フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相

フリーエネルギー技術開発の特徴と種々相





Chap.12. 電気エネルギー(主にコイル&トランス)

1. S.E.ジョーンズ博士による8倍のOver Unity 回路 
2. 冷電気の発生をFET, コンデンサー等の回路で試みる人
3. レンツの法則とエネルギー保存則 ― 逆起電力と順起電力
4. (日本)超効率を達成したインバータ: イーサエナジー共鳴の秘密 
5. インバータ・コアの空気間隙の役割  
6. ハンス・コーラーの数kW出力の磁気電流装置: 磁気パターンの微調整の重要性
7. S.マリノフのOver-unity トランス ― 磁気バイアスと間隙の秘密
8. S.パトリック等による超効率発電機MEG(米国特許)
9. A.フロロフの超効率Φ-マシーン
10. R.ウィリズの磁気バイアス空気間隙コイルの超効率
11. V.イワノフの磁気バイアス空気間隙トランスの超効率
12. イーサの流れと空気間隙の関係(仮題)←…not yet
13 ジュールシーフ回路による香港の自立型発電器FLEET 
14 改良型ジュールシーフ回路によるジョニー・アウムなどの発電器 
15. 使い捨てカメラ転用のジュールシーフ回路 
16. Eストレス電力発生システム










Chap.12. 電気エネルギー(主にコイル&トランス)





1 S.E.ジョーンズ博士による8倍の超出力(Over Unity) 回路



 
(概要)ブロッキング発振回路で、バイファイラー巻きトロイダルを使用して帰還してやるとover unity現象が起こる。周波数はMHzレベルで、電力はmWオーダーで小さいが初歩のone stepである。Jones博士は、この装置の開発を促進するためと、どこからエネルギーがやってくるのか科学的な解明のために公開[7.1]している。
 なお、この回路はジュールシーフ回路に関係しているが、これについては、13節-15節に取り扱っている。



 
Fig.1.1 Steven E Jones博士[1.1]


   これは、Pure Energy Systems NewsのSterling D. Allanが報告したものである[1.1]。
 退職した物理学教授、Steven E. JonesはシンプルなOverunity回路を研究しているが、場合によっては、20倍も高いoverunityを得ている、という。ブリガム・ヤング大学でテクトロニクス3032型オシロスコープで観測されたが、その電子回路を駆動するのに必要な電力の8倍のエネルギーが得られている。電力は数百mWと小さいが、これはスタート点なのである。

 
拡大します
↑Fig.1.2 波形[1.1]。
図上クリックで拡大します。
Fig.1.3 電子回路[1.1]




 
Fig.1.4 S.E.Jonesのバイファイラー巻きトロイダルコイル[1.1]

アランによれば、重要なことは、
  1. ジョーンズ博士の信頼性と評判である。学界では無視できない人物であること。このことは文献[8-1]に詳述されている。


  2. 彼が用いた測定装置で得られた厳格さ。


  3. 電子回路がシンプルであり、公開されていること。


  4. 電子回路の部品が低価格で、複製することが簡単であること。
ということである。
 トロイダルの巻き方はFig.7.4に示したが、さらに詳しくは PhysicsProf をみてください。ここでPhysicsProfというのはSteven E. Jonesのニックネームである。

 この回路は、 Joule Thief 回路 あるいはブロッキング発振回路から派生したものである。

 彼の回路では、共振周波数を調整するトランジスタのベースにつないだLC回路がある。彼は、この回路をブースト共振器と呼んだ。なぜならそれはある周波数で共振し、どういうわけかエネルギーが増大する証拠があるからである。

 ジョーンズ博士は下記のように言っている:

 私は、効率 n を調整し、正味の入力エネルギーをほとんどゼロにする方法も発見した。 私の特別なトロイド(手巻き)では、以下の条件ですばらしい結果を得た。


 Youtubeの映像は:



(感想)


文献

[1.1]Dr. Steven E. Jones' circuit gives evidence for 8x overunity




2. 冷電気の発生をFET, コンデンサー等の回路で試みる人






 テスラはラジアントエネルギーは、電流をパルス的に断続するとき生成され、それは コンデンサーに蓄積できることを述べている。 テスラの方法を、FETとコンデンサーに置き換えて実現できないかと考えるのは、普通の思考のなりゆきでしょう。なお、冷電気はIIXa章、2.冷電気とは何か・その概観 に述べてあるので、そちらを先に読了しないと、以下分かりにくいと思う。。

 フリーエナジーのフォーラムにおいて”UFOポリテイクス”(以下U氏と略記)というペンネイムで参加し続けている男[2.1]が、上記のようなことについての洞察と経験を発表をしている。ケリーは、U氏の提案は重要であると考えている。そして、分かりやすくまとめた解説[2.2]を著している。以下、これに沿って紹介する。

 U氏の基本的考え方は、下図のような電子回路を用いて、コイルにパルスを加えるにあたり、トランジスタFETのスイッチがONになると、通常の熱電気(hot electricity)パルスがコイルを通過する。しかし、電流が急速にOFFになると、環境から冷電気がコイルの中に流入する、というものである。

 
Fig.1 U氏の冷電気回路図の基本的概念,[2.2]


 流入したエネルギーは、2個の高速ダイオードを用いて捕獲でき、負荷に与えることができる。この場合、エネルギーの流入はかなり大きいから、高速ダイオードは、かなり大きな電流を運ぶことができる。エネルギーの流入はトランジスタFETのスイッチOFFになったとき起こるから、できるだけ長くOFF状態を保つことが望ましい。言い換えれば、トランジスタに対するデューテイサイクルの%が低い方がよい。

 冷電気の出力側には、かなりな負荷がなくてはならない。そうでないと、冷電気は回路の熱電気部分に戻ってきてしまい、トランジスタに損傷が起こるであろう。T.ベアドンは、抵抗は冷電気の流れを妨げるどころか増大させるので、負荷は、コイル、DCモータ、あるいは蛍光灯を用いるべきである、といっている。

 流入するエネルギーは、コイルの中心にむかって、コイルの中心側に流れようとする傾向が観測されているので、この特別なエネルギーを捕集する補足的方法は、メインコイルの内側に第2のコイルを置くという方法である。下図のように同じ方向に巻くのである。

Fig.2 U氏の冷電気の基本的概念、[2.2]


 この方法だと、二つに分離した各独立の冷電気エネルギーが出力される。この2次的コイルにはダイオードは不要である。このコイルはピックアップコイルであって、熱電気パルスコイル中で巻数に何ら関係していない。そのかわりに、このコイルは、パルシングコイルがスイッチOFFの間、冷電気の流れを捕集できるのである。熱電気パルシングコイルはピックアップコイルの上に直に巻くことができる。あるいは、少し離して巻いてもよい。

 とても驚くべきことだが、回路から冷電気をチャンネリングする(取り出す)のに使う高速パワーダイオードは、小さなシリコン・エピタキシャル・プレイナ・ダイオード1N4148(75V, 0.45A)を使うことを勧める。なぜなら、このダイオードは冷電気をクリーン・アップするのにとても良いといわれているからである。

 冷電気は、ダイオード1N4148に到達する前に、シリコンパワーダイオードを通過しなくてはならない、ということは重要である。したがって、下図に示すようにダイオードの接続順序は重要である。

Fig.3 ダイオードの接続順序、[2.2]


 上図のダイオードNTE576 (6A, 35nS, 400V)に互換可能なダイオードは、NTE577 (5A, 70nS, 1000V) およびHFA16PB (16A, 19nS, 600V)である。要求される主な性能は、高速動作で、電圧400V、電流は少なくても5Aである。

 出力をDCにしたい場合は、もうひとつ付け加えなくてはならない。フィルターである。はじめに、エネルギーがNTE576を通過するとき、高速(低容量)・高品質のフィルムコンデンサに遭遇する。このコンデンサは小さいダイオード1N4148を通過する前に高周波電圧リプルを吸い上げるためにアウトプット線をまたいで接続されている(下図)。コンデンサーに冷電気を蓄積すると通常の熱電気に変換される。

Fig.4 整流方法、[2.2]


 この回路は電源スイッチをONにしさえすれば、動作するように見えるが、そうではなく、重要なスタート手順が要る。トランジスタに与えた信号は数Hzで50%のduty cycleにして、回路に発生する電圧と電流をモニタしながら、注意深くゆっくりと入力を調整する必要がある。これは、まじめに言って、大きな出力を発生する能力があるパワフルなシステムなのである。

Fig.5 蛍光灯負荷を冷電気ターミナルにつけた状態、[2.2]


 重要なことだが、回路は、冷電気の出力ターミナルに適切な負荷をいれることなしに動かしてはいけない。適切な負荷は自己安定器付きの蛍光灯(230V)である(上図)。電源スイッチをONにするだけでは、冷電気の流入を得るのは不十分であることを理解しなければならない。スタートの手順を注意深く進めることが必要で、このとき蛍光灯は特にこれを行うのに助けになる。ネオンランプも、当座の役にはたつ。これらの負荷は、視覚的に電流を知るのに都合が良い。

 スイッチをONにする前に、入力発振器は、50% duty cycleで極小周波数にセットしておく。それから、周波数を非常にゆっくり上げて、ランプをフラッシュさせる。周波数が上がるにつれて、バッテリーから引き出される電流をモニターする必要がある。というのは、これはトランジスタを通って流れる電流だからである。そしてduty cycleを徐々に下げて電流を大きくしないように低く保つ。

 このプロセスは、注意深く続ける。成功すると、光の色がはじめは紫かグリーンだったものが、連続的な白色に到達する。発生した光と、生命に危険がないこと、あるいは水の影響を示すビデオは、 RADIANT FREE ENERGY、[2.2]で見ることができる。

 駆動する力となるものは、一連のパワフルな磁気パルスであるとともに、注意深い組み立てが要求される電子回路の装備である。回路を駆動するためのバッテリは、電池をつないで36Vにしたものである。コイルは空芯コイルで、直径2インチ(50mm)のスプール(ボビン)に巻いたものである。そのDC抵抗は約1.4-1.5Ωである。

 これは、トランジスタでドライブすることになるが、通常は、6個のパワートランジスタを並列につないで行う。電流を各トランジスタに分散させるためと、発熱を分散させるためである。トランジスタは共通の大容量ヒートシンクにボルト締めしてある。

Fig.6 ”500g巻きリール”の銅線、[2.2]


 コイルをどのように巻くかは、ちょっとした考慮が必要である。目的としては、1.5Ωの抵抗にすることと、それを流れる電流に対し極大の磁気効果をもたせなければならない。銅線はとても高価になる。太い銅線でかなり長い巻き線は非常にコスト高になるのである。いうまでもないが、サイズも重量も大きくなる。ヨーロッパにおける銅線を選択するなら、その典型的なものとして”500g巻きリール”がある。この詳細は、上表のとおりである。

 
Fig.7 パワーFETを6個並列に接続し状態、[2.2]


 この表から、14SWGの500gリールが、丁度0.09Ωのトータル抵抗をもっていることが分かる。この線を用いて、9.3Aの電流を流すひと巻きのコイルを作るのに16個のリール(重さ8kg。高価になる)が必要である。これに対して、28SWGのリール一個では、52個のコイルを別々に巻いて、並列接続すれば15Aの電流が流せて、コストも重さもずっと小さくなる。コイルはどのように構成しようともDC抵抗が1.45Ωになることを目指している。

 電流が同じとき、巻き数が少ないほど発生する磁場は小さくなる。したがって、もし、22SWGの銅線を用いるなら、133.5mの長さを4個必要となる。これらをはじめからひとまとめで、4個巻けば、並べてDC抵抗が1.45Ωになる。銅線の長さは、同じでないといけない。さもないと各コイルの抵抗がまちまちになり、どれかにオーバーロードになってしまう。

 銅線に流せる電流のmaxは4.8Aであり、たった1.45Ωにすぎないことに注意すべきである。連続して掛けられるDC電圧は7Vだけである。したがって36Vのバッテリが用いられている。周波数とduty cycleを注意深く調整することは必須事項である。とくにスタート時は非常に低い周波数からはじめなくてはならない。もし、バッテリ電圧一杯に連続してかけると、コイルは破壊される。

 フリーエナジー・フォーラムのメンバー達は、それぞれ、パワートランジスタに供給するためのドライブ信号の可変周波数や可変duty cycleを供給するさまざまな電子回路を製作・試験・提案してきた。しかしながら、U氏は、シンプルな555タイマーIC回路を薦めている。U氏が強調する点は、IC555のピン3から取り出す出力信号は、はじめに抵抗100Ωを通過し、どのトランジスタも二つの抵抗による分圧器により、それぞれに供給される、ということである。47kのゲイト-グラウンド間抵抗はFETが正しくOFFになることを確実にする。これらの抵抗値をおおきくすることは可能かもしれないが、47kより小さくすべきではない。

 上図の太線は、どんな実質的な熱も発生することなしに大電流を運べるheavy-dutyの配線部分を意味している。また、FETは内的ダイオードを持っているが、外付けの高速ダイオード(NTE576または等価品)をスイッチング速度を上げるために各FETに接続することを薦める。

Fig.8 外付けのダイオードを接続したFET、[2.2]


 FETのゲイト容量は、1nFである。充放電が早いほど、FETは早くスイッチイングできる。ゲイト容量に対する充放電の速度を決めるものは、ドライバからゲイトへの配線の長さである。あるいは、ゲイトの誘導性である(導線1mあたり0.05μH発生)。これに加えて、ゲイト接続線の長さがまちまちだと、スイッチング遅延時間がまちまちになり、まちまちのインダクタンスが、ON/OFF/ON/OFFスイッチングの繰り返しで高周波発振を引き起こす。これが原因でFETを焼損したり、冷電気活動を阻害するかもしれない。

 U氏のもうひとつの指摘点は、配線の接続は可能な限り短くするということである。下図参照。

Fig.9 可能な限り短くする配線方法、[2.2]


 ここで注意すべき点が二つある。第1に、タイマーIC555のピン3につなぐ抵抗100Ωは、アルミのヒートシンクに固定してある6個のFETトランジスタの中心に配置させて、低い抵抗の導線でつなぐことである。第2に、ヒートシンクそれ自体も、FETがドライブしているコイルと、低抵抗の電気的接触をしていないといけない。ヒートシンクへの接続は、ナットとボルトを使って、ヒートシンク上のきれいにした領域にソルダータグをはさんでしっかり締め付ける。

 各FETは、タグを通してヒートシンクに電気的に接続されているが、タグは、熱的なヒートシンク接続とトランジスタのドレインに電気的接続の両方を兼ねている。しかしながら、アルミのヒートシンクが黒色の陽極酸化型ならば、そのときは、各FETとコンタクトエリアの間のクリーニングはせずに、太い線を走らせFETの中央のピンを出力線接続点につなげるとよい。

 プロトタイプで使ったトランジスタ、これは再現のために推奨するものだが、NTE2397がよい。これはヨーロッパでは、現在、あまり普通にみられるトランジスタではない。したがって、おそらく一般的なIRF740でよいだろう。これは、NTE2397にある主な特性をもっているようにおもわれる。U氏は2SK2837(500V, 20A,パルス時 80A)、あるいは、 IRFP460 (500V, 0.27Ω, 20A、パルス時80A) を提案している。タイマーIC555は、電源電圧が15Vmaxであるので、電圧レギュレータLM317Nを用いて36Vバッテリ(24Vバッテリでもよい)から12Vを作る。

Fig.10 LM317Nを用いた電圧降下方法、[2.2]


 電圧レギュレータLM317Nは、良いヒートシンクに取り付ける。36Vパワー電源から24V分降下させ、NE555の消費電力の2倍消費するからである。

Fig.11 ヒートシンクに取り付けたLM317N、[2.2]


 このシステムに対し成功したパルス回路はたくさんある。U氏はNE555が最も確実性が高いと考えている。したがって、私(Kelly)の示唆するところは、下図のような回路を選ぶのがよいと思う。

Fig.12 最も確実性の高い回路。555の使用がよい、[2.2]。


 この回路は、周波数とduty cycleの微調整ができる。それに、制御以外に3個の非常に安価な部品が要るだけである。もし、高価な高品質多回転可変抵抗が得られるなら、微調整可変抵抗4.7kはやめて、これに取り替えたらコントロールしやすくなる。図で、Linと書いてあるのは、Linear(線形)という意味であり、抵抗の回転軸を回すとき抵抗値と回転角度が比例している。

