのDCをインバータを通して使用可能なACに変換すればよい。

     結局は、彼は、AC電力網を生命と調和しているもっと自然な形態のエナジーで、スムーズな推移によって、取り替えたいと思っている。AC電力網はこれと正反対のものであると思っている。土地の上を縦横に交差している電力網は、実際に地球を通して流れる自然のイーサエナジーをブロックしてしまう。そして、地球の緩衝能力を超えるような重大な局面では、我々に何かとてつもなく大きな苦難が待ち受けているだろう。

     彼は、室内電線は全てフロア下を走らせ、そこからコンセントに立ち上がらせることを推奨している。普通行われているような壁をとおして配線することは推奨していない。

     電気といえば、電力会社が彼のところに2回やってきた。彼らは、発明家がガレージに重装備の機械がある作業所を持っているのにもかかわらず、何故一ヶ月当たり$20.00の電気しか使っていないのか、疑問に思ったのである。彼らは積算電力計が正しく作動しているかチェックして行った。しかし、それは正しく作動していた。

     一度こういうことがあった。彼が装置を開発しているときに、ブレーカーのトリガー動作に何か非常に奇妙なことが起こったのである。ある日、装置にスイッチを入れたとき、電気が消えてしまった。そこで、彼は家のヒューズボックスを点検した。しかし、ブレーカーに何ら問題はなかった。彼は道路の電柱のブレーカーが飛んでいることに気づいた。電力会社が来てリセットしなければならなかった。

     我々がまだ理解していない何かがある。

     装置につないだコードを保持することは、それ自体、センセーションである。人々はそれを“毛の生えたいも虫”と呼んだ。

     また、彼の家の上に螺旋回転するストーム(暴風)が現われた。暴風と稲妻のマイクロバーストにより、屋根に張ったこけら板の殆ど1/3を失った。

     あるとき、いくつかの箱を、燃やすために柵で囲んでまとめておいたことがある。ストームのひとつがやってきた。翌朝おきて見ると、箱は彼の家の周りにサークル状に並んでいた。

     またあるときは、彼の友人が流し台の前に立ち皿を洗っていたのだが、そこはマシーンから約20フィート離れた位置であった。マシーンがその位相のひとつから循環したところ、突然、彼女は流し台の前から消え、屋外に立っていた。そこで、彼女は、遠くに人が歩いているのをみたし、家々もみた。すると、マシーンは次の位相に変わった。その瞬間彼女は、また流し台の前に立っていた。私の印象は、彼女は空間をとおして移動したのではなく、何らかの方法で時間を通して移動したという感じであった。


    文献

    [1]Modified Joe Cell Extracts Aetheric Energy to Charge Water














     

    7. バーノン・ロスによる元素複製―錬金術の装置



     これは、文献[1]の抜粋・概訳である。
    イーサエナジーを用いて、元素の複製ができるとバーノン・ロス等が主張している。
    これを超飛躍して推測すると、遠い未来における技術では、物体の複製ができるようになるかもしれないと予測するのは飛躍しすぎであろうか。




    (文) Sterling D. Allan, Pure Energy Systems News,July 31,2011


     2011年7月28日、Albuquerque, New Mexico, USAにおいて開催された超常技術会議(ExtraOrdinary Technology Conference)(テスラテク主催)において、バーノン・ロスは、彼が研究しているハイドロキシ(hydroxy)技術に関するワークショップを行った。

    Fig.1


     彼は、或るセル(複数)の中で、水素/酸素を生成するプロセスにおいて、水の中の元素(複数)が複製されることを、見出した(10−13回)--錬金術である、と主張して聴衆を驚かせるという最後の楽しみを与えた。元素複製マシーンである。例えば、金、銀、および幾つかのかなり複雑な元素でさえ、複製された。

     翌日、私は、彼に対する二つのインタビューを設けて、その現象を説明してもらった(三つのビデオのなかのpart A)。また、この現象を伴うセルをどのように製作したのか(三つのビデオのなかのpart B)、これを行う経済的および哲学的理由は何かについても説明してもらった。

     他の何人かの人たちが、そのような装置の水の中の元素複製を観測し、バーノン・ロスが報告した現象によく似た現象を報告している。このビデオは、ひとりの人物、アル・スロックモートンのことを描写している。彼は、ロスのワークショップを見ていて、自分で独立に同現象を観測したことを保証している。他の二人も、その会議において、そのような効果をみていると、バーノン・ロスに伝えた。

    公式サイト:



    ビデオ:

       
    1. Part A: Philosophy of Alchemical Hydrogen


    2. Fig.2 錬金術水素を説明するバーノン・ロス,PESNetwork; July 31, 2011


    3. 110729 TeslaTech Vernon Roth Alchemical Hydrogen A 2of3


    4. Fig.3 PESNetwork; July 31, 2011


    5. 110729 TeslaTech Vernon Roth Alchemical Hydrogen A 3of3


    6. Fig.3 PESNetwork; July 31, 2011


    7. Part B: Assembly and Operation of Alchemical Hydrogen Cells


    8. Fig.4 Vernon Roth Describes Assembly and Operation of
      Alchemical Hydrogen Cells (B: 1 of 9)


    9. Vernon Roth Describes Assembly and Operation of Alchemical Hydrogen Cells (B: 2 of 9)


    10. Fig.5 Vernon Roth Describes Assembly and Operation of
      Alchemical Hydrogen Cells (B: 2 of 9)


    11. Vernon Roth Describes Assembly and Operation of Alchemical Hydrogen Cells (B: 3 of 9)


    12. Fig.6 Vernon Roth Describes Assembly and Operation of
      Alchemical Hydrogen Cells (B: 3 of 9)


    13. Vernon Roth Describes Assembly and Operation of Alchemical Hydrogen Cells (B: 5 of 9)


    14. Fig.7 Vernon Roth Describes Assembly and Operation of
      Alchemical Hydrogen Cells (B: 5 of 9)


    15. Vernon Roth Describes Assembly and Operation of Alchemical Hydrogen Cells (B: 6 of 9)

     このほかに、多くのビデオがYoutubeにアプロードされている。

    再現実験

     アル・トロックモートンは、同じ効果を観測したといっている。他の二人も、バーノン・ロスが話した後にやってきて、同じ現象を見たといっていた。

     私は、ジョー・セルあるいはハイドロキシ・セルの水中で元素の複製を見たという何人もの人たちを知っている。あなたも成功したら、私(Sterling D. Allan、Pure Energy Systems News)のところに投稿して欲しい。



