フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相

フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相






Chap.15  パルス充電式バッテリーシステムと冷電気

  1. はじめに
  2. ジョン・ベディニのパルス発生回路
  3. ロン・ピューの充電器と冷電気
  4. オッシー・カラナンのフリーエナジー・システム
  5. アレックスコーのバッテリー充電システム
  6. ハワード・ヘイリーの冷電気によるバッテリー充電技術
  7. バッテリー充電についてのケリーの提案






Chap.15  パルス充電式バッテリーシステムと冷電気



 前章IXaでは、バッテリーのパルス充電について少し触れただけであるので、ここで章を改めて、もう少し深く紹介しておく。読者のフリーエナジー装置に、もし可能であるならば、充電デバイス(例えば、キャパシタ、蓄電池)を付加して試みることを提案したい。これらは、イーサエナジーをよく蓄積するからである。もとはといえば、テスラの高圧コンデンサーに帰着する技術であろう。以下は、文献[1]の抜粋・概訳である。

 なお、この章はバッテリーの充電だけではなく、フリーエナジーに大切なラジアントエネルギー、冷電気などについての情報が得られる。

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1. はじめに



 環境から実質的に大きな量のエネルギーを引き出し、それでバッテリーに充電することが可能である。そればかりではない。この充電法を使うと、通常とは異なるエネルギーの形態にだんだん調整されていき、動作キャパシテイが増加していく。

 さらに、もう駄目だとして放棄される自動車用バッテリーの約50%が、この充電法で息を吹き返す。これは、バッテリー・バンクが非常に安価に作れることを意味している。

 このように経済的な角度では魅力的であるものの、家庭での応用にバッテリーを考えると、実用的ではない。あなたが、銀行口座を設けて£1000預金したとする。後日、それを確かめると£500しかないことに気づく。あなたは、銀行に間違いをチェックしてくれと頼む。しかし間違いではないという。どの銀行でも、あなたの口座に預金した半分しか返してくれない。

 このことをどう思いますか? 鉛バッテリーについては、全くこれと同じことになる。充電するときの電流の半分しか返ってこないのである。言い換えれば、あなたが車のバッテリーに供給した電力の半分を失ってしまう。

 NiCad電池や、もっと一般的なNiMh電池では、供給した電力の2/3が戻ってくる。キャパシタやスーパー・キャパシタは、効率100%である。バッテリーとは違ってロスがない。これらは化学反応を用いていないからである。

 バッテリーは、20時間ピリオドよりも急速に放電しないようにすることが推奨される。これは、80アンペアアワー(80 AHr)という規格容量のバッテリーは、4アンペアより大きな電流を流すべきではないことを意味する。もし、この放電率を超えると、充放電可能な回数が著しく減ってしまう。

 そのとき、あなたは何ら認識していないが、あとになってバッテリーは、もはや充電できないので交換する必要があることを知る。これは、照明、テレビ、DVDレコーダやその他の小さな電力しか必要としない非常に小さな負荷の場合を除いて、バッテリーを非実用的な範疇のものにしてしまう、がっかりするような制限事項である。

 家庭の主な電力負荷は、冷暖房と洗濯機である(訳註:日本と違って、彼らの洗濯機にはヒータが付いているので、大きな電力を食う)。これらは、2kWを超える。…

 …。したがって12Vバッテリーから、2kW供給するためには、167(=2000/12)A必要になる。80AHrバッテリーをつかうなら、これは42個のバッテリーが必要になる。残念ながら、下記の充電回路は、負荷に電流を流しながら充電することはできない。

 これは、暖房するような要求(これは昼夜に渡る要求)に対して、こうしたバッテリーバンク二組が必要になる。つまり、都合84個のバッテリーとなる。これは、最小限 2kW負荷に対しての話にすぎなく、暖房を切らずに洗濯機を回すことは、不可能であることを意味している。

 したがって、このような何らかの予備的な負荷を考慮すると、おそらく126個のバッテリーが必要になる。コストを無視して、また酸の問題も克服できたとしても、このような数のバッテリーの物理的体積は、家庭に設置して使用するのには現実的ではない。それに加えて、2,500W級のインバーターも二個必要になるであろうし。



 "A Practical Guide to Free-Energy Devices" の第3章に述べたUFOpolitics氏による最近の充電法は、冷電気を用いた、かなりよい、シンプルな充電法である。これは、バッテリーを使うことによる制約を克服可能である。おそらく、電流の引き出しと再充電回数の両方に関して克服可能である。

 テスラスイッチ回路を広範囲に実験したエレクトロダイン・コーポレーションのスタッフは、バッテリーが冷電気に対して、フルに調整されると、バッテリーの接続をはずし、独立にその容量一杯に放電可能であり、また1分間で完全に再充電可能であることを発見している。

 そのような形態の動作は、バッテリーバンクを用いて、家庭内のいかなる負荷に対しても電力供給するときの問題点を完全に克服している。



 バッテリーバンクは、下図のような標準的インバータに電力を送ることに使われる。


 
Fig.1 インバータの例、文献[1]



 バッテリーは、太い線でうしろ側につなぐ。そして前側にある1個または2個の出力ソケットが、商用電力に似た電力を、電圧・電流・周波数をマッチングさせて供給する。インバータには、サイン波インバータと呼ばれるものがあるが、通常の非サイン波インバータより高価である。大抵の装置は、普通のインバータで動く。



 

2. ジョン・ベディニのパルス発生回路



 ジョン・ベディニは、パルス発生回路の全シリーズを設計したが、これらは全て彼のUSパテントno.6,545,444の中に提示された1:1のマルチ巻きのチョークコイルに基づいている。


 
Fig.2 ベディニのパルス発生回路、文献[1]





 (訳註:ケリーは、初めにロジャー・アンドリューのスイッチングシステムについて述べているが、この装置は、イーサエナジーとの結合力が希薄であるため、殆ど成功しないと私は推測する。拘わらない方が良いだろう。)



 …。ベデイニのローターは、はじめ手で回す(Fig.2)。マグネットが、三個巻いた”トリファイラー”コイルを通り過ぎるとき、三つのコイル全ての中に電圧が誘導される。ローターのマグネットは、コイルを通過するとき、電子回路に実質的にエネルギーを与えるという貢献をしている。

 一つのコイルは、抵抗 R によりトランジスタのベースに電流を供給している。これは、トランジスターを激しくオンにする。第二のコイルを通してバッテリーからの強烈な電流パルスを駆動し、コイルの頂点にN極を作り、ローターをその運動方向に加速するのである。

 変化している磁場のみが、コイルのなかに電圧を発生するので、コイル 2 を通して流れるトランジスタの定常電流は、コイル 1 を通して流れるトランジスタのベース電流を維持できなくなり、トランジスタは再びoffになる。



 コイルを流れる電流をカットすると、コイルの電圧をかなり大きくオーバーシュートさせることになり、この大きい電圧によりバッテリーの基準を外れてしまう。ダイオードが、ベース電圧を-0.7V以下に防いでトランジスタを保護する。

 左側に示された第3のコイルは、これらの全てのパルスをピックアップし、1000V耐圧のダイオードブリッジで整流する。得られたDCパルス電流は、キャパシタに流れる。キャパシタは使い捨てカメラ用のものであり、高圧と早い放電のため使われている。