 U氏の回路において、回路のパワーを落とすときは、周波数を極小値まで落とし、duty ratio(=Mark/Space ratio)を50%にセットすることが大切である。さもないと、適切値より高い周波数で、パワーが簡単に上がってしまい回路部品に何らかの損傷を起こすであろう。

 動作性能を上述よりもあげる方法がある。ひとつの方法は、コイルの中にステインレススチールのコアを入れることである。ステインレススチールは非磁性体と推測されるが、実際上はそうとは限らない。しかし、理想的には、このコアを加熱し冷たい水で焼きいれして結晶構造を変えることにより改善できる。

 もうひとつの改善方法は、第2のトランジスタを用いスイッチOFFにおいてコイルをよく絶縁することである。コイルの両端にスイッチOFFのトランジスタを用いると、確かに熱電気の流れを阻止する。しかし、T.ベアドンが正しいなら、OFF状態におけるトランジスタの抵抗は、実際に、冷電気の流れを増加させるであろう。冷電気は熱電気が反応する方向の逆方向に反応するからである。トランジスタ配置は下図のようになる。

Fig.13 熱電気のブロック、[2.2]


 これは、作るのがとても簡単な回路に見えるが、そうではない。上のトランジスタはゲイトGとソースSの電圧の差でスイッチONになる。しかし、ソースは固定されていなくてコイルに流れる電流により急速に変化する。したがって上のトランジスタをスイッチするのに信頼のある電圧とならない。

 変わりに、P-チャンネルFETを使うことができる。これなら、36Vバッテリのプラスの固定電圧に接続できる。非常によくスイッチングできるが、二つのトランジスタのスイッチングのON-Offを正確に同時的に行うためのタイミング問題がある。これに関して他の回路も提案されたが、初期の段階で、U氏はできるだけ単純なもので行くことを勧めた。したがって、一個のトランジスタ式が最良だという意見である。

 推奨されるコイルの大きさは、直径2インチ(50mm)、長さ2インチである。巻いたコイルは、約3インチ(75mm)である。したがってフランジの直径は4インチ(100mm)が現実的である。

Fig.14 推奨コイル、[2.2]


 コイル用の推奨材料はファイバーグラスである。これは高耐熱性であり、加工もしやすい。代替材料はアクリルであるが、耐熱性はない。アクリルは高周波特性が優れているが、本電子回路は、高周波では作動しない。どんなスプールであれ、非磁性体でないといけない。回路に接続するときは、コイルの巻き線のスタート点はバッテリーの正極につなぐ。

下図は、アクリルパイプに巻いたこいるであり、4個のダイオード全て、コイルの端につないである。

Fig.15 アクリルパイプに巻いたコイル、[2.2]


 冷電気は、殆ど無制限のパワーを供給すること、そして、まだ多くの人々に理解されていない用途があるということを理解すべきである。

 U氏は、熱電気のドライブ回路で、単純抵抗の負荷を用いて、はじめにテストすることを提案している。もし全てが正しく作動することが確認できたら、コイルと小さめの値の抵抗を直列にしてテストする。それが満足的に作動していたら、コイルだけで慎重にテストすることを提案している。

 冷電気は、バッテリを急速充電可能である。そして、充放電を繰り返した後、バッテリは冷電気に対し調整(conditioning)される。エレクトロダイン社の研究者の経験では、完全放電してしまったが冷電気調整してあった大バッテリは1分で再充電できることを示した。

 現在のフォーラムのメンバーが、U氏回路を用いて、充放電について試した。以下は、その報告である。




 昨日、私は友人と二人で、同質な6個の古いバッテリ(定格は各、12V, 115Ah)を用意した。良い方の3個の12Vバッテリを直列に接続し36VバッテリAを一個作り、良くない方の3個の12Vバッテリを直列に接続し36VバッテリBを一個作った。バッテリAを用いてデバイスを駆動し、バッテリBを充電するようにセットした。バッテリAは37.00V、バッテリBは34.94Vであった。デバイスの最低周波数は133Hzでduty cycleは13%であった。プライマリ回路から2A引き出すことからスタートした。

 周波数をあげていくと、充電対象のバッテリBは38.4Vにいったんジャンプし、それから36.27Vで安定した。そしてまた上昇し始めた(2秒間に約0.01V)。2時間半後に、39.94Vに上昇した。この点で、充電をやめて10分間休ませた。そこまでは、この種類の充電に対して、デバイスは非常に安定でパワフルで、バッテリBを連続的に上昇させていたこと以外は、全て非常に正常に見えた。バッテリAの電圧は、はじめ36.20Vにまで低下し、全ての時間そのままの電圧にとどまっていた。10分間休ませると36.98Vに回復した。

 それから、我々はバッテリAとBを切り替え、上とは逆に、20分間充電した。充電をやめ、同様に休ませた。それから、バッテリBを20分間充電し、また休ませた。バッテリの電圧の読みの正確性を期するため、数時間休めておいた。バッテリAは37.07Vで、Bは38.32Vであった。両方ともバッテリはパワーが上昇していた。これらのバッテリは、ともに、非常に良くないバッテリであった。バッテリBの中のひとつは、スタート時10.69Vしかなかった。他の興味深い点は、プライマリバッテリから引き出される電流は、周波数を133Hzから550Hzまで上げていくとき、2Aから1.5Aに減少したことである。





 これは、このような低品質バッテリに対する冷電気の初めての使用例であった。さらに充放電を沢山繰り返せば、大きな改善が期待できる。これは、バッテリを家庭電力源として不適切にしているファクターを完全に克服できる。もし、バッテリを数分以内に完全に充電できれば、家庭用電源としてバッテリ使用の道を開くことになる。

 冷電気は、モータを非常に力強く回すことができる。フォーラムのメンバー’ネチカ’はモータのターミナル間にコンデンサをつけると、回転が非常に良くなり、印象的なパフォーマンスが見られることを発見している。彼のビデオは、 Ufopolitics Project Replication with DC brushed motor. by netica.で見ることができる。デバイスはコアにスチールを入れない空芯コイルである。彼の装置は、下図のとおりである。

Fig.16 第3者 ネチカによる再現実験、[2.2]


 また、冷電気回路は水に浸しても障害は起こらない。このビデオは、 RADIANT FREE ENERGYで見ることができる。ここには、非常に強力な電球のデモンストレーションも示されている。一般的なデモンストレーションは、 RADIANT ENERGY/COLD ELECTRICITY RESISTANCE TEST 1 & 2で見ることができる。





U氏の波形イラストを用いた説明[2.1]

 Fig.17は、コンデンサを有する冷電気回路図であり、Fig.4を再掲したものである。これによりエーテルエネルギーを冷電気に変換できるとU氏は主張しているのである。

 
Fig.17 コンデンサを有する冷電気回路図(=Fig.4)、[2.2]

 
NTE2397: MOSFET
NTE576: Fast recovery Diode
1N4148: Fast switching Diode
IRFP460: "IR" Power MOSFET N-Channel*
MUR8100E 8A 1000V: Ultra-Fast Recovery Diode*
1N4148: Fast Switching Diode
  (*使用場所の記述なし)


 
Fig.18 発振信号に対応するRadientエネルギーの流れ。[2.2]
   ラジアントネルギーのGain-looseの図

 文献[2.1]の記述によれば、コイルは内径が2インチ、長さ2インチの耐熱型である。2次コイルまたは鉄コアか何かのための空間として中心に空洞がある。 コイル線は絶縁銅線でSWG22の平行線で33.5mの長さである。完成したコイルは約1.45Ωである。

 NTE2397 は高電圧高速のスイッチングMOSFETで、最低電圧5Vでスイッチする。コイルは、基本的に数回(周波数に依存?)巻きであり、電圧をかけると電界を発生する。

 信号発生器 (SG)が数100-数kHzの矩形波を発生し、on/offする。SGから出力した5Vの矩形波がMOSFETに入力され,この回路の"Hot" 部分を作る。矩形波の分割した時間の間に、36Vまでコイルを充電し、電磁界を作る。

 Fig.18は発振信号に対応するRadientエネルギーの流れを示している。Radiant エネルギーは矩形波信号に反比例して流れる。ONになっている時間T-onが長いほど、多くのエネルギーを消費する。Radience(=著者の造語でRadiant性という意味か)はoffになっている時間T-offに入ってくる。従って、これを短くすると、Radienceの流れは小さくなる。

 消費するエネルギーを小さくすればするほど、Radienceは、いっそうよく働く。時間的にある一定の信号をコイルにかけると流れが飽和するところがあり、ここで必要な入力はかなり小さくなる。コイルのoffの時間に、電磁場はノーマル状態に戻るが、その動きは高電圧の電荷を導線に沿って逆方向に送りだし、コイルの外に吐き出される。この"逆起電力" (Cold Electricity)がダイオードを通って、出力側のコンデンサに流入する。

コンデンサーによる出力の違い:
  ・フィルムコンデンサは、スパイクをある程度除いて平滑化する。
  ・電解コンデンサは、必要なときは、出力電流を"hot" electricityに変換する。
Cold Electricity はバッテリーを20分で充電可能である。


Spiralityさんのコメント(September 30, 2013):

 上記回路(Cold Electricity Circuit)が、作動することを報告することは嬉しく思います。
私は、まだやるべきテストが沢山あり、もっと微調整や実験が必要ですが、いまのところうまくいっています。最近の装置では、12Vで35VのCold electricity、あるいは79VのHot electricityが出て2個のネオンヒューズ球を点灯しています。

 矩形波発生器は ステッピングモータ制御モジュールをDuty cycle-50%で最大速度 (500-800Hzで変動) にしてゲートに入力しました。

 ・Foil コンデンサ: 3nF 1200V.
 ・Hot コンデンサ: 47uF 160 V.

 動作中はMOSFETが少し暖かくなります。出力は周波数とDuty cycleによって変わります。Hot electricity はネオンヒューズ球をオレンジ色に、Cold electricityはピンク色に光らせます。高圧で危険ですので、子供やペットを近づけないように。


(感想)
文献

[2.1]Cold Electricity Circuit Diagram with Capacitors:
[2.2]Patrick J. Kelly: Practical Guide to Free-Energy Devices, Chap.3.



3. レンツの法則とエネルギー保存則 ― 逆起電力と順起電力



 上述のように、テスラはラジアントエネルギーは、電流をパルス的に断続するとき生成され、それはコンデンサーに蓄積できることを述べている。パルスを急峻に遮断したときにラジアントエネルギーが入ってくる。このときは、逆起電力が発生する。

 そこで、次へ進む前にレンツの法則とイーサエナジーとの関係について述べておく必要がある。
 レンツの法則とは、いま、ソレノイド(単線密巻)コイルに何らかの原因によって誘導電流が発生する場合、電流の流れる方向は誘導電流の原因を妨げる方向と一致するという法則である(レンツの法則がアニメーション入りでわかりやすいサイト)。

 例えばコイルに軸方向から棒磁石を近づけると誘導電流が流れ、磁場が生じるが、この磁場は棒磁石の接近を妨げる向きとなる。レンツの法則では、コイルの誘導起電力EMFは式(12.1)であらわされる。

     EMF = -N・刄モ/冲 ………(3.1)


 ただし、Nはコイルの巻数で、冲は微小時間を意味し、刄モは冲の間におけるコイルを貫く磁束の変化分である。式(3.1)の右辺のマイナスは、磁束の変化を打ち消す方向に誘導起電力が発生することを意味している。

 この法則はエネルギー保存則の現われたものである。磁束の変化はエネルギーの変化を意味するから誘導されたEMFは、磁束の変化に対抗する電流を生ずるのである。エネルギーは入るか出て行くが瞬間的にではなく、レンツの法則は結果を言っている。変化が起こるにつれ、誘導は対抗しはじめ、こうして変化を徐々に起こす、ということである。

 もし、EMFが磁束密度の変化と同じ方向に起こったとすると、フリーエネルギーが流入して正のフィードバックがあることになる。通常の電磁気学では、フリーエネルギーとかイーサエナジーのことは考えていない。だから、こんなことが起こったら、エネルギー保存則が破れたことになる。しかし、フリーエネルギーが関与したら、このような正の起電力(順方向の起電力)が起こることがありうる。

 イーサエナジーの捕獲に成功すると、オシロスコープに、このような波形がみえることがあるであろうが、何かの間違いとしてしまってはいけない。成功であるから、楽しみにして、実験を続行して欲しい。

 たとえば、まだ不明だが、式(3.1)に、イーサエナジー項αを付加して、

     EMF = -N・刄モ/冲 + α(N , 刄モ/冲, t,…)  ………(3.2)

 となるかもしれないが、これは将来の研究課題であろう。右辺第1項と第2項の和によっては、正にも負にもなるし、式(3.2)のEMFの絶対値が式(3.1)のEMFの絶対値より大きくなりうる。念のために、いっておくがこの式でよいと断言しているのではない。これは、どんな式が適切か考えて頂くためのきっかけでしかない。

 現時点では、イーサエナジーを測定する機械は開発されていないが、もしそれが開発されたときは、イーサエナジーの強度ηを導入して、

     EMF = -N・刄モ/冲 + α(N , 刄モ/冲, η, t,…)  ………(3.3)

となるのかもしれない。将来の研究を要する。



4. 超効率を達成したIde・インバータ: イーサエナジー共鳴の秘密



   4.1 モータの研究で発見した正の起電力



 O.Ideは、上記の逆起電力と順起電力の問題に果敢に挑んでいった。まさに現在の学問上の通念に対する挑戦であった。彼は偉大な発見をした研究者だと、私は考えている。しかも、世界の超一流の学術誌の審査を通り掲載されるという快挙を果たしている。日本が生んだ逸材である。以下、彼の発表した論文と特許公開広報を参考にしながら説明をおこなう。

 彼は、1995年から2000年ころにかけて、モータの研究をしていたが、ある条件下で、逆起電力の逆、すなわち正の起電力が発生することを発見したという[13.1-13.2]。彼の言葉では、正の起電力とは、入力電流と同じ方向にEMFが起こることであると説明している。

 ステータの2対のコイルが同じ反発磁場を発生するときのみ、この正のEMFが大きく現われることを見出した。しかし、一般的に、どんなタイプのコイルでも、その設計方法の如何にかかわらず、とても小さいとはいえ、それなりに正のEMFを発生していることがわかった。つまり通常の電気機器においても発生しているが、小さいため認識されにくいという。

 正のEMFのデータを見ると規則性が見られた。正のEMFは磁束の2階または3階微分の関数であることがわかった。ファラデイのEMFの式は磁束の一階の時間微分の項のみの関数であらわされている(式12.1参照)のに対し、Ideが導き出した式には、次の二つの重要な点があると主張している。



 もちろん、このようなことは通常のモータでは観測できない、と私は考える。イーサエナジーを大いに捕獲できるように設計した特殊モータを彼独自の特殊な駆動方法で作動させる必要がある。ここで、駆動電流はコンデンサーの放電電流を使う必要がある。また、彼はその構造などの詳細を公表していないが、このように自己開発の特殊モータを使用したのである。

 たとえば、ステータの2対のコイルが同じ反発磁場を発生するときのみ、この正のEMFが大きく現われることを見出したと、先に述べたが、これは、特殊な磁場形態によりイーサエナジーを獲得する重要なファクターであると私は考えている。このことは後でもう少し詳しく触れてみたい。この反発モードは、この後のover unityのIde・インバータ技術において、しばしば用いられることになる。

   4.2 インバータの研究で発見したイーサエナジー共鳴



 Ideは、このようなモータの研究で得られた知見をもとにインバータの研究を開始した。彼は、急峻なスパイク状パルスが正のEMFを引き起こすと推定した。なぜなら、その急峻さが2階および(あるいは)もっと高次の階の時間微分の成分を効果的に引き起こしうると考えたからである。

 もし、そのような形のパルスがトランスの1次コイルの端子から入力し、イーサエナジー効果が起こって正のEMFの効果が起こったとすると、入力電流は、普通のタイプの電流を使った場合より、大きなレベルになるであろう、と推定した。実験してみるとこの推定は正しかった。こうしてover unityのインバーターが完成した。COP(I章1節参照)の値は、負荷抵抗の大きさにより変化したが、これを適切に選ぶ(インピーダンスマッチングする)と数100%に達していた。

 特許の申請にあたり、特許庁の審査基準がover unityやイーサエナジー効果を認めていないことを彼はよく知っていたのであろう。やむを得ず、彼のパテントは、これらに全く触れることなく記述された。そのため、真理が伝わらず、間違った内容としてみなされてしまいそうなのである。