    ・2011年8月3日、ジョージ・ワイズマンは、下記のように言っている。

     

     これは、私が何年にも渡って人々に話してきたブラウンガス変換技術の一つです。電気分解装置、とくにある設計の装置を使っている人は誰しも、堆積物の形成に気づいたことでしょう。

     私の電気分解装置のひとつで、2回だけだが明確な結果として、19ポンドの物質ができていたことがあります。この物質を分析したところ、電気分解装置中のステインレス・プレートを形成している全ての元素が含まれていました。

     (訳註:常用ポンドなら、1ポンドは0.4536kg。トロイポンドなら、1ポンドは0.3732kg。)

     ま新しいときの電気分解装置は19ポンドのプレートが入っていました。そして、事後にそれを洗ってから測ってみると19ポンドでした。―初めと同じ19ポンドだったのです。

     純水以外はこのマシーンに何も入れてはないです。それに圧力は一定でした(マシーンは大気にさらすことはありませんでした)。従いまして、私の理論は、電気分解装置の中で形成された電気的に発展した水(ExW:Electrically Expanded Water )が、整形され新しい元素に変換され得るというものであります。

     誰でも、私の電気分解装置を複製できます。それは、私の本“Brown's Gas Book 2” [2]に全て書いてあります。私は、まだ、金や銀のプレートを使ってみたことはないのですが、同様に行えることは確かだと思っています。

    ジョージ・ワイズマン




    バーノン・ロスについて[3]

     バーノンは、非常に若いときに電子工学と機械設計を学び始めた。20代において、物理学と心理学を学んでいるとき、エネルギーのフォースと自然界のフォースの本質的な結びつきを知ることになった。

     最近の15年間、バーノンは、この結びつきをエネルギー発生や、意識のレベルを高める治癒と教育に使うことの技術と定式化を研究し開発した。 Spark of Life water at Ancienttek.comはその例である。

     これらの原理およびテスラ、キーリー、その他の人達の技術を用いて、バーノンとその家族は、(環境破壊せずに)継続可能な環境浄化へ向けての協調を促進・発展させるべく動いてきた。

     過去8年間、バーノンは、彼の知識を、汚染と廃棄物を減少させる技術を発展させることに応用することで、産業界で働いてきた。これは、繰り返し言うが、我々の全てのシステムとライフスタイルにおける根本的に異なる思想と超常的な意識を必要とするということである。




    バーノン・ロスの公式サイトより抜粋・概訳[3]

     元素の転換は、ライフフォースを使用している。ライフフォースは、古代文献のオド、イーサ、オーゴンとして、また人体の中の気、プラーナとして定義されている。これと同じライフフォースは、今日の科学の世界では、イーサエナジー、量子エナジー、暗黒物質および超高速光として定義されている。それは、物理的レベルだけでなく、情動、メンタルおよびスピリチュアルなレベルでも同様に働く。われわれの製品はこのライフフォースに基づいている。



    バーノン・ロスの著作

    1.  Danae Harding and Vernon Roth: "Elements of Transformation"
       
      Fig.8 バーノン・ロスの著作 ($7.00)


    2.  Vernon Roth: "Aether: An Experiential Notebook"
       
      Fig.9 バーノン・ロスの著作 ($20.00)
       この本"Aether: An Experiential Notebook"は、サトルエナジーに関して研究した経験をまとめたものである。我々は、そのエナジーをイーサーと呼んでいる。歴史を通して、他の人々は、それを別の名前で呼んだ。Baron Karl Von Riechenbach はそれをオドあるいはオデインフォースと呼んだ。それは、別名で、気、超高速光とも呼ばれている。








    文献:

    [1]OS:Vernon Roth's Alchemical Hydrogen: http://peswiki.com/index.php/OS:Vernon_Roth%27s_Alchemical_Hydrogen
    [2] Brown's Gas, Book 2; http://www.eagle-research.com/cms/store/browns-gas/browns-gas-book-2
    [3]Vernon Roth, http://ancienttek.com/Vernon_default.html

























     

    8. ジョージ・ワイズマンのブラウンズガス―内燃機関




     ここでは、ジョージ・ワイズマンの不思議なガスを紹介する。この火炎は人の手には一瞬冷たく、さらに燃焼時は爆発でなく爆縮するという。彼は、前節、 「バーノン・ロスによる元素複製―錬金術の装置」のところに記した手紙を書いた人物である。

     以下は、文献[1]の抜粋・概訳である。





    (文)Hank Mills, Pure Energy Systems News



     ブラウンズガス(Brown's Gas)とは、水を幾つかの異なるガスに(それぞれを分離することなく)変換する電気分解装置あるいは電気分解セルから作られたガスを言うのに使われる用語である。

     このガスの集合体は、しばしば、Hydroxy, HHO, Rhode's Gas, OxyHydrogenとか、その他の名前で呼ぶばれている。用語は違っていても、全て同じガスの集合体である。