 キャパシタの電圧は急速に上昇し、数パルスの後に、それに蓄積されたエネルギーは、機械的スイッチの接点により“充電”バッテリ(訳註:Fig.2の左側のCharging)の中に蓄えられる。

 回転ホイール(カムが付いている、Fig.2)に掛けたプーリは、機械的にギア・ダウンして、接点と接点の間に数個の充電パルスが出る。3個のコイルが、同時にボビンに巻かれていて、450Turnsからなっている(巻くときの始点を記す。Fig.2の赤点)

 このデバイスの動作は、普通でない。少し異常である。ロータは手で回してスタートするが、最高スピードに達するまで、だんだん速度を増していくのである。(以下略)



 

3. ロン・ピューの充電器と冷電気




 
 このシステムは3年間連続して走り続け、負荷に電流を流し続け、それ自身のバッテリーを再充電し続けている。

 この回路においては、放熱は問題にはならない。環境から引き出されるエネルギーは、しばしば、冷電気と呼ばれ通常の電気とは反対に、電流が増加するとパーツを冷却するからである。




 ジョン・ベデイニのデバイスは、何人かの熱心な人達により追試および開発がなされてきた。もちろん、これは全システムと概念が、ジョンから来たものであるということを損なうというわけでは絶対にない。私は、ジョンが気前よく情報を共有させてくれたことに本当に感謝している。

 ロン・ピュー(Ron Pugh)にも感謝したい。彼は、ここに彼が提案されたベデイニ式発電機のひとつについての詳細の公開に、親切にも同意してくださった。もう一度、強調しておきたいのであるが、もし、あなたがこれらの装置を作ったり使用したりするときは、全てあなたのリスクでやって欲しい。また、あなたの行動に対する責任は、ジョン・ベデイニやロン・ピュー、その他の誰にもない。

 再度言っておくが、本ドキュメントは、単に情報提供が目的であって、あなたに同様のデバイスを作ることを推奨するものではない。



 ロンのデバイスは、平均的システムに較べたら、ずっと大きなパワーが出る。15個のコイル巻き線があり、それぞれ見事な動作をする。下図は高速で回転している彼のデバイスである。



 
Fig.3 ロン・ピューの装置、文献[1]



 これは、玩具ではない。著しく大きな電流が引き出され、相当大きな充電率を発生する。以下に、ロンがどのようにして作ったかを示す。

 ロータは、手もとにあったアルミの円盤で作ってある。こすってスタートさせるためにアルミを選んだのであるが、ロータにとって非常に最適な材料であることを彼の経験が示していた。ロータには、六個のマグネットが挿入してあった。磁石はN極を外側に向けてあり、各60°ずつ均等に離してあった。

 磁石は、通常のセラミックス型で、幅約22mm、長さ約47mm、高さ約10mmである。ロンは、六個のロータ・スロットの各々の中に、これらの二個を用いた。彼は、幾つかのスペアを購入し、各磁石で異なる磁力を等級分けした。これはガウスメータを用いて行った。

 もう一つの方法としては、約30mmのペーパークリップを使う方法である。机の上に置いたクリップの上を磁石を動かし、一端が持ち上がるときの磁石と机面との間の距離を測定することであった。

 
Fig.4 磁力の測定、文献[1]



 ロンは、磁石の磁力によって、等級分けしてから、最良の12個を選び出し、二個ずつの組み合わせを行った。最も強いものと最も弱いもの、次に強いものと次に弱いもの、というようにペアを組んだのである。こうして六個のペアを、かなり磁力が等しいように作った。これらを、スーパー接着剤を用いてロータの中に接着した。

 
Fig.5 磁石の固定、文献[1]



 最適な性能に調整するときは、磁石面とコイルの間の間隙は約6mmにするのがよいので、磁石をロータの周りの磁石拘束位置につけるとき磁石を凹ませてつけるのは望ましくない。上図に示すように、N極は外側に向ける。もし望むならば、磁石のアタッチメントで補強できる。すなわち、磁石ペアの六つの面の五つの面の上にサイドプレート(側面板)を接着することである。



 
Fig.6 磁石の固定の強化、文献[1]



 ロ−タの外周に埋め込んだ磁石は、1:1トランス、電磁石、およびピックアップコイルとして作用する巻き線コイルに作用する。コイルは三個あり、それぞれ、長さ3インチで#19 AWG (20 SWG) の5本撚り線を巻いてある。

 コイルのボビンは、外径7/8 インチ (22 mm) のプラステイックパイプから作ってある。ロンは、これを内径を3/4 インチ (19 mm) に加工した。肉厚は、1/16 inch (1.5 mm)となる。コイルボビンの両端は3mmのPVCで作り、PVC接着剤で固定した。巻く線は、互いに捻った5本線である。これは、5本を束ね、その一端をクランプして120フィートの長さにした。



 この束は、引き伸ばして、地面に接触しないように幾つかの椅子の間に通した。バッテリー駆動式ドリルを束の端に取り付け緩やかにねじった。この方法では、束の中間部分より、端の部分の方が強くねじれる傾向がある。従って、何度かこれを繰り返した。…。できた撚り線は大きな直径のリールに巻き取り、コイルを巻くのに使った。



 
Fig.7 撚り線の巻き方、文献[1]



 
Fig.8 3個のコイル、文献[1]

 このようにして作った3個のコイルは、デバイスの主表面に取り付けた。簡単にいえば6個のコイルであった。取り付け位置については、磁気的相互作用に対する最適位置を見出すために、コイルとロータマグネットの間に約6mmの可変ギャップを設けて作る。

 磁気効果は、コイルのコアの材質により強くなる。これは、銅をコーテイングした酸素アセチレン溶接ワイヤから作る。ワイヤは、サイズに切断し、コアの内部を循環するエデイ電流による損失を防ぐために透明セラックニスでコーテイングする。

 コイルは、ロータの周りに等間隔で配置する。したっがって、それぞれ120°離れている。コイルボビンの端部分は、6mmPVC板にボルト締めした。PVC板には図示するようなマウント用の細隙があけてある。

 
Fig.9 3個のコイルの取り付け方、文献[1]



 3個のコイルは、都合15個の同じ巻き線を有する。一つの巻き線は、ロータが回転するときにローターマグネットがコイルに近づくときのセンサーとして用いられる。これは、もちろん、ロータには6個のマグネットがあるので、各回転ごとに6回起こる。

 トリガーの巻き線がマグネットにより刺激されると、非常に短い立ち上がり時間で非常に短い降下時間のパルスで、他の14個のコイル全てに電流が流れる。パルスの鋭さと短さが、環境から過剰エネルギーを引き出す重要なファクターである。これは、あとで、かなり詳しく説明する。

 電子回路は、3個のアルミニウム・ヒートシンク(それぞれ、約100mm平方)上にマウント(搭載)した。これらのうちの2個は、5個のNPNトランジスタBD243Cをもっていて、ビス締めしてある。もう1個は、4個のトランジスタBD243C が取り付けてある。



 トランジスタBD243Cの金属製マウント・プレート(固定板)は、ヒートシンクのように働く。これは、何故大きなアルミ板にビス締めしたかの理由である。トランジスタBD243Cは下図のようなものである。