 申請した特許の内容は、イーサエナジー効果を導入しない限り、理解不能なのである。そこで、彼の特許や論文{13.1]-[13.4]の記述を、イーサエナジー効果を導入して説明しなおしてみよう。そうすると以下のようになり、意図するところがわかるようになる。できるだけ、彼の説明の順序に従って説明する。

 
Fig.4.1 LR回路[4.3]
Fig.4.2 図1のスイッチSWをオン
にしたとき、回路に流れる
電流と時間との関係[4.3]


 Fig.4.1は、電圧Voの直流電源PSと、スイッチSWと抵抗Rを持ったインダクタンスLで構成された回路を示し、Fig.4.2は、Fig.4.1のスイッチSWをオンしたとき、回路に流れる電流 i と時間 t との関係を示している。このように、抵抗RとインダクタンスLとを直列接続した構成は、トランスの一次側巻線の等価回路に相当する。

 例えば、Fig.4.2において、時間t2において電流をオフとするよりも、t1(t1<t2)において電流をオフとする方が、より急峻な電流(スパイク状の電流)の時間変化が得られる。

彼のインバータ駆動方式においては、t=0にできるだけ近い状態で入力電流をオフとして、トランスの一次側巻線において急峻なパルス入力を得るようにしている。
 
Fig.4.3 Ideのインバータ駆動方式[4.3]


 Fig.4.3は、彼の発明のインバータ駆動回路を示している。このインバータ駆動回路は、直流電源31をトランス32の一次側巻線に供給するためのMOSトランジスタ33と、MOSトランジスタ33をオンオフ駆動する駆動回路34と、トランス32の二次側巻線に接続された負荷35を有している。

 
Fig.4.4 Fig.4.3のインバータ駆動回路の動作時
における各部の波形図[4.3]
Fig.4.5 トランス32の一次側駆動パルスの
時間間隔を縮めた場合の各部の動作を
示す波形図[4.3]


 Fig.4.4は、Fig.4.3のインバータ駆動回路の動作時における各部の波形を示している。ここで、Fig.4.4(a)はMOSトランジスタ33のスイッチング駆動波形、同図(b)はトランス32の一次側巻線に生じる入力電流波形、同図(c)はトランス32の二次側巻線に生じる出力電圧波形を示している。

 このインバータ駆動回路において、駆動回路34がMOSトランジスタ33をオンしてトランス32の一次側電流(Fig4.4(a))がオンになった直後、二次出力電圧(Fig4.4(c)参照)に現れる突起した波形Aの部分は、リンギングと呼ばれ、通常ノイズとしてフィルターで除去され、出力として利用されることはないが、本発明のインバータ駆動方式においては出力として有効に利用される。

 さらに、駆動回路34がMOSトランジスタ33をオフし、トランス32の一次側の入力電流がオフになった後、トランス32の二次側出力の正負2カ所に現れる波形B及びCの部分も、彼の発明のインバータ駆動方式においては出力として有効に利用される。

 Ideの発明のインバータ駆動方式には、さらに大きな特徴がある。トランス32の一次側駆動パルスの時間間隔を適度に縮めることによって、過渡現象による二次側の出力電圧を、入力の電源電圧を一定に保ったまま、数倍に大きくすることができたのである。

 すなわち、Fig.4.4(a)におけるMOSトランジスタ33の駆動パルスの間隔を、Fig.4.5(a)に示すように縮小すれば、Fig.4.5(b)に示すように、トランス32の二次側の出力電圧をFig.4.4(c)に示した場合の数倍にすることができた。これは、テスラの鋭いパルスと共鳴原理(IIX章1節)により、イーサエナジーが獲得された結果である。  

 順方向の出力電圧が零に近くなった時間t2で次のMOSトランジスタ33の駆動パルスを入力する、つまりトランス32のコア内に磁束が零に近づいた時間t2において、次のMOSトランジスタ33の駆動パルスをMOSトランジスタ33に印加した場合、トランス32の二次側に現れる電圧はFig.4.4(c)に示す繰り返しの電圧波形となる。

 ところが、MOSトランジスタ33の駆動パルスの駆動後のトランス32の過渡現象によるトランス32の二次側出力がBからCの部分が存在する状態で、次のMOSトランジスタ33の駆動パルスを入力すると、まだ磁束がトランス32内に存在している状態のときにさらにかさねて入力されるのである。

 このようにして、過渡現象による昇圧効果が次々と重なっていく現象は、上述のテスラの共鳴原理に基礎を置いている。テスラは、コイルの中にパルス・エネルギー・バーストを、前のバーストが消えないうちにどんどん入れるということによりイーサエナジー獲得が膨れ上がっていくと考えた。

 前述のように、これは、子供がブランコで一振りするごとにゆれ幅が大きくなっていくように、エネルギーがだんだん膨れ上がっていくのである。Ideの超効率インバータもこの原理と推定される。

 Ideはこれを「雪崩」のような状態が発生して、トランスの二次側巻線から大きな出力電圧が得られる、と書いているが。なだれ(アバランシェ、avalanche)は半導体素子で使われているなだれをイメージしてしまう。あれはイーサエナジーとは関係がなく、正味のエネルギー増幅ではない。わたしは、テスラのイーサエナジー(テスラの言葉ではラジアントエナジー)に関する共鳴原理といいたい。

 Ideは、パワーが膨れ上がる様子を下図Fig.4.6のように図解している[4.4]。わかりやすい図である。詳しくは原著を見られたい。  
Fig.4.6 イーサ・レゾナンス[4.4]
(a)駆動パルス、(b)駆動パルスにより引き起こされた出力電圧・電流、
(c)急峻なスパイクパルス、(d)トランスに入力される急峻なスパイクパルス、
(e)共鳴現象:トランスから出力される急峻なスパイクパルス電圧。


 Fig.4.7は、Ide発明のインバータ装置の一例である。これは、コアに空気間隙を設けてそこに反発磁場を有するようにしたトランスを使用している。反発磁場は前述のとおりモータの研究で得られた知見を適用しているのである。

 
Fig.4.7 Ide・インバータ駆動方式のひとつの例[4.3]
 Ideは、まだ説明できない現象として、下記のようないくつかの点を挙げている[4.4]。

  1. トランスの出力端子に接続した負荷抵抗から発生する熱の量は、出力電力からみた値にふさわしくない。それより小さかった。それに、見かけ上の負荷抵抗の値は未知の原因により低下しているようである。


  2. インバーターシステムは、さまざまな動作のもとで、顕著な温度上昇が起こらない。逆に、大概の場合、トランスを構成している磁性コアの部分は室温より温度が低下した。あるいは、初期温度が維持されたまま変化が起こらなかった。


  3. 微分効率(=出力増分/入力増分)が1,000%を超える点があった。


  4. トランスに入力する電力が負になっていた。入力の電流と電圧の位相がそのように変化していたのである。常識を疑うような現象だが真実であると同時になぞでもあるという。

(感想)





文献

[4.1] Ide , O., “Increased voltage phenomenon in a resonance circuit of unconventional
   magnetic configuration,” J. Appl. Phys., 77(11), (1995), pp. 6015-6020 (Preprint).
[4.2] Ide, O., “Possibility of existence of non-linear electromotive force (EMF),” in the Fifth
   International Symposium on Magnetic Suspension Technology, edited by Nelson J. Groom
   and Colin P. Britcher, NASA/CP-2000-210291, (2000).
[4.3]井出:インバータ駆動方式、特許公開広報No.2012-23898 (2012/2/2).
[4.4]Ide, O., "A Hyper-Efficient Inverter Driven by Positive EMF in Combination with Transient
   Phenomenon" made public at the Space Propulsion & Energy Science International
   Forum - March, 2011 (SPESIF-2011), edited by Glen Robertson at IASSPES, Physics
   Procedia, Volume 20, p. 420-434.
   

 

5. インバータ・コアの空気間隙の役割 

  
Fig.5.1 二つのコアが互いに反発
しあうようにしたトランス[4.5]


    要約: トランスコアの空気間隙の磁力線が互いに反発する場合と吸引する場合の電力変換比のギャップ長依存性について通常の場合の実験データを示し、イーサエナジーの介入がある場合を考察した。

  1. はじめに

   Fig.5.1は、Ideの特許公開広報No.2012-39074(トランス)[5.1]のなかの図である。M11およびM12はコアであり、その上に、それぞれの1次コイルL11およびL12が巻いある。2次コイルは図示されていないが、それぞれの1次コイルの上に巻いてある。

 Fig.5.1のように、二つのコアは空気間隙を隔てて対抗させ、互いに反発する磁力線を生じさせるように配置すると、一次側入力に対応して二次側出力に出力される電力を、従来よりも効率よく出力することができるトランスとなる、と主張している。

   
Fig.5.2 本実験で使用したトランス


 
Fig.5.3 空気間隙を隔てて対抗させたトランス。互いに反発と吸引について測定した。


 
Fig.5.4 電力変換比Wo/Wiのコア間隙依存性


 本研究目的は、上記のようなトランスを作り、電力変換比Wo/Wiの空気間隙長Lg依存性を、コア同志の反発と吸引の場合について調べることである。ここで、Wiは1次コイルへの入力電力であり、Woは2次コイルの出力電力である。

  2.実験方法

   軟鉄コア(8.9φ×60mmL)に1次巻線(ポリエステル線、0.80φ、57Turn1層)を施し、その上に2次巻線(同上)を施したトランスを製作した(Fig.5.2)。1次と2次巻線の間に0.30tの絶縁紙を入れた。Fig.5.3は本トランスをFig.5.1のような配置に置いた状態を示している。

   内側巻線にサイン波を入力し、入力電圧 Vi と入力電流 Ii および外側の巻線の出力電圧Voと出力電流Ioおよびそれぞれの位相差をデジタルオシロで測定した。サイン波は大電力低周波発振器(内田洋行、TO-10H)の出力(10kHz)を用いた。オシロはDidital real-time oscilloscope (Tektronix, TDS 220)を用いた。

  3.実験結果

   2次側に負荷抵抗15Ωを挿入したときの、電力変換比 Wo/Wi の空気間隙長Lg依存性をFig.5.4に示した。 図に示すように、電力変換比Wo/Wiは、吸引状態の方が反発状態よりも大きい。また間隙が大きくなるにつれ両者の値が接近していくことがわかる。

  4.考察

   4.1 通常の考察

  1. 上記実験条件における結果は、文献(5.1)の主張 「二つのコアは空気間隙を隔てて対抗させ、互いに反発する磁力線を生じさせるようにすると、一次側入力に対応して二次側出力に出力される電力を、従来よりも効率よく出力することができるトランスとなる」 ということを支持していないことは明らかである。

  2.  
  3.  Fig.5.4で、Wo/Wiは、吸引状態の方が反発状態よりも大きい原因は、吸引状態の方が、磁気回路の磁気漏れが少なくなるためであろう。また、吸引状態では間隙が小さいほど磁気もれが小さくなるので大きくなるとおもわれる。

  4.  
  5.  Fig.5.4で、コア間隙Lgが20mm以上では、電力変換比が接近しているが、この原因は、Lgが大きくなると、反発の場合でも吸引の場合でも漏洩磁気の相互作用が小さくなっていくからと思われる。

   4.2 イーサエナジーを考慮した考察

 
  1. 上記の実験条件では、低い周波数のサイン波を用いているので、イーサエナジーは捕獲されていない。

  2. イーサエナジーを捕獲するためには、テスラは、急峻なパルスバーストを共鳴原理に従って入力する必要があるとしている。同様に、Ideのトランスの場合も急峻なパルスを共鳴が起こる程度の周波数にして入力して捕獲しているのである(IIX章3節)。

  3.  
  4. Ideのトランスの効率の良さは、イーサエナジー導入の結果、正の起電力が発生し100%を大きく超えるレベルの高い水準のものであるのに、イーサエナジー、正の起電力、over unityなどに言及することを避けたのである。日本国特許の実情を考え、そうせざるを得ないと考えたのであろう。

  5. 効率がよくなる理由をレンツの法則で説明しているが、これは論理的に破綻している。なぜなら、論文で主張したようにレンツの法則を修正しなければ説明がつかないからである。

  6.  
  7. 実際、彼は「本発明のトランスは、正弦波で駆動するよりも、立ち上がり立ち下がりの急峻な、スパイク状のパルス電流で駆動する方が有効である。つまり、直流を交流に変換するようなインバータ用のトランスとして使用すれば、もっとも効力を発揮する。」とも述べている。

  8.  
  9. ここに少し本音が顔をのぞかせている。しかし、この記述だけでは、たとえスパイク状パルスを用いても、現在の電子工学の常識では、Fig.5.4に類似した特性を想像させるだけである。

  10.  
  11. Ideのこのトランスの申請はナンセンスだと誤解されるのを心配している。この申請は、認可されるであろうか。誰でも、フリーエネルギーの発明をしたとき、同様のジレンマに陥るだろう。パテントについては工夫が必要であると思われるが、I章5節を参考にして欲しい。

  12.  
    Fig.5.5 空気間隙と磁極の違い
    (a)吸引、(b)反発


     
  13. 空気間隙と磁気同極対向の役割(仮説 by the auther, AT):

     Fig.5.5(a)は異極を対向させた吸引状態、(b)は同極を対向させた反発状態にあることを示している。イーサエナジーは空間にあまねく存在している。空間はエネルギーの海であると考えられている[5.2]。

     一方、私が昔行ったイーサエナジーと電磁場に関する基礎実験(インバータなどの応用研究ではない)の結果によると、イーサエナジーは、磁場と電場の影響を受けるが、電場と垂直方向に動き、磁場と同じ方向(極性はない。少なくとも現在の測定精度内では極性はない。)に動く。とくに磁気勾配が重要と思われる。Fig.5.5において、(b)の方が空間イーサエナジーを捕獲しやすいことを示唆していないだろうか。

     
  14. 上述のように、空間イーサエナジーを捕獲するのには磁気回路を開いて磁気を適度にもらすことが重要である。したがってFig.5.6のようなコアにしてもよいことになる。これは磁気抵抗が大きくなるので、従来の電磁工学ではやらないことである。

      
    Fig.5.6 磁気漏れトランス
    (a)バー型コア、(b)U字型コア


     Fig.5.6の(a)と(b)では空間に漏らす磁気のパターンが異なる。また次節に述べるハンス・コーラーの場合とも異なる。漏洩磁場の形については、イーサエナジーを捕獲するのに最もよい形態は、まだわかっていない。今後の研究課題である。なお、以上のコアはフェライトコアでよい。TDKなどから入手可能である。


文献

[5.1]井出:トランス、特許公開広報No.2012-39074 (2013/04/09).
[5.2]T.Henry. Moray: The Sea of Energy, Costray Research Institute,Inc.USA(1978).