     イーグルリサーチのジョージ・ワイズマン(George Wiseman )は、ブラウンズガスについて、長年研究を続けてきた。この分野のパイオニアとして、彼は、非常に効率の良いブラウンズガス電解セルを製造した。

     
    Fig.1 ジョージ・ワイズマン
    Fig.2 ワイズマンのブラウンズガス発生器の
    ひとつ。これは高効率の電気分解が可能であ
    り、発生したガスは、くるまのエンジンの燃
    料の燃焼に大きな変化を引き起こす。


     かれは、いま、このガスがくるまの燃費を大きく高めるということのゆるぎない証拠を扱った論文を投稿したばかりである。

     
     
     ジョージ・ワイズマンについて[2]


     ジョージ・ワイズマンは、世界的に名のある発明家、著述家およびコンサルタントである。彼は、自動車技術の免許を持っている。1974年以来、代替エネルギー・持続可能エネルギーの技術および燃費向上技術を、1980年代からは車載電気分解装置を研究してきた。水を燃料とする最近の草の根運動の殆どは、彼の草分け的研究と著作に帰するものである。

     彼は、彼自身が使うための技術を開発し、パテントは取ることなく、誰でもその革新的技術を応用できるように完璧な説明書を書いている。イーグルリサ−チを立ち上げた1984年以来、このことを上手くなし遂げている。(中略)

     彼は、初めて燃焼を高めるインターフェイス技術(CEIT)の必要性を現実のものとした。(中略)

     世界で最も効率がよい実用的なブラウンズガス電気分解器(ウオータートーチ)を製品化し世界中に数百台販売した。多くのトークショーで口演し、世界中の会議で自分の技術を提示している。(以下略)



     このガスは、内燃機関で使わない場合でさえ、非常に異常なものである。ブラウンズガスの火炎は、非常に冷たい火炎であり、皮膚はちょっと曝しただけでは、焼けることはない。しかしながら、他の物質(セラミックなど)に曝したときは、一万度を超える温度になるのである。

     この火炎は、タングステンを昇華させることができ(訳註:タングステンの融点は3380°Cで、沸点は5555 °Cであるので、ここでいう昇華とは蒸発のことならば、5555 °C以上になるということか)、どんな金属でも簡単に切ることができ、レンガを溶かして液体状にしてしまう。毒ガス、粉塵、あるいは放出物は出ない。

     このガスの他の性質としては、内燃機関に使うと触媒として作用するということである。これはProof that On-Board Brown's Gas (BG) Generation and Supplementation Works[2]と題したジョージ・ワイズマンの論文の焦点になっている。

     論文のなかで、彼は、ブラウンズ・ガスは実質的に内燃機関を搭載したくるまの燃焼効率を上昇させ、汚染物質の排出を減少させ、性能を向上させることができるケースを述べている。彼は、多数の文書を引用し、幾つかの証明書へのリンクを示している。

     特に重要な文書(論文の7ページにあるリンク)は合衆国政府からのものである。それは、車載電解システムが、いかにして燃費を4%良くし、汚染ガスの排出を7%減少させたか、そのテストについて述べているのである。この結果は、非常に小さな値でしかなかったが、劇的にもっと改善され得た。ここで注意すべき重要な点は、これがブラウンズガスを正しいと立証する政府の証明書となったことである。

     ブラウンズガスを効率よく発生するように上手く設計されていて、それが正しく装填された装置では、40%以上の効率増大が得られる。注目すべき非常に興味深い点は、ブラウンズガスを使っても何ら改善が見られないとき(例えば、非常に非効率的な電気分解ユニットが使われたとき)でも、エンジンで何が起こっているかを考察するのには重要な意味をもっている。

    (中略)

     ブラウンズガスは、少ない熱エネルギーで燃料を燃焼させる触媒として働く、ということが起こる。燃料を燃焼させるには、化学反応のために熱エネルギーが必要である。蓄えたエネルギーは、エンジンのなかでパワーを発生するのに使われ得る。

     ブラウンズガスは、実際はエンジンにより消費されるので、“真の”触媒ではないとはいえ、燃焼したブラウンガスにより生ずるエネルギーの1ユニットに対し、より効率的に燃焼するガソリンから、もっと多くのユニットの付加的エネルギーが発生する。

     内燃機関にブラウンズガスを最適条件で使うということは、さほど挑戦的というわけではないが、人によっては宿題となる。例えば、もし、多すぎるブラウンズガスをエンジンに入れると効率が悪くなってしまう。

     多ければ多いほど良いというわけではない。また、あなたの車の燃料電子制御システムを調整する必要があるかもしれない。それは、ブラウンズガスを使ったときは、あなたに反抗するかもしれない。燃焼効率を低下させる行動をとるかもしれないのである。この問題の解決方法は、イーグルリサーチも含めていろんなウェブサイトにある。

    電気的に発展した水, EEW

     ブラウンズガスの真の鍵は、ジョージ・ワイズマンが“電気的に発展した水(EEW:Electrically Expanded Water )”と呼ぶものである。ブラウンズガスの背後にあるひとつの理論は、水の分子の中には電気的に発展してガスになっているものがあるということである。

     このガスは、熱的にではなく電気的に変化した水の新しい相である。 ブラウンズガスの火炎に物体を曝すとき物体が急速に加熱されるのは、物体に伝わったこの蓄積電気による結果だろうと思われる。そのような状況では、発生した熱は電気抵抗の単純な副産物であろう。

     ジョージ・ワイズマンは、彼の電解装置HyZorは、他のどんな競合相手のものより、電気的に発展した水を高い比率で発生すると主張している。その結果、燃費向上が、どれよりも大きくなる。なぜなら、ブラウンズガスを触媒にするのは、水素や酸素ではなくEEWだからである。