 
Fig.10 トランジスタBD243C、文献[1]



 電子回路は、トランジスタが直接取り付けられるように、アルミ板の上に構築した。ここで、他のパーツと短絡しないように絶縁ストリップ(端子台)を用いてある。下図に示すように、標準的ストリップ・コネクタ・ブロック(端子台ブロック)を結線するのに使用した。

 
Fig.11 標準的ストリップ・コネクタ・ブロック(端子台ブロック)、文献[1]


 このデバイスに使われる電子回路は、単純ではあるが、とても沢山の要素が含まれているので、回路図は、分割して示すことにする。これらの図は、通常、共通の充電線が充電中のバッテリーの頭に繋がれる。

 しかしながら、そのように描くのは便宜上のことであることを理解する必要がある。よりよい性能は、各充電回路が、下記Section 1に示すような充電バッテリーに行く各々分離したワイヤを有するようにするとき達成できる。

 
Fig.12 電子回路図1/3、文献[1]


 
Fig.13 電子回路図2/3、文献[1]


 
Fig.14 電子回路図3/3、文献[1]


 これは、かなり大きくて、かつ複雑な回路に見えるが、実際は、そうではない。14個の同じ回路部分があることに気づくであろう。下図のとおりである。

 
Fig.15 繰り返し使われる
回路部分、文献[1]


 これは、非常にシンプルなトランジスタ回路である。マグネットがコイルを通過して、トリガー・ラインが正になるとき、トランジスタが立ち上がり、コイルに電力を与えるのであるが、このコイルは、ドライビング・バッテリーに効果的に繋がっている。

 トリガーパルスは、とても短い。従ってトランジスタは、即座に反応する。これが、この電子回路の動作を巧妙にしているポイントである。この鋭く立ち上げるパルスと急峻なカットオフが、コイルの電圧を急速に立ち上げ、トランジスタのコレクタの電圧を数100Vまでにする。これが、このコイルの性質なのである。

 幸運にも、この効果は、通常の電気とは全く違うエネルギー、環境から引き出されるエネルギーである。そして有難いことに、トランジスタに与えるダメージは、非常に小さい。

 この電圧上昇は、3個組のダイオード1N4007を効果的に向きを変えさせ、強い流れになって、充電バッテリーに過剰フリーエナジーを供給する。ロンは、3個組の並列ダイオードを用いているが、1個よりもこの方が、電流容量が大きく熱特性も良いからである。これは、よく知られたやり方であって、もっとダイオードを増やしてもよく、場合によっては10個ということもある。



 回路の、他の部分は、下図のように、トリガー信号を発生させるところだけである。

 
Fig.16 トリガー信号を
発生させ部分、文献[1]




 マグネットが、トリガー巻き部分を含むコイルを通過するとき、その巻き線に電圧を発生する。トリガー信号の強度は、通常の自動車用6W,12V電球を通過させてコントロールされる。それは、さらに抵抗を通貨させて制限がなされる。

 トリガー信号のレベルを手動である程度コントロールできるようにするために、抵抗は固定抵抗と可変抵抗に分割してある。この可変抵抗と、コイルとロータ間のギャップの調整だけで、このデバイスが調整される。

 電球の機能は一つだけではなく、チューニングが正しいとき電球は、薄暗くともるという機能がある。これは動作状態の便利な指示である。トリガー回路は、それぞれのトランジスタ・ベースに抵抗470Ωにより繋がっている。



 ジョン・ベデイニは、もっとパワーが大きい装置を目論んでいて、銅線AWG #18 (19 SWG)、 トランジスタMJL21194およびダイオード1N5408 を使用している。彼は、可変抵抗と固定抵抗を、22Ωまで下げて、トリガー・ドライブを増加させている。トランジスタMJL21194は、BD243Cとピンが同じである。 下図は、ジョンの回路の始動部分である。

 
Fig.17 ジョンの回路の始動部分、文献[1]


 この回路を製作するにはいろんな方法がある。ロンは、異なる二つの方法を示している。一つは、上述のもので、パーツを搭載するためのアルミ製ヒートシンクの上にパクソリンストリップ(プリント回路材料)を使っている。

 もう一つは、下図に示すように、パーツに対しクリーンで安全なマウント法を提供するために、アルミから離した太い銅を用いている。

 
Fig.18 ロンによる部品取り付け方、文献[1]




 …。この回路においては、放熱は問題にはならない。環境から引き出されるエネルギーは、しばしば、冷電気と呼ばれ通常の電気とは反対に、電流が増加するとパーツを冷却するからである。



 下図に示すように、この特殊回路ボードは、ユニットの後部にマウントしてある。

 
Fig.19 後部に取り付けた特殊回路ボード、文献[1]


 (中略)

 上記の事柄は、ジョン・ベデイニの発明の一つに対し実用的なイントロダクションを提供することが目的である。…トム・ベアドンの著した「真空からのエネルギー:その概念と原理」 (ISBN 0-9725146-0-0) [2]は最も有益な著作であり、このタイプのシステムの説明が進められている。

 主にジョンのモータシステムについて書かれているが、このシステムは3年間連続して走り続け、負荷に電流を流し、それ自身のバッテリーを再充電し続けている。ここに書かれていることは、このシステムについても適用できる。以下に、まとめてみよう。

 通常の電気理論では、電子回路中で鉛/酸のバッテリーを取り扱うときは、充分に上手くはいかない。鉛/酸のバッテリーは、非常に非線形なデバイスであり、その製造法は広範囲に渡るので、全てのタイプにわたり詳細に説明することを現在困難にしている。

 しかし、一般に信じられていることは違って、実際にバッテリーが動作中の回路を、電流が流れるとき、少なくとも三つの電流が存在する。

  1. バッテリー内のプレート間にある電解液中を流れるイオン電流。この電流は、バッテリーを離れることはなく、外部の電子回路へ入っては行かない。

  2. プレートから外部回路へ流れ出す電子電流。

  3. 外部回路に沿って通過し、バッテリーのなかに流れ込む環境電流。





 (訳註:この辺は、下記も含めて、冷電気に関係した記述であるので、体験して初めて分かる事柄であろうから、いまは、ただ読み流しておけばよい。将来、自ら体験されたい。)

 バッテリーの中の正確な化学反応過程は、全く複雑であり、ここに関係しない付加電流を含んでいる。環境からの電流の流れは、外部回路の電子電流についてまわり、バッテリーの中にも入っていく。これは、冷電気なのであって、通常の電気とは全く異なっている。それは、通常の教科書に書かれている標準的な電子流よりも非常に大きくなり得るのである。

 バッテリーは、この種類のエネルギーに対し、無制限のキャパシテイを有する。それが実質的な冷電気のチャージをもつときは、1週間あるいはもっと長く標準的バッテリー充電器から通常のエネルギーを、バッテリー電圧を全く上げることなしに、吸い込むことが出来る。



 理解すべき重要な点は、イオンは、電子がもっているよりもずっと大きな(実際、数十万倍の)慣性を持っているということである。従って、電子とイオンを、ともに同等な力で急に押すと、電子はイオンよりずっと素早く動くことになる。