6. ハンス・コーラーの数kW出力の磁気電流装置:
     磁気パターンの微調整の重要性

 

 第2次大戦直後、連合軍の技術チームは、ドイツで見つけることが可能だったあらゆる科学的データを没収した。ほとんどのものは当時の通常技術として分類されたが、ひとつの最も驚くべき例外的な秘密事項があった。それはBIOS(英国情報物副委員会)の 最終報告#1043, Item#31, であった。

 これは、ハンス・コーラーの新エネルギーに関する発明であった。コーラーは、R.ハースト(補給大臣)とR.サンドバーグ(ノルウェイ軍)に呼ばれ尋問された。

 ハンス・コーラー(海軍大佐)は、二つのデバイスを発明した。これによって、化学的あるいは力学的エネルギー源なしに、電気エネルギーが得られると主張した。彼の発明に対するドイツ海軍本部の公的見解として、そのような主張は詐欺的に過ぎないと通常は考えられるが、彼の発明は正しい、と感じた。そこで、コーラーのもとにやってきて尋問を行った。

 コーラーは、協力的であり、喜んで彼の装置の詳細について議論するとし、この磁気電流装置の小型モデルを製作し作動させることに同意した。彼は、永久磁石、銅のコイルおよびコンデンサーが静的に配置しているだけのこの装置で、450mVを長時間発生させることができることを示した。あるモデルは、ベルリンのノルウェイ公使館で数ヶ月作動し続けた(1933)。最大電圧は12Vであった。

 コーラーは電流発生器と呼ぶもうひとつのデバイスを発明した。乾電池から数W入力するだけで、6kWの出力が得られると主張した。コーラーが作った最後で最大のモデルは、1945年に爆弾で破壊されてしまったが、材料が手に入りさえすれば3週間以内に再度作る意欲を見せていた。BIOSの公的報告には、これがなされたか書かれていない。

 しかしながら、ビル・レーアは、コーラーの親しい友人がロンドンのM15事務所で電流発生器が作動しているのと、BIOSレポートのオリジナルのコピーを一度見たことがあるといっていた。それは200頁もあったという。先のBIOSレポートは30頁しかない。

 ハーストとサンドバークは、F.モーダーゾン博士にもインタビューをしている。博士は、10年間コーラに協力し、財政支援もし続けたひとである。磁気電流発生器はコーラーとvon Unruh(1945までに死亡している)によって開発された。彼らはSiemens-Schukertのフランツ・ハイドによって支援された。ハイドも作動モデルをつくったが、これはベルリン技術高等学校のカート・ミー教授とHerr Fehrにより動作確認されている。Herr Fehrは著名な科学者フリッツ・ハーバーの助手であった。

 磁気電流発生器についは、以下のように書かれている。
 「この装置は、特殊な巻き方のコイルをまいた磁石(Fig.6.1)を6個連ねて成る回路(Fig.6.2)である。この6個のマグネットコイルは6角形に配置してあり、2個の小さなコンデンサー、スイッチ、および2対のソレノイドコイルがつないである。ソレノイドコイルのうちの一個は、もうひとつのソレノイドコイルの中でスライドできる。

 「装置を動作させるには、スイッチは開いたままで、磁石を少し離すように動かし、スライドコイルをいろんな場所に位置させて、調整ごとに数分待つ。それから、磁石はさらに遠ざけ、コイルもまた調整する。この動作は電圧計に臨界値が指示されるまで繰り返す。スイッチは、そこで、閉じてさらにゆっくり調整動作を続ける。そうすると、電圧はだんだんMaxになるが、一定値というわけではない。最大の電圧は12Vだったといわれている。

Fig.6.1 ハンス・コーラーの磁石コイル
図クリックで拡大します。
Fig.6.2 ハンス・コーラーの磁気電流装置
図クリックで拡大します。


Fig.6.3 ハンス・コーラーの
装置の回路。詳細はBIOS報告


 「われわれの目の前で、ハンス・コーラーは、Fig.6.1ーFig.6.3に示す装置を組み立てた(Fig.6.3の詳細は、上記BIOS最終報告#1043, Item#31を参照。)。磁石のいくつかはN極で見て時計回り(left,Fig6.2)に巻き、他は反時計回り(right, Fig.6.2)に巻いてあったことに注意すべきである。

 「磁石は、できるだけ同じ磁力であるものを選んだ。また、磁石コイルの抵抗値は、巻いたあとチェックし0.33Ωにほぼ同じにした。配置は、Fig.6.2に示すとおりである。磁石を均等に微動させるスライダーやクランクも作った。

 「磁石を7mm離したとき、電圧計に、はじめの小さなふれが見られた。スイッチを閉じて、スライドコイルをゆっくり調整し、8mm離したとき電圧は250mVになった。これは、ハンダ付けタグが外れるまでの3時間続いた。ハンダ付けを直してつなぎなおしたが、前の電圧は出なくなってしまった。

 「6個の磁石はくっつけて一晩おき、翌日同じ調整をしたところ、60mVが得られ30分以上続いた。しかし、さらに調整を試みたときゼロになってしまった。

 「以上の公開実験では、装置は完全にオープンであった。何も隠しはしなかった。ブレッドボードやメータは持ち上げて見れたし、部屋の中で移動したり、傾けたり、回したりできた。装置は放送電力の受信機としてはぞんざいすぎて機能しないし、商用電力線(最も近いところで6フィート離れている)の誘導を拾うには、これも機能がぞんざいすぎてだめである。

 【コーラーの見解】 「強磁性体は約180kHzの振動現象である。この振動は装置の磁気的回路の中で起こり、電子回路で誘導される。周波数はもちろん部品の定数に依存している。この二つの現象が相互作用し、だんだん電圧の上昇を形成する。磁石の強さはこの装置を作動させても減らない。そして、現在はまだ知られていない宇宙(空間)エネルギー(Space-energy)の種類の新しいエネルギーを捕獲していることを示唆している。」

 「コーラーは正直な実験家で、ペテン師ではない。得られた結果は、利用可能な施設でテストした限り、本物であった。しかし、この現象の説明を見つける試みはまだなされていない。」

 磁気電流装置は、1925年に発明され、そのときコーラーは10ワット型モデルをベルリンのクロス教授に見せた。クロスはドイツ政府に、この発明に興味を持つように働きかけてみた。しかし、「永久運動の機械」という理由で教授の要求は拒否された。コーラーの申請したパテントも同様であった。

 パテントはとれず、したがって工業所有権は得られなかったので、これに関する商品化は困難になったと思われるが、コーラーはさらに改良を加え、6kW出力の装置も作った。また、自分の家の電力を3年間にわたって供給したこともあるという。装置の詳細は、冒頭に述べたBIOS最終報告#1043, Item#31にいくつかの図とともに、ある程度は書かれている。1980年代に、George Hathaway (Planetary Association for Clean Energy) がこの装置を再現し、50mVを得たといわれているが、その後のニュースはない。また、最近では、youtubeに再現実験が時折uploadされることがある。

(感想)

  1. ハンス・コーラーの装置を再現・改良しようと思う人には、

     (1)BIOS最終報告#1043, Item#31,
     (2)ハンス・コーラーの磁気電流装置

    が役に立つであろう。しかし磁性体の種類とか細かいことはわからないし、1930年代の昔のことなので、当時の磁性体が見つかるかどうかもわからいので、現在入手可能な磁性体を使って、独自のものを作ればよい。磁石は磁性体に永久磁石を作用させる、いわゆる磁気バイアス法で対応したらよいのではないか。


  2. 通常の電気工学では磁気抵抗を小さくして効率を上げようとするので、ハンス・コーラーのような空気間隙をもつ6角配置にはしない。6角を円環状に一体化したコアにするであろう。コーラーがこのような配置にしたのは、宇宙エネルギーを捕獲しようとした結果、必然的にこうなったものと考えられる。


  3. ハンス・コーラーの装置では、磁石が互いに吸引するように配置されているが、空気間隙が約8mmも離れているので、空間への磁気もれはかなり大きいと思われる。また、上節のFig.5.5やFig5.6のどれとも異なる磁気パターンである。


  4. この装置の調整は、主に磁石間隙の調整、換言すれば磁気パターンの調整の面をもつ。どんな形のパターンにすれば、イーサエナジー捕獲効率があがるか、それは今後の課題である。




7. S.マリノフのOver-unity トランス ― 磁気バイアスと間隙の秘密

 

●マリノフのトランス

 S.マリノフ (ソフィア大学助教授)はブルガリア生まれ(1931)の物理学者である。在職中の後半はフリーエナジーの研究に没頭した。Over-unity のトランスを開発していたが、1997年に66歳のとき不慮の死を遂げてしまった。このトランスについて、 ブラウンシュヴァイク・ウルフェンビュッテル応用科学大学のJ.ホーバス(Horvath)とC.ターター(Turtur)教授が、 PHILICAに概略を紹介している[7.1]。これを引用して紹介し、考察してみたい。磁気バイアスと空気間隙を設けることに特徴がある。何故このようなものを設けたか。

 ホーバスとターター教授の報告:『 我々は未知のエネルギー源を捕獲する提案について述べる。これは数年前に動作していたといわれているが、その後、再現できていないし、原理は説明されていない。

 1989-91年に、Fig.7.1に示す異なる磁石(複数)と異なるコイル(複数)から構成される特殊なトランスが報告された。1次コイルにパルス電流が加えられると、ヒステリシス・ループが通過する。驚くべきことに、2次コイルには1次コイルに必要な電力より大きな電力を生ずるといわれている。それは1次コイルのパルス幅に依存していた。

Fig.7.1 マリノフのOU (Over Unity)トランス(ホーバスによるスケッチ)


Fig.7.2 上図マリノフのOUトランスのスケッチ内の文字


 その理由を考察してみると、 バルクハウゼン効果 による磁化のinertanceが磁石中の磁束の現象を遅延させたものと考えられよう。

 1990-1991年に、オーストリアの技術者H.シュナイダーは、くるまのバッテリーから電源をとり、IGBT(絶縁ゲートバイポーラトランジスタ)から7kAの短いパルスを供給する電子回路を用いた装置を再現した。シャイブスでデモンストレーションを行い、1500人が出力約2.1kW(ヒーターとランプを点灯)で90分間、すなわち3kWh、動かすのを見た。しかし、バッテリーは50Ah/12V、すなわち最大0.6kWhしかないのである。その上バッテリーは放電していなかった。この装置は、 ミュンヘンのTUVにより入出力および温度が測定され、検査され、認証されていたといわれている。

 重要な点は、高電流のIGBT(複数)およびヨークの空気間隙である。IGBTは、今日では、 Analog Devices ADUM5230 (2.5kV)、 ADUM7234 (1kV) (Isolation rating)、あるいは他の絶縁ゲートドライバーでよい。シュナイダー氏のIGBT(4個、H−ブリッジ回路)は1,000Vで、ターンオン時間が1μsであった。』

(感想)

 

●マリノフの悲劇

 上述の、マリノフの不慮の死とは、大学の図書館の階段から飛び降りるという自殺であった。ここで、マリノフの人生について少し触れておきたい。現代エネルギー研究ライブラリ[7.2]には、マリノフの人生が下記のように記されている。

 『彼の死もまた悲劇だったことは驚くにあたらない。マリノフ(ブルガリア生まれ)は、1960-1974年の間ソフィア大学の助教授であった。この間、彼は政治的意見の対立により数回拘置されている。しかし、彼の最大の戦いは、彼が間違いだと証明したと思う科学法則を教えた教授達に対するものであった。

 彼の研究の科学的樹立を周知するために、彼は、一流の科学誌Natureに,とても沢山の論文の原稿を投稿したが、全て拒絶された。現状に挑戦するいかなる知識をも押さえ込もうとする陰謀のために、彼の論文は出版されなかったと、彼は信じ込んだ。結局、フラストレーションが嵩じて、自費で周知させようと思ってNatureに広告を出すことにした。しかし、これは拒否され広告費は返却されてしまった。

 1992年5月、彼のビジネス仲間、J.ジーバースは、投資詐欺のお金の件で逮捕された。ジーバースは、ビコクラフト社のオーナーであり、マリノフはその学術顧問であった。ビコクラフト社の投資者達のうちの誰もそのお金を支援しなかった。唯一の告発人はコロンの清掃会社で、「ビコクラフト社はフリーエネギーの機械を研究開発するといってお金を集めたのに、それができないのだから、実質上、詐欺を働いたことになる」というものであった。マリノフは憤慨して、ドイツ連邦大統領に、ジーバースを釈放することを要求する手紙を出した。

 彼の書面には「エネルギーの保存法則は、一般的に妥当でない。私はこのことを多くの実験で示した。たとえば、物理学者の誰も回転不可能としたボールベアリングモータ、それからADAM, MAMIN COLIU, VENETIN COLIUなどの機械である。」

 マリノフはさらに、真空空間からエネルギーを抽出するスイスのM-Lコンバータにも言及した。スイスのメサーニサ[7.3]と呼ばれる宗教団体が発明し実用的に使用しているフリーエナジーマシーンである。マリノフもスピリチュアルグループの会員であるとはいえ、その宗教団体の中に住んだことはないと断言していた。

 メサーニサの人々は、彼らの技術を世界に公表することを嫌った。彼らは、世界はそのような信じられないようなレベルの贈り物を受けるに値しない堕ちた価値のない状態であるとみなしていた。マリノフは考えを変えるように促した。しかし駄目だった。

 マリノフの主張は、高度に非オーソドックスであって、科学界からは怪しげなものに見られた。彼は地球の絶対速度を測定することによって相対論の誤りを立証したと信じていた。また、彼は、科学的に樹立されていて不可侵であるとされている多くの法則の誤りを立証した。それらのなかにはローレンツ・アンペアの力の法則、アインシュタインの光速の法則と特殊相対論もあった。彼はまた、マイケルソン・モーレイの実験で存在否定されたエーテルは存在することを示したと主張した。

 悲しいことに、1997年7月15日、マリノフはオーストリアのグラッツ大学図書館の最上階から飛び降り自殺をした。動機は分からず仕舞いであった。しかし、彼の死は、当時のゆるがない科学の保守性に対するフラストレーションと長く続いた戦いの結果であると、広く信じられている。

 世界は、マリノフが彼の主張を立証したかどうか決して知ることはないだろう。しかし、彼の悲しい死はフリーエナジー運動に火をつけた。マリノフは代替エネルギーの探求を元気づけた。これは人類に対し前例のない恩恵であろう。』

(感想)

  文献

[7.1]Johannes Horvath & Claus Turtur: Proposal for a test of a motionless zero-point-energy converter, PHILICA (ISSN 1751-3030):(2010) .
[7.2]Modern Energy Research Library, MERLIB.org。
[7.3]メターニタとも聞こえる。サは日本語にないthの音。






8. S.パトリック等による超効率発電機MEG(米国特許)

 

 これは"Motionless Electromagnetic Generator"というタイトルのUS Pat. 6,362,718 B1である。この装置は、Stephen Patrick, Thomas Bearden, James Hayes, Kenneth Moore and James Kennyの5名によって発明されたものである。米国の特許として成立しているわけだが、このようなOver unity装置が米国で特許審査に合格するための書き方のヒントを与えているので、重要である。

 そこで、重要な部分の訳文を載せておくので、どのような書き方をしているかよく検討してください。Pat.No.6,362,718 B1は、サーバのuploading制限の都合により、 No.6,362,718 B1【1/2】 および  No.6,362,718 B1【2/2】 の二つに分割してuploadしてあります。できるだけ原文の方を見てください。

発明の分野

  本発明は、動く部分なしに電力を発生する磁気的発生器に関する。特に動作状態において、入力コイルを通して外部から電力の入力なしに出力電力を得ることができる発電機に関する。


図の簡単な説明



発明の詳細な説明


 図1は本発明第1実施例である発電機10の部分正面図である。これは永久磁石12を含んでいるが、この磁石はそのN極14から発した磁束が磁束回路コア材16の中に進入する磁束入力を行うためのものである。磁束回路コア材16は右磁気回路18および左磁気回路20を形成し両方とも磁石12のN極14とS極22の間に延びているように構成されている。発電機10はスイッチング&コントロール回路24により駆動される。

 この回路24は右入力コイル26と左入力コイル28を通って流れる電流を交互に駆動する。これらの入力コイル26と28は、それぞれ右磁気回路18の一部分を取り囲む右入力コイル26、および左磁気回路20の部分を取り囲む左入力コイル28でコア材16の一部分に延びている。右出力コイル29もまた右磁路18の一部分を取り囲んでいる。一方、左出力コイル30は左磁気回路20の一部分を取り囲んでいる。

図1-3


 本発明の望ましいバージョンでは、スイッチング&コントロール回路24および入力コイル26と28は、右入力コイル26がエネルギーを得たとき磁石のN極はその左側の端31、すなわち永久磁石12のN極14に最も近い端にあるように配設する。また、左入力コイル28がエネルギーを得たとき磁石のN極はその右側の端32、すなわち永久磁石12のN極14に最も近い端にあるように配設する。

 従って、右入力コイル26が磁化されるとき、永久磁石12からの磁束は右入力コイル26を通して延びることを阻害される(反発)。同様に、左入力コイル28が磁化されるとき、永久磁石12からの磁束は左入力コイル28を通して延びることを阻害される(反発)。

 従って、右入力コイル26を通して流れるドライブ電流は、右磁気回路18の範囲内において永久磁石12から生ずる磁束の密度に対抗し、この磁束の少なくともある量を左磁気回路20に伝達する結果になる。一方、左入力コイル28を通して流れるドライブ電流は、左磁気回路20の範囲内において永久磁石12から生ずる磁束の密度に対抗し、この磁束の少なくともある量を右磁気回路18に伝達する結果になる。

 図1の例において入力コイル26と28は永久磁石12のN極のどちらの側にも配設されていて、永久磁石12のN極から延びているコア16の一部分に沿って配設されているので、入力コイル26と28は永久磁石12のS極のどちらの側にも交代することができることがわかる。即ちその場合永久磁石12はそのS極から延びているコア16の一部分に沿って配設される。

 そして、入力コイル26と28はエネルギーを得たとき永久磁石12のS極に向かってS極をもつ磁場を形成するように巻かれる。一般的に入力コイル26と28は第1極、例えばN極、を形成する永久磁石の端の両側に沿って配設され、そのとき入力コイルは永久磁石の第1極に向かう第1極の極性の磁場を作るようにする(コイル磁場を磁石磁場と対抗させるという意味)。