     EEWは、エンジンに使わない場合でさえ、興味深いものである。それは空気より重い。何故なら、実際は水のひとつの相だからである。蓋を開いた容器にブラウンズガスを入れ、水素を浮き上がらせて追い出す。そしてEEWに点火する。点火すると爆発成分を有するブラウンズガスとは違って、爆縮するだけである。

     さらに付け加えると、EEWの比率が大きいブラウンズガスでは、火炎はオレンジ色というよりどちらかといえば、より一層青くなる(オレンジ色は酸素と水素の比率が大きいことのしるしである)。

     ジョージ・ワイズマンの論文[2]は、ブラウンズガスが燃費を向上しうることを証明する情報とドキュメントで溢れている。あなたに一見して欲しいし、他の人たちにも分かち合って欲しい。もし興味をもったなら、さらに研究を進め、あなたのくるまにブラウンズガス・システムを装備すべきである。

     おそらく、あなたは、研究をワンステップ進めることができ、そのブラウンズガス・システムを、あなたの地方の会社が多くの車両に大規模で装備することになって、信頼を得ることになるでしょう。(以下略)

    (訳註:上記およびその関連についてもっと知りたいなら、インターネットで、"Brown's Gas", "HHO", "Stanley Meyer", "Yull Brown", "Daniel Dingle", "John Kanzius", "Zero Point Energy" などという検索用語で引いてみるとよい。ユーチューブには、幾つかのビデオが投稿されている。

     また、ジョージ・ワイズマンは、ブラウンズガスに関連する特許として下記のようなものをリストアップしている[2]。どの程度関連しているか不明だが、一応、参考のために引用しておく)

     
     








    文献

    [1]Wiseman Documents Brown's Gas Fuel Efficiency Evidence
    [2]George Wiseman: Proof that On-Board Brown's Gas (BG) Generation and Supplementation Works.これは、上記の[1]のなかに記されたリンクからアクセス可能である。












     

    9. ブラウンズガスによる切断・溶接および元素転換・無放射能化



     これは、ブラウンズガスが、金属の切断・溶接、岩石の溶解、元素転換、放射能の無力化、健康増進などの効果をもっているという文献[1]の紹介である。

     これらの効果を筆者が実験して確かめたのではないが、興味深い内容なので、ここに紹介しようと思う。以下は、文献[1]の抜粋・概訳である。





    (文)Steve Windisch (jibbguy)
    初出: "Op-Ed News" 5-30-2008


     先月、私が、ブラウンズガスあるいはHHOの不思議と抑圧につい書いた記事を覚えている人もあるかもしれない。これは、単原子あるいは二原子の水素と酸素であって、水から安価に分離でき、車に搭載したり家庭に備えたりするものである。(中略)

     “HHO”(“ハイドロキシ”とも呼ばれる)には、少さな異論もあれば大きな異論もあるが、くるまの燃料以外の用途の可能性が潜んでいる。

     第一の用途は、溶接・切断ガスとしての用途である。これは、現在広く行われているし、ユル・ブラウン教授が中国のノリンコという会社に製造権を売ってからもう何年にもなる。ノリンコとの契約はオーストラリアと米国では、厳しく抑圧された後のことであった。

     (訳註:ブラウンズガスという名称は、発明者の名前ユル・ブラウンに由来している。

     ノリンコ・トーチ・システムはガスを作るのにブラウンの高効率電解装置の設計を用いている。これは、溶接・切断の火炎として使われている。HHOを用いる効果は、全く普通ではない。すなわち、前述のようにHHOは、あぶられる物質と直接に相互作用するのである。

     火炎の温度は、何をあぶるのかに完全に依存している。タングステンは、6000℃以上で昇華させられる。ところが、何もあぶっていない状態の開放空気中では、火炎中を素早く指がよぎっても全く冷たいのである。金属のろう付け、切断および表面溶接という明白な用途のほかに、ブラウンズガスの用途はもっとユニークな可能性をもっている。何かとても奇妙で、科学の主流からは説明がつかない。

     ハイドロキシガスが元素変換に使えることをはじめて発見したのはユル・ブラウンであった。そう、ある元素を他の元素に変換、転換するのである。この突飛な主張は、カナダ環境アセスメント局(CEAA)およびカナダ原子力エネルギー組織の放射性廃棄物を無放射能化にすることにブラウンズガスを使う研究をみるとそんなに奇妙というわけではない。

     カナダは、放射性廃棄物の無放射能化するのにブラウンズガスを使うことをまじめに考えているのである。テストは、放射性物質をある一定期間HHOガスに曝すと99%の危険放射能を除去できることを示した。ブラウンが、初めにこのことを発見した。その方法については20年以上前にパテントを取得している。

     中国は、いま、核廃棄物の処理に、この技術を使っているといううわさがある。このやり方は、超高温で焼いたり、地中や海中に貯蔵するという方法より、全く効果的であり比較的簡単で安全であるように見える。ネバダ州のユッカ山付近に住んでいる市民は、ユッカ山には核廃棄物の貯蔵施設が計画されているから、この技術についてもっと詳しく聞きたいと強い興味をもつことであろう。しかしながら、ブラウンズガスあるいはHHOに関して民衆はなにも知らされていないのである。

     下記関連サイトを参照されたい。

    1. 核廃棄物: http://pacenet.homestead.com/Nucwaste.html

    2. 元素転換: http://pacenet.homestead.com/Transmutation.html


     ブラウンズガスが燃えたときの、唯一の副産物は超純水である。しかし、この水は明らかに奇妙な性質をもっている。多くの人々は、この水を飲んだり傷口の治療に用いると強力な健康効果があると信じている。このことに対する確たる証明はまだないのではあるが…。