 …。ジョン・ベデイニは、非常にシャープな電圧をバッテリーのプレートにかけて、この慣性を慎重に利用した。



 …。回路を駆動するエネルギーとバッテリーを充電するエネルギーは、バッテリーにかけた鋭いパルスからやってくるのではないことを理解することは重要である。そうではなくて、余剰のエネルギーは、ベデイニ回路により発生したパルスによりトリガーされて、環境から流れ込むのである。換言すれば、ベデイニのパルスは外部のエネルギー源からエネルギーをくみ出すように働いているのであって、外部エネルギーそれ自体なのではないということである。



 ベデイニ回路が正しく調整されれば、パルスは、捕獲されたエネルギーの流れが終わろうとする直前に、非常に鋭くカットされる。これは、レンツの法則の反応により一層の増大効果をもつことになるが、この反応というのは、400ボルトにもなる過電圧の誘導電流の急騰なのである。

 この現象は、環境に対しさらなる効果をもたらす。過剰エネルギーの導入をさらに高め、過剰エネルギーが回路とバッテリーのなかに流れ込む期間を引き延ばすのである。これが、何故、調整が的確になされることがベデイニ・パルシング・システムにとって、とても大事だという理由である。



 

4. オッシー・カラナンのフリーエナジー・システム




 
 さあ、あなたは、それを手に入れた。それは、フルに動作するラジアントエナジーのフリーエナジー・システムである。楽しんで下さい。-- Ossie Callanan.






 2007年、オッシー・カラナンは、COP>1のバッテリー充電が如何にして、また何故得られているかについての文書を発表した。上記のように親切にも情報共有を許して下さったロン・プーのシステムは、注意深くチューニングすることによって、24V入力の24V出力でCOP>10で動く。これはロンの製作技量と調整力によるものであろう。

 …。ジョン・ベデイニのSSGパルス充電システムは、製作するのは簡単であるし、役に立たないとして見捨てられた硫酸鉛バッテリーにおいてさえ、非常によく動く。しかしながら、大抵の人は、追試してもCOP>1にはならない。オッシーが、この点について下記のように説明している(オッシーの著作権)。




 私は、このラジアント・エナジー・システムを誰でも作れる所までは私は作れるかもしれないし、あなたがその全てを作ればフリーエナジーを連続的に取り出せると信じている。回路には二つのサイドがあるが、どちらかのサイドだけでは駄目である。両方のサイドを必要としている。

 一つのサイドは、パルス充電サイド、もう一つはバッテリーと蓄積・変換サイドである。現在、私は、COPが2〜10の間でバッテリーを充電している。バッテリーの取り替えの問題はない。



 はじめに、システムの充電サイドに焦点を当てる必要がある。基本的に、ラジアントパルスの形態で多量のラジアントエナジーを発生する充電器を作らなくてはならない。ラジアント・エナジー・パルスは、逆EMFパルスであって、非常に鋭く立ち上がり、非常に鋭く降下する周波数の高いパルスであることが必要である。

 それは、トランジスタの過渡的現象やスイッチング現象ではない。スパーク・ギャップは、古典的なラジアントエナジーパルスを発生する。それは、雑然としている現象だが、にもかかわらずラジアント・エナジーである。トランジスタを用いて非常に急速にコイルをスイッチングすると、コイルの逆EMFによりラジアント・エナジー・パルスが発生するが、一つのEMFの上に一つのパルスでは駄目である。実用的には、数千または数百万のパルスが必要である。



 ジョン・ベデイニの“簡易型女生徒モータ”(SSG motor=Simplified School Girl motor)は、マグネットが一つ通過するとき最長の自己振動パルス列が得られるようにトランジスタのベースをチューニングしたときに、非常に小さな量のラジアントエナジーを発生するにすぎない。

 (中略)

 SSGについて言えば、私は、手持ちのパーツで組み立てられる、非常にシンプルでベーシックなパルス発振器あるいはモータドライブ回路を示したい。これが正しく調整されれば、非常に多量のラジアントエナジーを発生するであろう。下記が、その回路である。(訳註:ネオン球が使われているが、その働きの詳細は原著を見られたい)

 
Fig.20 ベーシックなパルス発振器 / モータドライブ回路、文献[1]


 見かけに騙されないようにしよう。これは、あなたが得ようとしているような制御スパークギャップに近いものなのである! 最も重要なことは、あなたは、リードスイッチを、適切にかつ正確に置き、調整しなくてはならないということである!!! 下の写真を見られたい。

   
Fig.21 リードスイッチ、文献[1]


 図を見て分かるように、秘訣は、リードスイッチをソレノイドコイルの長さの方向に沿って走らせること、従って、コイルの磁場の中に位置させることである。これは、コイルの磁場も、通過するロータのマグネットの磁場も、同様に、リードスイッチに結合している。

 これは、磁気的フィードバックを与え、そしてリードスイッチを発振器に変化させる。従って、マグネットが通過するとき、リードはコイル磁場と共に振動し、非常に多くのパルスを発生する。典型的な例では、マグネットが一つ通過するとき20-50パルスである。

 驚くべきことに、SSGのクランピング・ダイオードとは違って、これは、エネルギーを無駄に使うことはない。リードスイッチ振動が、実質的に入力電流を減少させている。パルス期間の全てに対し閉じたままのリードの代わりに、それは、オン・オフのスイッチ動作をし、したがって、駆動バッテリーから引き出される入力電力は、小さくなる。

 私は、コイルに電力が供給されたときマグネットがコイルに吸引されるようにモ−タを回す。下図は充電バッテリーを通る波形である。

 
Fig.22 充電バッテリーを通る波形、文献[1]


 上図の波形は、たった50mA引き出しているモータで、マグネットが一つ通過する毎に単一パルスで300mA引き出している場合よりも数倍も早くバッテリーを充電しているモータからの波形である。だが、もっとある。下図を見られたい。

 
Fig.23 弱いマグネットでリードスイッチを
コントロールし調整する方法、文献[1]


 非常に小さくて非常に弱いマグネットを使って、リードスイッチをコントロールし調整することが出来る。これで、回路が連続して発振し、なおかつ、ロータ・マグネットの通過運動に電力を与えるようにスイッチングさせることができる。

 下図は、充電バッテリーを通る波形であり、入力電流が増加するとはいえ、バッテリーは急速充電している。それにもかかわらず、実質的に非常に小さな入力電流であるのに対して膨大な量のラジアントエナジーを、確かに生産している。また、これを行うときは、コイルはシューシューととても大きな音をだす。ヒッシングノイズである。

 
Fig.24 充電バッテリーを通る波形 、文献[1]


 私のプロトタイプのモータは、この回路を4個用いている。それらは、ロータの周りに90℃離して付けてある。全て並列接続である。全4個のトランジスタとコイルをスイッチするために1個のリードスイッチだけを使うことは可能であるが、それは負荷が大きく、非常に長時間にわたってリードスイッチは持ちこたえられない。(中略)

 いまや、全て示したのであるが、まだ、連続的にフリーエナジーを供給するラジアントエナジー・システムを完成する道の半ばまで来ているだけにすぎない。上記の回路とモータは、大量のラジアントエネルギーを供給するとはいえ、電源バッテリーと充電バッテリーの間の定期的交換のときに、COPがまだ1になるだけである。