 また、本発明の望ましいバージョンでは、入力コイル26と28はコア16が飽和してしまうほどの大きな電流でドライブしてはいけない。コア16を飽和させることは、入力電流の更なる増加が磁束を増加させることなしに起こり、従って入力電力の損失をまねくことになる。従って本発明装置は、各磁気回路の両端の一部分が磁束流をブロックするために飽和に至るまでドライブされるところのUS Pat. No.4,000,401の装置よりも入力電力の効率的使用の点で利点がある。

 発電機10において、入力コイル26と28内の電流の流れのスイッチングは、磁気回路18および20のいずれか一方の磁束の流れをストップしてしまうほど十分大きい必要はなく、また、もう一方の磁気回路の磁束の流れを促進させている。発電機10は磁束のパターンを変化させることにより作動するのである。従って、一方から他方へ完全にスイッチする必要はない。

 本構成は出力コイル29,30内に電力を発生するための入力コイル26、28内の電力使用の効率の点で優れていることが実験で分かった。ここで、出力コイル29,30は入力コイルおよび回路で永久磁石からの磁束が交互にドライブされるようにする。本発明の本構成は、例えばUS. Pat. No.4,077,001に示されるような、磁束がエネルギーをもつコイルによりドライブされる方式の、先行技術に対し重要な利点をもっている。

 また、本発明の本構成は、磁束が交互磁気回路(複数)を取り囲む単一の入力コイル26、28のみで二つの交互磁気回路18、20のあいだでスイッチされると言う点で、先行技術US. Pat. No.3,368,141および4,077,001に対し利点をもっている。US. Pat. No.3,368,141および4,077,001は、どちらも磁気回路(複数)の各々に二つの入力コイルを必要としているのである。本発明のこの利点はハードウェアを単純化すること、および電力変換効率を上げることの両方において重要である。

 右出力コイル29は整流器およびフィルター33に電気的に接続されている。ここでフィルター33は、レギュレータ34をとおしてドライブされる。レギュレータ34はポテンショメータ35を用いて調整可能な出力電圧を供給する。リニアレギュレータ34の出力は、センシング&スイッチング回路36への入力としても供給される。スタート時においては、センシング&スイッチング回路36はスイッチング&コントロール回路24を、例えばスターテイング電池のような、外部電源38につなぐ。

 発電機10が正しく動作開始した後は、センシング&スイッチング回路36はレギュレータ34から得られる電圧があらかじめ決めておいたレベルに達したかを検出して、スイッチング&コントロール回路24への電力の入力は外部電源38からレギュレータ34の出力に切り替わる。この切り替わりが起こった後、発電機は外部電力の供給なしに作動し続ける。

 左出力コイル30は整流器およびフィルター40に電気的に接続されている。ここでフィルター40の出力はレギュレータ42につながっていて、レギュレータ42の出力はポテンショメータ43を用いて調整される。レギュレータ42の出力は外部付加44へと順につながっている。

 図2はスイッチング&コントロール回路24の第1バージョンの模式図である。発振器50はフリップフロップ54のクロック入力をドライブする。ここで、フリップフロップ54のQ, Q’出力はFET60、62へのパワー供給のためにドライバー回路56、58につながっている。従って入力コイル26、28は交互にドライブされる。本発明の望ましいバージョンではFET60、62をとおしてコイル26、28に印加される電圧Vはセンシング&スイッチング回路36の出力から得られる。

 図3は図2のFET60、62のゲートをドライブする信号を示している。ここで、信号電圧はライン64に代表的な形を示めすようにFET60をドライブし、またライン66に代表的な形を示めすようにFET62をドライブする。コイル26、28は、共に正の電圧でドライブされる。

 図4はスイッチング&コントロール回路24の第2バージョンである。このバージョンでは発振器70がフリップフロップ72のクロック入力をドライブする。ここで、フリップフロップ72のQ, Q’出力はワンショット74、76のトリッガーとして働くようにつながっている。ワンショット74、76の出力はFET82、84をドライブするためのドライバー回路78、80に順次つながっている。従って入力コイル26、28はフリップフロップ72のQ, Q’出力のパルスよりも短い時間のパルスで交互にドライブされる。

図4,5,7,8


図6


 図5は図4のFET82、84のゲートをドライブする信号を示している。ここで、FET82のゲートをドライブする信号はライン86で示され、FET84のゲートをドライブする信号はライン88で示される。

 もう一度図1に戻るが、右出力コイル29の電力は磁束のレベルが右磁気回路18のなかで変化しているときにのみ発生する。また左出力コイル30の電力は磁束のレベルが左磁気回路20のなかで変化しているときにのみ発生する。従って特殊な磁気発生構成に対し、磁束の最も迅速な実用的な変化を与えるパルス幅を決定することが望ましい。

 それは、図2の装置の発振器50の周波数を変化させる(従ってこのパルス幅は図3に示される信号で供給される)ことによるか、あるいは図4のワンショット74、76の時定数を変化させる(従ってこのパルス幅は図5に示される信号で、より低い発振器周波数にて供給される)かのどちらかによって行う。

 この方法では、入力コイルは、必要以上に長くon状態にしない。どちらの入力コイルも磁束の方向の変化を生じさせるのに必要以上に長い時間(ペリオド)on状態におくと、対応する出力コイルの電力の付加的発生なしに、入力コイル内で過熱により電力が消耗される。

 スイッチング&コントロールのロジックをドライブするための電力を生み出すこと、および外部負荷44をドライブし入力コイル26、28の電力を供給するように、図1の発電機10として作られた電磁発生器の適切性を決めるために数多くの実験を行った。この実験で用いた構成としては、入力コイル26、28は18-gaugeの銅線で40turn巻いたもの、出力コイル29,30は18-gaugeの銅線で450turn巻いたものであった。

 永久磁石12は高さ40mm(矢印89で示す方向のN極とS極の間の長さが1.575in.)、矢印90で示す方向の幅25.4mm(1.00in.)、他の方向の深さは38.1mm(1.50in.)であった。コア16は矢印89の方向に90mm(3.542in.)、矢印90の方向に135mm(5.315in.)、深さ70mm(2.756in.)であった。

 コア16は、磁石12を収容するための、矢印89で示す方向に高さ40mm(1.575in.)で、矢印90で示す方向に幅85mm(3.346in.)の中心孔をもっていた。コア16は二個のC型材で作られていた。これはライン92で接合され、出力コイル29、30および入力コイル26、28がコアに巻かれていた。

 コア材はHoneywellのMETGLAS Magnetic ALLOY 2605SA1でラミネートされた鉄をベースにした磁性合金であった。磁性材料は鉄、ネオジウム、ホウ素から構成されていた。

 入力コイル26、28は87.5kHzの発振器周波数でドライブした。これは図2に示すように構成したスイッチング回路を用いて最高の効率を発生するように決めた周波数である。この周波数は11.45μsの周期である。フリップフロップ54は、例えば、発振器からのクロック信号入力の立ち上がりのエッジでセットまたはリセットするように合わせて作動する。従ってFET60,62のひとつをドライブしている各パルスは11.45μsの間隔を持っている。

 従ってひき続いて起こるパルスもまた各FETに分離しているということは、同じく11.45μsだけ離れていることになる。図6A~6Hは入力電圧75Vで作動しているときの図1および2の装置のなかで同時に起こった信号のグラフである。図6Aは右入力コイル26をドライブするFET60をドライブしている第1ドライブ信号100を示している。図6BはFET62をドライブしている第2ドライブ信号102を示している。ここでFET62は左入力コイル28をドライブしている。

 図6C,Dは電源の電池からFET60、62をドライブしている電流に関する電圧電流信号を示している。図6Cは電圧Vのレベル104を示している。一方、電池の名目電圧は75Vであった。減衰する過渡的信号106が、FET60、62が駆動されたときはいつでも、この電圧75Vに重畳された。この過渡的信号の固有パターンは電源の内部抵抗のみならず、発電機10のいくつかの特性に依存する。同様に、図6Dは、電池から、FET60、62中に流れる電流106を示している。信号104、106はFET60、62中に流れ込む電流の効果を示しているので、トランジェント・スパイクは11.45μs離れている。

 図6E〜Hは出力コイル29、30のところで測定された電流・電圧レベルを示している。図6Eは右出力コイル29の電圧出力信号108である。図6Fは左出力コイル30の電圧出力信号110である。例えば、右出力コイル29の出力電流信号116は、左入力コイル28内の電流パルスが右磁気回路18を通る方向に磁束を向けるようにスイッチオンになるときに引き起こされた第1トランジェント・スパイク112および右入力コイル26がオンで左入力コイル28がオフのときに引き起こされる第2トランジェント・スパイク114を含んでいる。図6Gは右出力コイル29の電流出力信号116を示している。図6Hは左出力コイル30の電流出力信号118を示している。

 図7は発電機10を用いて測定した10Vから75Vまで入力電圧を8段階で変化させたときの出力電力のグラフである。発振器周波数は87.5kHzであった。測定点は120と表示してある。曲線122は最小二乗法による。 図8は入力電力に対する出力電力の比として定義した成績係数のグラフであるが、図7の各測定点に対して示してある。各測定点において出力電力は実質的に入力電力より大きい。真の電力測定は測定電圧と測定電流を用いて各データ点において計算し、信号の1周期で平均した。この測定はTextronic THS730デジタルオシロを用いたRMS電力に一致していた。

 発電機10は、飽和することなしに、もっと高い電圧と電流で動作可能であったが、入力電圧は用いたスイッチング回路の電圧制限上75Vに限定した。その関連技術に熟練した技術者ならばもっと高い電圧を用いることが可能なスイッチング回路の部品を理解するであろう。実験により測定されたデータを入力電圧100ボルトで入力電流140mAまで外挿してみると、入力電力は14Wとなり、出力電力は二個の出力コイル29、30で48W、平均出力電流12mA、平均出力電圧4000Vとなる。これは、出力コイル29、30のそれぞれにおいて、成績係数は3.44となるであろう。

 4000Vの出力電圧は何らかの応用面で必要であろうし、また出力電圧は発電機10の構成の簡単な変更で変えられる。出力電圧は出力コイルの巻き数を減らすことによりすぐにも可能である。もし巻き数を450から12に減らせば、出力電圧は106.7Vに減少し、出力電流は各出力コイルにつき0.5Aに上昇する。この方法で、発電機の出力電圧電流は、出力コイル29、30の巻き数を変えることにより実質的に出力を変えることなしに、変化させることができる。ここで出力は入力電流により決まり、入力電流はスイッチング過程における往復磁束の量を決めている。

 成績係数は図8に示すように全て1より大きかったが、このことは各出力コイル29、30で測定された出力パワーレベルは、実質的にこれに対応する入力コイル26、28をドライブする入力パワーレベルより大きかったといことを意味する。従って、発電機10は図1について上に考察したようにself-actuating formに作ることができる。(中略)

 熱力学的考察をすると、発電機10が作動しているときは、それは開いた系であり、熱力学的に平衡状態ではない。系は永久磁石の磁束から静的エネルギーを受け取っている。発電機10は外部入力パワーを加えることなしに自己スイッチするから、系の熱力学的動作は、環境からエネルギーを受け取り、散逸する開放散逸系である。この場合の環境とは、永久磁石に蓄えられた磁束である。

 発電機10を連続動作させると、永久磁石の減磁をひきおこす。希土類、例えばサマリウムコバルト、あるいは鉄、ネオジウム、ホウ素を含む材料が、本発明の範囲では望ましい材料である。というのは、そのような磁性材料はこの応用に対し比較的長寿命であるからである。

図9&10


 従って、本発明に従って作動している発電機は永久機関ではなく、どちらかといえば永久磁石から放射される磁束が電気に変換されるシステムであり、その電気は装置の電力を供給し外部負荷の電力も供給すると考えられる。これは、幾つもの燃料棒がエネルギーを放射して連鎖反応を引き起こし、水を熱し、電気を発生し、外部負荷をドライブする核反応炉を含むシステムに類似である。

 (訳註:上の三段落「熱力学…類似である」は、物理的に不自然な感じがし、単に特許をとるための表向きの言い訳的な方便であるように思われる)。

 図9は本発明の第1実施例の第2バージョンに従って作られた発電機130の正面断面図である。この発電機130は一般的に本実施例の第1バージョンに従って作られた発電機10と構造と動作が類似である。ただし、異なっている点は、発電機10のコア132はライン134に沿って各コア2片が結合されていること、それぞれの出力コイル135はプラステイックボビン136に巻き、ボビン136はコア132の足137(複数)に配設されていることである。図9は入力コイル138の別の配置方法も示している。

 図1の例においては、入力コイル26、28は磁気コア16の上の部分に配置されていて、これらのコイル26、28はコイル26、28の内部端31、32においてN極となる磁界を形成している。ここで、これらのN極は永久磁石12のN極の端14に最も接近している。図9の例においては、第1入力コイル26は図1に関して述べたようになっているが、第2入力コイル138は永久磁石12のS極140の付近に配設されている。この入力コイル138は、その内部端142においてS極となるようにしてある。従って入力コイル138がonになったとき、永久磁石12からの磁束は左磁気回路20から右磁束回路18へと向けられる。

 図10および11は本発明の第2実施例の第1バージョンに従って作った発電機150を示している。図10はその平面図、図11は正面図である。発電機150は各コーナーにおいて出力コイル152、153を有し、出力コイル間の各サイドに沿って延びている永久磁石154を有する。磁気コア156は上部板158、下部板160、各出力コイル152、153内に延びている四角形の柱162を有している。上部板158、下部板160は中心部の割れ目164を有する。

図11&12


 各永久磁石154は柱状でそのN極が上部板158の方向に向いている。八個の入力コイル166、168は出力コイル152、153と永久磁石154の間に配設してある。各入力コイル166、168はその近くの永久磁石154に最も近い端において上部板158の近くの磁石154の磁極と同じ極性の磁極を作るように配設される。従って、各入力コイル166は、磁石154の磁束を近接の出力コイル152から方向転換させるためにスイッチオンされるが、その磁束は出力コイル153を通る磁気路の方向に転換されるのである。

 それから、入力コイル168は磁石154の磁束を近接の出力コイル153から方向転換させるためにスイッチオンされるが、その磁束は出力コイル152を通る磁気路の方向に転換されるのである。従って入力コイル(複数)は入力コイル166の第1グループと入力コイル168の第2グループを形成するが、この二つのグループは、図1の単一的入力コイル26、28について上述したような具合に交互にエネルギー入力される。出力コイルは、コイル152(複数)内で同時に起こる第1パルス列における電流、および、コイル153(複数)内で同時に起こる第2パルス列における電流を発生する。

 入力コイル166を流れるドライブ電流は、出力コイル153を通って延びている柱162内における磁石154からの磁束増加、および出力コイル152を通って延びている柱162内における磁石154からの磁束減少をひきおこす。一方、入力コイル168を流れるドライブ電流は、出力コイル154を通って延びている柱162内における磁石154からの磁束減少、および出力コイル152を通って延びている柱162内における磁石154からの磁束増加をひきおこす。

 図10および11の例では、上部板158に沿って配設した全ての入力コイル166、168を示しているので、これら入力コイル166、168のいくつかは下部板160の周りに図9に示すような方法で交互に配設できることが理解できる。つまり、その配設方法は、(中略)である。

 図12は本発明の第2実施例の第2バージョン170である。これは図10、11に関して考察した第1バージョンに類似である。異なる点は上部板172および類似の下部板(図示なし)の形が円形であること、永久磁石174と出力コイル178を通って延びる柱176が円柱であることである。出力コイル180は図9、10に述べた点に類似である。図12の例では、4個の永久磁石、4個の出力コイル、8個の入力コイルを示しているが、上述の原理からして、これと異なる数の要素をとりこんでよいことは明らかである。例えば,2個の磁石、2個の出力コイル、4個の入力コイル、あるいは6個の磁石、6個の出力コイル、12個の入力コイルであってもかまわない。

 本発明に従い、磁気コアに用いる材料は、ナノクリスタル合金、あるいはアモルファス合金が望ましい。材料は積層してあることが望ましい。例えば,コア材はコバルト−ネオジジウム−ホウ素の合金あるいは鉄をベースにした磁性合金である。