     確かだと思えることは、再結合した水の分子配列や、電子と磁気的チャージも、通常の水と微妙に異なっているということである。再度言うが、大学による厳密な研究が、この真理を解明するのに必要である。しかしながら、科学の主流は、明らかにそうはしないであろう。少なくともオープンには取り組まないだろう。実験的証拠は沢山出ているのにもかかわらず、である。

     ブラウンズガスあるいはHHOは、(中略)

     安価に作られた水素ガス、あるいは他の全く新しい技術的飛躍、燃料なしに電気を生むエンジン発電機は我々の全てにとって、素晴らしい贈り物である。とくにエネルギーコストに耐え難い貧者には、そうである。

     ブラウンズガスあるいはHHOのような完全にクリーンな燃料である高度なエネルギ−は、車載用でも家庭用でも、消費者自身が安価に作ることができる。我々の生活を改善するための可能性には殆ど終わりがないのである。HHOは、海水あるいはどんな水からでも安価に作ることができる。脱塩あるいは純水化できる。

     このガスは、くるまの全燃料として供給可能であるし、効率を大きく増大させるブースターおよび汚染排気ガスを減少させるものとしても用いることができる。その火炎は、金属やレンガを一緒に溶かすことが可能であり、岩石を準宝石化することができる。また、核廃棄物から放射能を極度に除去し元素を転換することさえ可能である。(中略)

     以上の件に関しては、会員サイトがあるので、会員登録すれば見ることができるであろう。

     優れた理論家および作家のアーサー・クラーク卿は、新しい考えが科学の主流から受容されまでの流れについて書いているが、下記の四つの段階を経ていくという。

    1. それは気が狂っている。
    2. それは可能かもしれない。--それで、何だろう?
    3. 私は、それはよい考えだと、ずっと言っていたのだ。
    4. 私が、初めて考えたのである。


     エネルギーの新時代、それは、そのうちいつの日にか、ブレイクスルーが起こるのであろう。(中略)
    エネルギー源に対するオープンソース(公開された情報)は、世界中に急速に広まりつつある。そして、メディア、科学、政府の主流を押して安価でクリーンな石油代替エネルギーがあることをだんだん認めさせることになるであろう。(以下略)

    (訳註:かなり昔のことであるが、ある企業(名は伏す)の要請があって発明者ブラウン教授に会ったことがある。かなり重々しい電気分解装置であるのに、トーチは小さくて拍子抜けがしたものである。構造や原理は説明がなかった。単なる従来型電気分解装置ではなく、おそらくイーサエナジーを捕獲し蓄積する特殊構造と推測しているが詳細がわからない。構造について何か情報があれば、ここに紹介したいと思う。)

     



    文献:

    [1]More on Brown's Gas ("HHO"): http://peswiki.com/index.php/Article:More_on_Brown's_Gas_(%22HHO%22)













     

    10. 4,000倍の超効率を達成したカナレフ教授の水のプラズマ電気化学
         ―水は将来の主電力だと主張



     カナレフ教授(ロシア)は、前節で述べたジョー・セルに類似の技術を用いている。カナレフ教授の所属は、The Kuban State Agrarian University, Department of Theoretical Mechanicsである。なお、以下に述べるように、カナレフのプラズマ電解反応器は、一人の日本人研究者の協力を得て共著の論文として発表している。

     以下は、文献[1]の抜粋&概訳である。特許などの殆どはロシア語であり、英語に翻訳されているものの一部を紹介するにとどめるので、充分理解できにくいかもしれないが、おおまかに概観するだけでも価値はあると思う。




    Fig.1 カナレフ教授
    Fig.2 カナレフの3kW水素発生プラ
    ズマ電解反応器。ロシア、クラノス
    ダーにおけるデモンストレーション
    のときの作動中の写真[1]。


     カナレフ教授による業績の紹介と目録には、5件のパテントと幾つかの本が含まれている。彼の幾つかのプロセスはジョー・セルに起因するものに似ている[1]。

    “水は将来の電力技術において主なパワーの担体となる”―カナレフ




     “カナレフ教授は、水素を、通常の電気分解よりもずっと多く発生させることのできる新型の電気化学を示した。彼は10倍だと主張しているが、入力電力から予想されるよりも4,000倍も多くの水素を発生していることを示唆している。彼は、彼のセルが電力供給なしで、ジョー・セルのステージ3で認められるような泡のとき、水素発生が非常に大きくなるというデータを得ている。”―グレッグ・ワトソン



    公式サイト



    概要

     下記はロシア語から翻訳されたものである。

     カナレフ教授は、新しい小宇宙理論を発展させた。この信頼性は、素粒子の寿命に関しての実験で得た膨大な量の新知見のみならず、フォトン、電子、原子、分子およびクラスターの電磁気的構造に関する自分自身の実験研究の結果に基づいている。

     彼は、冷たい核の統合を用いて、原子核の研究をするためのシンプルなデバイスの特許を取得している。しかしながら、彼は、プラズマ、低電流および通常の電気分解を用いて、水の分子のパワーの研究に対し膨大な量の実験研究を行い、これについての20件のパテントを持っている。

     カナレフ教授は、水が余分な熱エナジーを発生することがないか、また水から水素を発生するときのエナジー消費のオーバーな減少はないかについて、こみいった実験的チェックを遂行した。それは、光合成において起こる水素と酸素に分かれる水の分解の拡張過程をシミュレーションすることであった。