 動かすためのバッテリー交換に対し、このシステムに同じように重要な第2のサイドを作らなければならない。それは、ラジアントエナジー蓄積・変換器である。

 …。ラジアントエナジー蓄積・変換器 "REAC" (Radiant Energy Accumulator-Converter)は、ダイポール以外の何者でもない。ダイポールは大きければ大きいほど良い。ダイポールは、バッテリーで可能だが、それは、既にバッテリーを充電中のときは馬鹿げている。そういう場合は特殊なバッテリーである。

 殆ど電圧と少しの電流で構成されるのはバッテリーである。電圧が高ければ高いほど、よい蓄積・変換器になるが、エネルギーを戻し充電バッテリーを充電することが可能となるのに、ある程度の電流が必要である。(中略)

 バッテリーのリサイクル業者あるいは廃品回収業者のところへ行けば、非常に安価にパレット荷物運搬(訳註:フォークリフトだろうと思う)の中古または死んだ無停電電源装置(UPS)用バッテリーを購入できる。これらを直列と並列につないで48-120Vを得られるだろう。並列につなぐときは、各バッテリーの容量(アンペアアワー)が等しくなるように注意する。

 このバッテリーバンクは、家の地下や机の下に置くか、地下に埋めてもよい。…あなたが必要なのは、ダイポールとしての電圧と隠れたキャパシテイである。…我々に対してラジアントエナジー変換を行う実質的な主な成分は、硫酸塩の結晶であると、私は信じている。REACのつなぎ方は、下図のとおりである。

 
Fig.25 REAC 、文献[1]


 上図に示したように、REACは直接充電バッテリーにつながなくてはならない。驚くべきことに、リードモータが回転している間は、測定してみると充電バッテリーの電圧はREACの電圧に比べて大きな差がある。この電圧差は、太いケーブルでつないでさえ見られる。しかし、距離が影響する。二つの離したケーブルのセットを使わなくてはならない。

 一つは、ラジアントエナジー充電器から充電バッテリーへ直接行くケーブルのセット、もう一つは、充電バッテリーからREACへ行くケーブルのセットである。私は、上述の装置を、いま一ヶ月以上走らせている。下図は、私がREACとして使っている死んだバッテリーの写真である。

 
Fig.26 死んだバッテリー 、文献[1]


 私は、良好な33アンペア・アワーのUPSバッテリーを使って、約6時間以内で10Vから14Vまで、これらのバッテリーを充電することが出来るのであるが、この場合、たった600mAで動く4個のコイルを作動させているラジアント・エナジー・リード・モータを使っているだけである。

 私は、それから、電源バッテリーを充電バッテリーで交換し、この交換を約24時間で両方のバッテリーを充電するまで続けることができる。私は、これを何度も何度も行った。そして、充電率は、改善されつつある。

 しかし一つだけはっきり言っておきたいことがある。REAKバンクバッテリーの中に蓄えられたエネルギーを何とか使って、リードモータを使わないならば、充電バッテリーには充電されない。もし、リードモータを通常の充電器で置き換えたなら、バッテリーの充電は、もっと多くの時間がかかってしまう。リードモータを使ったときは、REACはラジアントエナジーの殆どを変換し、充電バッテリーにエネルギーを供給し続ける。

 さあ、あなたは、それを手に入れた。フルに動作するラジアントエナジーのフリーエナジー・システムである。楽しんで下さい。-- Ossie Callanan





 現在の電気・電子工学に習熟した技術者からみれば、彼の回路は、ナンセンスだと思うであろう。しかしここでは、ラジアントエナジーにより引き起こされる冷電気の電気・電子工学であるから、その観点から、じっくりと吟味すべきである。






 

5. アレックスコーのバッテリー充電システム




 アレックスコーのバッテリー充電システムは、非常に効果的で、安価で、製作が簡単である。それは、Web pageの第7頁のFig.22Bに記述されているバージョンである(下図)。(訳註:Web pageが、現在、追跡できない)

 
Fig.29 アレックスコーのバッテリー充電システム 、文献[1]


 アレックスコーが開発した実用的回路は、とても上手く動くと主張している。これは、下図に示すように、単一ユニットとして作ることが出来る。

 
Fig.30 アレックスコーのバッテリー充電システム
の実用的回路 、文献[1]




 ここで、コイルは0.7mmのエナメル銅線を200T巻いてある。実際の構造は、下図のようにコンパクトである。

 
Fig.31 アレックスコーのバッテリー充電システム
の実用的回路のコイル 、文献[1]


 動作性能について知るために、Alexは回路により発生した電圧スパイクの大きさを見るため、下図のようにキャパシタを使っている。

 
Fig.32 アレックスコーのバッテリー充電システム
のスパイクの大きさ測定 、文献[1]




 これと同様な回路を、このタイプの多くのコイルをドライブするのに使えるので、これは、このプロセスにおける第一ステップである。トランジスタのベースにつなぐ抵抗は、プロトタイプでは約500Ωである。しかし、抵抗390Ωを可変抵抗、例えば1kΩ、と直列につないでやると、各トランジスタ/コイル対に対し適切な抵抗になる。下図に示す:

 
Fig.33 アレックスコーのバッテリー充電システム
のベースにつなぐ抵抗 、文献[1]


 写真から分かるように、設定を最適値に調整するために、アレックスはプリセット抵抗を用いている。この回路のシンプル性が、製作面で非常に魅力的になっている。一つのコイルよりも多くのコイルを用いると、感動的に性能が向上する。アレックスは、最良の結果は、ダイオードブリッジではなく一個のダイオード(1000V 10A)で得られるといっているが、このことは、上記Webサイトのコメントから裏づけられる。

 アレックスによるさらに進めた開発では、トランジスタBD243Cに変えてIRF510 FETを用いたときに、性能が向上している。彼は、また、4個の互いに離したバッテリを充電すると、非常に効果的であることを発見した。下記の回路を用いて、古いNiCadドリル用バッテリーを復活させている。

 
Fig.34 4個の互いに離したバッテリを充電するバッテリー充電システム 、文献[1]


 
Fig.35 4個の互いに離したバッテリを充電するバッテリー充電システム 、文献[1]


 この回路には、いろんな異なるトランジスタを用いることが可能である。この回路を適切な具合に作って動かすことが困難な人がいるので、ここに、高出力高ゲインのトランジステMJ11016を使ったレイアウトの例を示しておく。

 
Fig.36 高出力高ゲインのトランジステMJ11016を使ったレイアウト 、文献[1]




 

アレックスコーの自己充電回路



 これは、特にシンプルな回路であって、通常の充電器よりも12倍少ない電流で20時間以内に、ラジアントエナジーで、12ボルト-8アンペア・アワーのバッテリーで48ボルト-12アンペア・アワーバッテリーに充電する能力がある。この回路は、ニッカド電池あるいは鉛硫酸バッテリーを充電できる。その回路は、下図のとおりである。

 
Fig.37 特にシンプルな回路の充電システム 、文献[1]