 また、本発明に従い、永久磁石材は希土類を含むものが望ましい。例えば、永久磁石材はサマリウムコバルトあるいは鉄、ネオジウム、ホウ素の組み合わせがよい。本発明は、ある程度特殊なケイスについて選んだバージョンと実施例について述べたので、この記述は単に例にすぎず、数多くの製造、使用の変化が、部品の結合と配置を含めて本発明の概念を崩さずに可能であることがわかる。



第3者, Naudin,による再現実験

 この装置MEGの発明者の中にベアドンが含まれていて、彼が説明役を打って出ている。ベアドンはCOP=5.0で、とてもうまく作動している、とJean Louis Naudin (フランス)に伝えている。Naudinは、この装置の再現実験を、MEG Projectと題して行っている。

Naudinによる再現実験


  Naudinの再現実験1 および Naudinの再現実験2 には、作成したMEG構造、電子回路図 、得られたデータなどの詳細が掲載されている。それを全てここに再掲することは控えたい。上行の青文字をクリックして自ら訪問してください。製作する人のためのアモルファスコアの入手先、実験上の注意などなど、詳しく説明されているので、このサイトは自作検討するときは大いに役立つでしょう。

 特に、Jon FlickingerのMEG Note は重要と思われる。それによると、彼は、「COP>1にするためには、電力測定するときの負荷抵抗は、普通の抵抗を使っていたら時間の浪費になる。それでは過剰なエネルギーは出てこない。出力抵抗は非リアクテイブ抵抗で非線形でないとだめである。抵抗は電圧を増加させると減少する。電力は、出力の電圧と電流から計算して求める。普通の抵抗だと、ベアドンやNaudinの波形と同じにはならない。

「つまり、非線形負荷を使って、MEGを適正に調節すれば、適正な測定ツールとテクニクでCOP>1となる。一般的にいって、MEGは負荷に電流を供給する前に2次コイルに電圧を積み上げる感じである。問題はこの過剰な電力をどのように使うかだ。わたしの考えでは、MEGはもっと低い2次電圧でいけるようになるだろう。」

 さらに Flickingerは、「私は、いまや、何故MEGが(入力の全電力を出力の一部電力を使って動かして)自立作動できないか理解した。」といっている。これは、解決すべき将来の重要な問題点であろう。

(感想)

 



(書きかけ。推敲中なので変更あり)



9. A.フロロフの超効率 Φ-マシーン



 これは、はじめニュー・エナジー・ニュース[9-1]に掲載されたものである。ハートマン博士によると、ドイツのある研究グループがテストしたところ、入力電力が140Wで出力電力が1,200W出ることを確認しているという。したがってover-unityである。1996年にこのデモンストレーションがなされている。

 A. フロロフ(Alexander V. Frolov)は、これを   ”Φ-マシーンおよびΦ-トランスについて” と題して説明している。その説明は以下のとおりである。

「Φ-マシーンとかΦ-トランスという名前は、このシステムの磁力線の形に由来している。Fig.9.1は、ロータとして永久磁石を使用している装置を示している。磁束は磁性リングの中に集中している。ある部分における磁束の方向は、その反対側の部分における磁束の方向に逆方向に向いている。」
Fig.9.1 
Fig.9.2 


 「コイルLは通常の巻き線コイルである。ロータが回転し磁束Hが変化するとき、電磁誘導の法則によってコイルに起電力EMFが発生する。コイルに負荷をつなげば、2次の磁束が発生する。これは1次の磁束を打ち消そうとする。Φ-マシーンでは、2次の磁束はリング内で起こり、それはリングの半分では1次の磁束の方向に同じである。合計すると、2次の磁束の効果はゼロに等しくなる。」

 「Fig.9.2は、両方向動作させるようにした類似のバージョンである。ここでは永久磁石の変わりに電磁石を用いている。コイルL1は、AC発生器につなぐ。コイルL2およびL3は二つの互いに反対の磁束H2およびH3を発生する。負荷中のパワーの発生の効果はゼロに等しい。」

 「二次コイルの数には制限はない。コイル中のパワーの値は、普通の計算に類似であって1次の磁束変化の速度の関数である。2次コイルの各コイルの位相は一致しないので電流を整流した後に統合して全出力をあげることは可能である。」

 「このマシーンの一般原理は、両方向パワープロセスを作ることである。原因と結果の間の結合無くして、負荷にパワーを得ることは不可能だが、ひとつの原因に対して二つの反対の効果をつくることは可能なのである。この場合はトータルの効果はゼロになる。」

Fig.9.3 


 「H.アスプドン博士の文献[9-2]からの引用であるが、アスプドンは、 ” Fig.9.3の中の左図Fig.1の実験に関して、驚くべきことに、Fig.9.3の中の右図Fig.2に示すコイル配置にすると、フリーエナジーは、全くノーマルな磁束密度におけるB-H曲線のひざ(急な折れ曲がり部分)の十分下で、得られるようになることを発見した。磁気飽和のレベルの1/5の点においてさえ、過剰なフリーエナジーは入力を超えて、2倍に達しうる。” と述べている。明らかにアスプドン博士の言は、Φ-マシーンやF-モータの考え方を価値付けるものであろう。彼の、Fig.9.3の中の右図Fig.2は、Φ-マシーンについて上述した磁束の重ね合わせに対しては同じ状況にあることを示している。」

 感想

  文献

[9-1] New Energy News( USA, June 1994, p.9)。
[9-2] Harold Aspden,"Three Experiments on Free Energy," Space Energy Newsletter, Dec. 1993. (P.O. BOX 58639, Salt Lake City, UT 84158-8639)


10. R.ウィリズの磁気バイアス空気間隙コイルの超効率



Fig.1 Richard Willis 


 カナダの発明家、リチャード・ウィリズ(マグナコースタ・カンパニー)は、Vorktexと呼ぶ燃料なしに電気を出力する発電機を開発したと主張している。構造の核心部分は、非常にハイパワーなマグネット、特殊巻きコイル、および、特許部分を含んだ半導体回路である。

 コイルは誘電体オイル中に漬してあるが、このオイルは、高い電圧・周波数によってコイル間で起こるアーク放電を防いでいる。これがないとプラズマが発生し、コイルは破壊される。鉛蓄電池が入力と出力の両方に使われる。ユニットは遮蔽しないといけない。さもないと電磁波が放出される。

 一般家庭用の電源はAC12kW出力で、価格はUS $15,000になる。これはブレーカーのところにつなげばよいという。製品を販売するとは言ってはいるが、まだ注文は受けていない。会社はまだ、研究・開発の状態が続いている。特許は、”国際特許WO2009/065219A1
である[10.1]。

 ひとつ興味深い点は、出力周波数は入力周波数より大きくなるということである。電気信号は、デバイス内部で跳ね返り、それが進むにつれパワーが増幅され、結局、入力よりも高電圧と高周波が出力されるのだろうとリチャードは言っている。リチャード・ウィリズに関するWeb siteとしては、 PESWiki がある。

 以下ケリーの説明[10.2]を引用する。リチャード・ウィリズの装置は、実際に作動する、とケリーは言っている。リチャード・ウィリズが当惑していることは、非常に大きな電流により出力線が溶けてしまうことと、もっと重要なことだが、不必要な強い電磁波が放出されることである。こうした問題が商品化することを阻害しているのである。

 回路は、パルスコイルおよび二個のマグネットに基づいているが、独特の特徴がいくつかある。電源部分は、下図のようになっている。

Fig.2 電源部分、[10.2] 


 このように、入力電源はDCでもACでも使えるようにしている。したがって、下図のようにダイオードをいくつかつないでいる。

Fig.3 電源にダイオード回路をつけた状態、[10.2] 


 下図に示すように、入力のパワーは電磁石に供給されるが、断続器であるバイブレータによりパルスに変換される。これは機械的に、または電子的になされる。

Fig.4 ダイオード回路に電磁石をつけた状態。バイブレータは機械的または電子的に行う。、[10.2] 


 上図から分かるように、電磁コイルのコアの片側に永久磁石が接触し、他の端には接触していないという独特の構造であること意外は、シンプルさが際立っている。マグネットと電磁石の磁極配置は重要である。永久磁石の両N極が電磁コイルのコアの方向に向けられている。そして電磁石にパワーが入れられると、そのS極が接触している方の永久磁石のN極に向けられる。これは、電磁石にパワーが入ると、その磁場がマグネットの磁場を強めることを意味している。

 電磁石のもう一方の磁極と永久磁石のN極の間には1cmの空気間隙があり、そのN極は二番目の永久磁石にN-N対向する。この配置により、電磁石の各パルスは二個の永久磁石間の領域で、主となる磁気効果をもつ。上図において、丁度数ターンだけ電磁石に巻いてあるのが示されている。これは分かりやすくするためであって、たった数ターンでよいというわけではない。

 磁力の強さ、電磁石の巻き線の太さ、巻き数は、それぞれに関係している。ベストの組み合わせを決めるのには実験が必要である。この装置から電力を取り出す方法は下図のとおりである。

Fig.5 パワーを取り出す方法、[10.2] 


 リチャード・ウィリズが言うのには、入力電力としては、1V以下から1MVの間の何でもよく、入力電流は1A以下から1MAの間の何でも良いという。したがって、彼は、大きな規模の建造と部品をもくろんでいるようだ。電磁石のコア材料は、フェライト、μメタル、パーマロイ、コバルトあるいは非透磁性金属がよい。エポキシ樹脂に埋め込んだ積層鉄は鋭いパルスに非常に高速で反応するので適材である。これは、他のどのフリーエナジー装置にも共通にいえることである。

 上述のとおり、出力周波数は入力周波数より大きくなるとリチャード・ウィリズは述べたが、このことから、デバイスの入力パルスは、装置の共振周波数の低いハーモニック周波数であるようである。

 下図に示す本回路の第2バージョンは、ジョン・ベディニのパルスロータ式バッテリ充電器に似ている。つまり、第2の永久磁石がロータに置き換わっているということである。これは、コイル中に初期磁場を供給することで、ベディニのデバイスの性能を高めている。

Fig.6 本回路の第2バージョン、[10.2] 


 リチャード・ウィリズのデバイスのCOPは、ある機種は800%、またある機種は2,600%とも言われているが、あまり明確ではなさそうである。ビデオには、入出力電圧、入出力電流、AC or DCの入出力、入出力波形、連続運転時間、負荷特性、実験前後のバッテリのキャパシティなどは示されていない。

 ビデオサイトは、”Magnacoastermotors”にアクセスすると、それが1/18のビデオであり、以下、youtubeにより次のビデオに順次案内される。  

 ヤフーフォラム EVGREYのメンバーで ペンネーム“Silverhealtheu”というひとが、磁石の構造についてひとつの提案をしている(下図)。上記リチャードと同じようには見えないがシンプルなデバイスである。デバイスは直径25mm、長さ300mmの鉄棒である。

 
Fig.7 ヤフーフォーラム EVGREYのメンバーのひとりが提案した磁石の構造、[10.2] 


 ネオジウムマグネットが、その一端に5個、もう一端に1個つけてある。5個ついている方にドライブコイルがあり、強烈なパルスを入力する。そこから長さの方向に向かって、図のようにいくつかのピックアップマグネットを取り付け、ここから出力を得るが、合計の出力は入力エネルギーより大きくなるという。しかし、これ以上の詳細は不明である。

感想

 

文献

[10.1]Richard Willis:”国際特許WO2009/065219A1(28 May 2009).
[10.2]Patrich J. Kelly: A Practical Guide to Free-Energy Devices, Ch.3.




11. V.イワノフの磁気バイアス空気間隙トランスの超効率



Fig.1 Valeri Ivanov 


 これは、ブルガリアのウェブサイトhttp://www.inkomp-delta.com/page3.htmlに現われた記事である。発明者は、V.イワノフ(Valeri Ivanov)で、ブルガリアに居住している。彼の発電機のCOPは2.4であるという。



ビデオは、

  1. DEMONSTRATION CONVERTER 5kW: http://www.youtube.com/watch?v=7IP-buFHKKU
  2.  

  3. Free energy: INKOMP-generator "CME-250" testing: http://www.youtube.com/watch?v=npFVaeSbk1Q


  4. Measurement of the input power with VOLTECH PM1000+ power analyzer.: http://www.youtube.com/watch?v=npFVaeSbk1Q


  5. DSSA generator 350W (en) : http://www.youtube.com/watch?v=npFVaeSbk1Q


  6. Демотест на МЕМО в генераторен режим : http://www.youtube.com/watch?v=npFVaeSbk1Q


 で見られる。

 デバイスは、永久磁石、トロイダルコアおよび積層鉄ヨークから構成されている。構造は、下図のとおりである。

Fig.2 Valeri Ivanovのデバイスの構造 


 ブルガリア語が理解できないので、推測になるが、上図Fig.2(a)で左側入力コイルにパルスを入れると、Fig.2(a)に示す磁束の流れが起きる。パルスが急峻にゼロレベルに落ちたとき、Fig.2(b)に示す磁束の流れになるということを示していると思われる。左側の出力コイルに、電力が出力される。空気間隙を磁束が通過するときイーサエナジーを捕獲するのであろう。そのためover-unityが期待できる。




 T.ベアドンのMEGデバイスに関連したYahoo groupのフォーラムにおいて、参考になる投稿があった。下記のとおりである。

 やあ、皆さん!
私は、最近、COP>1のMEG様デバイスを作ったブルガリアの実験者の発明を知りました。かれのウェブサイトは、www.inkomp-delta.comです。ブルガリア語で書いてあるので、彼に頼んだら1頁だけ英語でアップロードしてくれました。それは、ここhttp://www.inkomp-delta.com/page9.htmlです(訳註:どちらのサイトも今は閉じているかもしれない)。

 彼は、気前よく私の質問に答えてくれました。数時間も話しました。その話から二つの結論を得ました。その情報をあなた方とわかち合いたいと思います。

  1. イワノフは、コントロールコイルからの磁束と出力コイルの磁束は分離しているべきだと主張しています。TBパテント(両コイルに対する相互の磁束に関する)は、作動不可能だとイワノフは言っています。彼はこの問題を解決するのに、メインコアの内部にトロイダルコアを挿入したのです。コントロールコイルはトロイダルコアに巻いたのですが、その磁束は出力コイルに回っていかなかったのです。


  2. 共振をとるために、出力コイルにはコンデンサをつけることが絶対的に必要だと主張しています。また、TBのパテントの、出力コイルの電圧と電流の位相差はゼロというのは疑わしい、とのことです。


  3.  その他に、興味深い点は、

  4. 効果を得るのにナノクリスタル材料は絶対に必要というものでもない。そのような材料は効率をあげることはできるが、コアの中でユニークな現象は何も起きない。たとえば、彼のプロトタイプのひとつは、その測定とともに、ウェブサイト(http://www.inkomp-delta.com/page6.html)に発表してあるが、普通のトランスコアを使って、50Hz(!!! )で作動し、COPは5.4まであがりました。


  5. 彼はまた、いくつかの構造をパテント申請しました。ブルガリア語です。


  6.  以上、誰かに役立つことを希望します。少なくとも私には、大きな変化をもたらしました。よろしく。ashtweth_nihilistic。





 重要なお知らせ(イワノフ・ホームペイジより)

 大きな興味をもっていただきましたので、2014年5月の前半は、発電機の動作デモになるでしょう。正確な日取りは、3ヶ月前にお知らせします。デモは、主に、ライセンスを希望する製造販売会社に対して行います。詳しい情報は、event@inkomp-delta.comへメイルしてください。 Venue: Bulgaria, area Sofia, city Elin Pelin。




 イワノフのホームペイジに載っていた、画像を以下に貼り付けておくが、Figs.5-7の意味は不明である。

Fig.3 Valeri Ivanovの350W型デバイス 


Fig.4  1kW型デバイスを説明するValeri Ivanov 


Fig.5 Valeri Ivanovのホームペイジより 
Fig.6 Valeri Ivanovのホームペイジより 


Fig.7 Valeri Ivanovのホームペイジより 


感想







12. イーサの流れと空気間隙(仮題)



 以上、ヨークに空気間隙がある場合とない場合について紹介した。ここでは空気間隙とイーサの流れの関係について文献[]を参考にして述べる。

 ある意味で、フリーエナジーで走るエンジンは永久運動マシーンというものに分類され得るだろう。しかし、永久運動という専門用語・概念は、物質と空間の"フィールド"という(書きかけ)