     彼は、電気分解の過程のみならず、電気分解装置への電力供給においても、水の分解におけるエナジー消費の減少が保持されることを発見した。彼は、水を水素と酸素に分解できる一連の低電流電気分解装置の特許を取得したが、これは、電力供給のスイッチを切った後も暫くは作動した。

     たしかに、これは、このような異常現象の研究の始まりにすぎない。これが基礎となって、他の研究者が確信をもって、カナレフ教授が開発した各種の技術につながりをもっている。これが、かれのサイトの目的であると彼は、いっている。

     本情報の詳細は、 彼の著書"The Foundation of Physchemistry of Micro World". http://Kanarev.innoplaza.net Quants 1-20.を見られたい。



    パテント






    ロシア特許: 2227817 (この特許には、ジョー・セルに酷似したプロセスが述べられている。)



    Fig.3 ロシア特許 2227817


     分野

    水から水素と酸素を作るための物理化学的技術

     内容

     提案された電気分解セルは、電気伝導性物質から作られた、陰極として用いられる先細り形状のハウジングを有しているが、それに加えて、電気伝導性物質から作られた陽極として用いられる先細り形状の電極とカバーがある。

     ハウジングのシリンダー状のベース、それに追加した電極とカバーは、誘電体リングのための円形の凹所を有している。ハウジング、電極、およびカバーは、シリンダーベース中の穴に挿入されたボルトで結合されている。陽極とその電極および陰極の間の絶縁は、誘電体のリング、誘電体ワッシャーおよび誘電体ブッシュを用いて確実になされている。

     溶液は、貯蔵容器から通路を通って電極間の空間に供給される。ガスは支流パイプから逃がす。提案されたセルは、溶液および水平面・垂直面における水の分子のイオンの分極に使われるであろう。こうして、セルを電気回路に接続する前に、陽極上に正のポテンシャルおよび陰極上の負のポテンシャルを形成する。すなわち、電気回路を切断した後もガスの分離が行われるプロセスである。

     効果

     水分解に必要な電力のかなり大きな減少。




    ロシア特許: RU2340996C1; RU2399144C1

     これらは、http://freeenergynews.com/Directory/Electrolysis/Kanarev/1kanarev.zipからダウンロード可能 (zip; 700 kb) 。




    その他のロシア特許(主なものだけ列挙)



    カナレフの特許(全)




     ビデオ:

     カナレフによる水の低電流電気分解Kanarev Low-current electrolysis of water -- Video-002

    Fig.4 ビデオの1画面


    2012/05/22 に公開

    ・ビデオに付された説明文:

     ビデオの長さは30秒であるが、時間表示に注意されたい。


    9:57  二つのワイヤが電源からセルにつながれている。いまスイッチがoffになるが、ガスの発生が進む。
    10:03 電源スイッチoffの時刻から約5分経過した。
    10:18 電源スイッチoffの時刻から20分経過した。しかし、ガスの発生が起こっている。
    10:29 電源スイッチoffの時刻から半時間経過した。
    10:31 電源も写している。

     (訳註:通常の水の電気分解では、電源をoffにすると、水素・酸素の発生はほとんど即座にとまるが、カナレフの発明では、電源切断後に30分以上も水素・酸素の発生が続くことを主張している。電源のコンデンサーに蓄積している電気が放電しているためではないかという批判もあるが、電源は完全に切り離している。)




    カナレフ論文[4]より抜粋・概訳

     水素エナジーに対する関心は近年高まりつつある。これは、水素は尽きることのない、環境にやさしいエナジー担体であるという事実により説明されている。しかし、この性質を実行することは、水素を水から生産するときにかかる大きなエナジー消費により速度ダウンしている。

     最も近代的な電気分解装置でも、このガスの1m3あたり4.0kWh消費する。電気分解過程は1.6-2Vで電流が数百アンペア以上で起こる。1m3の水素が燃焼するとき、3.55kWhのエナジーが開放される[2]。

     世界中の多くの研究室では、水から水素を取り出すときのエナジー消費をいかにして減少させるかという問題を解決するために多忙である。しかし、重要な結果は得られていない。

     ところで、水分子を分解して水素・酸素にする方法で、お金を節約する方法は、自然界に存在する。このプロセスは、光合成のときに起こり、水素原子は水分子から分離され、有機の分子を形成するときに結びつけるリンクとして用いられる。そして、酸素は空気中に放出される。

     そうすると、光合成のときに起こる水素と酸素への水への電気分解過程をモデル化することが可能であるか、という疑問が起こってくる。この疑問への答えを研究した結果、シンプルな構造のセル(Fig.5)が得られた。ここでは、陰極と陽極の間の電圧が1.5-2.0V、電流が0.02A[2][3]で反応が起こった。

     
    Fig.5 低電流セルの電気
    分解装置(パテント取得当時)


     セルの電極はスチール製である。これは、ガルバーニ電池(直流電気)に適した現象を避ける助けになる。にもかかわらず、セルの電極において約0.1Vの電位差が、その中に電解質溶液が完全にない場合において起こる。電解質溶液がチャージされると、電位差は増加する。常に上部電極に正の電荷が現われ、下部の電極に負の電荷が現われる。直流電源をパルスにするとガス発生は増加する。

     (この後、詳細なデータが示され、考察が行われているが、割愛する。原著[4]を見ると良い。)  






    カナレフ論文:水のプラズマ電気分解による低温核融合[5]