 コイルは、空芯ボビンに直径0.5mmの二本撚りワイヤを用いて巻き、2Ωとなっている。撚り線は、下図のように、1層で、互いに隣り合って巻いてある。

 
Fig.38 コイルの巻き方 、文献[1]






 小型の標準的コネクター台を使ったレイアウトの例としては、下図のようになるであろう。

 
Fig.39 標準的コネクター台を使ったレイアウトの例 、文献[1]


 もし、コイルを、例えば、内径32mmのプラステイックパイプ上に巻くなら、パイプの肉厚により外径36mmになる。1ターンあたり118mm、従って200ターンでは24mになる。…



 アレックスのさらに改良した回路では、高速トランジスタと高速ダイオードを使ってさらに性能が向上している。トランジスタを保護するネオンは必要ない。

 
Fig.40 高速トランジスタと高速ダイオードを使う性能の良い回路 、文献[1]




 バッテリーバンクへのトランジスタ・ドライブは、さらに増やして、10個にして、下図のように使うことが出来る。

 
Fig.41 トランジスタ・ドライブの数を増やした回路 、文献[1]




 各トランジスタに2700pFのコンデンサーをつけることが望ましい。しかし必須というわけではない。回路は、バイファイラコイルのドライブ部分に一つつけるだけでよい。

 アレックスの最近の回路では、とても小さな入力を用いている。4mAから1mAまで下げて調整できる電流値で1.5Vである。この小さな回路が、バッテリーを充電するのにアンペア・アワーあたり10時間かかるので充電率はそんなに高くはないのだが、12Vのバッテリーを充電できる。しかしながら、12Vのバッテリーを充電するのに1.5mWの入力であるということは、見事である。下図参照。

 
Fig.42 アレックスの最近の微小入力回路 、文献[1]


 
Fig.43 アレックスの最近の微小入力回路 、文献[1]


 コイルは、フェライトコアまたは空芯コアに巻いたものでバイファイラー巻きである。回路図で、コイルに黒い点をつけてあるが、これは、二つ並んだ巻き線の始点を示している。これは、一つの巻き線の始点を、他の巻き線の終端につなぐ(同時に1.5Vバッテリーのプラス極につなぐ)ということを明白にするためのものである。

 可変抵抗は、なしで済ませられる。1mAの電流レベルになるまでいろんな固定抵抗を試してみればよい。アース点は一個であること、そして、本当に地中にアース接続していることを強調すべきである。単純計算で分かることだが、充電するためにバッテリーに流れ込む充電電流は、バッテリーの効率が100%だとしてさえ、バッテリーの充電は、回路をドライブしているバッテリーから引き出されるよりも何倍も大きい。

 この回路は、200MHzから300MHzの間の周波数で動いている。



 アレックスは、ムラタのコイルを使っている。

 
Fig.44 ムラタのコイル 、文献[1]


 デンマークのジェス・アスカニウスは、この回路を複製し、次のようにコメントしている:

 “可変抵抗10kΩと固定抵抗1kΩは、250mW型にする必要がある。何故なら、より大きな電力は、より大きな電流を引き起こすからである。

 また、接地の質が重要である。何故なら、彼の非常に効率的なアースが回路から60Vパルス(夜は70V)を発生するからである。アース線に触れると92Vにもなる。従って、もっと研究すればもっと面白い効果が得られるかもしれない。”


   アレックスコーの今日までに最も進んだ回路は下記のようなものである。



 
Fig.45 アレックスコーの今日までに最も進んだ回路 、文献[1]
(訳註:冷電子回路なので今の常識とは異なる)


 この回路は、上図に示すようにインダクタPLAを用いている。電子回路に精通している誰かの初期の反応は、“これは、不可能である。何故なら、充電中のバッテリーはドライブ・バッテリーのどちら側にも接続されず浮いているからである”と言うであろう。

 (訳註:この回路は、現在の電子工学ではなく、ラジアント電気の電子工学であることに留意されたい)

 そうではあるが、この回路は、実際非常に良く動く。容量1100 mAHrの1.2V Ni-Mhバッテリーは、以前に10回充放電を繰り返したあと、今も30分位で充電される。



 入力電圧は、回路要素を変更することなしに、12V−36Vの範囲にあればよい。トランジスタの選択は、重要である。STW12NK90Zは、非常に高性能の高電圧トランジスタ(現在、www.mouser.com から入手可能)である。安価ではないが、この回路を複製すると決めたなら、これを使うことを強く勧める。

 ダイオードSF28も、600V, 2Aの規格の特別なパーツである。これは、高速ダイオードである。他のダイオードで置き換えるべきではない。



 コイルは、線径3-4mmの非常に太い銅線を4ターン巻いたもので、最も独特なものである。アルミ線でもよい。このパワーケーブル(電力用の太い線)は直径100mm-130mmのスプールに巻いてある。5nFの小さなキャパシタは6,000V耐圧のものである。

 点Aにおける真の接地は、性能を20-30%向上させる。しかし、回路がポータブルでないといけないのなら、接地はせずに点Aを0Vラインにつないでやるが、性能は少し落ちることになる。



 上記のコイルは、高周波動作が可能な空芯コイルであるが、コイルは、鉄ダストあるいはフェライトのような磁性体コアの何らかの形にすると、一般的にもっと効率が良い。35kHz位の高い周波数で動作することは、ありそうもないが、コイルコアに対して非常によい材料は、石工用アンカーあるいは“スリーブアンカー”である(下図)。

 
Fig.46 アンカー 、文献[1]


 この金属は錆びないし、動作しやすく、磁場が取り去られると即座に全ての磁気を失う。(以下略)



 

6. ハワード・ヘイリーの冷電気によるバッテリー充電技術




 英国のハワード・ヘイリーは、調整したバッテリーと未調整バッテリーとの差を強調している。彼は下記のように言っている。

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 バッテリーやキャパシタを調整するためには、冷電気によって繰り返し充電・放電を行う必要がある。冷電気は、高周波のAC電気あるいは高電圧のDCのどちらかである。

 冷電気では、電気はワイヤの外を流れる(Steinmetz) 。従って、電流は、オームの法則のように電圧を抵抗で割ったものではない。そうではなくて、電流は、電圧×抵抗×定数Cに等しい。ここでCは実験で決まる。

 パルス化したDCから冷電気を得ることも可能である。ただし、80V以上のDC電圧が必要である。その方法を使うなら、パルスは鋭利なほど、また早いほどよい。



 ACあるいはDCのキャパシタに、パルスを初めに入力するときは、それは普通に振舞う。パルスを連続して約12時間入力した後、キャパシタの振る舞いに変化が発生する。水のキャパシタの場合は、一つのサイドにのみナノコーテイング(Nano-coating)が発生する。抵抗計で測ってみると、全然抵抗を示さない。

 一つのサイドが擬似超電導状態になっているといえる。普通のキャパシタの場合は、そのように振舞うと信ずる理由は存在しない。キャパシタは、また、以前よりも早く充電される。そして電源を切っても充電が続く。そう、そのとおりである。私の場合、パワースイッチを切った後、3分間はパルスが発生し続ける。だから危険なのである。