13 ジュールシーフ回路による香港の自立型発電器FLEET



 以下、ケリーの本から引用する[13.1]。

 フリーエナジー装置FLEET (Forever Lead-out Existing Energy Transformer) は、自立発電機である。機械的に動く部分はなく、安く組み立てることができる。香港のチーム(Mr Lawrence Tseung, Dr. Raymond Ting, Miss Forever Yuen, Mr Miller Tong and Mr Chung Yi Ching)により開発された。何年もの間の、思索と研究と実験により得られた結果であり、いまや、テストとデモンストレーションの域に達した。近いうちに商業生産に入る準備ができている。

 チェンは、彼のリードアウト理論をジュールシーフ回路(Joule Thief)として知られている低電力回路のカテゴリーに適用した。これらの回路は、"Everyday Practical Electronics"誌の1999年11月号に掲載された Z. カパナーニックの記事を起源としている。

 初期の回路は、小さなあかりをともすために白色LEDを使って、普通の乾電池でかなり長時間ともすことができた。バッテリ電圧が0.35Vまで落ちるまで回路は動き続け、完全に放電した。初期の回路はフェライトリングにバイファイラー巻きしたコイルを用いた。このタイプのコイルには、普通とは異なる磁気特性があった。ジュールシーフ回路は下図のようなものである。

Fig.1 ジュールシーフ回路, [13.1]


 コイルがどのように巻いてあるか、どのようにつないであるかに注意を払うことが重要である。コイルは、リングに巻いてあるので、トロイドと呼ばれている。リング材料は、フェライトであるが、この材料は高周波で動作可能で、回路は50kHzで動作できる。ワイヤは、赤と緑の線が並べて巻いてあるが、赤ワイヤの始点は緑ワイヤの終点につないであることに注意されたい。2本線コイルでなく、バイファイラーというコイルの所以である。

 このジュールシーフ回路は、次に、ビル・シャーマンにより、第2のバッテリを充電すると同時にLEDを点灯するのに用いられた。これは、もうひとつの部品、ダイオードを加えて出来上がった。ダイオードは1N4005型が用いられたが、これは手元にあったから用いただけであり、もっと早いショットキーダイオード1N5819G型の方が回路はよく作動する。

 ビルの回路は下図のとおりである。

Fig.2 ビル・シャーマンの回路、[13.1]


 1.5Vのバッテリで動かすと、この回路は、無負荷時に約50Vでて、アオウトプットをショートすると9.3mA流すことができる。これは、1.5Vバッテリを使って6Vバッテリを充電できることを意味している。

 Gadgetmallは、この回路をさらに研究して、興味深い状況を見出し、ジュール・シーフ・フォーラム(overunity.com)に発表している。彼は、この回路に変更を加えて、バットキャップ(batt-cap: 高容量で低損失のキャパシタ)を使った。回路は下図のとおりである。

Fig.3 バットキャップを導入したGadgetmallの回路、[13.1]


 彼は、直径25mmのフェライトトロイダルに、コイルを付け足し、そのコイルで1WのLEDを点灯した。何故こうしたのか、回路がたぶんちゃんと動いているということ以外には、私にはすぐには分からない。彼は、再充電できるバッテリを用いてこの回路を動かしていた。そのバッテリは14時間に渡って、13mAを供給し続けた。その時間の最後に、バットキャップは1分か2分でドライブバッテリをフルに再充電するに十分なエネルギーを集めていた上に、ニクロム線を巻いたヒータ(商用電源につないで使う電熱ヒータ)を点けた。あるいは、過剰なパワーでヤカンの水を沸騰させることができた。これに関して、真実に興味深いことは、ドライビングバッテリは常に再充電されていたこと、したがってこの回路は、パワフルでないにしても、自立している、ということである。

 しかし、ジアンナは、ビデオが示しているように、意義深い開発を示している。ビデオは下記参照:  彼女の主要ポイントは、回路のパワー取り出し点として、トランジスタのコレクタを用いることは、出力電流の増加に対応しないような入力電流とするのには不十分であるということである。彼女は、二つの11ターンジュールシーフバイファイラー巻きの上に74ターンの2次コイルを巻いた。これで、かなり出力が向上した。非常に小型の単IVサイズの1.2Vバッテリを用い、さらにバッテリーと直列に抵抗を入れて出力を落とし(何故なら、光は暗すぎたからである)、沢山のLEDを直列に用いた。彼女の記録は:


 LidMotorによれば、ジアンナはさらに、単IIIバッテリ1個を用いて動かし、15Wの蛍光灯を約5時間点灯することができた。LidMotorは、そのようなレベルでは満足していなくて、https://www.youtube.com/watch?v=KAakZTR_4LE において、あるひとつのバージョン(これは、ジアンナの設計だと彼はいい、ジアンナは彼の設計だという)では、10Wの小型蛍光灯を点灯した。その回路ではバラスト回路を取り除いてある。高価な直径83mmのフェライトトロイダルを用い、一個の単IIIバッテリを電源とした。下図参照。

Fig.4 LidMotorのデバイス、[13.1]


 フェライトリングは下図のように巻いてある。

Fig.5 LidMotorのデバイスのトロイダルコイルの巻き方、[13.1]


 メインとなる巻き線は、直径0.255mmのエナメル線(AWG#30)を300ターン巻いたものである。巻き線の始点と終点の間にギャップがあることに注意されたい。ギャップを設けることは、巻き線の両端に高い電圧が発生するので重要である。もし、トロイドをぐるっと回って一周全部巻いたとすると、短絡状態になり、線の両端でエナメルは燃えあがるだろう。他の二つの巻き線があるが、直径0.511mmのエナメル線(AWG#24)で巻いてある。これは、300ターンの巻き線のギャップのところに、図示するように位置している。回路は下図のとおりである。

Fig.6  LidMotorのデバイスの回路図、[13.1]


 上図で、OPTIONALと記したところは、25Ωの可変の巻線抵抗であり、これをとおして電力を消耗し電圧降下が起こる。。Lidmotorを、ベースの抵抗Rは、22Ωに設定したが、100Ωにすべきだといっている。しかし、より明るく光らせるために小さくしてある。3ターンおよび13ターンのどちらも回路に結ばれていることに注意されたい。巻く方向は二つの巻き線に対し非常に重要だからである。

 ジュールシーフ回路(特にこのような低電圧バージョン)によりかすかなヒューヒューいう音がすることについてコメントするのは、珍しくは無い。私の経験では、この音は、回路の振動周波数で共振しているトランジスタによって引き起こされる。TIP3055は特にこれを引きこしやすい。したがって、ヒートシンクをとめているボルトを締めるとトランジスタとヒートシンクが共振しなくなり、音はやむ。

 個人的には、私は、ジュールシーフ回路では小型蛍光管を十分満足的に光らせるのには最大の困難を常にもっている。最良の光源は、下図のようなドライバーチップ付きのG4 LEDアレイである。

Fig.7 LEDアレイ、[13.1]


 全く良く光るのは、これら12個を同時に一個のジュールシーフ回路で点灯することである。よりよく光るエリアは、より均等でよりやさしい光であり、真っ暗闇で非常に効果的である。

 大抵のジュールシーフ回路はフェライト・トロイドを使っているが、直径75mmのパンケーキ型コイルもよく作動する。興味深いことに、第2のパンケーキコイルをジュールシーフ・パンケーキ・コイルに対しきつく押し当てると、ジュールシーフ回路から電流引き出し量を増やさないで、さらに付け足したLEDアレイを点灯可能である(下図)。

Fig.8 パンケーキ型コイルを使用したジュールシーフ回路、[13.1]


 12Vアレイを点灯し、同時に、他の回路で使われるバッテリを充電するために、二つまたはそれ以上のジュールシーフ回路をクロス結合することが可能である。下図のとおりである。

Fig.9 パンケーキ型コイルを使用したジュールシーフ回路(2個結合)、[13.1]


 そして、下図のように3回路を直列(カスケード)接続しても、よく動く

Fig.10 パンケーキ型コイルを使用したジュールシーフ回路(3個結合)、[13.1]


  (冗長のため中略)

 話を元に戻して香港チームの話である。チェンは、ジュールシーフ回路を変更し、大きな電力が得られるように改造した。これは、もうジュールシーフのカテゴリーから完全に外れてくる。

 まず第1段階として、彼らはトロイドの直径をずっと大きくした。コイルは、直径170mm、深さ45mmのプラスチックパイプに巻いた。

Fig.14 直径170mm、深さ45mmのプラスチックパイプ、[13.1]


 巻き方は、上述のバイファイラー巻きである。前述のようにひとつのワイヤの始点は、他のワイヤの終点につないだ。この上にテーピングして、その上に2番目のコイルを巻いた。ワイヤは一般に販売されている赤黒線である。電流容量は2.5Aである。下図参照。

Fig.15 赤黒線。切断面は8の字なので8の字線と呼ぶことあり。[13.1]


 完成したコイルは下図のとおりである。コイルの結合方法はFig.18を参考にするとよい。  

Fig.16 第1段階のコイル。トロイドのコアはプラスチックである。[13.1]


   この特別なやり方は、まだ初期段階であって、とても多くの異なるサイズや作り方を試した。例えば下図参照。

Fig.17 試作した多くの異なるサイズや異なる作り方のコイル。
トロイドのコアはプラスチックである。[13.1]


 このやり方は、既に述べたジュールシーフ回路によりトロイドの内側巻き線を発振させることである。これは、トロイドの外側巻き線にパルス磁場を発生させることになり、これが電気出力を発生し有効な仕事をする。このやり方の本当に重要な点は、回路を作動させるのに必要なエネルギー量より出力エネルギーの方が断然大きくなるという事実である。この過剰エネルギーは環境から回路に引っ張りこまれるエネルギーである。全体的回路図は下記のとおりである。

Fig.18 香港チームのover-unity自立発電装置。トロイドのコアはプラスチックである。[13.1]


 この図で、外側巻き線は、異なる色の太い線で示してあるが、単に分かりやすく説明するためである。実際は、外側の巻き線は内側の巻き線と同じ線であり、普通は、トロイド周りの引き回し線も同じである。巻き線など全部で合計約70m必要であり、スペア分も含めて、赤黒平行線の100mリール一巻き全部購入すればよい。

 技術に関心が強いひとのために、出力波形を下図に示す。

Fig.19 出力波形。大きなパルスは290kHz.[13.1]


 この出力における電圧パルス頻度は、約290kHzである。

 私にとって、うまく動いたのは、1個のダイオードより、どちらかといえば、4個のダイオードのブリッジを使うことであった。下図参照。

Fig.20 4個のダイオードのブリッジを使った香港デバイス,[13.1]


 私は、この回路を、1.5Vバッテリで駆動し、12Vバッテリを充電するのに使用した。しかし、5-6Vくらいがベストの結果となる。私は、この回路を使って、12Vの鉛蓄電池を充電したが、バッテリーを入れ替えて、数回実験を繰り返して、等価な12Vの鉛蓄電池と比較してCOP>12であることを確信した。この結果は、両方のバッテリーは、紛れも無く使えるパワーを有していた。バッテリーは2-3個並列にして充電すれば、効果はもっと大きかったんではなかろうかと思っている。

 トロイドは、直径8インチのパイプから10-12mmカットしたもので、たまたま入手したものであり、ワイヤはプラスチック被覆のものである。トロイドを巻くのと回路の製作は一晩でできる。

 全体的に、これは、非常にシンプルで、簡単に作れるCOP>10のデバイスであり、大量のフリーエネルギーの使用可能な電力を供給するポテンシャルをもっている。さらに開発を進めていけば、家庭の電力をまかなうことができるバージョンができるであろう。また、これらのデバイスは全く低価格で買うことができるようになるだろう。あらゆる点で、これは非常に重要なデバイスであり、ここまで研究を遂行した開発チームは目一杯の賞賛に値する。チームはさらに洗練された設計にし、パワーも向上させようと研究を継続している。

文献

[13.1]Patrich J. Kelly: A Practical Guide to Free-Energy Devices, Ch.5.







14 改良型ジュールシーフ回路によるジョニー・アウムなどの発電器



 Ace_Propulsionと名乗る寄稿者が、よく知られたジュールシーフ回路に関して賢い、革新的なバリエーションをいくつか示している[13.1]。

 ジュールシーフ回路とは、小型で、低価格で製作が簡単な最小自励発振する電圧増幅回路である。通常、電球などの光源を負荷としている。ほとんど全てのエネルギーは、単一のバッテリー、これは、他の回路だったら動かせないような低い電圧レベルになってしまって、既に放電しきった(死んだ)状態のバッテリでさえ、電源としている。

 電圧増幅回路と書いたが、注意して欲しい。これは通常、出力電圧が、入力電流を、より多く消耗することにより増幅するという意味である。通常の科学では、ジュールシーフ回路は決してCOP>1にはならない。下図のような普通のジュールシーフ回路は、常に、トランジスタのコレクタとエミッタ間でエネルギー損失がある。

Fig.1 ジュールシーフ回路[13.1]


 この回路を適正に変更すれば、環境からエネルギーを捕獲して出力することができる。これを達成するのは単純である。まずはじめに、回路を考察する前に、LEDの不思議な振る舞いについて話そう。

Fig.2 LEDの不思議な振る舞い[13.1]


 LEDを1.5Vで発光させることができるが、3Vを使えばもっと明るく発光する。しかし、2個のLEDを直列につないでやると、3Vでは低すぎて光らない。電流はゼロになる。そう、不思議な点は、1個のLEDは1.5Vで点灯できたのに、2個の直列のLEDは3Vでは点灯できない?!?さらに、抵抗は光の強さをコントロールしたのに、どんなに風にでも必要な電圧に変化させられない。そこのところだ。私は、このことをジュールシーフに使って、COP>1を得た。下記の回路である。

Fig.3 COP>1になるジュールシーフ回路(エース・プロ)[13.1]


 この回路は、2.35Vで12.5mA(30mW)の入力で、出力が8mA、6.60V(52.8mW)である。これは、入力電力より出力電力の方が大きい。COP=1.8 あるいは80%大きくなる。 フェライトのトロイドには。直径0.4mmのエナメル線を巻いてある。図では、巻き線が傾けて描いてあるが、実際の方向は中心から放射状である。とにかく、巻き線の方向は回路の動作に影響はしない。フェライトリングの直径は全然クリチカルではないことを期待し、私は1個の直径のみテストした。高速のダイオードは、FP607, UF5408, あるいはその類似のものであるが、高速ダイオードの代わりにベース・エミッタを一緒につないだトランジスタを使うこともできる。LEDは直径8mmのものを使った。

 この回路では、入力電圧が重要であることが分かった。最適入力電圧は2.2Vから2.5Vの間にあった。したがって、2個のNi-Cad あるいはNi-Mh電池が少し高めの電圧として最適な入力であり、出力電力の向上なしに高めの入力電流が得られることになる。

 この回路をフリーエナジー回路にする鍵となるものは、少なくとも2個のLEDを直列に接続することである。トランジスタのベースへ流れる電流の中に、これを入れる。すると、奇妙な特質により引き起こされた電流変動が、出力からやってくるエネルギーを増大させる。

 ひとつ、とても重要な点は、少なくとも2個のLEDを用いることと、回路は自動スタートさせてはいけないということである。もし、そうすると、入力電圧が高すぎて回路はCOP<1で動くことになる。このため、手動で回路をスタートする必要がある、もうひとつ、とても重要な点は、出力電圧は少なくとも入力電圧の2倍必要である。

本技術の特徴:


回路の微調整

 本回路の動作には5個のパラメータがある。
  1. 入力電圧、


  2. 出力電圧、コイルの巻き方、


  3. トロイドの直径、


  4. LEDの数、


  5. トランジスタのベースに電流を供給する抵抗。


 回路を組み立てる方法の第1ステップは、用いようとしているLEDをチェックすることである。これらのLEDは、直列に接続するが、まず2個からスタートする。もし、LEDが点灯したら、さらにLEDを追加していって、点灯しなくなるまでチェックする。この過程で、COP>1となる点が求まるであろう。

 トロイドを組み立てるときは、巻き数を多くすればするほどインピーダンスが高くなり、COPが増加する、ということを覚えておく。しかし、巻き数が多すぎると、電流が小さくなり、outputからのチャージングレートが遅くなる。出力電圧は、常に入力電圧の2倍以上でないといけない。例えば:入力2.35V、出力6.60V。

Fig.4 本ジュールシーフ回路の調整方法[13.1]


 回路が上図のようにできたとき、スイッチを入れると走り出すならば、入力電圧が高すぎる。そこで、LEDをつけたして、スイッチを入れても自走しないようにする。そうしたら、指を用いて、からだの抵抗でLEDをバイパスすると、回路の発振が起こり走り出す。ここは回路の低電圧部分なので、ショックをうけるような危険はない。指を使う代わりに、ボタンスイッチを付けて回路にトリガーをかける方法もある。