     この論文は、北海道大学のミズノタダヒコ氏との共著である(ミズノタダヒコ氏は、水野忠彦氏のこと推測されるが、定かではない)。以下は抜粋・概訳である。

    ----------------


     要約:アルカリ金属の原子核と陰極材料の原子核の変換が水のプラズマ電気分解のあいだに起こることが発見された。

     キーワード:原子、核、陽子、中性子、電子、陰極、低電流。

      
    Fig.6 ガス発生器の図。
    パテントNr. 2210630: 7-陰極; 11-陽極


    序論

     低温核融合は重水の電気分解における過剰なエナジーの源の第1の仮説である。米国の電気化学者のフライッシュマンとポンスが、この仮説について著している[6]。それは1989年であった。そのとき以来、水から過剰なエナジーを取り出すためのとても沢山の実験が行われてきた[6-17]。我々はこの問題を考察する。

    第1実験の部

     この仮説をチェックするために、下記の実験を行った。質量が18.0gと18.15gの二つの鉄から二つの陰極を作製した。第1の陰極は、KOH溶液のなかで10時間動作させ、第2の陰極はNaOH溶液のなかで同じ時間動作させた。

     第1の陰極の質量は変化しなかったが、第2の陰極は0.02g減少した。プラズマ電気分解の電圧は220Vで、電流は0.5-1.0Aであった(Fig.6)。実験結果は、表1に示した。

    Indices
    水消費kg
    気体体積m3
    エナジー消費kWh/m3
    KOH
    0.272
    8.75
    0.28
    NaOH
    0.445
    12.66
    0.21

    表1


     1リッターの水から1220リッターの水素と622リッターの酸素を作ることができることが知られている。プラズマ電気分解過程により発生した気体の量は、消費した水から得られる量よりずっと大きい(表1)[11]。これは、水分子だけではなく、アルカリ金属の核および陰極材料の原子核がこれらの気体の源として力をかしていると考える理由を与えている。この事実を確認するために分析的実験を行った。

     タダヒコ ミズノは、有名な日本の科学者であり(本論文の共著者)、北海道大学・工学部・核材料システム研究所・核システム工学の量子エナジー研究グループで研究しているが、親切にも、核スペクトロスコピー法(EDX)を使って陰極材料の化学分析を行うことに同意された。動作してない陰極表面の化学元素の内容は表2のとおりである。

     
    元素
    Fe
    %
    99.90

    表2


     新しい化学元素が、KOH溶液中で作動させた陰極表面に出現した(表3)。

     
    元素
    Si
    K
    Cr
    Fe
    Cu
    %
    0.94
    4.50
    1.90
    93.00
    0.45

    表3


     NaOH溶液の中で作動させた陰極表面の化学元素は、異なっていることが証明された(表4)。

     
    元素
    Al
    Si
    Cl
    K
    Ca
    Cr
    Fe
    Cu
    %
    1.10
    0.55
    0.20
    0.60
    0.40
    1.60
    94.00
    0.65

    表4


     このように、水のプラズマ電気分解のときに起こるガス発生において、アルカリ金属の原子核および陰極材料の原子核が関与しているという仮説は、実験的確証が得られた。得られたデータ(表2,3,4)の予備的な分析をしよう。

    第1の理論の部  (略)

    第2の実験の部  (略)

    結論

     プラズマ電気分解における、アルカリ金属の原子核と陰極材料の原子核の転換が存在した。プラズマ電気分解プロセスは、原子核、原子および分子レベルにおける物質研究における新しい展望を開く。

     低電流電気分解は、水から水素を安価に得ることを可能にする。







    文献:

    [1]Kanarev Electrolysis: http://peswiki.com/index.php/Directory:Kanarev_Electrolysis
    [2]Kanarev Ph.M. The Foundation of Physchemistry of Microworld. The third edition. ? Krasnodar: KSAU, 2003. http://Kanarev.innoplaza.net (In Russian, Part 1, Part 2).
    [3]Kanarev Ph.M. The Foundation of Physchemistry of Microworld. The second edition. (In English). http://book.physchemistry.innoplaza.net
    [4]http://www.freeenergynews.com/Directory/Inventors/Kanarev/Kanarev1.doc
    [5]http://www.freeenergynews.com/Directory/Inventors/Kanarev/Kanarev3.doc
    [6]I. M. Fleischmann, S. Pons and M. Hawkins. Electrochemically Induced Nuclear Fusion of Deuterium. J. Electroanal. Chem. 261, 301 (1989),
    [7]ICCF-7 ACCEPTED ABSTRACTS. Infinite Energy. V. 4, Issue 20, p. 59…69.
    [8] Harold L. Fox. Cold nuclear fusion: essence, problems, influence on the world. View from USA. Production group SVITAX. M.: 1993, 180 pages.
    [9] T. Ohmori, T. Mizuno. Strong Excess Energy Evolution, New Element Production, and Electromagnetic Wave and/or Neutron Emission in Light Water Electrolysis with a Tungsten Cathode. Infinite Energy. Issue 20, 1998. Pages 14-17.
    [10] T. Mizuno. Nuclear Transmutation: The Reality of Cold Fusion. Infinite Energy Press. 1998. 151 pages.
    [11] Ph. Kanarev. Foundations of Physchemistry of Microworld COLD FUSION BY PLASMA ELECTROLYSIS OF WATER. Krasnodar, 2002. 330 pages.
    [12] Kenneth R. Shoulders, "Method of and Apparatus for Production and Manipulations of High Density Charge", U.S. Patent 5,054,046, issued Oct 1, 1991.
    [13] Ken Shoulders & Steve Shoulders, "Observations on the Role of Charge Clusters in Nuclear Cluster Reactions", J. of New Energy, vol. 1, no 3, pp 111-121, Fall 1996, 7 refs, 22 figs.
    [14] Hal Fox, Robert W. Bass, & Shang-Xian Jin, "Plasma-Injected Transmutation", J. of New Energy, vol. 1, no 3, Fall 1996, pp 222-230, 23 refs, 4 figs.
    [15] Shang-Xian Jin & Hal Fox, "High Density Charge Cluster Collective Ion Accelerator," J. of New Energy, vol. 4, no 2, Fall 1999, pp 96-104, 47 refs, 4 figs., 3 tables.
    [16] Ph.M. Kanarev. Water is the Main Power Carrier of Future Power Engineering. Journal of New Energy. An International Journal of New Energy Systems. Vol. 6, No.2. Pag. 101-121.
    [17] Ph.M. Kanarev. Water is New Source of Energy. The Third Edition. Krasnodar 2002. 194p. (In English).