 パルス発射は、私は科学的に表にはしてないが、指数関数的に減少する。― 私はやらないが、他の誰かが科学的にやってくれるだろう。



 この結果は、あなたは二つの同等なキャパシタを並べて用いることが出来るということである。一つのキャパシタは充電器につないだかのように振る舞い、他のキャパシタは、普通に振舞う。全てのキャパシタはある程度まで自己充電するが、調整済みのキャパシタ(複数)は、それら自身の仲間の中にある。私は、二つのアース棒を互いに10フィートはなして接地し、その間に調整済みキャパシタとネオンをつなぐ実験を行った(下図)。ネオンは、半時間も灯っていたが、それ以上の観察はあきらめた。

 
Fig.47 調整済みのキャパシタの実験 、文献[1]


 私は、これらを安全に運転したいので、出力がたった1.2ワットの低電力・高電圧電源を使っている。私は、低電力電源で、何らの悪影響なしに800Vまでのパルスを用いてバッテリーを充電した。また、一本線を使うとより安全である。というのは、これは伝送されるのは殆ど電圧であり電流は最小量しか伝送されないからである。従って、冷電気を用いたバッテリーあるいはキャパシタの調整は、下図のようになる。

 
Fig.48 冷電気を用いたバッテリーあるいはキャパシタの調整 、文献[1]


 ここで、調整のためにバッテリーあるいはキャパシタに供給される電圧パルスの大きさは、ネオンのストライク電圧によりコントロールされる。通常のNE2ネオン管のストライク電圧は、約90Vである。従って、SCR 2N6509G は、そのくらいの大きさの電圧のパルスをバッテリーかキャパシタに供給する。

 上図の一個のネオンの代わりに、直列接続の二個のネオンを使うならば、電圧パルスは約180Vになるであろう。このタイプの回路は、ここに示すように数個のキャパシタを使った方が、よりよく動作するようである。充電と放電速度が速くなるからである。

 あなたは、最大の利益を得るためには、デバイスを一日間動かし続けなければならない。私は、定期的に1.6kWバッテリーバンクを充電しているが、スイッチを切った後にバッテリーバンクの電圧が上昇する。



 私は、また、ON時間を5秒、OFF時間を2分試みたが、キャパシタは、パルスを発射し続けた。しかしながら、パルス発射率は、パワーをONのときよりもパワーをOFFにした時の方が小さかった。もし、あなたが、キャパシタを暫く使い損なったときは、―私の場合は3週間かそこらだったのであるが、―また初めから調整プロセスをやりなおさなければならない。

 私の場合は、この再調整はかなり難しくて1時間ではだめで数日間かかった。キャパシタは、COLDである。それにつながれているワイヤとそこから出て行くワイヤもCOLDである。しかし、それからショックを受けるときは、HOTである。



 この充電過程では、冷電気を使っているので、この方法で充電不可能型バッテリーを充電できない。私の場合、3個のバッテリーのうち2個は、充電がOKであった。奇妙なことに規格電圧よりもかなり高い電圧になった。

 バッテリーは、キャパシタで置き換えることが可能である。明らかに、調整されるべきどんなバッテリーもキャパシタも一個のネオンあたり70Vより大きくない電圧で充電する必要がある。だから、例えば96Vのバッテリバンクでは、充電回路のSCRに2個直列のネオンをつけることが必要になる。この回路は、入力電力スイッチを切った後に、3分間までバッテリーを充電し続ける。

 もっと強力なバージョンでは、チョークコイルを用いて冷電気のパワーを増大できる(下図)。ネオンは、ずっと力強く光る。この場合、ネオンは、脈動していなければならない。言い換えれば、ネオンが脈動せずに直流的に連続的に発光するなら、それは駄目である。

 
Fig.49 チョークコイルを用いて冷電気のパワーを増大した回路 、文献[1]


 パルスレートを変化させために、入力パワーに直列に可変抵抗を使うことが出来る。冷電気を発生し、回路の出力部の全キャパシタを調整する負のラジアントエネルギーが配達される。



 この回路はあなたを殺傷する力がある。大注意。この回路は、経験を積んだ実験者のためだけのものである。

 キャパシタは調整が終わるまで約1日かかる。この回路は、死んだカー・バッテリを生き返らせるのに良い。

 バッテリが調整されて、充電回路への入力パワーが切られると、バッテリは充電を続行する! 

 一旦、調整がなされると、6W・12Vの電源あるいはソーラーパネルを使って、4個並列にしたカーバッテリを充電することができる。

 しかしながら、ここに記したことは、あなたは、どんな状況でも、単に情報が目的であって、実際に製作すべき単なるお勧めにすぎないと考えるべきではない。




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 “5個のキャパシタを直列にしたら、各キャパシタの使用電圧を簡単に設定できないのに、何故、5個直列接続するのですか?”、という質問を受けたことがある。答えは全然分かっていないが、良い質問である。
 答えは、キャパシタが充電される方法である。充電されるキャパシタの電圧は、非常に非線形的に上昇する。それは下図のようになる。

 
Fig.50 キャパシタの充電過程の模式図 、文献[1]


 赤い線は、充電の平均レートであり、線が急なほど充電レートは早い。キャパシタのサイズに比較して充電電圧が大きければ大きいほど、この線のスタートは険しくなる。ハワードは、曲線の初めの丁度10%を使って、この事実を利用している。

 これは、彼の回路図に示されているように、数千ボルトのキャパシタを直列接続にしてなされている。つないだキャパシタセットは、確かに非常に早く充電される。そして、容量の10%に達する前に、ネオンが発火し、調整中のバッテリ(あるいはキャパシタ)に、キャパシタの電荷が運び込まれる。

 その電流の強さは、直列接続のキャパシタのサイズにより決まる。キャパシタが大きければ大きいほど、バッテリーへ行くパルスは強くなる。見て分かるとおり、ハワードは、プラステイックフィルム型の2.2μFキャパシタを選んでいる(下図)。

 
Fig.51 ハワードが使っているキャパシタ2.2μF 、文献[1]




テスラスイッチ





 テスラスイッチは前章で詳しく述べた。しかし、バッテリーの充電であるから、ここでもう一度言及しておく価値がある。

 テスラスイッチは、回路が負荷に大きな電流を供給している間、バッテリーを充電するのであるから、類似性がある。

 テスラスイッチはたった4個のバッテリーを使っているだけだが、30馬力のモータを回す。これは22kWの電気出力に等価である。

 
Fig.52 テスラスイッチ 、文献[1]


 ここに示されたシンプルな回路は、エレクトダイン社で、車用の鉛蓄電池を用いて3年間に渡りテストされたものである。その期間バッテリーは、回路によって充電されたばかりか、バッテリー電圧は36Vまで跳ね上がった。しかし、それによる、損傷は起こらなかった。



 もし、負荷につないだバッテリーの電圧が実際に上昇するならば、バッテリーは、負荷(モータ、ポンプ、ファン、照明、その他の電気器具)に与えるパワー以上のパワーを受け取っていると考えるのが妥当だろう。

 そうではあるが、回路は、目に見えるどんなエネルギー源にも繋がれていない。目に見えないエネルギー源が外部になければならないと分かる。もし、回路が充分なパワーの要素をもつなら、電気自動車を高速で走らせることが完全にできる。これは、ロナルド・ブラントによりデモンストレーションされた。