 さらに調整するには、指を用いても発振しないようなところまで、LEDをさらに追加する。そして、LEDひとつ取り除いて回路を走らせる。入力電力レベルと出力電力レベルを比較し、さらにもう1個取り去り同様な比較をする。このようにしてCOPが最大になるところを見つけ出す。この回路で、LED(複数)はCOP>1を得るためのメカニズムとしてのベース電流の変動を引き起こすために、そこに入れてある。だから、光らせるためにそこにあるのではない。抵抗値を増加させてもよいが、入力電流が少なくなり、結果、出力の低下を起こす。私の回路では、1,100Ωの抵抗を用いた。

さらに行った実験:

 ジュールシーフの性能を向上させられるかどうか私が行なったいくつかの実験について述べる。明らかに、あらゆるやり方を試みたわけではない。だから、あなたがさらなる実験をすることを期待する。何故なら、ジュールシールは明らかに実験するのにとても良い回路だからである。

 8mAでチャージするのは、1000mA-hourの7.4VのLi-Poバッテリーパックに対して低すぎるレートである。そこで、チャージレートをもっと上げる必要がある。これは、2個またはそれ以上この回路を並列に接続して可能となる。下図参照。

Fig.5 2個またはそれ以上の回路のを並列接続[13.1]


 殆ど完全に放電したバッテリーは新品バッテリーより内部抵抗が高い。したがって、回路により引き出される電流が大きいほど、回路の効率は低くなるだろう。この結果、この回路で使われる実効的入力電圧は、回路図に示すように実質的に2.34Vより低くなる。

 したがって、おそらく下図のような配置にすべきである。

Fig.6 入力電圧の低下を避ける回路[13.1]


 出力電圧は常に入力電圧の2倍以上ないといけないということを、思い出して欲しい。したがって、より低い電圧であるNi-Caバッテリーを充電しようとするなら、下図のような高圧トランスを用いるべきである。

Fig.7 Ni-Caバッテリーを充電するために降圧トランスを用いた回路図[13.1]


 適切な変更を加えて、下図のように自立発電とセルフ充電が可能となる。

Fig.8 [13.1]


 本回路の性能は、ローレンス・チェンの磁気コアやセイン・ハインズのトランスをもちいて、さらに向上させることが可能である。

Fig.9 [13.1]


永久点灯回路

高めの電圧は低めのLED抵抗になり、負帰還により回路の効率を低下させる。そこで、回路は、下図に示すように安定化させることが可能である。

Fig.10 永久点灯回路[13.1]


 また、1Wの出力のハイパワージュールシーフ回路と他の製品については、Mad Science Hutをチェックされたい。(訳註:ここで下図のような、様々なキットが販売されている)
Fig.11 販売されているハイパワージュールシーフ回路キット[13.1]





ジョニー・アウム設計の回路

 さて、いよいよルーマニアのジョニー・アウム設計の回路の話をする。彼は、周りの人全てが、フリーエナジーなんて不可能だというのにもかかわらず、1982年以来この分野における孤高の研究者であった。彼はjohnnyaum3 Youtubeに発表している。ジョニーは多くの高効率回路のうちの3個を公表している。そのなかには、成功した永久磁石モータの設計も含まれているが、それはJL Naudinのウェブサイト上にある(1999)。

 下記の二つの回路は、まだ開発途中にある。それらは、概略同じものなので、ジュールシーフ回路だと考えられ得る。しかし、厳密にいうと、これらはジュールシーフ回路ではなく、革新的設計である。はじめ2009-2010年の間に開発されたものである。

 次の回路は最小の電流引き出しを目的としたものである。全くジュールシーフ回路と同じにみえるが、トロイドの巻き線の終端は他の線の始端につないでないことに注意すべきである。さらに、ジュールシーフのワイヤは、バイファイラー巻きになっているが、異なる結合の巻き方は全く異なる回路になっている。高い周波数で大きくなったCOPで44-49kHzの間で走る。

Fig.12 COP=650の回路[13.1]


 この回路は非常に低い電流で、約650という素晴らしいCOPとなっている。1MΩという抵抗で引き出し電流はたったの7μAである。これらの回路のどちらも、ある程度までバッテリを再充電できるし、ドライブバッテリも再調節できる。一般的にどんなデバイスでも、パワーレベルが増加するとCOPは落ちることがわかっている。LEDをフルに点灯すると電流は1mAまで増加する。これは、もちろん、非常に印象的なパフォーマンスである。あなたは、NiMh 300mA-hourの単IIIバッテリーが、どれほど長く、フルパワーで点灯し続けられるか想像がつくだろう。

 ジョニー・アウムの第2の回路は、商用電気が利用できない場で、有用な光源を提供することを目的としたものである。これは、回路により作られたバッテリー再充電機能のレベルにまだ問題があるが、一個のバッテリーで10日間動く。下図はジョニーのプロトタイプが動いているときの写真である。

Fig.13 商用電気が利用できない場で、有用な光源を提供する
ジョニーのプロトタイプが動いているときの写真[13.1]


 ジョニーは、この回路は、治療効果を有することを強調している。作り出される光の色調は、古典的回路の場合より、白いという。この回路は、約15kHzで走っている。指摘しておきたいことがあるが、光のレベルを上げる明白な方法はLED数を増やすことである。並列に1個以上つなぐ、そして(または)、2個またはそれ以上の回路を使うかである。回路増設は実現しやすい。回路は非常に小さくて、軽くて、安価であるからである。いろんな種類の1W LEDが、様々な供給業者から入手可能である。

 これらのパワーの大きいLEDを使う回路は、少し異なっている。PNPトランジスタを直接2N1613 NPNトランジスタにつなげ、そのゲインを約20倍に増幅する。この結線方法は、スイッチを入れたとき、さほど大きな電圧降下は起こらないので、本回路のように非常に低い電圧を用いる回路には、便利である。本回路におけるフェライトのトロイドには、直径0.2mmのワイヤを全円周上に巻いてある。プロトタイプでは、二本の平行線で150ターンになった。この巻き線は、間違いなくバイファイラー巻きである。しかし、ジュールシーフのような結線方法ではない。下図参照。

Fig.14 [13.1]


 見てのとおり、この回路は、部品は非常にすくなく非常にシンプルに見える回路である。であるのに、高パワーのLEDを点灯するのに非常に効果的なものである。



15. 使い捨てカメラ転用のジュールシーフ回路



 これは、使い捨てカメラの中に内蔵されているジュールシーフ回路(またはそれに類するもの)を転用して、蛍光灯を長時間点灯しようとするものである。開発研究者の場合は、これでは不満足でしょう。トランスなど、やはり自作した方が良いとおもう。遊びとしては良いが研究用には向いていないと思われる。しかし、ヒントになる点もあるので、紹介しておく。

 まず、ビデオであるが Running a 240v lightbulb of one AA batteryに 2010/10/21 にアップロードされている。富士の使い捨てカメラから基板を取り出して、蛍光灯を点灯するまでの過程が見られる。 普通の単III電池で8時間、アルカリ単III電池で12時間点灯できたといっているが、蛍光灯のワット数、COP、波形など、研究者なら知りたいであろう情報はない。

 Fig.1は、富士の使い捨てカメラを分解しているところである。このとき感電しないように注意する。Fig.2は、蛍光灯を分解しているところである。Fig.3は、蛍光灯を点灯しているところである。

Fig.1 富士の使い捨てカメラを分解しているところ。感電注意。


Fig.2 蛍光灯の分解


Fig.3 蛍光灯の点灯


 Fig.4は、使い捨てカメラから取り出し利用する部分の回路図を示している。Fig.5は、使い捨てカメラから取り出し利用する部分の回路図で、ゲインを200倍以上に上げるためダーリントン接続に直す場合の図である。。

Fig.4 使い捨てカメラから取り出し利用する回路図




Fig.5  使い捨てカメラから取り出し利用する回路図。ダーリントン接続に直す。


 カメラの分解方法に関しては、 使い捨てカメラ「写ルンです」の分解が参考になりそうである。また、  使い捨てカメラで蛍光灯の点灯も参考になる。





16. Eストレス電力発生システム




 この文献では、無誘導コイルが使われている。今の科学の主流では無誘導コイルにおいては、互いに反対方向に流れる電流により発生する互いに反対方向の磁場が打ち消しあって発生磁場はゼロになるため、何も無い空間と考えられている。しかし、磁場と磁場が対向しあった緊張状態にある。

 例えば、力士と力士が組み合って静止しているとき、互いに力を出し合っている緊張状態である。力がゼロになったのではない。磁場の拮抗した状態は無ではなく拮抗場を形成していると私は考えている。

 生体への影響を調べてみれば、無誘導コイルが作る拮抗磁場の影響が存在することが歴然としている。拮抗磁場は、一種の気場であり、イーサエナジーが関与する装置では重要な働きをする。無誘導コイルの働きと重要性が理解されるようになるのは、まだ先のことであろう。

 FE分野では拮抗磁場が積極的に利用されることがある。グレイの装置にも使われていたし、この文献もその一例である。以下は、文献[1]の抜粋・概訳である。

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 Eストレス電力発生システム―harisingh


 2013年9月、harisinghというIDの男が下記の情報の印刷物を公表した。私(Kelly)は、彼の研究内容を出版する許可を得ようとコンタクトを試みたのであるが、うまく行かなかった。したがって、ここに示した以上の情報はない。彼の言うところは下記のとおりである。

 Eストレス電力発生システムは、最も興味をそそる超効率(Over-unity)電力発生プロジェクトである。これは、非常に融通性のある装置であって、比較的作るのが簡単であり、たやすくアップグレード可能である。

 無誘導コイルを用いてE-フィールドの相対真空エネルギー密度から直接電力を取り出すことを可能とする原理は、Golden Key あるいはGolden Meanである。この設計をとてもユニークにしているものは、下記の図面を見れば分かる。

 何故、この二重無誘導コイルをそんなに特殊であるというのか。それは、電荷の変位が電界を作るのだが、それを維持するのに必要な電力の一部だけを使って、静電誘導の影響を無にするということが特殊なのである。通常の電子回路では、コイルとキャパシターは、通常は、互いに離して置かれる。ところが、この回路では、その相互作用が成功の鍵なのである!

 E-ストレス増幅器は、三つの円筒型キャパシタと二つの無誘導コイルからなり、始動を行う回路、全システムを維持する回路、および負荷が付随している。内部および外部キャパシタ、CDI、 CDEは、50-90Vの直流電源電圧Vcによりチャージアップされ、そのチャージは維持される。

 これらのキャパシタのチャージは、誘電体抵抗により(アクシデントによるショートが無ければ)長時間維持される。したがってこれらのキャパシタのチャージを維持するのに要するエネルギーは最少量に抑えられる。

 第3のキャパシタ、Crは、内部および外部のキャパシタの間にサンドウィッチされているが、Vcには独立である。他の二つのキャパシタ、CDI、 CDEは、チャージされるとき、キャパシタ、Crも、誘電体電圧降下により少し低い電圧でチャージされる。

 このチャージング効果は、静電誘導の結果である。同心円状のキャパシタは、二つの特殊な無誘導コイルで分離されている。



Fig.1. E-ストレス電力システムの全体図。[2]

 Fig.1は、ドライバーコアと可変周波数発振器を示している。可変周波数発振器は、タンク回路の共振を決定する。Fig.1は、DC電源(約50-90V)も示しているが、これは、始動時にコアキャパシタ、CDI、 CDEをチャージする。さらに、共振コイルおよび電力出力コイルあるいはピックアップコイルも示してある。



Fig.2. ドライバーコアの部分切断断面図。[2]



 Fig.2において、塩ビの“コア”材は、この簡素なモデルシステムにおいては、直径150mm、長さ300mmの塩ビパイプでよいだろう。この図において、内部と外部の1層コンデンサCDI、 CDEに注意されたい。 また、中間コンデンサ(CR)は、厚いアルミ箔かステインレスで作られていることにも注意されたい。無誘導コイルは、直径0.812mmのエナメル線で作られている



Fig.3. センタードライバー“コア”の作り方[2]



 Fig.3は、センタードライバー“コア”の作り方を示している。 ドライバーコアを組み立てる には、基本>的に6段階を踏んでいく。初めに、上図のような塩ビパイプにキャパシタCDIを巻くことから始める。第2段階は、無誘導コイルL1を示している。  無誘導コイルに対しては、導線は折りたたんで返してあり、二本の線は一緒に巻いてあること に注意されたい。このコイルは、直径1.024-0.644mmの線を一層巻いたものである。第3段階B は、センターキャパシタCrを示している。

 このキャパシタは、上記@のキャパシタと同じ方法で作るが、3層巻いてある。第4段階Cは、第2の無誘導コイルを示しているが、初めのコイルと同じ方向に巻いてある。この第2コイルは、単層である。

 第5段階は、最後のキャパシタCDEである。これは、単層であり、上記の二つのキャパシタと同じ方向に巻いてある。最後の段階Eでは、最終段階であり外部ジャケットを作るためにテープをまいて完成する。



Fig.4. E-ストレス電力システムのメインキャパシタ“コア”およびコイルの接続。[2]


 上図において、90VのDC電源につながる内部および外部キャパシタ、CEIおよびCDEが並列接続であることに注意されたい。また、可変周波数発振器につないだ無誘導コイルの並列接続にも注意されたい。センターキャパシタ(CR)は、共振パワーコイルLR につないである。



Fig.5.無誘導コイルをドライブする二つの異なる可変周波数発振器。[2]


 Fig.5は、無誘導コイルをドライブする二つの異なる可変周波数発振器を示している。初めの発振器はオペアンプLM324から構成されているが、フィードバックにより発振している。二番目の例の発振器は、タイマーICLM555から構成されている。どちらの例の発振器も無誘導コイルをドライブするのに使うことが出来る。


Fig.6. DC電圧源。[2]

 Fig.6は DC電圧源である。DC電圧Vcは、キャパシタCEIおよびCDEに並列に印加され、静電界を形成する。DC電圧源は、図示するように三つのうちのどれでもよい。電池を使うときは六個の9V電池を使う。ACをDCに変換して使うことも出来るし、アンテナを立ててDC源とすることもできよう。電池を使う方法が回路テストには早くできるし安全である。

Fig.7. 共振コイルLrの異なる二つのタイプのオプション。[2]


 Fig.7は、 共振コイルLrの異なる二つのタイプのオプションを示している。基本的に、二つのオプションがあるが、標準的な鉄コアのパワートランスおよびイグニション型コイルのような高周波テスラ型コイルである。

 全体的な設計において、あなたが希望する出力のタイプを決める必要がある。通常の設計では、鉄粉あるいはアモルファス金属を満たしたコアからなる、図の一番下に示した、標準的トランスを作るのがよさそうである。



Fig.8. E-ストレス電力システムに関係したチャージ変位ダイナミックス[2]



 Fig.8は、 E-ストレス電力システムに関係したチャージ変位ダイナミックスを示している。図Aは無誘導コイルLoの波形を示している。図Bは、無誘導コイルにパルスが流れ電圧・電流が立ち上がるときの変位チャージスピンを示している。図Cは、前のチャージパターンに帰る間の周期的波形を示している。

文献:

[1] Patrick J. Kelly:A Practical Guide to Free-Energy Devices, Chapter 3: Motionless Pulsed Systems. pp.203-208.
[2] E_stress.pdf



(感想)

  1. 現在の主流の科学に習熟している人たちから見ると、この装置は、全くナンセンスにみえるであろう。しかし、それは早計である。


  2. この装置では、同軸円筒型コンデンサ内で発生したは円筒コアの中心軸方向に向かっている。“気”は電界Eの方向に向かって動く性質があるので、“気”の密度は円筒外部より内部で高くなる。イーサエナジーを利用するとても良い構造なのである。


  3. この装置では、このが重要な働きをしているので、そのことに因んだ-ストレスという語を装置名に冠してあると思われる。


  4. さらに無誘導巻きコイルは、流した周波数の“気”を発生する。非常に良い構造である。このことは今の科学では理解されていない。


  5. なお、発明者は、ノウハウも含めて全てを詳細に公表したわけではなく、かなり欠落しているだろうから、再現しようとする人は、想像力と自助努力で見つけるしかない。根気よく時間(年数)をかけて取り組めば成功すると思う。なお、は、誘電破壊や放電が起こらない範囲でもう少し強くした方が良いかもしれない。




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