     

    11. カナレフのフリーエナジーモーター発電機




    これは、文献[1]の抜粋・概訳である。

     
    ---------------------------


     ロシアの教授 Ph.M.カナレフは、彼が“世界で始めて自分で回転する発電機”と称するものを提供している。ロシア科学アカデミーの科学者によって試験されたものであるという。この装置はカナレフのマイクロコスモス理論を示すために作られた。

    (文)Sterling D. Allan, Pure Energy Systems News, EXCLUSIVE


     2010年9月12日、フィリップ・マハイロビッチ・カナレフ教授が、e-mailでビデオ(下図)を送ってきて、“このビデオは、あなたにも、あなたのサイトの読者にも興味深いと思います”と記されていた。



     
    Fig.1 カナレフ教授のover-unity発電機(ビデオの1画面)


     その日は、他の仕事に忙殺されていて、そのe-mailはよく見なかったのであるが、カナレフから他のe-mailを受け取って、今日になってよく見たのである。他のe-mailというのは、Andre Geim および Konstantin Novoselovに与えられた2010年のノーベル賞(右下図)に対する彼の分析と批判であった。(中略)

     昨夜、私は、カナレフにe-mailで、モーター発電機についてもっと多くの情報を要請した。それはカナレフの設計なのか? それは何をなすのか? どのくらいのエナジーを出すのか? どのように測定したのか?など。

     彼の返答は以下のとおりである:

     
     親愛なるSterling D. Allan様

     あなたが興味をもつ殆ど全ての情報は、もしロシア語を話す翻訳者が得られれば、下記アドレスから見つかります。

    • http://www.akademik.su.

    • http://kubsau.ru/science/prof.php?kanarev

    • http://www.sciteclibrary.ru/rus/avtors/k.html


     私は、単に、私のマイクロ宇宙理論を確認するためにのみ実験しました。新しいマイクロ宇宙理論が、自立回転発電機ができないか、やってみることを私に促したのです。それはできましたし、作動します。その応用の展望と領域には、境界線はありません。

     それは、将来の環境的に純粋なエナジーの基本的根源となるでしょう。マイクロコスモス理論については、私は2010年11月25-27日にクラスノダールで初めて科学セミナーを行いました。それは、ロシア語と英語でインターネット上に公表されるでしょう。セミナーの全情報はhttp://www.akademik.su. で見ることができます。

     私は、あなたにモーター発電機の第題1号機のビデオを送りました。私は、ロシア科学アカデミーの科学者の一人に我々の発電機のテスト委員の委員長を依頼しました。そのテストは既に合格しています。報告の中にテスト結果が書いてあります。

     いまだかって存在しないモーター、この発電機は、回路網が消費するエナジーよりも多くのエナジーを作り出します。年末までには、第2の発電機がテストされるでしょう。蓄積器(コンデンンサー)がエナジー源となるでしょう。

     第2の発電機は電気分解装置に電力を供給し、同時に蓄積器を充電するでしょう。耐用期間は、コンデンンサーの寿命に等しいです。すなわち、約5年は持ちます。エナジー源はコンデンサーだけです。

     よろしく

     
    D.T.S. 教授
    カナレフ




    モーター発電機―カナレフ

     文献[2]はカナレフによるロシア語の文書を、英文にGoogleで機械翻訳したものである。ここにはモータの特性について、もう少し詳しく載っているように思える。しかし、機械翻訳なのでひどい英文である。推量しつつなんとか冒頭部分だけでも概訳を試みてみよう。
     

     
    --------------------------


    アナウンス: モーター発電機の第1号試験モデルの結果、 ニュートン第1法則および近年の電気力学が虚偽であることのシンプルで確信的な証明が得られた。

     モーター発電機MG-1は、標準的なローターとステイターを持っている(Fig.2)。人類は、外部からの駆動力なしに、発電機のローターを回転させるためには約100年かかっている。



     
    Fig.2 モーター発電機MG-1の写真[2]


     第1号モデルMG-1のテストは、2010年6月初旬にはじまり、いまも続いている。初めに得られた結果は、“パワーモーター発電機のバランス”という項目のなかで発表したが、情報が多すぎて全てを公表することはできなかったし、企業秘密でもあった。従って、我々は断片的な概要のみ公表することになる。

     まず初めに、アイドル状態のMG-1のバランスを考えよう。このバランスの理論的構造はFig.3に示してある。

     
    Fig.3 ローターMG-1に作用するトルクの時間的変化[2]


     (訳註: 以下は、残念ながら省略せざるを得ない。必要に応じ原文にあたられたい。詳しい情報が得られるようになったときに、あらためて追加紹介しようと思う。)

     (感想: エネルギー源はコンデンサーであるといっていることからすると、テスラのフリーエナジーモータ技術に関連するかもしれない。II章参照)



    文献
    [1]http://pesn.com/2010/10/13/9501712_Kanarev_announces_self-running_motor-generator/
    [2]http://pesn.com/2010/10/13/9501712_Kanarev_announces_self-running_motor-generator/motor-generator.htm









     

    12. サマー州立大学の水を用いたフリーエネルギー装置











    <↑Topへ>







    inserted by FC2 system