 これは、外部の見えないエネルギー源が余剰の電力を、かなりな量供給することが出来るということを示している。また、思い出して欲しいことは、硫酸鉛バッテリーは通常充電中に供給された電気エネルギーを100%返してこないということであり、従って外部のエネルギー源が負荷にもバッテリーにも余剰の電流を供給しているのである。



 では、この回路は、どうやってこれを行っているのか? 前に詳しく述べたように、状態1から状態2へスイッチするとき、非常に鋭く立ち上がる電圧波形を作るという点において、バッテリーのパルス充電回路と正に同じ方法で行っているのである。

 この非常に急速なスイッチングが、局所エネルギーフィールドを不均衡にし、エネルギーの大きな流れを引き起こして、その流れの幾許かが回路と負荷にパワーを与える。これは、4個のバッテリーを使っていて、バッテリーは鋭いパルス発生により充電されるとはいえ、少し後の時間において負荷に電力を与えられるというような大きなバッテリーバンクを充電する回路ではない。





 

7. バッテリー充電についてのケリーの提案




バッテリーの充電にくるまを使う方法(提案)

 …。一旦エンジンが始動すれば、付加バッテリーはカーバッテリーに並列に接続され得る。すなわち、付加バッテリーのプラス端子は、カーバッテリーのプラスに接続する。

 これは、車のエンジンから何らかの付加エネルギーを引き出すが、理論上は付加的燃料となる。しかし付加的燃料は、空気抵抗がくるまの速度の3乗で増えるので、エンジンのパワーの殆どは空気をはねのけるのにつかわれるてしまい、かなり少ない。

 充電されたバッテリーは、夕方には、車から取り外すことが出来、市販の小型のインバータで照明・テレビ・DVDプレヤー・等々に使うことができる。



バッテリーの充電の実験(提案)

 本章の初めに示したパルスバッテリー充電器、すなわち、アレックスコー半導体パルス発生器の一つを使うとき興味深い可能性が現われる。一般常識的には、バッテリーで電球を点けようとするとき、点灯時間が長ければ長いほど、大きいバッテリーが必要になる。



 
Fig.53 バッテリーによる電球の点灯 、文献[1]




 これを、ちょっと異なる観点からみてみると、点灯時間が短ければ短いほどバッテリーは、それだけ小さくなる。だから、例えば、たった10秒間だけ点灯するだけなら、バッテリーはとても小さく出来る。

 しかし、その時間を1秒にしたとしたら、バッテリーは全く微小になるだろう。さらに1/10秒にしたら、必要なバッテリーパワーを、例えば1時間点灯するのに必要な電力に比べたら、ちっぽけな電力だろう。このことは、ありふれた明白なことであるが、有益な戦略となりうるのである。

 かなり最近、スーパーキャパシタが低価格で入手できるようになった。2.5V、5Fのキャパシタが£3程度である。エレクトロニクス分野から見れば、1000μFのキャパシタは大きいと考えられ、10,000μFのキャパシタは、とても大きいと考えられる。

 そう、5Fのキャパシタは、10,000μFのキャパシタより500倍大きい。このキャパシタは、数秒で満杯に充電できる。しかも100%の効率であり、何年も機能し続ける。



 6Vの電球を6Vのバッテリーにつなぐとしよう。もし、バッテリーが、例えば6.6V(充電器からはずして1時間後に測定)に充電されていて、電球はバッテリーにつながれていて、バッテリー電圧が5.0Vに下がるまで点灯したままにしたとすると、これで、どれだけ長くバッテリーが点灯できるかを決定できる。

 点灯時間を、もっと大きなバッテリーを用いることなしに、どれだけ延ばせるかが興味深いであろう。スーパーキャパシタを3個直列につないで、7.5V, 1.67Fのキャパシタにしたとしよう(下図)。

 
Fig.54 スーパーキャパシタを
3個直列にした回路 、文献[1]


 バッテリーを電球につなぐとき、1秒間にOnとOffをするリレーを駆動する簡単なNE555の回路を使って、半分の時間は点灯し、他の半分の時間は休んでいるようにする。これは気違いじみていると思うだろう。何故なら、バッテリーを電球につなぐとき、電球も点け、キャパシタに充電し、NE555を走らせる電力とリレーを動かさなくてはならないからである。前より性能が悪くなる。

 しかしながら、バッテリーを半分の時間だけ切り離すので、下図のような回路にすることでメリットが発生する。

 
Fig.55 リレーのドライブ方法 、文献[1]


 これは、電球を点灯し続けて、NE555回路も動かし続ける間、毎秒充電すべき今や二つの大きなキャパシタがあるので、バッテリー電力を食ってしまい悪化である。しかし、半分の時間に対して、リレーは、キャパシタ"C2"をバッテリー充電器につなぐ位置にある。そして、同時に、‘休止している’バッテリーは、バッテリー充電器の出力につながれていて、付加的な電荷をそれに供給している。

 あなたは、1/2秒だけの充電時間では、短すぎて使い物にならないと思うかもしれない。しかし、そうではない。私の著書の5章[3]で、Yury Podrazhansky and Phillip Poppに与えられた1989 patent US 4,829,225 について書いているが、その中で、バッテリーは、特殊な方法のパルスを与えるとずっとよく充電され寿命も長くなるという証拠を挙げている。

 彼らの方式では、バッテリーは、1/4秒〜2秒の時間のパワフルな充電パルスで充電すべきであるとしている。ここで、パルスはバッテリーのアンペア・アワー・レートである。すなわち、85 AHrのバッテリーに対しては、充電パルスは85アンペアになるだろう。

 そのパルスは、そのあと放電パルスが続くが、これは、同程度か、あるいはもっと大きな電流でさえある。しかし充電パルス時間の0.2-05%の時間である。これらのパルスは、次のパルスがやってくるまで休止時間になる。彼らは、この方法を用いるときの彼らの経験例を次のように記している。

 
Fig.56 1989 patent US 4,829,225 、文献[1]


 もちろん、上表の結果が、ここに提案した回路に直接当てはまるものでは無いが、かなり満足的な結果が、非常に間欠的な充電シーケンスから得られるということを示している。また、私は、いままで本提案回路に対し1秒サイクルについて話してきたが、それは、メカニカルなリレーを使うための初期的な試験的使用に過ぎない。

 もし、テストが満足的であれば、すなわち、負荷をかけて5Vまで低下する時間が延びたなら、リレー回路は半導体回路(消費電流が少ない)で置き換えられ、スイッチング時間はおそらく1/10秒がよいかもしれない。



 …。半導体回路は下図のように提案する。

 
Fig.57 半導体によるスイッチング 、文献[1]


 Maplins(電子部品販売)は、かなり妥当な値段で2.7Vスパーキャパシタを販売している。電圧に合わせるために、全体の実質的容量は減少するが、4個か5個直列にする必要があるだろう。

 (以下略。必要に応じ原著、文献[1]を読まれたい。)





文献:

[1]Patrick J. Kelly:A Practical Guide to Free-Energy Devices,Chapters.5-6.
[2]トム・ベアドン著:「真空からのエネルギー:その概念と原理」http://www.amazon.com/Energy-Vacuum-Principles-Thomas-Bearden/dp/0972514600




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